著者
甚野 尚志 大稔 哲也 平山 篤子 踊 共二 三浦 清美 青柳 かおり 太田 敬子 根占 献一 関 哲行 網野 徹哉 大月 康弘 疇谷 憲洋 皆川 卓 印出 忠夫 堀越 宏一
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2013-04-01

我々のプロジェクトは、中近世のキリスト教に関わる諸問題をさまざまな視角から分析することを目指した。それも地域的には、ヨーロッパ世界に広がったキリスト教の問題だけでなく、布教活動とともにキリスト教化した他の世界の諸地域も対象とした。これまでの研究は主として、中近世キリスト教の非妥協的態度、迫害社会の形成、異教徒との対決の視点から研究がなされてきたが、我々は最近の研究動向に従い、中近世キリスト教世界の多様性やことなる宗教の共存に光があてつつ研究活動を行ってきた。この間の多くのワークショップなどの成果に基づき、各分担者が論文などで中近世のキリスト教史の新しいイメージを提示できた。
著者
植田 浩安 三浦 清 金子 亜由美 磯部 賢二 前嶋 義夫 辻本 裕 西尾 和淑 村田 重男 梶原 啓史 實野 孝久
出版者
The Society of Fiber Science and Technology, Japan
雑誌
繊維学会誌 (ISSN:00379875)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.39-43, 2007
被引用文献数
1

The micro-printing technology which cannot be read with the n aked eyes is used as one of the imitation preventive measures. We p reviously developed the laser mark ing fiber by kneading the coloring pigments to polyester resin. Using this fiber, the irradiation conditions of YAG laser were examined and the best marking condition was found. It was expected the laser marking fiber which was marked original products info rmation was used effectively to p revent imitation.
著者
三浦 清美
出版者
電気通信大学
雑誌
電気通信大学紀要 (ISSN:09150935)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.21-47, 2016-02-01

Apocryphas are, in biblical literature, works outside accepted canon of the scripture. They arrived in medieval Russia through Slavonic translation of Byzantine literature. The author in this bulletin provides the translations and the commentary of following five medieval slavonic apocryphas. Their outlines are as follows:(1) A Story of Akir the wise: Akir, an able minister and counsellor of Assyrian Empire, had been plotted by his nephew and sentenced to death by his king. However, a friend of Akir gave him shelter in his own house. In absence of Akir an Egyptian pharaoh gave hard problems to the Assyrian king and threatened to send troops if Assyrians could not solve them. The Akir's friend confessed to their king that Akir was alive and Akir, who was then forgiven, solved the pharaoh's problems. Akir took revenge on his nephew. The minister Akir was mentioned in "the Book of Tobit" of the Old Testament.(2) An Eriphery's Story of twelve Fridays: Friday is a special day for Christians because Jesus Christ was crucified on Friday. This story explains why and how in a calendar twelve special Fridays should be venerated.(3) A Story of Melchizedek: Melchizedek, "a king of justice" in Hebrew, is an enigmatic character in Holy Scripture. This story describes how Melchizedek was born and hidden in the background of Holy Scripture.(4) An Aphroditian's Story: The episode of the arrival of three magi is popular theme of the New Testament. This story is based on that episode of the Holy Scripture, and describes how in the East, that is, in Persia three wise men came to be sent to Bethlehem to celebrate the birth of Jesus Christ. (5) A Story on the King Abgal: Abgal, a king of Edessa in Osroena kingdom, was suffering from leprosy, and wished Jesus Christ to come to Edessa to realize a miracle. Jesus, instead of himself coming, sent him a towel, with which Jesus wiped his face and in which the shape of his face was left. This was believed in the Christian world to be the first icon of the Savior. This story is the incarnation of the idea on icons "acheiropoietos = made not by human hands".
著者
堀井 直子 三浦 清世美 久米 香 横手 直美 中山 奈津紀 青石 恵子 田中 結花子 山口 直己 足立 はるゑ
出版者
中部大学
雑誌
中部大学生命健康科学研究所紀要 (ISSN:18803040)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.11-20, 2008-03
被引用文献数
1

