著者
岡村 浩
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.28, no.5, pp.375-382, 1977-08-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
2
著者
岡村 浩 角田 由美子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.40, no.11, pp.1017-1023, 1989-11-05 (Released:2010-03-10)
参考文献数
21

The improvement of water resistance of natural leather is a worldwide subject of investigation in leather industries.The present study was carried out to examine the effects of tanning and retanning agents on the water vapour and liquid water absorbability of collagen fibers as a fundamental study. By a recovery process with a less degree of alkali treatment, collagen fibers were obtained from the shoulder part of salted steer hide (58 lbs.). When the collagen fibers were treated with vegetable tannin or basic chromium sulfate, their absorbability of collagen fibers for the vapour and liquid water decreased as the degree of tanning increased. Such decreases were greater in case of chrome tanning at high pH values. Retanning with syntans and vegetable tannin showed a tendency to increase the vapour and liquid water absorbability of chrome collagen fibers. On the other hand, retanning of chrome collagen fibers with resin type syntans, acrylic resin (emulsion type) and inorganic tanning agent was recognized to cause a reverse effect.
著者
曽我部 信広 久野 雅智 中釜 悠 幕内 陽介 原田 尚憲 高桑 輝人 岡村 浩史 廣瀬 朝生 西本 光孝 中嶋 康博 康 秀男 中前 美佳 城戸 康年 中前 博久 日野 雅之
出版者
一般社団法人 日本血液学会
雑誌
臨床血液 (ISSN:04851439)
巻号頁・発行日
vol.63, no.10, pp.1379-1385, 2022 (Released:2022-11-10)
参考文献数
15

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するmRNA COVID-19ワクチン接種後に自己免疫性血球減少を発症することが知られているが,成熟B細胞腫瘍患者のワクチン接種が腫瘍随伴症状へ与える影響を調べた報告はない。症例は71歳男性。数年前に成熟B細胞腫瘍を疑う症状があったが自然軽快し経過観察されていた。BNT162b2 mRNA COVID-19ワクチン2回目接種10日後に温式自己免疫性溶血性貧血を発症した。貧血はステロイドで改善したが,脾腫,IgM-M蛋白血症,腎障害が増悪した。診断・治療目的に脾臓摘出術を施行し,脾辺縁帯リンパ腫と診断され,M蛋白血症,腎障害は改善した。本症例でSARS-CoV-2特異的抗体の獲得は障害されていた。ワクチン接種後の非特異的な免疫賦活が,成熟B細胞腫瘍の腫瘍随伴症状を増悪させる可能性が示唆されたが,病態解明のためにさらなる症例集積が必要である。
著者
角田 由美子 吉村 圭司 中島 健 岡村 浩
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.213, 2003

<b>目的</b> 市場には様々なデザインの婦人靴が出回っており、ヒールの形状も多種多様である。これらの中にはファッション性を重視するあまりにヒールの強度を考慮せずに設計されているものも認められる。ヒールの破損による事故は数多く報告されているものの、ヒールの強度と形状との関係について検討したものは見当たらない。したがって、現在流行しているスティレットヒールの強度についてヒールの高さ、太さ、補強芯の有無等から検討を行った。<b>方法</b> 実験には高さ約8cmで形状の異なる3種類のヒールを試料とした。ヒールの高さの影響を検討するために各ヒールの高さを1cmおよび2cm短くして試験を行った。ヒールの補強芯は鋼製パイプを用い、焼入れをしたパイプと焼入れをしていないものを用いた。また補強芯の入っていないヒールも試料とした。ヒールの素材はABS樹脂を用い、射出成型の条件は一定とした。これらのヒールについて、歩行で受ける強い衝撃に対する耐久性や柔軟性を評価する、婦人靴ヒールの衝撃試験を行った。また小さな衝撃を繰り返し加え、疲労破壊を評価する婦人靴ヒールの疲労試験を行なった。<b>結果</b> 1)ヒールの高さが低いほど衝撃を受ける位置がヒールのシート部近くになるため強度は強く、たわみや変形も少なかった。2)補強芯が入っているヒールは入っていないものよりも強度は強く、補強材としての効果が認められた。3)焼入れをした補強芯は焼入れをしていないものよりも強度は強く、たわみや変形も少なかった。4)ヒールが太いほど強度は強く、ヒール中央部のカーブが小さいものほど強い傾向が認められた。以上の結果から同一素材におけるヒールの強度はヒールの高さ、太さ、ヒール中央部の形状、補強芯の有無および焼入れの有無等が影響していることが認められた。
著者
浦木 梨江 山内 敏子 内田 史絵 大川 咲子 岡村 浩子 奥田 真美 谷本 智香 中山 和子 安房田 司郎
出版者
高知学園短期大学
雑誌
高知学園短期大学紀要 (ISSN:03894088)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.67-73, 2001-12-25

