著者
新井 光一郎 浅野 良晴 高村 秀紀 岩井 一博 千福地 航平 冨澤 佑太 福島 功二
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.21, no.49, pp.1107-1110, 2015-10-20 (Released:2015-10-20)
参考文献数
12
被引用文献数
1

It is important to develop high performance insulation sash to reduce energy consumption in all over the world. Since energy is wasted as heat from window. Today, high thermal insulation performance window made from wood or resin has already been in widespread use in Europe. In this paper, we compare result from thermal insulation performance test of sash according to JIS A4710 with calculation about it with simulation software according to ISO 10077.
著者
岩井 一郎 桑原 智祐 平尾 哲二
出版者
日本化粧品技術者会
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.16-21, 2008
被引用文献数
3

近年, カルボニル化と呼ばれるタンパク質の変性が角層で知られるようになったが, 肌への影響は不明だった。本研究では「角層の透明度」に焦点を当て, 角層タンパク質カルボニル化の影響とその対応法について検討した。まず粘着テープで採取した角層タンパク質のカルボニル基を蛍光標識し, 画像解析により数値化する方法を開発し, 外界の影響を受けやすい露光部 (顔面) 角層, 角層表層部で角層カルボニル化レベルが高いこと, <i>in vitro</i> UV照射により角層タンパク質がカルボニル化することを示した。さらに, 頬部角層カルボニル化レベルの高い女性では, 視感判定による透明感が低いことを示した。これらより, 外界の影響による角層のカルボニル化が透明感低下の一因と考えられた。実際に角層を<i>in vitro</i>でカルボニル化処理すると角層は不透明に白濁した。さらにアミノ酸L-リジンは角層カルボニル化を抑制し, ヒト皮膚においてもカルボニル化による透明感の低下を抑制した。これらより, 外界の悪影響による角層タンパク質のカルボニル化をL-リジンによって防ぐことで, 角層透明度を保ち, 肌の透明感を向上させることができると考えられた。
著者
勝田 雄治 岩井 一郎 針谷 毅
出版者
日本化粧品技術者会
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.285-291, 2013-12-20 (Released:2015-12-21)
参考文献数
16
被引用文献数
1 3

敏感肌において感覚刺激を受けやすいことの原因の一つとして,角層バリア機能の低下により外来刺激物質が皮膚に浸透しやすくなっていることが考えられている。しかしながら,角層バリア機能がどのように低下しているのかについての詳細は明らかになっていない。そこで,ドライアイの診断法として汎用されているフルオレセイン染色法を皮膚に応用して,非侵襲的手法による角層バリア機能のビジュアル化を試みた。検討の結果,皮膚にフルオレセインを塗布して蛍光を観察することにより,角層深部への水溶性物質の浸透が確認できた。また蛍光強度を定量したところ,経皮水分蒸散量との間に相関が確認された。これによりフルオレセイン染色像が角層バリア機能を反映していることが明らかになり,角層バリア機能のビジュアル化が実現できた。また,角層バリア機能がどの領域で低下しているかを観察することが可能になった。実際にこの方法を用いて敏感肌の頬部皮膚の観察を行ったところ,毛穴周辺領域での角層バリア機能の低下が示唆された。さらにはスキンケア化粧品の連用による角層バリア機能向上のビジュアル化に活用しうることが示された。
著者
岩井一晃 鈴木優 石川佳治
雑誌
研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.2, pp.1-8, 2012-07-25

本研究では,Wikipedia における著者の役割を推定する手法の提案を行う.著者の役割とは,ある著者が有益な削除や追加,残存を行ったかどうかを指す.削除や追加,残存が有益であるかどうかは,自動的に判定することが困難である.そこで,多くの著者から削除対象となる記述があったとき,その記述を行った著者は悪質であると考える.また,多くの著者から残存対象であると考えられる記述があったとき,その記述を行った著者は有益であると考える.ところが,有益な編集を行う著者と悪質な編集を行う著者では,他の著者に対する影響は異なるものとなるべきであると考える.そこで本研究ではリンク解析手法のひとつである SALSA を著者の編集グラフへ適用することによって,著者の役割を推定する.SALSA を利用することによって,著者に対してハブとオーソリティを計算することができるため,高い精度で著者の役割が推定できると考えられる.In this research, we propose method that Estimating the Role of author in Wikipedia. The Role of author means author's delete or author's remain is advantageous or not. It is difficult estimating automatically author's edit is advantageous or disadvantageous. Thus, we consider that a description to be deleted from many authors, the author was its description considered to be disadvantageous. Also, we consider that a description is considered to be the target residual from many authors, the author was its description considered to be advantageous. In addition, We consider that advantageous editing Author gives effect to other authors and disadvantageous editing Author gives effect to other authors should be different. Thus, we apply graph editing of the author SALSA,which is one of the link structural analysis,to estimate the role of the author. By taking advantage of SALSA, it is possible to calculate the hub score and authority score to the author. Considered for this purpose, we can estimate the role of the author with high accuracy.
著者
岩井 一彦 真野 義丈
出版者
一般社団法人 日本鉄鋼協会
雑誌
鉄と鋼 (ISSN:00211575)
巻号頁・発行日
vol.105, no.8, pp.778-784, 2019 (Released:2019-07-31)
参考文献数
11