目的 看護大学生の学習ニーズを反映させた教育方法を検討するために、入学時に学生が保健看護学科を選択した動機を明らかにする。方法 予備調査として、2006年5月に保健看護学科2006年度入学生81名を対象に、学科志望動機に関する記述を求め内容の分析をした。次いで本調査を2007年7月〜9月に保健看護学科2006年度入学生80名および2007年度入学生124名を対象に、予備調査の結果をもとに作成した学科志望動機質問紙(無記名自記式)を用い、集合調査を行った。結果 入学生の志望動機は、2006、2007年度ともに、「社会に出てから人のために役立つ仕事がしたい」「看護師・保健師の国家試験受験資格が得られることに魅力を感じた」「身近な人を助けたい」が全体の83〜92%の割合を占め上位であった。また「人とコミュニケーションをとることが好き」「人の世話が好き」なども約70%の学生が挙げており、看護を目指す学生は、人と関わることが好きで、看護職を、資格の取れる、人のためになる仕事であると認識して志望していると言える。また入学時と現在の「看護を学びたい思いの強さ」は、2006年度生は入学時"強い"45.6%が現在21.5%へ減少した。2007年度入学生は入学時"強い"43.4%から現在54.9%に増加していた。入学時の志望動機を大切にし、学習意欲の向上と職業的責任の自覚を強化していくための教育方法の工夫が必要であることが示唆された。
著者
Timpong Sahaphol 三浦 清一 屋良 航志 山木 正彦
出版者
公益社団法人 地盤工学会
雑誌
地盤工学研究発表会 発表講演集
巻号頁・発行日
vol.39, pp.435-436, 2004

北海道十勝沖を震源とする2003年十勝沖地震(マグニチュード8.0)の発生により,北海道各地において地盤や構造物に甚大な被害が見られた.特に,火山灰地盤の液状化による大規模な地盤災害が顕著であった.本研究では火山灰地盤の動的変形特性を明確にするために,一連のベンダーエレメント試験と微小ひずみ領域での繰返し三軸試験が実施された.特に,火山灰粗粒土の粒子破砕,間隙比,有効拘束圧及び細粒分含有率がせん断剛性率に及ぼす影響が調べられた.得られた試験結果を基に,種々の火山灰土の実用的な予測式が提案されている.
著者
三浦 清美
出版者
北海道大学スラブ研究センター = Slavic Research Center, Hokkaido University
雑誌
スラブ・ユーラシア研究報告集
巻号頁・発行日
vol.4, pp.1-23, 2012-03

文化空間としてのヴォルガ. 望月哲男, 前田しほ編
著者
武田 則之 安田 圭吾 林 慎 後藤 忍 青山 かおり 伊藤 康文 堀谷 登美子 北田 雅久 野津 和巳 岡 暢之 加藤 譲 三浦 清
出版者
THE JAPAN DIABETES SOCIETY
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.10, pp.767-771, 1989

症例は23歳女性.1983年9月一過性のthyrotoxicosisで受診.禰漫性の甲状腺腫を認め, 抗甲状腺マイクロゾーム抗体 (MCHA) 陽性.759経口糖負荷試験で血糖前値137mg/d<I>l</I>, 2時間値271mg/d<I>l</I>.1年後妊娠し, 1984年12月帝王切開で女児出産.妊娠中free thyroxine値は正常でMCHAの抗体価は低下した.妊娠中インスリンを使用したが, 産後にSU剤に変更出産3ヵ月後にpostpartum thyroiditisによると考えられるthyrotoxicosisと糖尿病性ケトアシドーシス (DKA) を同時に発症.DKA改善後も1日30単位以上のインスリンを必要とした.抗ラ氏島細胞抗体 (ICA) は妊娠中も出産後も持続性に陽性.血中C-peptide基礎値は妊娠18週0.4ng/m<I>l</I>, 26週0.7ng/m<I>l</I>であったが, DKA発症以後は測定感度以下で, グルカゴン試験時のC-peptide反応頂値も0.7ng/m<I>l</I>と低値HLADR4を有していた.本例はNIDDMの病像で発見され, 産後にIDDMの病像が顕性化した症例と考えられた.妊娠, 出産に伴う免疫機能の変動と, IDDMの進展との関連, が示唆された.
著者
菊地 慶仁 山ノ井 高洋 三浦 清茂
出版者
北海学園大学
雑誌
北海学園大学工学部研究報告 (ISSN:02865262)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.69-77, 2010-02-22

