著者
望月 悦子 木村 洋
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.75, no.647, pp.35-41, 2010-01-30 (Released:2010-04-02)
参考文献数
15
被引用文献数
2 3 1

The purpose of this study is to identify the visual effects of the difference of spectral power distribution of luminaires in office space. Subjective experiment was conducted in two experimental chambers with different kind of ceiling luminaires - LEDs and fluorescent lamps. Visual fatigue of the subjects was evaluated by three methods, ART (Accommodation Response Time) and CFF (Critical Fusion of Flicker) as objective test and questionnaires for evaluation of subjective symptoms of fatigue as subjective test. The results showed that there was no significant difference between the variation rate in ART and that in CFF caused by VDT works within one hour under LEDs and those under fluorescent lamps. Also the subjective evaluation on fatigue was not significantly different among different kinds of the light source.
著者
小林 英城
出版者
国立研究開発法人海洋研究開発機構
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

マリアナ海溝チャレンジャー海淵に生息するカイコウオオソコエビは新規セルラーゼを保持するが、生物多様性に関する条約の成立により、工学利用が困難となった。そこで伊豆小笠原海溝を調査した結果、底部に生息するヨコエビも同様のセルラーゼを保持することがわかった。伊豆小笠原海溝から採取したヨコエビより全RNAを抽出し、次世代シーケンサーにて塩基配列を決定した。その塩基配列よりセルラーゼの配列を検索した結果、7本の候補を見出した。しかし、同配列をcDNAからPCR増幅を試みたが成功に至らず、情報学的な交雑が予想された。
著者
剣持 秀紀
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.723-728, 2009-08-15
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1217, pp.60-62, 2003-11-17

今年9月のピーシーデポコーポレーション(PCデポ)と、家電量販大手、ラオックスの提携は、ここ数年急速に目立ってきたパソコン市場の変化を象徴する出来事だった。 ラオックスは、日本最大の電気街、東京・秋葉原の代表選手の1つ。一方のPCデポは、横浜市を本拠に神奈川県内と、東京都、千葉、埼玉県などの郊外で急速に成長。
著者
飯田 隆
出版者
日本大学哲学研究室
雑誌
精神科学 (ISSN:02876604)
巻号頁・発行日
no.49, pp.1-14, 2011
著者
光森 奈美子
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.68, no.10, pp.483, 2018-10-01 (Released:2018-10-01)

2018年10月号の特集タイトルは「オープン化の新たな視座」です。主に学術雑誌論文を対象としてきたオープンアクセスに加え,近年は研究データのオープン化も議論の対象となり,オープンサイエンスへと広がりを見せています。また,行政資料や行政の持つデータのオープン化は,国か地方公共団体かを問わず進められています。企業においては,これらのオープンになった情報を活用するだけにとどまらず,自らが持つデータをオープンにすることで,イノベーションの創出を目指す動きも生まれています。このように,一口に「オープン」と言っても様々な流れがあり,オープン化に対する考えや取り組み方が異なります。多様な視点からオープン化の流れを見つめるべく,本特集では異なる立場の方々からご寄稿いただきました。企業活動の中でオープンデータがどのように活用できるのか,そのメリットと課題について,株式会社日立コンサルティングの岡山将也氏,岩崎一正氏に考察いただきました。研究データのオープン化に関しては,社会科学分野のデータアーカイブである「SSJデータアーカイブ」の取り組みをご紹介いただくとともに,日本の社会科学分野における研究データのオープン化とその課題を,東京大学社会科学研究所の三輪哲先生,佐藤香先生に論じていただきました。行政資料のオープン化がどのように実現されるのかを知る事例として,神奈川県立図書館の白石智彦氏に「神奈川県行政資料アーカイブ」をご紹介いただきました。専門機関におけるオープンアクセスの実態調査を行った事例として,国立研究開発法人国立環境研究所の尾鷲瑞穂氏,野崎久美子氏,張替香織氏,村上章人氏より,同研究所の取り組みをご紹介いただきました。国際的な学術出版社であるシュプリンガー・ネイチャーにおけるオープンサイエンスに対する取り組みを,同社の小林眞代氏よりご紹介いただきました。本特集が,「オープン化」の新たな風を感じる機会となることを願っています。(会誌編集担当委員:光森奈美子(主査),渋谷亮介,寺島久美子,南山泰之)
著者
山本 泰彦 武田 厚 長合 友造
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 = Proceedings of JSCE (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.704, pp.187-199, 2002-05-20
被引用文献数
1

