3 0 0 0 OA 数学の哲学におけるシャピロの構造主義
- 著者
- 斉藤 健
- 出版者
- 北海道大学哲学会
- 雑誌
- 哲学 (ISSN:02872560)
- 巻号頁・発行日
- vol.40, pp.45-63, 2004-07-18
The aim of this paper is to examine Shapiro's structuralism in philosophy of mathematics and to show several difficulties in his structuralism. He adopts ante rem structuralism which is based upon his realism. After delineating his arguments I will point out some advantages of his structuralism, which become apparent when it is compared especially with a traditional type of mathematical Platonism. Then I will show, by using examples taken from mathematics, that there are some ambiguities in his uses of the basic notions, such as structure, system, exemplification and place. Finally I criticize his axiomatic theory of structure mainly because it relies upon too many undefined terms, and show that in his ontological views there is an underlying discrepancy between his ante rem structuralism and his set-theoretic approach to structures.
3 0 0 0 OA 文化創造の条件 -2つのゲーム「場」の文化生産論的考察から-
3 0 0 0 OA 『無痛文明論』への批判に応えて : 若干のコメント
- 著者
- 森岡 正博
- 出版者
- 大阪大学大学院文学研究科臨床哲学研究室
- 雑誌
- 臨床哲学 (ISSN:13499904)
- 巻号頁・発行日
- vol.6, pp.75-78, 2005-01-07
- 著者
- 安村 克己
- 出版者
- 日本社会学会
- 雑誌
- 社会学評論 (ISSN:00215414)
- 巻号頁・発行日
- vol.38, no.4, pp.449-463,492*-491, 1988-03-31
本稿は、社会現象の科学的認識に、社会学理論の構成が急務であるという問題意識から、社会学的認識の科学基礎論を検討する。考察にあたっては、社会学史において伝統的な自然主義-反自然主義の哲学的論争には触れず、理想的な科学基礎論として、カッシーラーの精密科学認識論を提示する。さらに、その認識論と、社会学的認識固有の問題を探究したヴェーバーの社会学認識論とを比較.検討することによって、社会学理論構成の哲学的基礎をより明瞭にしてみたい。<BR>カッシーラーとヴェーバーは、伝統的自然科学認識論に対して、概念論と「法則性」概念の観点から、その難点を同様に指摘する。さらに、カッシーラーの精密科学認識論とヴェーバーの社会学認識論には、共通の認識論的特徴として、 (1) 認識における主観的思惟介在の前提、 (2) 科学概念の概念形成論、 (3) 法則と理念型の認識論的特徴、といった点が見られる。ヴェーバー社会学は、社会現象固有の属性ゆえに「自由な創意」に制約を課し、却って社会学的認識の科学的真理を放棄した。しかし、ヴェーバーの提起する社会学的対象の属性に関する問題には、科学的認識が可能であり、それは、カッシーラーの科学基礎論に基づいてはじめて達成されると考えられる。本稿は、カッシーラー哲学が社会学理論構成の哲学的基礎を考察するさいの指針となることを結論とする。
3 0 0 0 フーコーと有限性の問題--「考古学」の考古学
- 著者
- 米虫 正巳
- 出版者
- 関西学院大学哲学研究室
- 雑誌
- 関西学院哲学研究年報 (ISSN:02892928)
- 巻号頁・発行日
- vol.42, pp.88-51[含 フランス語文要旨], 2008
3 0 0 0 OA 哲学の〈考古学〉 : フーコーと哲学史
- 著者
- 米虫 正巳 Masami Komemushi
- 雑誌
- 人文論究 (ISSN:02866773)
- 巻号頁・発行日
- vol.58, no.3, pp.1-22, 2008-12-10
3 0 0 0 OA 脳科学と人格の概念 (<研究報告> 倫理学者のためのニューロエシックス)
- 著者
- 永守 伸年
- 出版者
- 実践哲学研究会
- 雑誌
- 実践哲学研究 (ISSN:02876582)
- 巻号頁・発行日
- vol.30, pp.147-162, 2007
3 0 0 0 OA 歴史と生の哲学
- 著者
- ウイルヘルム・デイルタイ 著
- 出版者
- モナス
- 巻号頁・発行日
- 1934
3 0 0 0 OA 批判主義に基く哲学的教育学
- 著者
- ゲルハルト・パウル・ナトルプ 著
- 出版者
- 同文館
- 巻号頁・発行日
- 1924
3 0 0 0 OA ベイズ主義の社会化はいかにあるべきか : リーバイのモデルの検討を通して
- 著者
- 伊勢田 哲治
- 出版者
- 京都大学文学部科学哲学科学史研究室
- 雑誌
- 科学哲学科学史研究 (ISSN:18839177)
- 巻号頁・発行日
