著者
TSENG Fu-Min PETRIE Dennis LEON-GONZALEZ Roberto
出版者
GRIPS Policy Research Center
雑誌
GRIPS Discussion Papers
巻号頁・発行日
vol.14, 2014-09

経済学 / EconomicsBereavement is a grieved and inevitable event in our life. For an aging society, the incidence of spousal bereavement and parental bereavement is higher than the other kinds of bereavement events. This study employs the difference-in-differences (DiD) strategy and the Taiwanese panel Survey of Health and Living Status of the Elderly (SHLSE) to evaluate the impact of losing a spouse on well-being measured by self-assessed health status, depression, and life satisfaction.The results show that spousal bereavement causes substantial depression and loss in life satisfaction. The spousal bereavement impact increases depression by 1.46 CES-D points and reduces life satisfaction by 0.71 points. The decay effect of time is not observed in this study. We also examine the demographic differences of the spousal bereavement impact and find that the gap in life satisfaction between the bereaved who received more than 9 years education and the bereaved who received 9 years or less is 1.43 points, which implies that spousal bereavement causes less impact on more educated people in terms of life satisfaction. The increase in depression for the bereaved in a larger household is smaller than that for those in a small household by 2.75 CES-D points but it is weakly significant.The self-reported health outcomes are the intermediate outcomes between spousal bereavement and societal costs such as healthcare utilisation and death. The association between self-reported health status and mortality and health utilization has been well documented by literature. Thus, our results also provide the policy insight that giving proper interventions on the onset of bereavement may cause less societal costs afterwards.http://www.grips.ac.jp/list/jp/facultyinfo/leon_gonzalez_roberto/
著者
von Karl Urbach
出版者
Max Hesses
巻号頁・発行日
0000
著者
von Karl Urbach
出版者
Max Hesse's
巻号頁・発行日
0000
著者
大久保 賢一 井上 雅彦 渡辺 郁博
出版者
日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.29-38, 2008-05-31
被引用文献数
1

本研究では自閉症児・者の保護者を対象に子どもの性教育に関するニーズ調査を実施した。調査では、性教育の必要性、性教育が必要であると考えられる時期、必要とされる性教育の内容、そして保護者の学習の場の必要性とその形態に関して質問を行った。その結果、大部分の保護者が子どもに対する性教育の必要性を認識しており、小学校(小学部)高学年から性教育が必要であると回答した保護者が最も多かった。必要とされる性教育の内容については、子どもの生活年齢、知的障害合併の有無、性別に関連して保護者の回答に違いがみられた。また、大部分の保護者が、子どもの性教育に関する保護者自身の学習の場を望んでいることが明らかとなった。保護者の性教育に対するニーズの実態、そして今後の課題について考察を行った。

2 0 0 0 OA 英華和訳字典

著者
津田仙 [ほか]訳
出版者
山内輹
巻号頁・発行日
vol.1, 1881
著者
河合 直樹 八ツ塚 一郎
出版者
公益財団法人 集団力学研究所
雑誌
集団力学 (ISSN:21872872)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.206-221, 2013-12-28 (Released:2013-09-02)
参考文献数
8

数学教育に携わる複数の関係者にインタビュー調査を実施し、言説体としての数学教科書の特徴を検討した。多くの関係者が努力を重ねているにもかかわらず、現行の数学教科書は、結果として学習者を数学から遠ざけ数学嫌いにしている可能性が示唆された。 高校教師に対するインタビューでは、教科書という言説体の位置づけが現状では中途半端で、現場の教師にとって使いにくいものとなっており、場合によっては不必要ですらあることが示 された。いわゆる成績上位の学校の場合、授業で使用されてはいるものの、教科書は最小限の情報しか含んでおらず、教師による補足が不可欠である。また、授業にあたっては問題集を使用することに力点が置かれ、教科書の比重は小さい。一方、いわゆる低学力校では、授業にあたって教科書は使い物にならず、学習者にとって不可解かつ無用の長物となっている。教師は授業にあたって、教科書の内容に相当の補足を行い、さらに教材を工夫するなど、多くの努力を強いられている。教科書は形骸化しており、無意味な存在となっていると言ってもよい。 現行教科書の整理された内容には評価もある一方、その課題を指摘する声は多い。教科書の内容は、数学的にみて不自然であり、学習者の思考のあり方からも乖離している。学習者の陥りがちな誤りに寄り添って思考を導くところがなく、数学を学ぶ意義や、数学の楽しさを見出しにくくなっているのが現状である。 教科書会社の編集者に対するインタビューでは、こうした指摘に理解が示される一方、そのために工夫をこらすと採用されにくくなるという矛盾した状況が示された。現場の教師は、指導しやすく受験勉強にも役立つ教科書を求める傾向があり、指導に工夫の必要な教科書は敬遠されがちな状況がある。 現行教科書は、いわば「数学らしきもの」を学習者に提示しているだけであり、その結果として「数学嫌い」を増やしている可能性がある。このような構造について考察するとともに、自由度が高く、学習する内容の意味を理解できる新しい教科書の条件を検討した。