裸眼立体視ディスプレイは,液晶シャッター眼鏡を装備しなくても複数の視点から立体視が得られ,より自然な視覚を得ることが可能なデバイスである.本報告では,初期アルツハイマー病患者に特有な遠近感覚の喪失の検出に,このタイプのディスプレイが利用可能であるかどうか基本的な実験を行った結果について報告する.
著者
三浦 清之 上原 泰樹 小林 陽
出版者
農業技術研究機構中央農業総合研究センター
雑誌
中央農業総合研究センター研究報告 (ISSN:18816738)
巻号頁・発行日
no.9, pp.1-16[含 英語文要旨], 2007-01
被引用文献数
2

「あゆのひかり」は北陸農業試験場(現中央農業総合センター・北陸研究センター)で1989年に新しい機能を有する糖質米品種の育成を目的として,糖質系統「EM5」(「金南風」の糖質突然変異系統: 九州大学育成)を母とし,早生の日本型多収系統「奥羽331号」(後の「ふくひびき」)を父とする人工交配を行って育成された品種である。1994年から「北陸169号」の系統名で,関係各府県における奨励品種決定調査試験およびその他の試験に供試してきたものであり,2005年9月15日に新品種として「水稲農林405号」に命名登録された。「あゆのひかり」は,北陸地域を主体とした寒冷地南部に適する,よりGABAの蓄積量を高めた発芽玄米用品種である。「あゆのひかり」の特性の概要は以下のとおりである。1. 出穂期は「コシヒカリ」より3日程度遅く,育成地では"中生の中",成熟期は出穂後30日を目途とするため"早生の晩"である。2. 稈長は「コシヒカリ」より20cm程短く,"短"に,穂長は「コシヒカリ」並の"中"に,穂数は「コシヒカリ」より少ない"やや少",草型は"偏穂重型"で,脱粒性は"難"である。3. 玄米の厚さは平均で1.47mmと極めて薄く,千粒重は14~16gと極軽く,収量は,「コシヒカリ」,「キヌヒカリ」より少なく,これらの品種の約60%である。4. 発芽時の乾物重あたりのGABAの含有量は,「コシヒカリ」の3倍前後であり,水溶性多糖(植物グリコーゲン)を,乾物重あたり約30%含有する。5. いもち病真性抵抗性遺伝子はPiaとPibを併せ持つと推定され,葉いもち圃場抵抗性は"やや強",穂いもち圃場抵抗性は不明である。穂発芽性は"極易",障害型耐冷性は"弱"である。6. 出穂後29日目から,籾の発芽率が上昇し,一方,籾重は,出穂後30日前後まで増加し,その後,一定となるので,出穂後30日を目途に収穫することで,穂発芽による品質低下を防ぐことができる。
著者
石川 達也 三浦 清一 横濱 勝司 亀山 修一 川端 伸一郎 小野 丘 安倍 隆二 関根 悦夫 八谷 好高
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究では、凍結融解作用を受ける粒状路盤の力学特性の試験方法を提案するとともに、凍結時及び凍結融解後の粒状路盤の力学挙動を把握し、舗装構造の理論的設計方法を用いて、凍結融解に伴う粒状路盤の性能変化が道路舗装の疲労寿命に及ぼす影響を検討した。この結果、粒状路盤が凍結融解作用を受けた場合、支持力特性のような力学的な性能が変化し、疲労寿命のような走行路構造の長期性能に強く影響を及ぼすことを明らかにした。