3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1946年04月19日, 1946-04-19
著者
綿抜 邦彦
出版者
JAPAN MACRO-ENGINEERS SOCIETY
雑誌
MACRO REVIEW (ISSN:09150560)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.32-34, 1988-09-20 (Released:2009-08-07)
参考文献数
7

地球環境のゆらぎはある"しきい値"をこえると新しい平衡状態に達し,そこで再びゆらぎが生ずる。ゆらぎつつ,周期的な変動のある場合は地球環境は保全されるが,ゆらぎつつある方向性をもつ場合は二度と再びもとの状態にもどらない可能性がある。 地球環境のゆらぎは,パワースペクトルにより解析されると1/fゆらぎになる場合が多い。ランダムな白色ゆらぎでは未来の予測はできないが,1/fゆらぎの原因を追求すれば,予測ができる可能性がある。そのためには地球環境の変遷に対する時定数の見積りが重要な課題となる。
著者
渡邉 勝之 篠原 昭二
出版者
公益社団法人 全日本鍼灸学会
雑誌
全日本鍼灸学会雑誌 (ISSN:02859955)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.654-664, 2008 (Released:2008-11-21)
参考文献数
20
被引用文献数
2 3

【緒言】鍼刺激では動的経穴にイオン化傾向の異なる銅鍼と亜鉛鍼を刺鍼した時のみ、 表皮表面局所における酸化還元電位 (ORP:Oxidation-Reduction Potential) が有意に低下することを明らかにしてきた。 本実験では、 直接灸および灸頭鍼刺激前後におけるORPおよび水素イオン濃度 (pH) に及ぼす影響について検討した。 【方法】ボランティアの非経穴および独歩可能な患者の動的経穴に直接灸・灸頭鍼 (輻射熱遮断あり・なし) および燔鍼を行い、 刺激前後の測定を行った。 【結果】ORPは非経穴への全ての灸刺激で変化を示さなかったが、 動的経穴では有意(p<0.01)に低下を示した。 一方、 pHでは非経穴または動的経穴に関係なく、 直接灸では有意(p<0.01)に低下し、 灸頭鍼輻射熱遮断では逆に有意(p<0.01)に上昇する変化が認められた。 【結論】鍼灸臨床において、 我々は動的経穴の灸点[+点]には直接灸、 禁灸点[-点]には灸頭鍼を使い分けているが、 本実験により、 直接灸と灸頭鍼刺激では生体に及ぼす作用が逆であることが明らかとなった。
著者
金 昇來
出版者
東洋文庫
雑誌
東洋学報 = The Toyo Gakuho (ISSN:03869067)
巻号頁・発行日
vol.103, no.2, pp.1-28, 2021-09-16

Even before the decline of the Qing Dynasty, which began at the turn of the 19th century, there were cases of the construction of access roads in and out of the former British Settlement of Shanghai; then as early as 1869 the ratepayers of the consolidated International Settlement approved the management of “extra-settlement roads” by the Shanghai Municipal Council (SMC). In 1885, with the introduction of a private subscription system, the SMC began collecting monetary dues to pay for various infrastructure projects and law enforcement services beyond the Settlement’s boundary. While this move was initially intended to provide security in this area, the SMC gradually employed the policy to expand its influence outside the Settlement. Through proposal of the special tax of water in 1906, the SMC attempted to bring its private subscription system into the new millennium, by renewing its contract with the Shanghai Waterworks and levying surcharges on existing water rates. The same method was then used in contracting telephone services. On the other hand, the chief executive of the Qing Dynasty’s Shanghai local administration, the Taotai, was not about to recognize any encroachment of foreigner influence beyond the Settlement and thus refused to allow any SMC tax collection outside its border. At the same time, however, the Taotai was forced to recognize the utility of the Settlement’s various infrastructure projects on the periphery, thus approving water supply, while prohibiting the collection of external taxes to pay for them. Nevertheless, these actions did not mean that the SMC’s surcharges were completely eliminated, as the Taotai merely avoided mentioning their existence, resulting in Chinese subjects paying water surcharges to the SMC until 1911, when finally exempted; but the Council continued to collect from foreign residents. However Taotai might recognize all along the fact that the surcharges were still collected even after he banned, so rather than make further action on prohibiting their collection, he no doubt preferred to concentrate on the modernization of local administration in the Chapei region adjoining the Settlement. This is why it was necessary for the Taotai to continue to stress that the northwest suburb of Paoshan prefecture along the Yangtze River was not an open port, but rather a part of the Chinese inland territory, in order to demonstrate his success in preventing the expansion of foreign influence into its inland regions.
著者
岡崎 隆 池田 清朗 沢田 康太 宮崎 隆也 寺島 靖香
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.49-52, 2010-03-15 (Released:2017-02-10)
参考文献数
9

振子の等時性とその破れ,ホイヘンスによって考案されたサイクロイド振り子について解説する。サイクロイド振子の運動を解き,等時性が回復される振動解の具体的振る舞いを調べる。作成したサイクロイド振子による振動実験を行い,等時性が回復される様子を示す。また,自転車の車輪を使った実体振子の振動を測定し,大振幅の振動で周期が振幅に依存する様子を示す。
著者
久保田 義弘
出版者
札幌学院大学総合研究所
雑誌
札幌学院大学経済論集 : Sapporo Gakuin University Review of Economics (ISSN:18848974)
巻号頁・発行日
no.7, pp.41-83, 2014-03-10

