著者
園生 智広
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2009-01

制度:新 ; 報告番号:甲2739号 ; 学位の種類:博士(人間科学) ; 授与年月日:2009/1/21 ; 早大学位記番号:新4936
著者
井本 英一 Eiichi IMOTO 桃山学院大学文学部
雑誌
国際文化論集 = INTERCULTURAL STUDIES (ISSN:09170219)
巻号頁・発行日
no.14, pp.77-100, 1996-09-30

The Aramaic version of the story of Ahikar; The story of Heykar (Ahikar) in the Arabian Nights; Ahikar in the Book of Tobit; Ahikar in the Aesop's Fables as a Babylonian vizier; Ahikar in the Old Turkish and the Mongolian versions; custom of killing old men; sheltering of the escaped old men in the cellars; the story of Cyrus the Great of the Persian Empire; abandonment of old men in Korea; an obedient son took back an abandoned old man home; a neighboring king made unreasonable demands upon the king who had ordered to abandon an old man; an old man's wisdom helped the king solve the demands; no mention about the neighboring king making unreasonable demands; Ahikar in the Buddhist versions; Ahikar in the Chinese versions; Ahikar in the Japanese versions; addenda and corrigenda to AT 922A and 981.
著者
橘 弘文
出版者
大阪観光大学
雑誌
大阪観光大学紀要 (ISSN:1881638X)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.125-134, 2010-03-20
著者
安井 昌之 向山 昌邦 横井 風児 足立 皓岑 若山 育郎 三谷 和男 八瀬 善郎 吉田 博信 吉益 文夫 大田 喜一郎
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.78, no.1, pp.85-86, 1989-01-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

孤発性の筋萎縮性側索硬化症(ALS)6例,神経学的に正常な対照5例の中枢神経組織(CNS)26部位について放射化分析法でアルミニウム(A1)を測定し, 2例のALSで高Al含有量を認めた.症例Iで136.5±99.3μg/g dry weight (Mean±SD),症例IIは88.3±52.0μg/g,他のALS4例で28.0±14.3μg/g,対照群は25.8±8.1μg/gであった.孤発性ALSのCNS内に高Alが沈着した2例を報告した.
著者
樋口 晴彦
出版者
日本経営倫理学会
雑誌
日本経営倫理学会誌 (ISSN:13436627)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.179-197, 2017 (Released:2018-04-11)

The study found three causes of the inspection deficiencies; no inspection manual, little training for inspection personnel, and pressure of shorter working hours, which derived from the strategy of the inspection company to give high priority to increase the number of orders. Additionally it showed two typical mechanism to induce organizational misconducts; doctrinaire practice of strategy and excessive reliance on OJT (on-the-job training).
著者
宍倉 正展
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.54, no.5, pp.331-339, 2015-10-15 (Released:2016-07-01)
参考文献数
31

2011 年東北地方太平洋沖地震では津波が沿岸各地を襲い,甚大な被害をもたらした.その巨大な規模から想定外が叫ばれたが,実は古文書や地形・地質の痕跡から,過去にも同様の津波が襲っていたことがわかっていた.このことから東日本大震災後,過去の地震や津波を探る研究(古地震・古津波研究)が注目を浴び,日本列島各地で行われるようになった.一方,行政は想定外をなくすために,過去の事実に関係なく,予め最大クラスの想定を行うようになった.あまりに巨大な想定は,かえって地元住民を困惑させることになってしまいかねない.そこで古地震・古津波の研究者は,新たなアプローチで過去の巨大津波の実態を解明しようと試みている.

3 0 0 0 OA 渡嶋再考

著者
小口 雅史
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.84, pp.5-37, 2000-03-31

