著者
蟻田 功
雑誌
臨床とウイルス (ISSN:03038092)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.103-109, 1995-06-30
被引用文献数
1
著者
池谷 和子
出版者
東洋大学法学会
雑誌
東洋法学 = Toyohogaku (ISSN:05640245)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.81-90, 2014-01-15
著者
牧田 理沙
出版者
金沢大学人間社会学域経済学類社会言語学演習
雑誌
論文集 / 金沢大学人間社会学域経済学類社会言語学演習 [編] (ISSN:21886350)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.129-142, 2018-03-22

<概要>近年、外国文学に興味を持つ人は多くなっている。しかし、多くの人は原文ではなく、翻訳者によって日本語訳された外国文学を読んでいる。人気のある作品では、原文が何人もの翻訳者によって訳されていることもある。それらを比較すると、原文は同じでも、いくつかの差異があり、一 定のパター ンが認められる。先行研究によって、翻訳者は想定読者層、文体、人物像の3 点に配慮して翻訳を行っていると分かった C 本稿では、原文の翻訳にはそれら3 点が関連 していると仮定し、4冊の『星の王子さま』の日本語翻訳を用いて検証した。想定読者層では学習指導要領を参考に、訳文中の漢字の難解さ、ルビの有無によって、どの学年を想定しているか、大人向けか子供向けかを分析した。次に文体では地の文を比較し、敬体か常体か、また「硬い文体」か「柔らかい文体」かを分類した。人間像では登場人物の呼称を表にし、それぞれの翻訳での人物像の特徴を示した。結果として、文体については 一 部不一 致なところもあったが、3 点全てにおいて、原文の翻訳が関連する差異パタ ー ンがあると言えた。以上から、仮説は成 り立っているといえる。
著者
石井 明
出版者
上武大学
雑誌
上武大学ビジネス情報学部紀要 (ISSN:13476653)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.1-33, 2013-08-31

本論文は、鉄道設備証券に関する代表的な文献に依拠し、まずフィラデルフィア方式といわれた車両設備信託リースに係る歴史、法制度、およびスキームの発展や整備の経緯を論じる。次いで、本論文では、すでに19世紀における設備信託リースにその源流があったことをRawle[1885]や19世紀後半期の最高裁判例などを用いて論じる。具体的には、アメリカの19世紀後半期から20世紀前半(1920年代まで)にかけての鉄道会社に係る会計慣行、並びに政府機関であった州際商業委員会(ICC)が規定した会計原則および鉄道会社の財務諸表を検討して、アメリカの同時期にかけての車両設備信託リースにおける、法形式ではなくて「実質」、すなわち、信託に関する取引のその便益者(鉄道会社)の財務諸表への計上、およびリースという契約書の名称に依拠するのではなく、取引全体としての経済目的に基づいて割賦販売として会計処理を行うとする基本的思考について考察を試み、さらにICCの会計処理ルールに対するDuncan[1924]の提唱した実質論―組織再編における財産管理、車両設備信託の債権回収の経済実績―および会計処理方法の分析を試みる。
著者
今井 俊夫 西村 美由希 南木 敏宏 梅原 久範
出版者
日本臨床免疫学会
雑誌
日本臨床免疫学会会誌 (ISSN:09114300)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.131-139, 2005 (Released:2005-06-30)
参考文献数
54
被引用文献数
9 12

炎症や免疫反応は生体局所で生じることから明らかなように,免疫細胞の時空間的局在は緻密に制御されている.免疫細胞は細胞接着分子と細胞遊走因子を巧みに利用して,炎症部位やリンパ組織に到達する.フラクタルカイン/CX3CL1は,ケモカインと細胞接着分子の2つの活性を併せ持ち,活性化血管内皮細胞上に発現する細胞膜結合型ケモカインである.その受容体CX3CR1は,NK細胞やcytotoxic effector T細胞(TCE)などの細胞傷害性リンパ球と成熟マクロファージや粘膜樹状細胞などの病原体や異常な細胞の排除に深く関わる免疫細胞に発現している.最近の臨床病態やマウス疾患モデルでの研究から,フラクタルカインは,関節リウマチや粥状動脈硬化症などの慢性炎症疾患にも深く関与していることが示唆されている.本稿では,フラクタルカインの特徴的な機能と炎症疾患における役割について概説する.
著者
林 衛
巻号頁・発行日
pp.1-12,

科学教育研究協議会第65回全国研究大会群馬大会, 日程:2018年8月3日(金)~5日(日), 会場:高崎市総合文化センター内中央公民館・文化会館・少年科学館
著者
林 衛
巻号頁・発行日
pp.1-84,

科学教育研究協議会第65回全国研究大会群馬大会, 日程:2018年8月3日(金)~5日(日), 会場:高崎市総合文化センター内中央公民館・文化会館・少年科学館
著者
小口 八郎
出版者
北海道大學低温科學研究所
雑誌
低温科學
巻号頁・発行日
vol.6, pp.117-123, 1951-03-31
著者
花室 孝広 梅田 浩司 高島 勲 根岸 義光
出版者
日本鉱物科学会
雑誌
岩石鉱物科学 (ISSN:1345630X)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.27-38, 2008-03-30
被引用文献数
1 2

The high temperature hot springs such as in Yunomine and Tosenji and the hydrothermal alteration zones of the Hongu area are distributed in the southern part of Kii peninsula, though Quaternary volcanoes which can be their potential heat sources are not distributed in the area. This research has aimed to understand the thermal history of the area by using several dating methods.<br>     Thermoluminescence (TL) dating method was applied according to the distance from dykes or gushing out point of the hot springs which thought to be the center of alteration. The results show that the alteration age of Yunomine alteration zone is younger as it approaches the gushing out point of hot spring. No clear tendency was observed in other places. These results suggest that the alteration ages near Yunomine hot spring are controlled by the distance from the gushing out point. However, no clear tendency was observed at other hot springs between the alteration ages and the distance from the center of alteration when two or more activities of alteration have occurred.<br>     The results of the TL, Fission Track (FT) and K-Ar dating show that after the high temperature hydrothermal alteration (until tens of millions of years ago), relatively low temperature alteration (from at least hundreds of thousands of to tens of thousands of years ago) occurred in Hongu and Totsukawa area.
著者
藤垣 裕子
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.172-180, 2010-03-05 (Released:2020-01-18)
参考文献数
17
被引用文献数
1

本稿では,現代における科学者の社会的責任について考える.責任を呼応可能性,応答可能性という意味で捉え直して再整理すると,現代の科学者の社会的責任は,(1)科学者共同体内部を律する責任(Responsible Conduct of Research),(2)知的生産物に対する責任(Responsible Products),(3)市民からの問いへの呼応責任(Response-ability to Public Inquiries)の3つに大きく分けられることが示唆される.この3つの区分を,ジャーナル共同体(専門誌共同体)との関係を用いながら考察し,最後にカテゴリー間の葛藤について考える.