- vol.1, pp.23-36, 2006-03-20
- 著者
- 諸富 祥彦
- 出版者
- 学術雑誌目次速報データベース由来
- 雑誌
- 教育哲学研究 (ISSN:03873153)
- 巻号頁・発行日
- vol.66, pp.43-58,100, 1992
- 著者
- 鈴木 万希枝
- 出版者
- 三田哲學會
- 雑誌
- 哲学 (ISSN:05632099)
- 巻号頁・発行日
- vol.128, pp.179-206, 2012-03
特集 : 社会学 社会心理学 文化人類学投稿論文In recent years, news access in multiple formats on multiple platforms emerged. By taking diary records of graduate students' news exposure in this media environment, this study investigated (1) the pattern of using platforms to acquire news and (2) content preference on news exposure. Results indicated that young generation uses internet (PC) more than TV to acquire news. News diary of the participants showed that they acquire news on various platforms, such as web portal, an online newspaper, RSS, mixi news, and Twitter/Facebook. Some patterns of platforms' usage are recorded. It is suggested that the pattern of news diffusion could change because SNS such as mixi, Twitter and Facebook is the main news source for many cases.The results showed that most youth were exposed only to soft news except for the news about the earthquake. Meanwhile, only a small number of participants acquired hard news such as business or political news. Most hard news readers used RSS.
3 0 0 0 OA ハーバート・サイモンの多少混乱した概念
- 著者
- 神崎 宣次
- 出版者
- 実践哲学研究会
- 雑誌
- 実践哲学研究 (ISSN:02876582)
- 巻号頁・発行日
- vol.29, pp.47-63, 2006
3 0 0 0 「人格知識論」とジョン・ロックの哲学
- 著者
- 下川 潔
- 出版者
- 中部大学
- 雑誌
- 人文学部研究論集 (ISSN:13446037)
- 巻号頁・発行日
- no.2, pp.123-154, 1999-07
- 著者
- Kanata S.
- 出版者
- 美学会
- 雑誌
- 美學 (ISSN:05200962)
- 巻号頁・発行日
- vol.14, no.2, 1963-09-30
3 0 0 0 OA 明治期アカデミー哲学の系譜 : 「現象即実在論」をめぐって
- 著者
- 井上 克人
- 出版者
- 関西大学
- 雑誌
- 關西大學文學論集 (ISSN:04214706)
- 巻号頁・発行日
- vol.55, no.4, pp.A1-A29, 2006-03-06
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006160420
- 著者
- 松本 直樹
- 出版者
- 京都哲学会
- 雑誌
- 哲学研究 (ISSN:03869563)
- 巻号頁・発行日
- no.579, pp.78-106, 2005-04
3 0 0 0 OA ヒュームの懐疑論と彼によるその解消
- 著者
- 久米 暁
- 出版者
- 京都大学哲学論叢刊行会
- 雑誌
- 哲学論叢 (ISSN:0914143X)
- 巻号頁・発行日
- vol.27, pp.1-13, 2000-09-01
3 0 0 0 OA ブータンに学ぶ観光開発の哲学 : GNHとツーリズムの関係性についての一考察
- 著者
- 山村 高淑
- 出版者
- 北海道大学観光学高等研究センター、日本交通公社
- 雑誌
- CATS 叢書
- 巻号頁・発行日
- vol.3, pp.211-216, 2010-02-01
我々、北海道大学観光学高等研究センターは、2006年度より財団法人日本交通公社の特定研究プロジェクト「コミュニティ・ベースド・ツーリズムに関する研究」に共同研究の形で参画させていただいている。コミュニティ自身が自律的にツーリズムをコントロールし、自らの社会・文化の発展につなげていくための方策を、国内外の先進事例から探っていこうというものである。さて2007年11月24日から12月4日にわたり、この研究の一環として、ブータン王国での実地調査を行った。その目的は、ずばり「GNH(Gross National Happiness:国民総幸福量)とツーリズムとの関係性」について、調査団員各自の専門分野の視点から考察することであった。本稿では筆者の専門分野であるヘリテージツーリズム(文化遺産観光)の観点に偏ることをお断りしつつ、このブータン調査で得られた知見の一部を報告したい。