著者
梅川 逸人 中井 伸行 吉田 沙織 古市 幸生 松永 正好
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.12, pp.655-658, 2006-12-15
被引用文献数
3 2

高血圧自然発症ラット(SHR)に,脱塩したたまり醤油粕を飼料中重量比で,10%,20%になるように投与し,SHRの血圧上昇に及ぼす影響について検討したところ,血圧上昇抑制作用が認められた.たまり醤油粕アルカリ抽出物からダイアイオンAMP 01およびトヨパールHW-50Fによるクロマトグラフィーを行うことにより,ACE阻害活性を有する画分(FIおよびFII)を調製した.これらの画分をSHRに対して経口単回投与を行ったところ,FIIに有意な血圧降下作用が認められた.
著者
藤田 将幸
出版者
日経BP社
雑誌
日経Windowsプロ (ISSN:13468308)
巻号頁・発行日
no.103, pp.88-91, 2005-10

あなたは会社のネットワーク管理者である。社内のネットワークでは,ファイル・サーバーとしてWindows Server 2003を利用している。あなたは社員の吉田さんが退職したので,ユーザー・アカウントを削除した。その後,吉田さんから業務を引き継いだ田中さんから,吉田さんの作成したファイルを変更できないと連絡があった。
著者
佐藤 直樹 熊本 博光 太田 徳夫
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2011, pp.458-463, 2011-03-10

従来,原子力発電所,化学プラント,鉄道施設などの物理的システムのリスク評価に適用されてきた確率論的リスク評価(PRA)を,情報セキュリティへの適用に引き続いて,プロジェクトマネジメントのエリアへの適用を試みる.本稿ではプロジェクトマネジメント,特にプロジェクトのコスト計画破綻のケースに焦点を当てて,PRAの適用によるリスクの定量的評価について論じる.
著者
王 篠卉
出版者
日本スポーツ社会学会
雑誌
スポーツ社会学研究 (ISSN:09192751)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.39-51, 2007

本稿は、中国ナショナルチームに所属した男子高飛び込み選手である田亮の「除名事件」を手がかりに、「改革開放」の過渡期にある中国スポーツ選手が従来の「国家的英雄」から「大衆的スター」として社会に受け入れられることを通し、市場経済が引き続き成長する社会背景の下で、「国家」の政治性が漸次的に衰退しつつある中国におけるスポーツ改革の現状が今後どのように変化していくのかについて分析するものである。田亮は「挙国体制」下の中国で育てられたオリンピック金メダリストであり、中国スポーツにおける代表的な「国家的英雄」であった。国家は彼のようなオリンピック金メダリストらを理想的な「中国人」の像として形作り、ナショナルアイデンティティの具現化に役立たせた。一方、「改革開放」政策の進展にしたがって、国家の権力により統制されたスポーツの「挙国体制」に対峙して「スポーツ市場」が成立し、拡大しつつある。経済面でのメリットを図る国家は、田をそこに送り出したが、メディアによって田のイメージが作り直され、「国家的英雄」像に全くそぐわないものとなった。「国家」はこれを理由として田をナショナルチームから除名したが、それにもかかわらず、彼は「大衆的スター」としてスポーツ市場のメカニズムの中で人々に認められるようになった。田の「除名事件」は中国スポーツ改革の軋轢を反映する事件であり、そのうえ、彼が国家から見放された後でも「大衆的スター」として社会に受容されることは、市場経済の影響で進化しつつある社会に対して、「国家」が徐々に支配し得なくなる現状を語っている象徴的な例でもある。このような状況における中国のスポーツ改革は今後いかに改革の方向を調整するか、これについて、本稿は最後に明らかにした。
著者
吉田 光市 畠中 克弘
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.446, pp.38-40, 2008-04-25

よしだ・こういち●1958年生まれ。82年に東京大学経済学部を卒業し、建設省(現・国土交通省)に入る。人事課長補佐、建設業課入札制度企画指導室長、広報課報道企画官、日本道路公団・本州四国連絡橋公団監理室長などを経て、2005年8月から現職──本誌1月11日号の特集の取材に対し、吉田さんは「建設投資は底を打ち、今後は横ばいで推移する」との見方を示していました。
著者
濤榮松 宏仁 樽茶 清悟 石川 統 藤原 晴彦 塩川 光一郎 深町 博史 若林 健之 桑島 邦博 土肥 絢子 グラー ロバート 吉田 榮 植田 榮司
出版者
東京大学大学院理学系研究科・理学部
雑誌
東京大学大学院理学系研究科・理学部廣報
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.4-19, 2001-03

学部教育を考える/壽榮松先生を送る/この13年は何であったか/石川統先生を送る/定年退官に際して思う、40年の研究生活のこと/塩川光一郎先生を送る/35年の研究を振り返って : 生命を電子で見る/若林先生を送る/理学部での日々/土肥絢子さんを送る/退官にあたって/吉田さん退官によせて
著者
草間 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSS, 安全性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.226, pp.5-8, 2013-09-19