Flow excitation in a solid-liquid mixed region surrounded by a solid layer is not easy because of difficulty of direct exertion of force on the liquid and large apparent viscosity. Ultrasound is expected as a flow excitation tool in the solid-liquid mixed region because it can transmit force from the outside of the surrounding solid layer. Thus, investigation on the liquid motion under the ultrasound imposition on the solid-liquid mixed region has been done in this study. Because of the large difference of acoustic impedance between an alumina and a polyacetal, they were chosen as the solid particles in the solid-liquid mixed region while water was chosen as the liquid. The superficial velocity in the solid-liquid mixed region increased as its length became shorter under the condition that the voltage on the ultrasound vibrator was constant. Apparent porosity under the imposition of the ultrasound was larger than the real porosity evaluated without the ultrasound when the water-alumina system was used, and the former increased as the solid-liquid mixed region length became shorter. On the other hand, the apparent porosity under the ultrasound imposition was only slightly larger than the real porosity without the ultrasound imposition in the case of the water-polyacetal system. The difference between these systems might be caused by the acoustic impedance difference between the alumina and the polyacetal.
著者
山尾 文孝 佐々 健介 岩井 一彦 浅井 滋生
出版者
The Iron and Steel Institute of Japan
雑誌
鉄と鋼 (ISSN:00211575)
巻号頁・発行日
vol.83, no.1, pp.30-35, 1997-01-01 (Released:2009-06-19)
参考文献数
11
被引用文献数
33 41

The principle on separating inclusions in a molten metal by using a fixed alternating magnetic field has been confirmed through experiments with molten aluminium. The separating efficiency of inclusions is studied through experimental and analytical ways under different operating conditions. The mathematical model to predict the separating efficiency is developed and the efficiencies predicted by the model are compared with the experimental ones.A feasibility study on the application of an electromagnetic inclusion separation in a molten steel is performed. An operating non-dimensional parameter, Y ≡(ρfdp2Be2LtS) (μfμeWdt2) which characterizes an electromagnetic inclusion separation process is newly proposed.
著者
佐々木 紗映 平栗 優子 岩井 一正 松崎 恭子 皆川 邦朋 畦地 良平 平川 淳一
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.C3O2120-C3O2120, 2010

