著者
大野木 碧 内田 渉 山田 直治 礒田 佳徳
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

近年,ブログや口コミサイトなどのCGMに含まれる評判を参考に,施設を検索するユーザが増加している.モバイル端末を使って施設検索を行う場合,施設ごとに記述された評判を,候補の施設全てに対して確認するのはユーザにとって負担が大きい.そこで近接した施設の類似する評判を集約して地図上に提示し,ユーザが選択した評判に基づいて該当する施設を検索できるシステムを提案する.さらに本システムの有効性について述べる.
著者
中山 浩太郎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

筆者らは,Wikipediaを解析することで大規模な連想シソーラス「Wikipediaシソーラス」を構築してきた.バージョン3では,連想関係だけでなく,半教師あり学習によるクラス分類や,Web検索を利用した精度向上アルゴリズムなどを摘要している.本発表では,構築手法とアルゴリズムの詳細について,デモを交えて紹介する.
著者
櫻井 祐子 横尾 真
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

検索エンジンでキーワード検索を行うと,検索結果と共に関連する広告が表示される.広告の掲載順位は,広告主がキーワードに対して入札を行い,その入札結果に応じて決定される.このようなオークションは,検索連動型広告オークションと呼ばれる.本論文では,検索連動型広告オークションにおいて,広告主の表示方法に関する選好を考慮し,掲載数を最適化する検索連動型広告オークションメカニズムの提案を行う.
著者
石井 聡一 福原 知宏 増田 英孝 中川 裕志
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

本研究では,アフィリエイトスパムのフィルタリングを目的とするアフィリエイト分析支援システムを提案する. 提案システムでは利用者からのアフィリエイトID,URL,商品名をクエリとし,クエリに応じてアフィリエイトIDが出現するブログ数,商品数,価格帯,商品ジャンル等を解析する. これによって,複数のブログサイトにまたがったアフィリエイタの分析やアフィリエイタの掲載商品の傾向の分析が可能となる.
著者
村田 博士 小野田 崇 山田 誠二
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

我々は,対話的情報検索である適合フィードバックを分類学習として捉え,性能の高い分類学習アルゴリズムであるサポートベクターマシン(SVM)を適用する手法を提案している.本論文では,この対話的文書検索手法について,SVMに基づく手法に適したカーネルを提案し,本手法の有効性を検証するために検証実験を行った.その結果,特にTFベクトル表現において,性能が大きく向上することがわかった.
著者
竹中 毅 新村 猛 石垣 司 本村 陽一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

労働集約型産業の一つである外食産業の生産性向上に向けては,提供プロセスの効率化とともに,多様化する顧客価値の理解や廃棄率の低減,従業員のスキル向上を支援する教育システムの開発など多くの課題がある.本研究では外食POSシステムを発展させた提供プロセスの効率化や,顧客のレストランでのメニュー選択行動や食事行動の分析,行動分析による従業員の暗黙的なスキルの理解など,これまでの研究成果を報告する.
著者
上甲 昌郎 河原 吉伸 矢入 健久
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

本論文では、機会学習とシステム制御の二つの分野の近年の成果を統合した、非線形システムの学習アルゴリズムを提案する。CCAの確率的解釈と同様にして部分空間法を確率的解釈することで、局所線形モデルの整列による非線形システムの学習法へと拡張が可能になる。最後にモーションキャプチャのデータへと適用し、本手法の有用性を示す。
著者
丸井 淳己 加藤 幹生 松尾 豊 安田 雪
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

今や主要なウェブサービスの一つとなったSNSには非常に大規模な人間関係が構成され,社会的な重要性が増し続けている.我々はmixiのリンク構造とアクセスログを調査し,基礎的な性質を示すと共に年代による人間関係の違いを明らかにした.次にリンクのクラスタリングを行い5種類の人間関係に分類した.さらに5種類の共起具合をNetwork motifを用いて計算し,情報の流れるパスの局所的な性質を明らかにした.
著者
和泉 潔 後藤 卓 松井 藤五郎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

定期的に発表され決まった形式を持つテキスト情報を対象とした長期市場動向分析のためのテキストマイニング手法を、実データによる運用テストで評価する手法を開発した。2008年1月から2009年5月の1年5カ月間の国債市場で評価したところ、年率平均に換算して、4.9%~88.05%の高いリターン成績を示すことができた。
著者
水谷 信泰 藤田 桂英 伊藤 孝行
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