本稿(スコットランド王国の周辺国のノーザンブリア)では,5世紀から11世後半までのノーザンブリア研究ノート
著者
瀧澤 弘和
出版者
中央大学経済研究所
雑誌
経済研究所 Discussion Paper = IERCU Discussion Paper
巻号頁・発行日
no.329, 2020-06-05

近年ゲーム理論の一部で,これまでほとんど省みられなかったデイヴィド・ルイス独自の共通知識概念が新たな関心を呼び起こしている.本稿は,この研究潮流の存在を背景として,ルイスの『コンヴェンション』を改めて読み解き,ゲーム理論を経由した現代の経済学的制度論の視点からその射程と限界を見定めることを目的とした研究ノートである.ルイスの分析枠組は,ある特定の性質を持った事態(基底) が存在することとして共通知識を定義することで,共通知識が生成されるメカニズムを明示的に論じることができる点で独自であり,ゲームをプレーする主体の経験の共有がゲームの均衡プレーを可能にするという「外在主義的」な魅力を持っている.また,コンヴェンションの当事者たちがコンヴェンションに関する知識を持つという主張のように,制度の知識の問題を明示的に取り上げたことは,制度批判や制度変化における反省的思考の役割の考察可能性を開くものである.しかし,ルイスがコーディネーション問題だけに焦点を当てたことは,彼の議論を制度一般の理論へと拡張しようとする際にいくつかの点で慎重でなければならないことを意味している.また,彼がなぜ「コーディネーション均衡」という一般的でない均衡概念を使用しているのかという,これまであまり明確に回答されていなかった謎について,コンヴェンションが規範の一つの種だとする主張に結びつけた解釈を提示する.
著者
髙林 馨 緒方 晴彦
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.742-743, 2021-05-24

潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis ; UC)における内視鏡活動性スコアはこれまでに数多く報告されているが,本稿ではその中でも本邦で使用頻度の高いMES(Mayo endoscopic subscore)とUCEIS(ulcerative colitis endoscopic index of severity)について概説する.
著者
武田 輝之 平井 郁仁 矢野 豊 高田 康道 岸 昌廣 寺澤 正明 別府 剛志 小野 陽一郎 久部 高司 長浜 孝 八尾 建史 松井 敏幸 植木 敏晴
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.163-168, 2018-02-25

要旨●現在,潰瘍性大腸炎を評価するための内視鏡スコアは多数存在するが,スコアの統一化についての一定のコンセンサスはない.これまでのスコアは検者内・検者間一致率などの信頼性評価が十分ではなかったことがその要因の一つである.2012年に提唱されたUCEISはその問題を指摘し検討した上で作成された内視鏡スコアである.今回,筆者らは現在汎用されているMESとUCEISの両者に関して検者間一致率を検討した.その結果,UCEISはMESと比較し,検者間一致率が高い傾向にあった.今後の課題として,UCEISによる粘膜治癒の定義や長期予後との検討などが挙げられるが,妥当性の検証結果からは今後の臨床研究などで使用するスコアとしてより適したものであると考えられた.
著者
舘野 由香理
出版者
文教大学
雑誌
文学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Language and Literature (ISSN:09145729)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.23-51, 2012-09-01

「半濁音化」とは、漢語に関していえば「絶品ゼッピン」「審判シンパン」のように、入声音・鼻音の後でハ行子音がp音になることをいう。しかし、入声音・鼻音に続いたハ行子音がすべて半濁音化するわけではない。唇内入声音-p(例:「執筆シッピツ」)・舌内入声音-t(例:「吉報キッポウ」)および唇内鼻音-m(例:「音符オンプ」)・唇内鼻音-n(例:「散髪サンパツ」)にハ行子音が続く場合には規則的に半濁音化するのに対して、喉内入声音-k(例:「国宝コクホウ」)と喉内鼻音-ŋ(例:「公平コウヘイ」)にハ行子音が続く場合には規則的に半濁音化しない。助数詞の場合には「一発イッパツ」「七発シチハツ」、「三発サンパツ」「三本サンボン」のように、半濁音化するか否かには規則性が見られず複雑である。小論では、現代漢語における半濁音化の実態について調査し、それをもとに半濁音化の条件について分析する。
著者
田中 智子 森下 敏子 茶山 健二
出版者
日本食生活学会
雑誌
日本食生活学会誌 (ISSN:13469770)
巻号頁・発行日
vol.17, no.4, pp.342-347, 2007 (Released:2007-05-02)
参考文献数
15

手作り豆腐では, 調製条件によって豆腐中のミネラル含有量が異なるが, 絹ごし豆腐と木綿豆腐を調製し, スーパーマーケットで購入した市販品と比較して次のような結果を得た。  1) 手作りの絹ごし豆腐と木綿豆腐のミネラル含有量を比較するとZn, Fe, Mn, Ca, Mg含有量が木綿のほうが高くなった。  2) 豆腐100g中のミネラル含有量の調製グループによる差は, 市販品と比較して少なかった。しかし, 凝固剤として加えられたミネラルの変動は大きく, これは市販品も同じ傾向を示した。  3) 手作り品と市販品を比較すると,手作りの木綿豆腐のミネラル含有量が高い傾向にあった。  4) Ca/Mg比は五訂食品成分表に比べ, 手作りは高く, 市販品は低かった。また, 市販品でもカルシウム塩を凝固剤として使用している製品のCa/Mg比は高かった。