著者
清水 明
出版者
弘前大学人文学部
雑誌
人文社会論叢. 人文科学編 (ISSN:13446061)
巻号頁・発行日
no.28, pp.37-58, 2012-08-31
著者
佐藤 孝雄
巻号頁・発行日
2008-06-29

アイヌ研究の現在と未来:第1部.平成20年6月29日.札幌市
著者
林 宜嗣 Yoshitsugu Hayashi
雑誌
経済学論究 (ISSN:02868032)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.263-281, 2009-12-15
著者
涌田 龍治
出版者
京都産業大学マネジメント研究会
雑誌
京都マネジメント・レビュー = Kyoto Management Review (ISSN:13475304)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.89-102, 2021-09-01

本稿の目的は,スポーツの試合に対する需要が結果の不確実性仮説でどの程度説明できるのかを文献レビューを通じて明らかにすることにある.ここでは,不確実とされる結果を短期としているか長期としているかで先行研究を分類し,それぞれの分野で何が明らかになったのかを問う.試合の勝敗という短期的結果の不確実性が需要を左右すると捉える先行研究からは,需要量の増加を正確に捉えることができないと,結果が不確実であっても需要は増加しないように見えるという可能性が示された.シーズンの優勝という長期的結果の不確実性が需要を左右すると捉える先行研究でも,同様の可能性が示された.それゆえ,売上高のような需要量の増加を正確に捉える変数を用いると,多くのスポーツリーグで結果の不確実性仮説が支持されるだろうと推測できる.
著者
小西 洋子 木越 隆三 黒田 智 室山 孝 吉田 航志 Konishi Yoko KIGOSHI Ryuzo Kuroda Satoshi MUROYAMA Takashi YOSHIDA Kazushi
出版者
金沢大学大学院人間社会環境研究科
雑誌
人間社会環境研究 = Human and socio-environmental studies (ISSN:24360627)
巻号頁・発行日
no.42, pp.227-243, 2021-09-30

小松称名寺所蔵『烏兎記』は、小松勝光寺十一代住職周好による、明和六年(一七六九)一年分の日記である。特に「小松寺庵騒動」に関する史料として知られている。また、周好が日々伝え聞いた話が書き留められており、小松町周辺のみならず、大聖寺・越前の出来事など、その内容は多岐にわたる。 本史料の従来の翻刻は誤脱もあるため、改めて全文を翻刻し、紹介する。翻刻により、多くの研究者の利用に資したい。本稿は六回目であり、今回をもって完結となる。

2 0 0 0 OA 五箇山の塩硝

著者
板垣 英治
出版者
金沢大学大学教育開放センター
雑誌
大学教育開放センター紀要 (ISSN:03897516)
巻号頁・発行日
vol.第18号, pp.31-42, 1998-10-30

理学部・教授
著者
竹田 志保
雑誌
人文 (ISSN:18817920)
巻号頁・発行日
no.14, pp.286-265, 2016-03-01

本論は、一九三九年に『東京日日・大阪毎日新聞』に発表された吉屋信子「女の教室」について考察したものである。本作では、日中戦争を背景として、七人の女性医師たちの人生が描かれている。本作における〈戦争〉とは、それまで男性たちに占有されていた仕事の場を、新たに女性たちが担っていくことを可能にするものである。さらに、女性の〈本能〉を惑わせる男性たちが〈戦死〉することによって、女性たちは高次の精神を獲得し、分断された女性同士の絆も回復する。〈東亜新秩序〉の〈聖戦〉のイデオロギーと合致した女性動員を提示しつつも、女性たちの新しい社会を望む彼女たちの欲望は、国策の範囲を超えて、男性のいない世界を夢見るという危険な結論に至っている。〈戦争〉に抑圧を解除する契機を見出してしまうことの困難について論じた。 This paper discusses Nobuko Yoshiya’s “Onna no Kyoshitsu (The Classroom of Women)”, which was penned in 1939 and published in the Tokyo Nichi Nichi Shinbun-Osaka Mainichi Shinbun. In this work,she depicted the lives of seven female doctors during the Japan-China War. In the war experienced in this work, a place that had previously only been ocupied by men, women take his place for being incharge.Furthermore, through the death of men that seduce women, the feminine instinct is not disturbed; the women achieve a higher order of spirit, and the bonds between the women that had been broken are recoverd. This matches the ideology of the mobilization of women and the crusade for a ‘New Order in East Asia’. But her desire for a new society of women is beyond the scope of National policy and reaches a dangerous conclusion by dreming of a world without men.This paper discusses the ploblem of what would find hope in ‘war’ to be free from repression.
著者
井上 哲浩 Akihiro Inoue
雑誌
商学論究 (ISSN:02872552)
巻号頁・発行日
vol.47, no.5, pp.55-72, 2000-03-21

2 0 0 0 OA 増村保造論(1)

著者
佐川 誠義
出版者
法政大学国文学会
雑誌
日本文學誌要 (ISSN:02877872)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.44-53, 1997-03-24
著者
陶山 二郎
出版者
茨城大学人文学部
雑誌
茨城大学人文学部紀要. 社会科学論集 (ISSN:13440160)
巻号頁・発行日
no.61, pp.91-101, 2016-02

本稿では、いわゆる「高知白バイ事件」の目撃証言を検討した。本件は、スクールバスの運転手が駐車場から車道に侵入して中央分離帯の前から右折して反対車線に合流しようとしていた際に、右方から進行してきた白バイと衝突し、同白バイの隊員が死亡したという事件である。この事件では、過失を認める自白があるものの、その自白は真実ではないと争われ、現場のスリップ痕等の由来も争われている。他方、目撃証言については、対向車線を走っていた白バイの目撃証言と、その他の目撃証言が鋭く対立している。本稿では、この目撃証言に絞って、特に公判廷における対立する各目撃証言を検討することにより、本件における目撃証言の信用性評価の問題点を明らかにしようとしたものである。