マルチエージェントシステムの分野において,各論点が相互依存関係にある複雑な交渉問題が注目されている.しかし,既存の手法では論点数やエージェント数の増加に対するスケーラビリティが不十分であった.本論文では,論点の依存関係に基づくグループ分けを行い、グループごとに遺伝的アルゴリズムを用いて合意形成を行う手法を提案する.さらに,シミュレーション実験により提案手法が,既存手法より優れていることを示す.
著者
岡崎 直観 劉 瀟 綱川 隆司 辻井 潤一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

ウィキペディアでは,同一の実体を複数の言語で説明することがあり,それらのエントリ間は言語横断リンクで結ばれる.そこで,本研究では言語横断リンクで結ばれたエントリ同士を並行コーパスと見なし,対訳用語対をマイニングする.提案手法は,単一言語に対して用語抽出を行い,その用語に対する訳語を,統計的機械翻訳に基づく翻訳確率,並行コーパス中における共起回数,言語を横断した用語周辺文脈の類似度で選出する.
著者
市瀬 龍太郎 渡辺 曜大
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

本論文では,論文データを対象として,著者の貢献度を推定する手法を提案し,その実験的評価について報告する.
著者
片渕 聡 鄭 顕志 高橋 竜一 深澤 良彰 石川 冬樹 本位田 真一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

近年,イベントによって呼び出され処理を行い通知するイベント駆動型Webサービスが注目を浴びている.現在の要求/応答型サービスを対象としている検索技術では,イベントに関する要求を満足するWebサービスを探し出すことができない.本研究ではイベント駆動型Webサービスの検索を実現するために,要求とサービス記述双方のイベント制約のマッチングを行う.
著者
西村 直史 大田 直樹 櫻井 祐子 岩崎 敦 横尾 真
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

ある程度規模の大きい学会では,様々な制約条件や価値基準を満足する会議プログラムを手作業で作成することは困難であり,大きな労力が伴う.そのため著者らは,制約充足/最適化のテクニックを用いた会議プログラムの自動生成ツールを開発した.本論文では,開発したツールを用いて実際の2008年度人工知能学会全国大会のプログラムを作成した結果と,大会終了後に行なったツールの改良について報告する.
著者
津田 侑 上原 哲太郎 森村 吉貴 森 幹彦 大平 健司
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

インターネットライブ動画放送サービスの評価をするにあたって, 初期段階においては, エージェントシミュレーションが考えられ, エージェント設計のためにはユーザのモデル化が重要になる. そこで, インターネットライブ動画放送を利用したことがある人物200人を対象としたアンケートの結果を分析し, モデル化する. 本発表では, アンケート結果に基づくユーザのモデルについて述べる.
著者
関 亜沙美 小林 一郎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

時系列データの振る舞いを理解するために,多くの場合グラフなどに表現を変更する可視化の手法が用いられる.一方,株価などの動向を示すテキストが新聞やWebページに掲載されている.本研究では,時系列データの振る舞いを言葉で説明することに着目し,日経平均株価の動向を例とした時系列データの言語化手法の開発を行う.
著者
宮嶋 淳 山田 智哉 吉野 愛 大崎 美穂 片桐 滋
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

肝炎検査履歴に自己回帰モデルを当てはめ,パワースペクトルを特徴量としたk平均法で予後分類を試みた.少数の検査項目である程度の性能が得られ,項目追加とクロススペクトル導入で改善が期待できる結果となった.
著者
村上 明子 ルディ レイモンド
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

ネット上で行われる多くの議論は多くの人の意見を反映しており,既存のパブリックコメントなどに代わるものとして期待される.ディベートなどの議論においては,他の人の発言に対して返答することで,参加者は全体のテーマや他の人の発言に対するポジション(賛成など)を示している.本研究では,参加者の行動とそれに伴うテキストによって参加者の意見を推察し、参加者の意見を分類できることを示す.
著者
竹内 広宜 杉山 喜昭 太田 千景 山口 高平
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

テキストマイニング分析では、事前に分析観点を設定し辞書を作成する。そして分析ではテキスト中の概念同士の共起関係から有用な知見が得られることが多い。しかし、分析観点の設定やどの分析観点間に注目すればよいかは、分析者の経験やスキルに依存する。本論文では、市場分析におけるセグメント分析に対して、マーケティングミックスを考慮した分析オントロジーとテキストマイニング分析手法を提案し、有効性を検証する。
著者
鈴木 聡 鈴木 宏昭
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

アカデミックライティングの学習において,参照したテキストの中から学習者自ら議論する問題を発見し,協調学習を通じて内容を洗練させる問題構築的読解のプロセスは重要な役割を果たす.著者らは,問題構築的読解のためのマーキング・相互コメントが可能なWebベースの学習環境を開発し,大学授業にて運用した.本発表では,その際の相互コメントの内容を分析し,相互コメントの質とライティングの質との関係について検討する.