著者
榊原 健一 林 良子 後藤 多嘉緒 河原 英紀 牧 勝弘 齋藤 毅 山川 仁子 天野 成昭 山内 彰人
出版者
北海道医療大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

喉頭音源に関連する声質の客観的表記に関し、生理学的、物理学的視点から、音源となる振動体の分類により(i) 声帯発声 ; (ii) 声帯-仮声帯発声; (iii) 声帯-披裂部発声; の3種類の有声音と,無声音である声門乱流雑音発声と分類が可能であり、有声音源に関しては、物理的・音響的特徴から周期的、準周期的、非周期的の3つの振動への分類を提案した。また、声質表現として緊張-弛緩と声門開放時間率との関係を明らかにし、声質の客観的な表現語として適切であることを明らかにした。声門開放時間率の分析方法として、余弦級数包絡の複素wavelet分析に基づく簡易なGCI, GOIの検出方法を考案した。
著者
市川 公一 小野沢 忠仁 小林 良子 棚橋 佳子 豊田 雄司 豊田 恭子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.48, no.12, pp.704-709, 1998-12-01

Yahoo!Japanへのインタビュー。検索エンジンとして著名なYahoo!のカテゴリーとリンクのしくみについて解説した。Yahoo!の特徴はサーファーと呼ばれる担当者の評価により厳選されたサイトが提供されることにある。Yahoo!でのカテゴリーはゆるやかなグルーピングであり個々のサイトのリンクはカテゴリーリンクによってより有効に導かれるよう意図されている。それぞれの検索エンジンの特徴を理解し, 目的により使い分けることが情報収集のこつと言える。Yahoo!は今後検索エンジンとしての役割だけでなく, より能動的な情報提供者として, 情報がどこにあるかを紹介するメディアとなることを目指している。
著者
松田 真希子 林 良子 渡部 倫子 金田 純平
出版者
金沢大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では日本語教育のためのデータマイニング技術開発を目的に、[1]既存データマイニング技術の日本語教育研究への応用可能性の検討、[2]既存ツールのカスタマイズ、[3]ツール開発、[4]マニュアル開発を行った。その結果、[1]ではKh-Coder,SVtoolsなどを用いた日本語教育研究への応用研究を行い、有効性を示した。[2]では日本語学習者誤用換言対データを約3000対開発した。[3]では日本語学習者アクセントの自動評定技術開発を行った。[4]ではマニュアルを一部Web公開した。学術的成果としては、6件の学術論文の発表、11件の学会発表等を行った。
著者
定延 利之 キャンベル ニック 森 庸子 エリクソン ドナ 金田 純平 坂井 康子 匂坂 芳典 朱 春躍 砂川 有里子 友定 賢治 林 良子 森山 卓郎 大和 知史 犬飼 隆 杉藤 美代子 藤村 靖
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本プロジェクトは、書きことば研究に比べて立ち遅れの目立つ、日本語の話しことば(韻律を含む)の研究を進めるものである。「人物像」を重視した前研究(基盤A(H19-22))において、日本語の主な話し手像(発話キャラクタ)を分析したように、本プロジェクトでは日本語話しことばに見られる主な「状況」を考察し、「状況」に基づく話しことばの姿を分析する。特定の「状況」において「どのような立場の者が、どのような立場の者に対して、どのような発話の権利を持つのか」を明らかにし、それを活かした資料を作成する。
著者
中川 ゆり子 金田 純平 林 良子 佐野 真弓 佐藤 正之 関 啓子
出版者
日本言語聴覚士協会
巻号頁・発行日
pp.174-183, 2010-11-15

MIT日本語版は発語失行の治療技法であり,その有効性は,1983年,関らにより確認された.しかし,それ以降日本語版に関する報告はなく,わが国で日本語版が普及しているとは言い難い.そこで,本研究の目的を①日本語版の有効性を客観的に再検証する,②音響分析で前後の発話特徴を比較する,こととした.対象は58歳男性,脳梗塞発症1年1か月後の重度Broca失語症者で,MITを10日間行い,前後の発話を比較した.MIT後,訓練課題およびこれと同アクセントの非訓練課題で音の正答数が有意に増加し発話明瞭度が改善したが,異アクセントの非訓練課題では改善しなかった.本研究では維持期の失語症者に,効果測定デザインを用いて短期介入を行い,介入効果と,その他自然回復などの要因を可能な限り区別した.発話判定を第三者が行った本研究はMIT日本語版の有効性を客観的に証明したといえる.
著者
安田 麗 林 良子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.451, pp.13-17, 2010-02-25

日本語音声の特徴的現象である母音の無声化は,聞き手が誰であるかという会話の状況によって,その出現が変化する要素の一つであると考えられている.本研究では,そもそも母音の無声化が少ないとされている近畿方言話者が、東京方言話者と話す場合,近畿方言話者と話す場合,そして外国人と話す場合にどのような発音がなされているのかについて,母音の無声化に焦点を当て実験を行った.その結果,近畿方言話者の会話における母音無声化の出現については,個人差があるものの、平均すると対東京方言話者,対外国人留学生,対近畿方言話者の順で,母音無声化率が高い傾向があることがわかった.この結果より,近畿方言話者は対話相手が誰であるかによって母音無声化を制御し,話し方を変化させていることが示唆された.
著者
阿栄梛 林 良子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.451, pp.19-24, 2010-02-25

本研究では,モンゴル語・中国語を母語とする日本語学習者を対象に,シャドーイングと音読・リピーティングの発音練習による効果を検証した.本研究では,(1)日本語のシャドーイング練習時の音声は,音読・リピーティング時の音声とどのような違いがあるか.(2)日本語のシャドーイング練習の効果は,学習者の母語によって異なるのか.(3)日本語のシャドーイング練習によってどのような音声的特徴に効果が現れやすいのかについてモンゴル語および中国語を母語とする日本語学習者を対象に検討した.その結果,a.シャドーイングおよび音読・リピーティング練習ともに,日本語学習者の発話速度を向上させること,b.モンゴル語話者も中国語話者も,シャドーイング練習中にはアクセント型の正確率が上昇するが,学習者の母語により異なった傾向が見られること,c.超分節レベルであるアクセント型やイントネーションに効果が現れやすいことが分かった.