著者
新井 宏之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.87, no.9, pp.1140-1148, 2004-09-01
被引用文献数
13

本論文では小形アンテナに提案されてきた手法が,整合回路の付加,電流経路の変更,誘電体・磁性体の利用の三つに大別できることを,統計的なデータをもとに明らかにし,その詳細について解説し,提案されている小形化の指標について議論し具体例で評価を試みる.また,小形アンテナを評価する手法として用いられている下限Q値について解説し,微小ダイポールから導出される値が実際のアンテナのものに近いことを示す.また,小形アンテナの重要な測定法,特に放射効率についてその現状と問題点を明らかにする.
著者
新井 宏
出版者
コンパス社
雑誌
バウンダリ- (ISSN:09162402)
巻号頁・発行日
vol.15, no.9, pp.28-32, 1999-09
著者
新井 宏尚
出版者
城西大学
雑誌
城西大学研究年報 (ISSN:09125302)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.85-89, 1981-03-30
著者
定塚 敏嗣 松野 宏己 八重沢 隼 新井 宏之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.148, pp.201-206, 2008-07-16

本報告では,アレーアンテナを用いた到来方向推定における推定精度と計算量の2つの観点から,信号相関行列の固有値分解や角度サーチを用いないプロパゲータ法の優位性を確認するために,Beamformer法,Root-MUSIC法,TLS-ESPRIT法の3つのアルゴリズムとの比較を行う.推定精度は,シミュレーションと電波暗室内での実験結果を用いて評価し,計算量は各アルゴリズムにおいて受信信号から到来方向推定結果導出までに要する乗算回数の検討を行い定量的に評価する.シミュレーションと実験から推定精度がおおよそ等しくなる場合,プロパゲータ法の推定結果導出までに要する乗算回数は他のアルゴリズムの数十%となり,プロパゲータ法は所望の精度に対し,高速なアルゴリズムであることを示す.
著者
新井 宏 中村 聡 山下 仁大
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.293-300, 2003-07-25
被引用文献数
13

可視光作動型二酸化チタン光触媒を助剤とした低濃度の過酸化水素水漂白剤を作製しモデル化した着色エナメル歯牙表面を用いて低輝度可視光照射下における漂白の効果について観察した.ハイドロキシアパタイトの焼結体を作製し,得られた焼結体をメチレンブルー水溶液とテトラサイクリン水溶液に浸漬し着色させた.可視光作動型二酸化テタン光触媒含有の過酸化水素水漂白剤を着色したハイドロキシアパタイト表面に塗布し,可視光をLED発光装置により照射した.漂白前後の色調の変化を調べた結果, L*, a*, b* 値は漂白前に比べて変化した.特に青色光や緑色光の可視光を照射するとL*値の増加が認められ非照射時より明度が増すことが分かった.以上のように可視光作動型二酸化チタンを助剤とすることにより,従来よりも低濃度の過酸化水素水漂白剤を用いても可視光を照射することによって着色歯の漂白が行えることが示唆された.
著者
ミケカ チョモラ 新井 宏之
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J95-B, no.2, pp.130-137, 2012-02-01

本論文では携帯電話基地局近傍の環境発電で動作する温度センサを提案している.基地局近傍での電界強度測定から環境発電に利用できる電界強度を推定し,その値をもとに温度センサシステムを設計する.そして,効率の良い受電回路として,ノッチを有する円形マイクロストリップアンテナと接地抵抗を最適化した整流回路によるレクテナを作成し,直流への変換効率として53.8%を得た.試作した温度センサは基地局近傍で取得したデータを間欠的に無線伝送できることを明らかにしている.
著者
羽石 操 伊藤 公一 千葉 勇 前川 泰之 新井 宏之 高田 潤一 本間 信一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.95, no.214, pp.45-52, 1995-08-24

