著者
岩田 正美
出版者
日本更生保護協会
雑誌
更生保護 (ISSN:13435078)
巻号頁・発行日
vol.70, no.6, pp.6-11, 2019-06
著者
田代 峻一 髙嶋 美和 岩田 幸子 森田 正治 髙嶋 幸男
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.125-129, 2019 (Released:2019-02-26)
参考文献数
13

〔目的〕周産期脳障害において早期MRIから脳障害特性評価と予後予測の可能性を調査する.〔対象と方法〕療育施設利用者のNICU退院時頭部MRIより在胎週数別に異常部位の視覚的評価と部位別の径計測,また白質異常部位と臨床所見と対比した.〔結果〕すべての群で大脳白質に異常所見が多く,白質部位別では在胎22~26週群では全体,27~32週群では中間部と脳室周囲,33~36週群では中間部,37~40週群では皮質下に異常が多くみられた.白質の皮質下異常では自閉スペクトラム症が有意に多く四肢麻痺と重度知的障害が多い傾向にあった.脳室周囲異常では軽度知的障害が有意に多く痙性両麻痺が多い傾向にあった.〔結語〕大脳白質異常は在胎週数別で特徴があり,予防的リハビリを実施することは重要である.
著者
岩田 貴樹 吉田 圭佑 深畑 幸俊
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.128, no.5, pp.797-811, 2019-10-25 (Released:2019-11-15)
参考文献数
49
被引用文献数
10

In order to understand crustal dynamics, including the occurrence of earthquakes and the development of mountain ranges, it is important to estimate the stress state in the Earth's crust from observed data. This paper reviews stress tensor inversion techniques using seismological data. The techniques were originally applied to a dataset of slip orientations taken from focal mechanisms. Subsequently, other techniques, which use P wave first-motion polarities or centroid moment tensor (CMT) solutions, were developed. This paper clarifies the principles and basic hypotheses, on which each technique is built. In the techniques using focal mechanisms and P wave first-motion data, the Wallace–Bott hypothesis that a fault slips in the direction of maximum resolved shear stress plays the principal role; basically, we search for a stress state that satisfies observed data on the basis of the Wallace–Bott hypothesis. On the other hand, the stress inversion technique using CMT data is not based on the Wallace–Bott hypothesis; instead, it is assumed that stress released by earthquakes is proportional to the stress tensor in the region surrounding the hypocenter. The characteristics and advantages of these techniques are also compared from physical and pragmatic viewpoints. It would be valuable to further improve these techniques, as well as to compare their performance using synthetic and actual data to clarify the differences and advantages of their characteristics in more detail.
著者
波多野 元貴 鈴木 重行 松尾 真吾 片浦 聡司 岩田 全広 坂野 裕洋 浅井 友嗣
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
シンポジウム: スポーツ・アンド・ヒューマン・ダイナミクス講演論文集 2012 (ISSN:24329509)
巻号頁・発行日
pp.430-435, 2012-11-14 (Released:2017-06-19)

The purpose of this study was to clarify the time course of the stiffness of the hamstrings, range of motion (ROM), stretch tolerance, and isometric peak torque (IPT) of knee flexor after a 5-min static stretching for hamstrings. In 24 participants, static passive torque, representing resistance to stretch, was also measured using an iso-kinetic dynamometer and decreased after stretching on all of experiments. On three different days, dynamic passive torque (DPT) and IPT were measured before and 10, 20 or 30 min after stretching. As a result, ROM and maximal DPT were significantly increased and also IPT was significantly decreased at 10, 20 and 30 min (P< 0.05, respectively) after stretching. Although the stiffness was significantly decreased at 10 and 20 min after stretching (P< 0.05, respectively), this effect recovered within 30 min. These results showed that the retention time of the effect of stretching on stiffness was shorter than the retention time on ROM, stretch tolerance, and IPT.
著者
近藤 裕貴 岩田 学
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.577-581, 2011 (Released:2011-11-25)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

