出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1259, pp.36-38, 2004-09-20

9月8日のオーナー会議から一夜明けた9日朝、ダイエーの高木邦夫社長は集まった報道陣を前に一方的に語り始めた。「ホークスは昨年度、1ケタの赤字でした。今年日本シリーズに進出すれば、収支はトントンになります。(親会社の)ダイエーも計画通りの利益を十分確保できます。何か問題ありますか」。 これまでダイエー幹部は、「球団は絶対黒字にはならない。
著者
笠間杲雄 [述]
出版者
京都経済会
巻号頁・発行日
1935
著者
橋本 栄莉
出版者
日本アフリカ学会
雑誌
アフリカ研究 (ISSN:00654140)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.81, pp.31-44, 2012-12-31 (Released:2014-03-28)
参考文献数
17

南スーダンに住まうヌエル社会の人々は,度重なる内戦を経験し,平和構築や住民投票,新国家の誕生という歴史的出来事に立ち会ってきた。多くのヌエルの人々は,これらの出来事をかつてなされた予言が成就したものとして捉えている。本稿の目的は,首都ジュバに住まうヌエルの人々が,南スーダンの分離独立という歴史的出来事を,19世紀末になされた予言という「神話」的枠組みを通してどのように捉えていたのかを報告することにある。人々は住民投票のプロセスの中で偶発的に出現する数々の要素を,かつての予言の中に見出すことによって分離独立の正しさを語っていた。本稿では多様な予言の解釈に注目し,語り手各々が抱える現実的な問題が予言を介して国家レベルの問題に接続されてゆく過程を描く。これを通じ,多様な背景を持つ人々が集うアフリカ都市社会において,戦後復興の一環である「民主化」への取り組みと,多様な解釈を通じて刷新される「神話」とがいかに人々の重層的なリアリティを形成してゆくのかを提示する。
著者
後藤 こず恵
出版者
一般社団法人 日本繊維機械学会
雑誌
繊維機械学会誌 (ISSN:03710580)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.T164-T167, 2005 (Released:2006-02-28)
参考文献数
5
被引用文献数
1

This study tries to reveal how types of consumer benefits influence on brand personality of women's lingerie brand. As consumer benefit is one of the key factors of brand knowledge, it is assumed that the type of that has influence on brand personality which is the whole picture of how consumers perceive the consumer-brand relationships. In order to investigate above assumption, survey results are analyzed. This survey is conducted and asked about brand attitude, benefit, brand personality and corporate image of women's lingerie manufacturers.
著者
大森 房吉
出版者
Tokyo Geographical Society
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.116-124, 1920
著者
高橋 原
出版者
東京大学文学部宗教学研究室
雑誌
東京大学宗教学年報 (ISSN:2896400)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.111-125, 1997-03-31

Recent research into C. G. Jung has shown that Jung's thought was unique and that Freud's influence was, in fact, not crucial. Jung's thought can best be understood, therefore, in the context of his life as a whole. Drawing from his autobiography and other materials published after his death, we now know that Jung, from childhood, was motivated to integrate his split personality. This split generated his two modes of experiencing religion - traditional Christianity and his particular experience of God - and he felt a tension between the two. Jung's mature thought always focused on Christianity. The "reinterpretation of Christianity" was one of the central themes of his thought, its purpose being the reconciliation between his own psychology and traditional Christianity. The answer had not yet been found in 1912, when his cooperation with Freud came to an end. It seems that the answer instead began to take form in the period between 1913 and 1918, his "critical years" (Homan's term). In this light, the Answer to Job (1952) occupies a special position in Jung's life and work. In that book, I suggest, we can see Jung's "starting point" and "end result" come together. He reinterpreted Christianity and "developed its myth" so as to give a place to his secret experience of God in a Christian context.
著者
星 正治 澤田 昭三
出版者
広島大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