Recently, there are many books written about many kinds of diet methods. Many of them seem to be injurious to the health or not to get enough effect. We examined whether it is possible or not to propose a better method for diet. We concluded that it is important for the subject to know an elementary knowledge about nutrition and physiology and to lead an active life always taking the seven items into consideration.

2 0 0 0 OA 印癖考

著者
岡村 浩
出版者
新潟大学
雑誌
新潟大学教育人間科学部紀要. 人文・社会科学編 (ISSN:13442953)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.170-154, 2006-10
著者
田中 伸子 岡村 浩
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.13-19, 1983-01-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
35

以上の実験結果より, 食事がα-アミラーゼ活性の変動因子であることは明らかである.また, その構成要因の一つである咀嚼という口腔内の直接的機械的刺激がごく短時間に終了するという事実より考えると, α-アミラーゼ活性の変動は, 食物摂取による直接的な, あるいは生体内における代謝の機序を含めた間接的刺激が作用していると推察される.唾液中α-アミラーゼ活性の変動要因につき検討を加えた結果をまとめると次のようになった.1) 唾液中α-アミラーゼ活性の変動は, 生活のパターンと密接な関連性をもっており, 食事は大きな変動因子であることが認められた.2) 咀嚼という直接的機械的刺激を口腔内に与えると, ただちに唾液量, pHおよびα-アミラーゼ活性が増加する.また, 咀嚼終了とともに, 咀嚼時間の長短に関係なく, 唾液量, pHおよびα-アミラーゼ活性は減少し, ほとんど咀嚼開始前のレベルにもどり以後大きな変動は示さない.したがって, たんなる咀嚼という機械的刺激は, α-アミラーゼ活性に一過性の変動を与える因子であることが認められた.3) 唾液中α-アミラーゼ活性は個人差が大きく, 332名の女子大生の起床時における活性は271mg/ml salivaであったと同時に行ったアンケート調査より, 食物を口に入れてから嚥下するまでの平均咀嚼回数の多い者のほうが, 少ない者よりα-アミラーゼ活性が高いこと, 澱粉性食品を好む者のほうが, 普通もしくは好まない者より高いことに有意差が認められた.この結果より, 食生活における個人の習慣が唾液中α-アミラーゼ活性と関連があるものと考えられた.
著者
遠藤 敬二 遠藤 幸男 岡村 浩志
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.18, no.5, pp.281-287, 1964-05-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
2
被引用文献数
5 6

UHF帯のテレビ送信アンテナとして新しく開発した双ループアンテナの諸特性について述べる.このアンテナは, 1波長ループを縦続接続したアンテナで, 構造簡単, 高利得で非常に広帯域特性をもっている.また, NHK高萩局において6L形2面3段指向性アンテナとして実用化し, 良好な特性を得た.利得は13.2dBである.
著者
浦木 梨江 山内 敏子 内田 史絵 大川 咲子 岡村 浩子 奥田 真美 谷本 智香 中山 和子 安房田 司郎
出版者
学校法人高知学園 高知学園短期大学
雑誌
高知学園短期大学紀要 (ISSN:03894088)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.67-73, 2001-12-25 (Released:2021-05-07)

