著者
薬袋 秀樹
出版者
日本図書館情報学会
雑誌
日本図書館情報学会春季研究集会発表論文集
巻号頁・発行日
pp.54-57, 2015-05

日本図書館情報学会2015年春季研究集会:2015年5月30日(土)京都ノートルダム女子大学『日本図書館情報学会春季研究集会発表論文集』2015.5, p.54-57(2015.7一部訂正)
著者
鈴木 創 鈴木 直子
出版者
首都大学東京小笠原研究委員会
雑誌
小笠原研究 = Ogasawara research (ISSN:03868176)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.1-11, 2015-08

オガサワラオオコウモリPteropus pselaphonは、小笠原諸島に分布する唯一の固有晴乳類である。野外調査と文献調査から、31科42属105種 (91種及び亜種・変種・品種等14区分を含む) の植物と昆虫1種が餌として記録された。利用された植物105種において、固有種は12種 (11.4%)、固有種以外の在来種 (広域分布種) は7種 (6.7%)、外来の自生種は10種 (9.5%)、外来の栽培種は76種 (72.4%) であった。植物の摂食部位は148で、内訳は果実が68種 (45.9%)、花 (花軸含む) が43種 (29.1%)、葉 (葉柄含む) が37種 (25.0%) であった。全体の餌区分において外来の栽培種と外来の自生種を合計した割合が81.9%に及び、現時点の特に父島におけるオガサワラオオコウモリの食性が外来植物に偏っている実態が確認された。一方で、小笠原固有種や広域分布種等の在来の自生種の餌利用も多数確認された。このことから、オガサワラオオコウモリが小笠原の森林生態系において、重要な生態系サービスの提供者 (種子散布者・花粉媒介者) であることが示唆された。
著者
VU THI LINH CHI
出版者
東北大学大学院東北法学刊行会
雑誌
東北法学 = TOHOKU-HOGAKU (TOHOKU LAW REVIEW) THE JOURNAL OF LAW AND POLITICAL SCIENCE (ISSN:03857468)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.24(1)-15(10), 2022-02-28

東北法学は東北大学法学研究科の大学院生からなる東北法学刊行会執行部による刊行物です
著者
田村 すず子
出版者
早稲田大学語学教育研究所
雑誌
アイヌ語音声資料
巻号頁・発行日
vol.12, pp.61-105, 1999-03

I カッコウの神 KAKAKOK KAMUY YAYEYUKAR KAMUYUKAR カッコク カムイ ヤイエユカラ カムユカラ = カッコウの神が自分のことを謡った神謡 ; 語り手:ワテケ(鳩沢ふじの) ; 録音日: 1959年10月31日
著者
山口 裕
出版者
福岡工業大学FD推進機構
雑誌
FD Annual Report (ISSN:2185890X)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.22-31, 2022-07-20
著者
趙 恵真
出版者
北海道大学文学研究科
雑誌
研究論集 (ISSN:13470132)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.195-211, 2016-01-15

本稿では,前期現代語における日韓漢語動詞の形態的特徴を明らかにした上で,現代の日韓漢語動詞とはどのような相違点がみられるかについて対照考察を行う。日韓両言語には,漢語の後部にスルとhadaがそれぞれ結合して使われる場合が多く,この場合,「漢語+スル」と「漢語+hada」には比較的整然とした対応関係が見られる。このような「漢語+スル」と「漢語+hada」の形態を本稿では「漢語動詞」と呼び,日韓両言語それぞれをスル形,hada形と称する。しかし,語彙によってはスル形とhada形が対応しない場合がある。例えば,日本語ではスル形でしか現れないものが,韓国語においてはhada形の他に「doeda(なる)」,「sikida(させる)」,「chida(打つ)」,「danghada(負う)」,「gada(行く)」などの動詞が漢語と結合して現れる場合がある。このような事実をふまえつつ,前期現代語における日韓両言語の漢語動詞の形態的特徴について考察を行った結果,現代語とは異なる形態的特徴及び対応関係がみられることが明らかになった。また,対応関係からA,B,C,D,Eの5パターンに分類できた。Aパターンは現代語と前期現代語においてスル形とhada形が対応する場合である。日韓両言語においてもっとも生産的な形態であるといえる。Bパターンは日本語の現代語と前期現代語ではスル形で現れるが,韓国語の現代語ではhada形以外の形態を取る場合である。Bパターンは韓国語の前期現代語においてhada形以外にどのような形態を取るかにより,さらに4つに下位分類できる。Cパターンは前期現代語では日韓両言語とも漢語動詞として現れない場合である。Dパターンは日韓両言語とも前期現代語では漢語動詞で現れたものが,現代語では漢語動詞として現れない場合であり,Eパターンは韓国語の前期現代語でのみ漢語動詞で現れる場合である。
著者
元木 泰雄
出版者
史学研究会 (京都大学文学部内)
雑誌
史林 (ISSN:03869369)
巻号頁・発行日
vol.67, no.6, pp.827-857, 1984-11-01

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著者
岸谷 和広
出版者
關西大學商學會
雑誌
關西大學商學論集 (ISSN:04513401)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.69-85, 2011-12-25

本稿では,リテラシー概念をインターネット媒体へ適用することを目的とする。近年,インターネット利用に関する研究が進展すると同時に,インターネット利用自体もユーザーの経験が積み重なるにつれて利用の仕方に多様性を孕むようになった。その結果,当初考えられていた利用像とは異なりつつある。それゆえ,当初想定されていた利用像に従って今までの研究が進められているために,インターネット利用が日常化する現在において利用のあり方それ自体をあらためて検討する必要があると言えよう。同時に,スマートフォン等の新たな端末の登場は,パソコンや携帯電話など端末の相違を解消させるため,端末それ自体に依存しない,もしくは横断する理論的な概念,そしてその展開が必要とされていると言えよう。まず始めに,メディア利用研究を理解することで,ネット・リテラシー概念の必要性を確認する。その次に,リテラシー概念を理解することで,ネット・リテラシー概念への応用を検討し,ネット・コミュニケーション・リテラシー,ネット・操作リテラシー,ネット情報に対する懐疑的な態度の3つの必要性を論じる。その後,実証研究に向けて展望を論じることにする。
著者
Vinkovetsky Ilya
出版者
Slavic Research Center, Hokkaido University
雑誌
Acta Slavica Iaponica (ISSN:02883503)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.202-210, 2006