福島第一原発の元所長,吉田さんが他界された.彼がいなければ,わが国土の1/5近くを失っていたと言っても過言では無いだろう.しかし,事故時運転操作手順書で規定された手順と異なる対応を取った,或いは,取るようにプログラムされていたと言う事実は,各事故調や,ほとんどの報道・書籍が触れていない.本発表は,規定外の行動により発生したと思われる福島第一1号機の不具合仮説を紹介し,その根底にある,人間心理(多くの技術者に普遍的に存在する)の問題を示すと共に,安全工学の専門家諸氏に,吉田元所長のご遺志に沿った,真実に迫る追加調査検討を,懇願するものである.
著者
小坂 秀雄
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
建築雑誌 (ISSN:00038555)
巻号頁・発行日
vol.71, no.840, pp.43-45, 1956-11-20
著者
上杉 捨彦
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.102-103, 1955-02-01
著者
倉掛 重精 菅原 和夫 三上 靖隆 中路 重之 長内 剛 岡村 典慶 大下 喜子
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, 1990-12-01

日本ナショナルチーム女子選手の試合中の心拍数は、勝敗によって影響を受けることはなかったが、試合内容や対戦相手によって大きく影響を受けるのではないかと考える。試合中の心拍数はゲーム数の違いによって、差が認められ、ファイナルゲームになると心拍数が低下を示した。又、個人別には、試合間で心拍数に差が認められたが、この差が試合中の集中力の差であるのかは、今後の検討課題である。
著者
高橋 幸裕
出版者
尚美学園大学
雑誌
尚美学園大学総合政策論集 (ISSN:13497049)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.85-102, 2015-12-25

高齢者介護では利用者のQOL(Quality of life:生活の質)が重視されている。しかし、政策的には人生の最後のあり方(死の迎え方)について十分に検討されてこなかった。その背景に、かつて日本では日常生活と死は密接したものであったが、医学の進歩に伴って延命治療が重視された結果、家庭から遠ざかってしまったことにある。1976年には在宅死よりも病院死の割合が上回って以降、日常生活の中で死を経験する機会が失われてしまうことになった。他方、介護職の養成テキストをみると、死が差し迫った利用者と家族への支援方法やその後の対応については僅かな記述しかなく、十分に意識されたものとはなっていない。このような実態を踏まえて、在宅介護現場では看取りに対してどのような課題があるのかを整理した。その結果、在宅介護現場では看取りを希望する利用者・家族に対し、どのような実態と課題があるのかを検討するために聞き取り調査を実施した。ホームヘルパーは利用者が生き続けることを前提とした介護サービスを提供していることから、利用者や家族から看取り支援を依頼された際に看取りに関する経験不足だけでなく医学的知識がないことを理由に戸惑いや不安を感じていることが明らかとなった。
著者
宮原 征人
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械. Special issue, 日本歯科理工学会学術講演会講演集 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.12, no.22, pp.104-105, 1993-08-20

今回、紹介するユニット スペースラインフィール21は、人間の持つ固有感覚に基づき開発されたもので、開発コンセプトは、(1)Top Level Patient Relation Ship (2)Top Level SKill For Treatment (3)Top Level Infection Controlである。その結果、最もシンプルで容易な診療行為を行える新ユニットを開発したので紹介する。
著者
窪 徳忠
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤大学佛教学部論集 (ISSN:0389990X)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.236-255, 1986-10
著者
白樫 正高 古塩 淳 徳長 靖 橋本 斉 脇屋 正一
出版者
The Japanese Society of Snow and Ice
雑誌
雪氷 (ISSN:03731006)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.75-82, 1986
被引用文献数
2 1

ポンプ・管路系による雪の水力輸送を,市街地のような広い地域からの排雪手段として適用する場合,小径の管を順次合流させ,大径管により長距離を輸送するのが適当と考えられる.本研究ではこのような樹木状配管における合流部の形状で最も基本的と考えられるT字形合流管における雪水二相流の損失動力を実験的に調べた.内径77mmの本管に同径の支管が直角に交る合流管において,雪の吐出し体積分率の等しいざらめ雪・水二相流が合流する場合の,合流前の本,支管流量Q1,Q2,管に沿った圧力の低下,合流後の雪の吐出し体積分率を測定した.比較のための試料としてプラスチックビーズを用いた.合流後の流量Q3一定の条件下で雪水二相流の合流損失は清水(せいすい)の場合と同様の挙動を示した.すなわち,雪水混合体を均質流体とみなして定義した合流損失係数と流量比Q2/Q3の関係は清水の場合とほぼ一致し,雪の混入による合流損失係数の増加は小さい.これに対し,プラスチックビーズ・水二相流ではビーズの分率とともに合流損失係数が大きくなる傾向が明らかである.以上の結果から,ざらめ雪・水二相流のT字管における合流損失動力は,清水についての合流損失係数を用いて概略推定する事ができると考えられる.