〔目的〕体幹筋へのアプローチとして,臨床場面でのSLRの活用方法を見出すために下肢伸展挙上(以下,SLR)保持における非挙上側下肢の条件設定によって,下肢・体幹筋活動がどのように変化するか調査した.〔対象〕健常男性21名(年齢20.6±3.7歳)を対象とした.〔方法〕課題動作は,非挙上側下肢を鉛直下方向に押すことを強調したSLR保持:「押す」,押さないことを強調したSLR保持:「押さない」,特別な条件を加えない通常のSLR保持:「通常」,の3条件とした.非挙上側下肢の肢位は股・膝関節伸展位とした.表面筋電図により,脊柱起立筋,腹直筋,内側ハムストリングス,大腿直筋,それぞれ左右両側の計8筋の筋活動を測定した.〔結果〕脊柱起立筋は「押す」,腹直筋は「押さない」において,左右両側とも他の2条件に比べて有意に%MVCが高かった.〔結語〕「押す」,「押さない」の2条件は,脊柱の運動が制限されていても様々な臨床場面で体幹筋活動を促して,体幹機能の賦活化を図ることが可能であることが示唆された.
著者
木村 大輔 岩田 晃 川﨑 純 島 雅人 奥田 邦晴
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.631-635, 2011 (Released:2011-11-25)
参考文献数
17
被引用文献数
1

〔目的〕2009年度の大阪国際車いすテニストーナメントのメディカルサポート(以下MS)における障害調査から,車いすテニス選手のスポーツ障害の特性を明らかにする.〔対象〕MSを利用した車いすテニス選手53名とした.〔方法〕記録表を用い,車いすテニス選手の原疾患,障害部位,疼痛動作と疼痛部位についてMSの結果から集計を行った.〔結果〕一般テニス選手は肘関節障害が多いと報告されているが,車いすテニス選手では,障害部位の総件数のうち55%に肩関節障害を認めた.疼痛動作に関して,サーブ動作が最も多く,特にフォワードスイング相に多く認められた.〔結語〕車いすテニス選手にとって,サーブ動作は肩関節に負担の大きい動作であることが示唆された.
著者
柏崎 謙 田野 俊一 橋山 智訓 岩田 満
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第31回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.328-333, 2015 (Released:2016-02-26)

近年、ICT技術を教材に取り入れようとする動きが盛んである。3D動画像や音声等、メディアの具体度が増し扱える情報量が増えたが、学習効果を考慮した教材が作成されているとは言い難い。 そこで学習者のスタイル、段階を考慮した適切なメディアを自在に使える教育システムが、学習効果を向上させるという仮説を立てた。 現在、それぞれで学習が完結するような抽象、具体的な「教材」と、学習を支援するための抽象、具体的な「ツール」からなるプロトタイプを作成中である。これを用いて実験を行い、教材、ツールの各使用頻度によって学習者のスタイルを判定することで、学習段階の向上に伴うスタイル推移の考慮が必要なことを示す。
著者
岩田 久敬 橋野 旻 上田 和典
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
栄養と食糧 (ISSN:18838863)
巻号頁・発行日
vol.7, no.3, pp.115-117, 1954-10-10 (Released:2010-11-29)
参考文献数
5
被引用文献数
1

1. ヒガンバナの鱗莖に冬から春にかけて最も充實し粗濫粉含量が多くなつた。2. 生鱗莖の粗澱粉分析値は20%内外であつたが, 澱粉採取量は多くて約7%に過ぎなかった。然し4日間8回の水洗で良質無毒の澱粉を得た。3. 生鱗莖をそのまま薄い鹽酸で分解してカラメル化すれば生原料重の約10倍量の醤油樣液を得, かつ無害であることを知つた。
著者
染井 一寛 浅野 公之 岩田 知孝 宮腰 研 吉田 邦一 吉見 雅行
出版者
公益社団法人 日本地震工学会
雑誌
日本地震工学会論文集 (ISSN:18846246)
巻号頁・発行日
vol.19, no.6, pp.6_42-6_54, 2019 (Released:2019-10-31)
参考文献数
33
被引用文献数
1

2016年熊本地震および一連の地震活動による熊本県および周辺177地点での強震記録に対してスペクトルインバージョン法を適用し, 震源・伝播経路・サイトの各特性を分離した.地震基盤から地表までのS波サイト増幅特性は, 平野や盆地内の観測点では他点に比べ1 Hz付近で大きな値を示した.分離した182地震(MJMA: 3.0-5.5)の震源スペクトルから推定した応力降下量には, 震源深さ依存性が見られた.また, 分離したQs値は, 0.5-10 Hzの周波数帯域でQs=73.5f0.83とモデル化された.