著者
中内 秀雄 内藤 壽夫 加藤 信吾 井上 栄
出版者
一般社団法人 日本ゴム協会
雑誌
日本ゴム協会誌 (ISSN:0029022X)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.273-279, 1987 (Released:2007-07-09)
参考文献数
3
被引用文献数
7 3

第1報で開発した膨潤圧縮による架橋構造解析法の応用として, 架橋形態と諸物性との相関を求めた.1) モデルサンプルの架橋構造と疲労の関係より, ポリスルフィド網目(νP)が多く, モノスルフィド網目(νM)が少ないほど, 疲労寿命がアップするというクリアーな関係が得られた.2) モデルサンプルの熱老化と架橋構造の関係より, 熱老化とともにνPが減少, νMの増加を生じるが, 温度上昇とともにこの変化が規則的に顕著になる.3) 1)と2)の結果を用いて, 防振ゴム実走品の熱履歴を推定することが可能となり, 故障解析に有力な手法となった.
著者
児矢野 マリ 高村 ゆかり 久保 はるか 増沢 陽子 島村 健 鶴田 順 堀口 健夫 北村 喜宣 遠井 朗子 山下 竜一 佐古田 彰 藤谷 武史 坂田 雅夫 亘理 格 城山 英明 加藤 信行 郭 舜 小林 友彦 藤谷 武史 坂田 雅夫 及川 敬貴 梅村 悠 村上 裕一 伊藤 一頼
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2010-04-01

地球温暖化、海洋汚染、生物多様性の減少等、グローバル化した現代社会の環境問題に対処するためには、環境条約と各国の国内法・政策との連結と相互浸透が不可欠だが、その適正な確保は必ずしも容易ではない。本研究はこの問題に対処するため、国際法学、行政法学、行政学、環境法政策論を含む学際的研究として、地球温暖化、オゾン層の破壊、廃棄物・化学物質の規制、海洋汚染、生物多様性・自然保護、原子力安全規制を含む主要問題領域について、日本における多国間環境条約の国内実施及び環境条約の定立と発展に対する国内法・政策の作用の動態を実証分析し、その結果を統合して日本の特徴を解明するとともに、その課題と将来展望を探った。
著者
久野 覚 齋藤 輝幸 飯塚 悟 岩田 利枝 望月 悦子 加藤 信介 佐古井 智紀
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2012-04-01

本研究の目的は、一日および年間を通じた実験により、外界の変化とそれに伴う住宅内環境の変化および人間の行動・心理の変化を捉え、地球環境保全の時代にふさわしい住宅のあり方について検討することである。温熱環境については環境計測と被験者実験による生理・心理反応の把握、数値流体力学を用いた夏季通風時における室内温熱・気流環境と人体温熱生理状態の予測、換気方式の違いによる室内環境への影響評価、光環境については居住者の光環境調整行動による照明用電力削減効果とLED照明によるメラトニン抑制効果等、新しい評価法の提案を行った。夏期通風時における人体熱収支については従来の定説を覆す成果を上げた。
著者
大仁田 義裕 加藤 信 小森 洋平 酒井 高司 橋本 義武 小池 直之 田中 真紀子 入江 博 宇田川 誠一 谷口 哲也 GUEST Martin 田丸 博士 江尻 典雄 安藤 直也
出版者
大阪市立大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2005

微分幾何学における部分多様体論は,ガウス以来の歴史の長い学問分野で,常に他の諸分野と関わりながら発展してきた.本研究課題は,有限次元および無限次元リー理論,幾何学的変分問題,可積分系理論,幾何解析等の分野と関わり,伝統的な方法を踏まえ無限次元的手法まで視点を広げて,部分多様体論の研究を広範かつ集中的に組織・推進した.有限次元および無限次元等径部分多様体,ラグランジュ部分多様体のハミルトン変分問題,調和写像と可積分系等を研究推進,新しい方法と結果を与えた.また,この研究領域における国際的な協力体制を整備し,若手研究者たちの活動も大いに促進した.
著者
伊香賀 俊治 村上 周三 加藤 信介 白石 靖幸
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.65, no.535, pp.53-58, 2000
被引用文献数
23 14

Building sector has a heavy role to create sustainable society, because CO_2 emissions associated with construction and operation of buildings are estimated to be 1/3 of the whole CO_2 emissions in Japan. These CO_2 emissions were estimated from 1970 through 2050 and the following results were obtained. (1) CO_2 emission between 2008 and 2012 will increase by 15% than 1990 level. (2) CO_2 emission can be reduced by 6% between 2008 and 2012, and reduced by 40% in 2050, if the 30% energy saving, long life and environment-conscious materials are adopted to new buildings.
著者
加藤 信哉
巻号頁・発行日
2013

第2回みちのく図書館情報学研究会. 2013年12月28日(土)東北大学

1 0 0 0 IR COUNTERについて

著者
加藤 信哉
出版者
Japan Pharmaceutical Library Association
雑誌
薬学図書館 (ISSN:03862062)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.258-269, 2007

本稿では, はじめにCOUNTER(Counting Online Usage of NeTworked Electronic Resources)の設置の経緯と概要について簡単に説明する。続いて「雑誌およびデータベース用実施コード(リリース2)」ならびに「図書および参考図書用実施コード(リリース1)」の考え方, 用語定義, 利用レポートの種類について解説し, 2007年5月現在の実施コードの準拠ベンダーおよび準拠ベンダー数の推移を概観する。最後に横断検索や検索エンジンによる利用統計の過剰カウントやインターフェースの利用統計への影響等の課題と監査, 利用ファクター, SUSHIのような新しい動向について紹介する。

1 0 0 0 IR COUNTERについて

著者
加藤 信哉
出版者
日本薬学図書館協議会
雑誌
薬学図書館 (ISSN:03862062)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.258-269, 2007