本研究の研究内容は、(1)原爆に被爆した岩石や瓦、煉瓦を集め、(2)原爆の中性子により生成された微量放射能を測定し、(3)計算コード(MCNP)をシュミレーション実験でチェックし、(4)放射能のデータとDS86(線量評価体系1986)の矛盾とその原因を考察することにあった。(1)-(3)は初めの2年間の研究でほぼ満足できる十分な結果を得ていることが分かった。最終年度は(4)の矛盾の原因を追求することに重点をおいた。DS86における実験データとの矛盾は本研究代表者らが初めて発見した。問題は広島原爆の中性子であり、1.5Kmの地点でDS86はデータの10-30%位にしかならないほど重大である。チェックを行った項目は以下の通りである。A.原爆の爆発の際発生した中性子のスペクトル。B.その中性子が空気中を透過して地表面に達するまでの計算。C.計算に使った中性子の計算コード(MCNP)ノベンチマークテスト。D.計算に使った空気の成分の(特に水蒸気)高度別の測定。E.地表面における岩石や鉄の放射化の実験結果の検証と計算。F.ガンマ線のデータと計算との比較による正さの検証。最終的な結論としてDS86の計算のうち一番初めの仮定に問題があることが判明した。即ち、(a)長崎においては上記AからFまで全て正しい。(b)広島においては上記BからFまでは正しい。(C)上記Aの広島の場合が誤りである。(C)に関しては原爆の爆発の過程であるので実験の検証はできない。そこでDS86の仮定を変えて計算し放射化のデータと最も合うのはどれかを考えた。その結果分かったことは、広島原爆本体には厚い鉄(約20cm)が使われているが、原爆は爆発の途中で上下ほぼ半分に割れ5%-15%の中性子が直接放出された。これでほぼデータが計算により再現できる。今後は新しい線量の計算が必要となる。
著者
三原 重行
出版者
島根大学
雑誌
島根大学教育学部紀要. 人文・社会科学 (ISSN:02872501)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.55-66, 1998-12-01

「詩人の恋」はシューマンのハイネ歌曲集の中で最も完成度の高い作品であり, 彼の"歌の年"1840年を代表する最高傑作とされる16曲の歌曲集である。13; テキストは現在「歌の本」におさめられている「抒情的間奏曲」からとられた。当時この歌曲集は20曲からなる歌曲集として出版された。1994年10月に録音されたトーマス・ハンプソン(バリトン), ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)EMI,TOCE-9505 のCDによれば歌の本の抒情挿曲からの20の歌(「詩人の恋」のオリジナル・バージョン)としてきくことができる。すなわち現行版の第4曲と第5曲の間に「おまえの顔はとても可愛くて」作品127の2, 「おまえの頬を寄せよ」作品142の2が現行版の第12曲と第13曲の間に「ぼくの恋は」作品127の3,「ぼくの馬車はゆるやかに」作品142の4曲が挿入されている。現行版の16曲からなる「詩人の恋」の見地からは, もともとハイネの詩の主題は失われた愛の"追憶"なのであって, それにまつわる歓びも悲しみも, いわば過去という単一な時間の中での同時的, 併存的な存在である4曲の削除により, 独自の選択と配列によって時間的, 心理的な秩序を形成し, それぞれの歌にドラマ的な佳格を与えたのである。13; シューマンは文学的能力にもたけており, 詩の改変と字句の変換等を頻繁に行っている。また, もともとピアニストを目指し, 多くのピアノ曲を作曲していたのだが同時代に生きたハイネの詩との出会いは歌曲作曲家としての地位を揺るぎないものにした。シューマンの歌曲の特徴は情感の表出は内的で抑制されている。ピアノ伴奏はアラベスクな描写に終始し, メロディーラインを目立たない様に平行になぞるか, あるいはメロディーの輪郭をくまどる方が多い。ピアノ伴奏つきリードを文学的表現にまで高めようとするところがシューマンとシューベルトの作品の違いである。13; それではここで全16曲の演奏法について触れてみたい。
著者
重近 範行 中村 修 村井 純
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.85, no.8, pp.1234-1242, 2002-08-01
被引用文献数
2

本論文では,規模や時間的制約,双方向コミュニケーションを考慮した,インターネットを用いたイベントにおける新しいコミュニケーションモデルを提案する.イベントにおけるコミュニケーションでは,会場における場の共有がイベントの成功に特に大きな影響を与える,しかし,テレビ放送や既存のインターネット中継では,場の共有という重要な要素が考慮されていない.本モデルに従って規模や時間的制約に対応でき,場所に依存しない双方向コミュニケーション支援システムGayaを設計・実装した.また,Gayaシステムを用いて,慶應義塾大学環境情報学部の授業・渋谷駅前などで実証実験を行い,本システムの有用性を明らかにした.
著者
守田 優子
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2013-01

制度:新 ; 報告番号:甲3872号 ; 学位の種類:博士(スポーツ科学) ; 授与年月日:2013/3/15 ; 主論文の冊数:1 ; 早大学位記番号:新6240
著者
福西 加代子
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.158-158, 2009

日本国内に散在する自衛隊基地や在日米軍基地で毎年、航空ショーがおこなわれている。航空ショーでは、地上での戦闘機への試乗や、飛行展示などをメインとして、自衛隊や米軍の地域社会での活動の紹介や、軍用機の技術を幅広く展示している。本発表では、2008年に日本各地でおこなった、航空ショーでのフィールドワークをもとに報告し、航空ショーにおける軍事力展示の位置づけを示す。