十分な空気を混入したコンクリートが約半日から14日までの各材齢に保有している耐凍害性能を通常の急速水中凍結融解試験によって実験的に調べた. 実験結果の解析には, 試験中にセメントの水和が継続する影響を排除する手法として著者等が過去の研究で提示したデータ解析手法を適用した.<br>本研究では, 若材齢コンクリートの耐凍害性も, 強度および含水量に大きく左右され, 水セメント比の直接的な影響は小さいこと, 飽水状態にあるコンクリートに満足すべき耐凍害性を付与するためには24N/mm<sup>2</sup>以上の圧縮強度が必要であること等を示した. また, 寒中コンクリートの養生方法に関し, わが国で標準となっている湿潤養生よりも封かん養生に近い養生方法を採ることが望ましいことを示した.
著者
高山 龍太郎
出版者
富山大学経済学部
雑誌
富山大学紀要.富大経済論集 (ISSN:02863642)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.603-652, 2007-03

富山県の地域性は、しばしば東西に分けて語られる。県中央部にある呉羽丘陵を境に、県東部を「呉東」(ごとう)、県西部を「呉西」(ごせい)とする呼び方は、そうした人びとの認識の一例である。たとえば、富山県を全国の人びとに紹介するある本は、富山県の市町村を呉東と呉西に分けて紹介している(須山 1997)。また、国民的作家と呼ばれた司馬遼太郎も、『週刊朝日』の連載「街道をゆく」のなかで、呉東と呉西という言葉にふれ、「人文的な分水嶺を県内にもつというのは、他の府県にはない」(司馬 1978:116)と紹介している。今回の私たちの調査でも、回答者の95%の人が、富山県を呉東と呉西という呼び名で二分されることを知っており、75%の人が、呉東と呉西の間に全般的な違いがあると考えていた。このように、富山県を東西に分けて把握する認識は、かなり一般的である。しかし、こうした認識枠組みがある一方で、現実の富山県の東西の違いはなくなりつつある。自動車を中心とする交通手段の発展は、富山県をますます一体化させている。本稿の目的は、こうした問題意識にもとづき、富山市と高岡市でのサーベイ調査から、富山県の東西の違いが、実際にどのくらい存在するのかを、実体と人びとの意識の両面から具体的に明らかにすることである。調査の概要は、以下の通りである。富山県の東西をそれぞれ代表する都市として、富山市(東)と高岡市(西)を調査対象に選んだ、調査は、2005年12月から2006年1月にかけて、自記式郵送法による標本調査でおこなっている。実査の対象者は、富山市と高岡市から、500めいずつ合計1000名を選んだ。実査対象者の標本抽出には、選挙人名簿を台帳として二段階抽出法によっておこなった。回答者は446名(富山市213名、高岡市233名)で、回収率は全体で44.6%(富山市42.6%、高岡市46.6%)であった、
著者
今村嘉吉 著
出版者
織田書店
巻号頁・発行日
1927

2 0 0 0 薩藩名勝志

出版者
鹿児島県立図書館
巻号頁・発行日
2003
著者
島 義和 高橋 理音 村田 年昭 田村 淳二 戸巻 雄一 富永 忍 坂原 淳史
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.125, no.9, pp.855-864, 2005 (Released:2005-12-01)
参考文献数
14
被引用文献数
3 3

Recently, wind power generation is increasing in the world. In the wind power stations, induction machines are mostly used as generators. Since induction generators have a stability problem similar to the transient stability of synchronous machines, it is important to analyze the transient stability of power systems including wind generators. Although there have been some reports analyzing the transient stability problem, wind turbine and wind generator are, in most cases, modeled as one mass shaft system having total inertia constant. This paper presents simulation analyses of transient stability of power system including induction generator which is expressed by a two-mass shaft model and analyzes an effect of shaft system modeling on the transient stability characteristics. Simulations are performed by PSCAD/EMTDC in this study.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1398, pp.160-162, 2007-07-02

資源インフレが再燃の兆しを見せている。今年初め、1バレル50ドル台前半にまで下落した原油価格は、6月に入り急騰。国際的指標であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物は6月19日、69ドルの年初来高値をつけた。70ドルの大台をうかがう動きを見せている。 こうした動きは原油だけに限らない。