本年のIEEEアンテナ伝搬国際シンポジウム(URSI-Meetingと共催)は、6月18日から23日迄の6日間、カリフォルニア州のニューポートビーチのマリオットホテルにて開催された。本シンポジウムにおいては、103-セッションの通常ミーティングが開催されると同時に、3つのワークショップと7つのショートコースが開催された。また、恒例のAP-S Awards Banquetでは各賞の表彰が行われ、日本人関係者としては、石丸先生(ワシントン大学)がDistinguished Achievement Awardを受賞された。
著者
新井 宏朋 中村 洋一 生地 新
出版者
山形大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1987

従来の成人病検診における眼底検査は働き盛りの脳卒中予知を主たる目的としていたが、高齢化社会においてはこれに加えて脳卒中による寝たきりや動脈硬化によるぼけ老人の予知が重要な課題となる。本研究では、まず最初に山形県F町における70〜75歳の在宅高齢者の眼底所見の有病率を検討した。Keith,Wagener分類O群は男39.3%、女39.8%、I群は男39.3%、女42.0%、IIa群は男18.9%、女12.7%、さらにK、WIIb群に相当する典型的な動脈硬化性網膜症が男2.5%、女5.5%に見られた。同時に実施したBenton視覚記銘検査との関連性を検討した結果、Keith,Wagener分類とBenton検査の正確数の間には統計的に有意の関連性は認められなかった。次に眼底所見を中心に血圧、心電図の循環器検査所見及びBenton検査の正確数、誤謬数等との関連について林の数量化III類を用いて検討した。第1軸は循環器所見の有無と解釈できたが、第2軸については解釈できなかった。また眼底所見はBenton検査の正確数、誤謬数と近接した関係は見られなかった。次いで、Y町で65〜74歳の在宅高齢者を対象に循環器検診5年後の日常生活動作、ぼけに関する症状等19項目の質問調査を実施した。Keith,Wagener分類と日常生活動作との関連では、全体的な傾向としてKeith、Wagener分類O,I群がIIa以上群に比較して良好な比率が高く複数の項目で有意差が認められた。ぼけに関する症状等については、各項目とも有意差は認められなかった。次に、この調査から精神科医のスクリーニングで痴呆の可能性が疑われた者(症例群と略)と対照群に柄沢式及び長谷川式簡易知能評価スケールを実施した。柄沢式では「ぼけあり)が症例群4.8%対照群0.01%であったが、長谷川式では症例群(平均26.3点、標準偏差6.4点)と対照群(28.0点、4.1点)に有意差は認めなかった。また両群の眼底K、WIIa以上出現率にも有意差を認めなかった。
著者
川村 静児 中村 卓史 安東 正樹 坪野 公夫 沼田 健司 瀕戸 直樹 高橋 龍一 長野 重夫 石川 毅彦 植田 憲一 武者 満 細川 瑞彦 佐藤 孝 佐藤 修一 苔山 圭以子 我妻 一博 青柳 巧介 阿久津 智忠 浅田 秀樹 麻生 洋一 新井 宏二 新谷 昌人 井岡 邦仁 池上 健 石徹白 晃治 市耒 淨興 伊藤 洋介 井上 開輝 戎崎 俊一 江里口 良治 大石 奈緒子 大河 正志 大橋 正健 大原 謙一 奥冨 聡 鎌ヶ迫 将悟 河島 信樹 神田 展行 雁津 克彦 木内 建太 桐原 裕之 工藤 秀明 國森 裕生 黒田 和明 郡和 範 古在 由秀 小嶌 康史 小林 史歩 西條 統之 阪上 雅昭 阪田 紫帆里 佐合 紀親 佐々木 節 柴田 大 真貝 寿明 杉山 直 宗宮 健太郎 祖谷 元 高野 忠 高橋 忠幸 高橋 弘毅 高橋 竜太郎 田越 秀行 田代 寛之 田中 貴浩 谷口 敬介 樽家 篤史 千葉 剛 辻川 信二 常定 芳基 徳成 正雄 内藤 勲夫 中尾 憲一 中川 憲保 中野 寛之 中村 康二 西澤 篤志 丹羽 佳人 野沢 超越 橋本 樹明 端山 和大 原田 知広 疋田 渉 姫本 宣朗 平林 久 平松 尚志 福崎 美津広 藤本 眞克 二間瀬 敏史 前田 恵一 松原 英雄 水澤 広美 蓑 泰志 宮川 治 三代木 伸二 向山 信治 森澤 理之 森脇 成典 柳 哲文 山崎 利孝 山元 一広 横山 順一 吉田 至順 吉野 泰造
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集 (ISSN:13428349)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, 2006-03-04
著者
古川 幸伸 藤森 和博 新井 宏之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波
巻号頁・発行日
vol.97, no.551, pp.47-53, 1998-02-19