本稿では, はじめにCOUNTER(Counting Online Usage of NeTworked Electronic Resources)の設置の経緯と概要について簡単に説明する。続いて「雑誌およびデータベース用実施コード(リリース2)」ならびに「図書および参考図書用実施コード(リリース1)」の考え方, 用語定義, 利用レポートの種類について解説し, 2007年5月現在の実施コードの準拠ベンダーおよび準拠ベンダー数の推移を概観する。最後に横断検索や検索エンジンによる利用統計の過剰カウントやインターフェースの利用統計への影響等の課題と監査, 利用ファクター, SUSHIのような新しい動向について紹介する。
著者
加藤 信哉
巻号頁・発行日
2013-08-30

第74回私立大学図書館協会総会・研究大会於:中京大学名古屋キャンパス2013年8月30日
著者
薮野 孝 増村 修 加藤 信博 松村 俊也 関 均 伴 伸次
出版者
札幌社会保険総合病院
巻号頁・発行日
2002-12-01

平成12年に当放射線部にCRが導入され、導入後の経済的効果について検証したので報告する。それによると、デジタル加算料による収益が32,000,000円、薬品関係の削減が6,100,000円で、年間でおよそ38,000,000円の増収を得ることができた。またCR化にしたため、フイルム使用枚数に対する雑損も平均で1.82%~1.52%となり年平均で0.3%の減少となった。導入前に予想していた数字にほぼ一致し満足することができ、病院の経営に貢献することができた。
著者
加藤 信哉
巻号頁・発行日
2011-08-31

平成23年度愛知淑徳大学文学部図書館情報学科 図書館実習
著者
村上 周三 崔 棟皓 加藤 信介 北澤 智一 高橋 義文 中谷 義宣
出版者
社団法人空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
no.58, pp.145-151, 1995-06-25
被引用文献数
1

前報では,室内モデルにおいて強制対流・放射併用冷房の基本的な室内環境について検討した.本報では,前報と同一居室モデルを用いて室内にベッド,断熱ブラインドなどの障害物がある場合の影響や天井面の冷却方法などを変えた場合の効果を模型実験により検討する.室内の冷房方式に関し,前報で示した天井冷却パネルと外壁の対向壁上部の空調吹出し口による場合に加え,本報では冷却チャンバによる天井冷却を行わず天井中央もしくは天井入隅部に水平スロット吹出し口を設置し,天井面付着流により天井表面を冷却する受動的天井冷却冷房システムに関してもその室内環境を検討する.本報に示す主な検討結果は,以下のとおりである.(1)天井放射パネルを有効に活用するためには窓部からの熱放射を遮断することが肝要となる.(2)天井面を受動的に冷却する冷房方式で放射冷却効果(MRTの低下)が最も顕著に現れたものは,室内の天井と壁の入隅部に吹出し口を設けた水平スロット吹出し冷房である.(3)吹出し噴流を天井面に付着させることにより,天井表面温度の低下が実現されるとともに,室内居住域のコールドドラフトの発生が抑制される.(4)温熱環境指標PMV,SET^*の解析からは,各冷房方式ごとの放射環境場の違いによる顕著な差異は認められなかった.
著者
佐古井 智紀 都築 和代 加藤 信介 大岡 龍三 宋 斗三 朱 晟偉
出版者
社団法人空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会論文集 (ISSN:0385275X)
巻号頁・発行日
no.126, pp.1-10, 2007-09-05
参考文献数
11

本報では,第1報,第2報の前後,左右,上下に不均一な温熱環境下で得たデータを基に,椅座,定常人体の全身快適感,頭および全身の暑さに伴う不快感,膝先(下腿と足)および全身の寒さに伴う不快感を,局所皮膚温と局所乾性放熱量で表す実験式を提案した.全身快適感の式では,均一に近い条件で快適性が高く,左右,前後の不均一性が強くなると快適性が低くなる.頭および全身の暑さに伴う不快感,膝先および全身の寒さに伴う不快感の式では,「暑さ」または「寒さ」に伴う頭,膝先の不快感が,全身としてはその逆の状態である「寒さ」または「暑さ」によって緩和される.基礎実験と異なる着衣,上下に不均一な条件において検証実験を行った.全身快適感の実験式は,被験者全体の平均値を予測したものの,より詳細に見ると,上下の不均一性を適切に評価できていない点も認められた.頭および全身の暑さに伴う不快感は検証実験においてほとんど見られず,実験式もそれを再現できた.膝先および全身の寒さに伴う不快感は,女性の予測値が高過ぎ,男性の予測値が低過ぎたものの,被験者全体の平均値,および男性,女性,被験者全体,それぞれにおける不快感の順を予測できた.
著者
市川 裕一 バルトコ ミハエル 加藤 信男 宮内 博之 佐々木 孝基 田中 享二
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.70, no.593, pp.17-24, 2005
参考文献数
8
被引用文献数
4 3

A waterproofing membrane is partially fixed to a substrate by fasteners in mechanically anchored systems. For designing a safer anchored waterproofing system against typhoons, it is needed to make clear the behavior of it under strong wind. Two kinds of full size specimens with a parapet and without one were exposed to high wind speed of a wind tunnel. The behavior of the system was investigated from the three aspects such as wind forces to a membrane, deformation of a membrane and tensile forces of fasteners induced by high wind. Strong wind force was observed in the area close to the windward edge for the roof without a parapet and about 1m on the leeward from a parapet for the roof with a parapet. The membrane was lifted up by wind to about 60mm in maximum height and was extended to about 0.6% in maximum elongation and it oscillated about 5-20Hz in periodic time. The tensile force of more than 160N was observed in some fasteners, depending on the location in the roof.