Recently, there are many books written about many kinds of diet methods. Many of them seem to be injurious to the health or not to get enough effect. We examined whether it is possible or not to propose a better method for diet. We concluded that it is important for the subject to know an elementary knowledge about nutrition and physiology and to lead an active life always taking the seven items into consideration.
著者
田中 伸子 岡村 浩
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.40, no.7, pp.587-592, 1989-07-05 (Released:2010-03-10)
参考文献数
11

唾液中α-アミラーゼ活性の変動要因として日常喫飲する機会の多い紅茶につき検討を加えた結果をまとめると次のようになる.1) 日常われわれが喫飲する濃度に調製した, 各種茶類 (日本茶, ウーロン茶, 紅茶) おのおのの抽出液を直接添加し, 唾液中α-アミラーゼ活性を測定したところ, 紅茶は特異的に活性を低下させることが認められた.2) 唾液中α-アミラーゼ活性低下因子として紅茶中のタンニンが作用しているものと推察された.3) 同一の生茶葉から製造した日本茶, ウーロン茶, 紅茶を用いて比較検討の結果, 活性低下因子としてタンエソの含有量よりもむしろ紅茶製造中に生じた重合度の高い高分子タンニン, すなわち, タンニンの組成が大きく関与していると考えられた.われわれが日常直接口にする機会の多い食品 (各種茶類) が唾液中α-アミラーゼにいかなる影響をおよぼしているのか, 作用する食品側からの検討を試みたわけであるが, 今後はさらに一歩進めて, 影響を受ける側すなわち, α-アミラーゼがなぜ特異的に影響を受けるのか, その活性低下機構につき詳細に検討していきたい.
著者
岡村 浩 久保 知義 白山 琢持
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.135-141, 1980-02-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
2