斉明紀に見える「渡嶋」が具体的にどの地域を指すのかという問題の解明は、日本古代国家における一大転機であった大化改新後の初期律令国家の形成過程や、当時の国際関係を考える上できわめて重要な問題であって、早く江戸時代から学者の注目を集めてきた。古くは津軽の北は北海道であるという単純な理解から、渡嶋=北海道説が流布していたが、その後、津田左右吉等によって『日本書紀』のいわゆる「比羅夫北征記事」の厳密な読解が試みられるようになり、史料の解釈から渡嶋を本州北部の内におさめる見解が有力となっていき、戦後の通説的位置を永く占めてきた。しかし近年の北海道考古学の急速な進展にともなって本州と北海道との間の豊かな交流が明らかになるにつれて、比羅夫は当然北海道へ渡ったであろうという共通認識が形成され、津軽の北は当然北海道であるという渡嶋=北海道説が復活し、現在ではこれが通説となったと言ってよい。しかし中世以前における「津軽」は、現在の津軽地方の南部のみを指す語であり、半島海岸部はむしろ道南地域と密接な関わりを持つ世界であった。またそうした津軽海峡を挟む世界は、道央部あるいは道東・道北部とはやはり違った世界である。こうしたことを考えるとき、津軽の北に位置するという渡嶋はこの海峡を挟む世界に相当するのではないかと思われる。そのさらに北には「粛慎」の世界が存在したのであるが、それこそ道央部や道東・道北部といった、本州側からはよりいっそう未知の世界であったのではないか。「粛慎」の風俗習慣などについての多様な史料の在り方は、「粛慎」自体のもつ複合的な民族要素によっているものと思われる。この津軽海峡を挟む世界は、一〇世紀頃にいったん消滅し、それが渡嶋という用語の消滅の背景となるが、まもなく復活し、中世においては、津軽海峡を「内海」とする、海峡の南北一体の世界がまた形成されていったと考えられる。
著者
則本 哲郎 柳原 延章 佐藤 教昭
出版者
Japanese Society for Electrophysical Agents in Physical Therapy
雑誌
物理療法科学 (ISSN:21889805)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.90-94, 2022 (Released:2022-08-20)
参考文献数
9

近年スポーツ界では,微弱電流刺激治療がスポーツ選手のケアやコンディショニングの分野まで実施されている.本研究では,頸椎から仙椎に通電する微弱電流刺激が自律神経バランスにどのような影響を与えるか検討した.被験者は各群,健常成人27名で,通電群(40.8±17.7歳)及び非通電群(コントロール群)(37.7±18.9歳)であった.ウエアラブルバイオセンサ(小型携帯用心電計)を用いて,自律神経バランス測定を行った.2元配置分散分析の結果,自律神経バランス測定パラメータ7項目の内,6項目で治療前後の主効果に有意差が認められた.治療有無の主効果は2項目(相対的交感神経活動度と交感神経/副交感神経領域比)で有意な低下が認められた.治療有無×治療前後の交互作用は副交感神経機能パラメータの2項目(安静時平均心拍と内在活力)で有意差が認められた.以上の結果より,頸椎から仙椎における微弱電流刺激は自律神経バランス,特に副交感神経機能を高める可能性が示唆された.
著者
片山 久留美 小木曽 智信 中村 壮範
雑誌
じんもんこん2018論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.89-96, 2018-11-24

国立国語研究所で構築中の『日本語歴史コーパス』に『室町時代編Ⅱキリシタン資料』として『天草版平家物語』『天草版伊曽保物語』の2作品が追加された.これらの資料は原本がポルトガル式ローマ字により表記されており,当時の発音を知ることができる資料として日本語研究上重要な位置を占める.コーパス化にあたっては,ローマ字テキストと和文テキストを用意し両者をアラインメントにより対応付けることで二つのテキストを同時に参照可能にした.その際,仮の和文テキストを作成して形態素解析を行い,付与された形態論情報を利用することによって,均質性の高い独自の和文テキストを自動で出力したほか,ローマ字テキストと和文テキストのアラインメント作業も効率よく行うことが可能となった.
著者
大濱 嘉恭 山本 吉朗 逆瀬川 栄一
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成27年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第68回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.198-199, 2015-09-10 (Released:2018-02-16)

近年,永久磁石の高性能化に伴い,高効率のPMモータが様々な分野で利用されるようになってきた。PMモータのトルク制御には,回転子位置に応じた電流制御が必要で,そのため,通常はエンコーダやレゾルバなどの位置センサが用いられる。一方,位置センサが除去できれば,モータの小形化,軽量化,低価格化が実現され,耐環境性,信頼性も改善されるので,位置センサレス制御が望まれている。本稿では,PMモータの位置センサレス制御の演算に用いられるd,q軸インダクタンスの測定法について述べる。