【目的】当院は、身体障害を合併した症例を対象としたリハビリテーション科を併設している精神科病院である。身体・精神の各々の専門スタッフがチームとして患者の治療にあたっている。そのための情報共有を目的として、ドイツ語圏で編み出された精神科の記録と評価のシステムであるAMDPシステムの運用を開始している。AMDPとは、全140項目からなり、各項目を「なし」「軽度」「中等度」「重度」「不明」の5つの段階で評価を行いその結果について分析する手法である。当院では、Berlinグループの方法を採用しており、140項目を「妄想幻覚症候群」「うつ症候群」「躁症候群」「器質症候群」「敵意症候群」「自律神経症候群」「無力症候群」「強迫症候群」の8群に分類し、グラフなどで可視化できるようにしている。<BR>我々は、これまで精神症状が身体リハの進度やアウトカムに影響を及ぼすことを経験してきた。原因については、様々な理由が考えられるものの、精神・身体両方の治療効果について評価を続けてきたことで、それらの関連について多少の知見を見出すことができた。そこで、本研究は、精神機能向上に伴う身体機能への影響のうち、"できるADL"と"しているADL"の相違について考察することを目的とした。<BR><BR><BR>【方法】2008年3月から2009月5月末までに評価した32名について、BerlinグループのAMDPシステム各症候群(妄想幻覚・うつ・躁・器質・敵意・自律神経・無力・強迫症候群)の獲得点数と、ADL指標であるBarthel Index(以下、BI):訓練でできるADL("できるADL")と、functional independence measure(以下、FIM):実際に病棟で行っているADL("しているADL")との関係について解析を行った。解析は統計ソフトSPSSを使用し、Peasonの相関係数にて算出した。<BR><BR>【説明と同意】本研究は当院倫理委員会の審査を受けている。<BR><BR>【結果】AMDP 症候群(以下、S)とBI、FIMとの間に負の相関が認められた。特にFIMとの相関が強く、強迫を除いたAMDP症候群(幻覚妄想、うつ、器質、躁、敵意、自律神経、無力)でそれぞれ改善がみられるとFIMの点数が有意に向上していた。BIについては、BI食事とAMDP器質Sに強い相関、BI排便自制・排尿自制とAMDPうつS、器質Sが中等度の相関を示していた。FIMについては、FIM歩行車椅子とAMDP無力S、FIM理解とAMDP躁S、FIM表出とAMDPうつS、FIM社会的交流とAMDP妄想幻覚・無力S、FIM記憶とAMDP無力Sに中等度の相関、FIM更衣(上)とAMDP妄想幻覚S・無力S、FIM更衣(下)とAMDP敵意S、FIMベッド移乗とAMDP無力S、FIM歩行車椅子とAMDP妄想幻覚・うつ・敵意S、FIM理解とAMDP自律神経S、FIM表出とAMDP妄想幻覚S、FIM社会的交流とAMDPうつ・器質・躁・敵意S、FIM記憶とAMDP器質Sに中等度の相関が見られた。<BR><BR>【考察】今回の結果から、精神機能の回復に伴って身体機能も向上しているが、精神症状は特にFIM、すなわち"しているADL"動作の自立度・能力へ強く影響していることがわかった。これは、精神症状の影響を受ける量について、BIとFIMとの間に相違があることを示していると思われ、訓練室で獲得された動作が病棟ADLに反映しにくい理由であるとも考えられる。また、FIMに関しては、13項目の運動項目とAMDPとの間に9つの項目に相関関係が見られたことに留まったが、5項目の認知項目とAMDPとの相関関係は12項目に見られ、認知項目と精神症状の関係性の深さが示唆された。しかしながら、その相関関係を示す理由については今後考察・検討を重ねていく必要があり、症例数を重ねながら原因追求をしていきたい。<BR><BR>【理学療法学研究としての意義】精神症状精神症状と身体症状との関連性については先行研究が存在するものの、既存の評価及び汎用性の高い評価方法を用いて行った今回の調査は、精神科病院内だけでなく、一般的なリハ場面においても汎化しうる可能性を示唆している。
著者
中原 啓貴 知識 陽平 岩井 一正 中西 裕之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RECONF, リコンフィギャラブルシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.325, pp.1-6, 2013-11-20

電波望遠鏡は天体から放射される電波を受信し,解析を行う装置である.分光器は受信した電波に対してFFTを行い,周波数スペクトルを出力する,太陽電波バーストは極めて短時間に変化する現象であるため,時間分解能に優れた高速なFFTが必要である.本論文では,Six-Step FFTアルゴリズムに基づく並列FFT回路の実現法について述べる.提案FFTはN点FFTを6ステージのパイプライン処理で実行する.第1,3,6ステージは転置回路で実現する.第2,5ステージはP並列√<N>点FFTで実現する.第4ステージはP点ひねり係数回路で実現する.提案回路は転置回路を必要とするが,N点FFTを√<N>点FFTに分解するため,FFT回路の面積を押さえることができ,並列化実現に向く.提案並列FFTをXilinx社Virtex 7 VC707評価ボードに実装して既存手法と比較を行い,提案並列FFTは4.52〜22.64倍高速であった.
著者
味香 修 堀内 知一 岩井 一 平田 雄志 真田 秀夫
出版者
公益社団法人 化学工学会
雑誌
化学工学 (ISSN:03759253)
巻号頁・発行日
vol.32, no.10, pp.954-962, 1968-10-05 (Released:2010-10-07)