1977年度ヨーロッパ諸国から入手した中小牛クロム甲革, 計50点を試料革とし, 化学分析値, 機械的性質および物理的性質を比較した結果, 大要次のようになる.1) 西ドイツのクロム甲革 (主としてボックス仕上げ) は植物タンニンあるいは合成鞍剤による再鞣処理程度が少なく, イダリアおよびフランスのクロム甲革 (アニリン仕上げ) は植物タンニンあるいは合成鞣剤による再鞣処理が十分に行われていることが認められた.シュリンク革は, 銀面の平滑なクロム甲革の化学分析値と比較して大きな差がない.スエード革は, 一般クロム甲革に比較して全油分の含有量が多く, 結合性加脂剤が多く使用されているものと考えられた.2) イタリア, フランス製のクロム甲革は, 1kg/mm2荷重時の伸びが大きく, 7mm高および銀面割れ時の荷重が小さい柔軟な革である.これと逆に日本製クロム甲革は, 引裂強さ, 7mm高および銀面割れ時の荷重が最高値を示し, 銀面が硬い柔軟性に乏しい傾向にあった.シュリンク革は, 銀面割れ時の高さが低く, スエード革は国別の差異は見いだされず, 一般クロム甲革に比較して機械的性質が劣っていた.3) 物理的性質では, 一般クロム甲革の耐水性と吸水度 (30分間) に差が見られ, とくに日本製のクロム甲革の耐水性は低かった.シュリンク革は, 一般クロム甲革に比較して, 耐水性が高く, 吸水度 (30分間) が低い値を示し, また耐屈曲性に劣る.スエード革では, 耐水性が著しく低く, 透湿性が比較的高い.
著者
奥田 稔 深谷 卓 小林 恵子 伊藤 依子 調所 廣之 設楽 哲也 八尾 和雄 小川 浩司 橋口 一弘 佐伯 哲郎 山越 隆行 濱田 はつみ 川崎 和子 石井 豊太 鳥山 稔 増田 哲也 杉山 博 川端 五十鈴 川島 佳代子 八木 昌人 田部 浩生 岡村 浩一郎 木場 玲子 斉藤 晶 安藤 一郎 野村 恭也 吉見 健二郎 窪田 哲明 大谷 尚志 波多野 吟哉 竹山 勇 上杉 恵介 林崎 勝武 鈴木 淳一 澤木 誠司 石塚 洋一 古屋 信彦 安達 忠治 坂井 真 新川 敦 小林 良弘 佐藤 むつみ 山崎 充代 斎藤 洋三 舩坂 宗太郎 斉藤 啓光 石井 正則 浅井 和康 森山 寛 遠藤 朝彦 小林 毅 関 博之 林 成彦 石井 哲夫 窪田 市世 水谷 陽江 荒 牧元 大竹 守 北嶋 整 上田 範子 山口 宏也 牛嶋 達次郎 坊野 馨二 菊地 茂 佐橋 紀男 臼井 信郎 原 俊彰 宮川 晃一 田中 康夫 喜友名 朝盛 井上 庸夫 八木 聰明 大久保 公裕 服部 康夫 町野 満 大塚 博邦 稲葉 真 島田 早苗 添野 眞一 星 慎一 頼 徳成 大橋 和史 村山 貢司 飯塚 啓介 市川 朝也 冨田 寛 小山 明 山内 由紀 渡辺 健一 佐藤 かおる 山田 久美子 木田 亮紀 牧山 清 亀谷 隆一 藤田 洋祐 井上 鐵三 田村 悦代 野原 理 阿部 和也 水野 信一 岩崎 真一 小川 裕 加賀 達美
出版者
The Society of Practical Otolaryngology
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.88, no.6, pp.797-816, 1995-06-01
被引用文献数
6 3

To evaluate the effectiveness, safety and utility of Emedastine difumarate (ED) in the treatment of Japanese cedar pollinosis, a multicentered, double-blind comparative study was performed in 290 patients in 1994.<br>Patients with Japanese cedar pollinosis were divided into two groups; the first group was treated with ED at a dose of 4mg/day starting two weeks before the season and continuing for the whole season. The second group was given an inactive placebo instead of ED during the pre-season and the early portion of the season and then replaced with ED during the later portion of the season.<br>As a result, the final improvement rate was significantly higher in the first group than that in the second group.<br>All subjective symptoms such as sneezing, nasal discharge, nasal obstruction and eye itching were suppressed due to ED treatment.<br>In conclusion, it was better to continuously administer ED to patients with pollinosis from the preseasonal period till the end of the season.<br>However, when the ED treatment was started in the midseason, the outcome was good, although less satisfactory than the outcome of continuous treatment given throughout the entire pollen season.
著者
角田 由美子 岡村 浩
出版者
昭和女子大学
雑誌
昭和女子大学大学院生活機構研究科紀要 (ISSN:09182276)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.19-30, 1992-12-15

According to the current economic growth in Japan, the consumption of leather products is rapidly increasing with a diversity of consumer's needs. In order to satisfy these various demands, the combination tannage with chrome and other tanning agents or the retannage is adopted as a tanning procedure rather than relying on single method of chrome tanning. Formaldehyde has long been utilized to produce soft leathers, but there often were the cases to cause skin troubles such as allergic dermatitis. Consequently then as the alternative material, glutaraldehyde (dialdehyde) is currently examined. In this paper, examinations were performed regarding to the sweat resistant characteristic of glutaraldehyde treatment and retanning on with chrome leather. It was proved that the combined treated leather with glutaraldehyde and chrome tanning was excellent one as to the sweat resistancy. This effect would be due to the blocking of the basic groups of collagen fibers with glutaraldehyde and acidic groups with chrome complex salt.