2 0 0 0 OA 満洲語基礎

著者
吉野美弥雄 著
出版者
甲文堂書店
巻号頁・発行日
1935
出版者
海南新聞社
巻号頁・発行日
vol.第1輯 松山市.温泉郡之部, 1924
著者
村田 成子 入来 正躬
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.157-163, 1974-05-31 (Released:2009-11-24)
参考文献数
19
被引用文献数
7 7

老人では暑さに対する反応より, 寒冷に対する反応がより顕著に障害され, その体温調節反応の特長は, 外来刺激感受性の鈍化から招来される反応発現の遅延であるとされている. しかし, この様な老人の体温調節反応を特長づける調節機構についての詳細な検討はなされていない.一方皮膚感覚については, 感覚点の分布密度が, 温点, 冷点, 痛点, 圧点などについて1920年代に詳細に検討されているが, その後は皮膚感覚についての研究は, 閾値の問題, 感覚神経の電気生理学的検討などが主な問題点とされて来ている. 皮膚感覚の加齢による変化についても, 痛覚閾値の変化などを検討した報告はあるが, 皮膚の感覚点の問題を検討した報告はみられない.老人の体温調節機構を解明して行く最初の試みとして, 老人の外来刺激感受性の鈍化に当然予想される皮膚自身での感覚受容の変化が, 皮膚感覚点頻度の増減の問題として把握し得る面があるか否かを検討するため, 平均年齢73±4歳の老人グループ30名と平均年齢26±5歳のコントロールグループ20名につき, それぞれ身体8ヵ所で冷点及び痛点の頻度を測定した. 得られた結果は次の通りである.1) 老人グループのコントロールグループに対する冷点及び痛点の頻度の減少は, 1ヵ所の痛点を除きすべて有意であった.2) 冷点の頻度は, 躯幹部で高く, 四肢末梢部で低い. 老人グループでは下腿部および足甲部で冷点の頻度の減少が大きい.3) 痛点の頻度の部位の差及び老人グループでの減少の部位の差は, 冷点ほど著明でないが足甲部はコントロールグループで痛点の頻度が低く, かつ老人での減少も顕著であった.
著者
竹野 創平 渡部 卓雄
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.1_167-1_180, 2016-01-26 (Released:2016-02-06)

本研究で我々は並行文脈指向プログラミングの概念とその実現手法を提案する.アクターモデルのような非同期通信に基づくシステムで文脈指向プログラミングを実現する際,文脈の変化と他の計算の間の同期に注意する必要がある.提案する手法は,文脈をまたがるメッセージに関する問題を自己反映計算を用いることで解決するものである.本論文ではErlangを用いた実装とその予備評価について述べ,提案手法の有効性を示す.
著者
髙橋 祐介
出版者
有斐閣
雑誌
法学教室 (ISSN:03892220)
巻号頁・発行日
no.398, pp.38-44, 2013-11
著者
岡本 透 大丸 裕武 池田 重人 吉永 秀一郎
出版者
Japan Association for Quaternary Research
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.215-226, 2000-06-01
参考文献数
30
被引用文献数
2 9

下北半島北東部の太平洋岸には,砂丘砂や泥土に覆われたヒバの埋没林が各所に認められる.この埋没林の形成期は,約2,600~2,000年前,約1,000~850年前,約500年前,および現代である.調査地域に分布する砂丘砂中に認められる埋没腐植層の年代は,<sup>14</sup>C年代値と白頭山苫小牧火山灰の年代から,約5,300年前,約2,700年前,約1,000~900年前,約600~500年前,そして約200年前に区分された.埋没腐植層の年代により,調査地域に分布する砂丘の形成期は,約5,000年前以降,約2,500年前以降,約1,000年前以降,約600年前以降,約100年前以降と推定された.約2,500年前以降は,砂丘の形成期の年代とヒバ埋没林の形成期の年代とがほぼ一致するため,ヒバ埋没林の形成には砂丘砂の移動が大きく関与している.約2,600~2,000年前のヒバ埋没林は,その年代と分布から,約3,000~2,000年前の小海退にともなう砂丘砂の移動によって形成された.約1,000年前以降に形成された砂丘については,人為的影響によって形成された可能性がある.<br>一方,調査地域周辺には,約700~500年前の製鉄遺跡が数多く分布し,江戸時代後期にも南部藩などによって製鉄が試みられている.砂鉄採取のための砂丘の掘り崩しや,製鉄用の木炭を得るための沿岸部における森林伐採といった人為的影響によって,約600年前以降と約100年前以降に砂丘砂の移動があった.それにともなって,約500年前,現代の年代を示すヒバ埋没林が形成された.
著者
小池 信太郎
出版者
慶應義塾大学大学院法務研究科
雑誌
慶應法学 = Keio law journal (ISSN:18800750)
巻号頁・発行日
no.37, pp.343-367, 2017-02

井田良教授退職記念号#論説1 はじめに2 責任主義3 精神障害による責任無能力4 量刑の一般原則と量刑責任の評価基準5 責任能力に関わる量刑事由6 結びに代えて