化学機械メーカーは, エンジニアリング会社, 単一機器メーカー, コンストラクター (建設会社) の三種に大別できる。現在, 化学工業の広い分野に対応するために専門化が非常に進みつつあるが, 一方コストダウンのため装置がintegrationしつつある。この専門化とintegradonとをいかに両立させるかということが, 工業プラントを経済的に有利に建設する鍵になっている。技術資料を収集し消化して, 経済的なプラントの設計を目的とするエンジニアリング会社で化工出身者に必要なことは, 基本としては, 安全, 経済, 運転を考えた設計能力を有することである。最近, 経済性を要求されることが多くなって来たので, 設計の手法としてコンピューターが頻繁に利用されており, また, コンピューター制御の方式も徐々に取入れられつつある。一方, 工場全体のintegrationになると, 電気, 土木, 建築の分野の人によってプロジェクトシステムがとられるが, プラントを経済的に使い易いものとするために中心となるのは, 化工出身者である。
著者
齋藤 義信 岩井 一師 中里 浩一 入江 一憲 水野 増彦 中嶋 寛之
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.99-108, 2009-02-01
被引用文献数
1 1

The purpose of this study was to clarify physical characteristics related to low back pain (LBP) in collegiate track and field athletes. We particularly focused on the nature of the track and field. The subjects were 21 male collegiate track and field athletes including only sprinters, hurdlers, long jumpers and triple jumpers. The examined parameters were physical characteristics, isokinetic flexor and extensor strength in the knee and trunk regions. The evaluation of LBP was estimated by a questionnaire test and orthopedic surgeons' diagnosis. According to these evaluations, we divided all track and field athletes into two groups ; LBP group (n=11, 52.4%) and no LBP group (n=10, 47.6%). As a result, a take-off leg of knee flexor/extensor strength ratio in the LBP group was significantly lower than that in the no LBP group (P<0.05). The LBP group showed a significant difference between a take-off leg and a lead leg in knee flexor strength compared with the no LBP group (P<0.05). The LBP group has been short engaged in the track and field than the no LBP group (P<0.05). In the trunk flexor and extensor strength, there was no significant difference between the LBP and the no LBP group in this study. These results suggest that the imbalanced knee muscle strength may be one of some factors related to chronic low back pain in collegiate track and field athletes.
著者
岩井 一郎 桑原 智祐 平尾 哲二
出版者
日本化粧品技術者会
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.16-21, 2008-03-20 (Released:2010-08-06)
参考文献数
8
被引用文献数
2 3

近年, カルボニル化と呼ばれるタンパク質の変性が角層で知られるようになったが, 肌への影響は不明だった。本研究では「角層の透明度」に焦点を当て, 角層タンパク質カルボニル化の影響とその対応法について検討した。まず粘着テープで採取した角層タンパク質のカルボニル基を蛍光標識し, 画像解析により数値化する方法を開発し, 外界の影響を受けやすい露光部 (顔面) 角層, 角層表層部で角層カルボニル化レベルが高いこと, in vitro UV照射により角層タンパク質がカルボニル化することを示した。さらに, 頬部角層カルボニル化レベルの高い女性では, 視感判定による透明感が低いことを示した。これらより, 外界の影響による角層のカルボニル化が透明感低下の一因と考えられた。実際に角層をin vitroでカルボニル化処理すると角層は不透明に白濁した。さらにアミノ酸L-リジンは角層カルボニル化を抑制し, ヒト皮膚においてもカルボニル化による透明感の低下を抑制した。これらより, 外界の悪影響による角層タンパク質のカルボニル化をL-リジンによって防ぐことで, 角層透明度を保ち, 肌の透明感を向上させることができると考えられた。
著者
水島 昇 斉木 臣二 野田 展生 吉森 保 小松 雅明 中戸川 仁 岩井 一宏 内山 安男 大隅 良典 大野 博司 木南 英紀 田中 啓二 佐藤 栄人 菅原 秀明
出版者
東京大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2013-06-28

本新学術領域研究は、オートファジーの研究を推進するために、無細胞系構成生物学、構造生物学、細胞生物学、マウス等モデル生物学、ヒト遺伝学、疾患研究を有機的に連携させた集学的研究体制を構築することを目的として設置された。本総括班では、領域における計画研究および公募研究の推進(企画調整)と支援を行うとともに、班会議・シンポジウムの開催、領域活動の成果の発信、「Autophagy Forum」の開設と運営、プロトコール集公開などを行った。
著者
岩井 一正 大木 卓朗
出版者
東京女子医科大学学会
雑誌
東京女子医科大学雑誌 (ISSN:00409022)
巻号頁・発行日
vol.49, no.4, pp.437-437, 1979-04-25

東京女子医科大学学会第222回例会 昭和54年1月26日 東京女子医科大学本部講堂