本稿では, PHSの新たな基地局設置場所として建物の窓に設置することを提案し, 壁面設置型双指向性偏波ダイバーシチアンテナを用いて, 実際に建物の窓に基地局を設置して伝搬測定を行った.そして, 基地局を建物の窓に設置する場合に問題となる窓ガラスの影響や基地局を設置する階, 移動局の傾き角度, 偏波ダイバーシチ受信の効果について検討した.
著者
古川 幸伸 藤森 和博 新井 宏之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.97, no.545, pp.47-53, 1998-02-19

本稿では, PHSの新たな基地局設置場所として建物の窓に設置することを提案し, 壁面設置型双指向性偏波ダイバーシチアンテナを用いて, 実際に建物の窓に基地局を設置して伝搬測定を行った.そして, 基地局を建物の窓に設置する場合に問題となる窓ガラスの影響や基地局を設置する階, 移動局の傾き角度, 偏波ダイバーシチ受信の効果について検討した.
著者
古川 幸伸 藤森 和博 新井 宏之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム
巻号頁・発行日
vol.97, no.548, pp.47-53, 1998-02-19

本稿では, PHSの新たな基地局設置場所として建物の窓に設置することを提案し, 壁面設置型双指向性偏波ダイバーシチアンテナを用いて, 実際に建物の窓に基地局を設置して伝搬測定を行った.そして, 基地局を建物の窓に設置する場合に問題となる窓ガラスの影響や基地局を設置する階, 移動局の傾き角度, 偏波ダイバーシチ受信の効果について検討した.
著者
道下 尚文 越智 和之 新井 宏之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SAT, 衛星通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.50, pp.7-12, 2002-05-09

近年,無線通信においては使用周波数の高周波化が進んでいる.波長が短くなることによりアンテナ部分だけでなくアンテナ付近の線路やコネクタなどの導体部分でも共振してしまう可能性がある.そのため,アンテナ特性をアンテナ部分の形状のみから決定することができなくなる.本報告では,高周波数帯におけるパッチアンテナを同軸給電線路やコネクタ,半田部分までモデリングし,HFSSシミュレータにより解析を行う.実験結果と解析結果を比較するこで給電回路がアンテナ特性に及ぼす影響について検討した結果,アンテナ部分だけでなくその給電回路も含めた解析モデルによる解析の必要性を確認した.
著者
新井 宏之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.210, pp.67-70, 2007-08-30
被引用文献数
3

本報告では比較的低利得な単方向の指向性を切り替えることで移動体通信等に応用することを前提に,指向性切り替えアンテナを分類してその特徴を明らかにする.まず給電法で分類すると,異なる方向に対応する複数の給電ポートを持つものと,一つの給電ポートで寄生素子,反射器,移相器の条件を制御するものに大別される.アレイ構成とする場合は,素子アンテナが無指向性のときには主にカージオイド指向性となるので,素子アンテナの指向性を効果的に利用する必要がある.特に,単方向性を実現するためのアンテナ素子として,本稿では立体的な構造ではなく,平面構造のものについて検討し,二つのモードの異なるアンテナを組み合わせる手法,放射素子間の位相差を制御するもの,寄生素子や反射素子を組み合わせるものに大別しその特性を明らかにする.また,給電ポートを一つにして指向性を切り替えるものは,追加した付加機能を切り替えるものと,移相器やバラクタダイオードによってアナログ的に重み付けをするものについて議論し,指向性切り替えアンテナを実現するための指針を示す.