著者
高橋 晃周 飯田 高大 佐藤 克文 佐藤 克文 森 貴久 坂本 健太郎
出版者
国立極地研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

南極海におけるペンギン類の個体数変動の種間・地域間の違いをもたらすメカニズムを明らかにするために、最新の動物装着型記録計による採餌行動の研究を行った。ペンギンの採餌行動とその環境要因(特に海氷分布)との関係は、同所的に生息する種間および同種の地域間で異なることが明らかになった。採餌行動の種間・地域間の違いにより、海洋環境変化がペンギンの繁殖に与える影響は異なり、それによって個体数変動の違いが生じていることが示唆された。
著者
森 貴史
出版者
関西大学文化財保存修復研究拠点
雑誌
Semawy Menu
巻号頁・発行日
vol.4, pp.117-129, 2013-03-04

After Alexander the Great died, his successor Ptolemy I, known as Ptolemy Soter, became the ruler of Egypt and set about making the Mediterranean city, Alexandria, not only the center of politics, but also the center of learning and culture. Soter also founded the Great Library of Alexandria (hereinafter referred to as the Great Library), and the Great Library became most famous for its collection of cultural and intellectual works in the ancient world. All the remains and sites, however, were under water and their historical details are unclear. "Mouseion" had also the Great Library, and many top scholars and intellectuals were brought together to contribute to the development of the academic achievements during the Hellenistic period. It is also said that the Great Library played an important role in the Greek translation of the Old Testament, "The Septuagint," the translation of the seventy interpreters. The policies on religion included the creation of Serapis, an ancient Egyptian religion. Serapis was actually a composite of the Egyptian god and the Greek god, and was created to form a spiritually integrated world of both the Egyptian and Greek people. As the Ptolemy Dynasty in Egypt began to fade, the Great Library as well as Serapis decreased in strength. Nevertheless, the culture of Alexandria, the ancient academic city, and the characteristics of the Great Library are still worth reviewing because their concept is a prototype of criteria for modern universities and libraries.大王アレクサンドロスの死後、エジプトの統治者となったプトレマイオス1世(ソテル)は、地中海沿岸都市アレクサンドリアを、政治の中心地だけでなく、文化の中心地にもしようとした。かれが設立したアレクサンドリアのく図書館〉は、古代世界でもっとも有名な知の殿堂となった。しかし現在、その遺跡はすべて水没して、いっさいが不明である。ムセイオンとこの<図書館>は、たくさんの優れた知識人が集うこととなり、ヘレニズム時代の学術の発展に貢献した。ギリシア語訳の聖書『セプトゥアギンタ』 (70人訳聖書)の成立にも大きな役割をはたしたとされる。また、宗教政策としては、セラピス神創造があげられる。これによって、ギリシア人とエジプト人のふたつの神を統合した神セラピスをつくることで、両市民の精神世界の統合をめざしたのである。やがて、プトレマイオス朝とともに、<図書館>やセラピス信仰も衰退していったが、学術都市アレクサンドリアの文化や<図書館>は、現代の大学や図書館の原型となっているため、いまもなお一顧するに足る対象であるだろう。
著者
金森 貴洋 厳 網林
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.74, no.4, pp.261-274, 2018 (Released:2018-10-20)
参考文献数
29
被引用文献数
2

東日本大震災から6年が経過し,津波被災地では集団移転が完了しつつある.究極的な津波予防対策である集団移転によって安全性が確保される一方で,高齢者住民の生活は大きく変容することが予想される.本稿では,人口減少・高齢化が進む中で行われた地形起伏の大きい地域における集団移転が高齢者住民の徒歩による生活にどのような影響を与え得るのかを明らかにした.具体的には傾斜・身体機能による影響を反映した歩行負荷量を算出し,各集団移転団地から最寄りの生活施設までの徒歩アクセシビリティ評価を行った.分析の結果,気仙沼市において全96団地中6割が公共交通の徒歩圏外にあり,15団地は全ての生活施設まで徒歩で到達することが困難であることが明らかになった.また,標高が高い団地は徒歩アクセシビリティが悪化する傾向がみられた.
著者
本村 あずみ 森 貴久
雑誌
帝京科学大学紀要 = Bulletin of Teikyo University of Science (ISSN:18800580)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.161-166, 2016-03-31

Saihara, which is located in north-western area of Uenohara in Yamanashi Prefecture, is a depopulated area. A traditional Kabuki play had been performed at Ichinomiya Shrine in Saihara for the autumn festival since at latest 1860s until 2001,and ceased to be performed since then. Interviews with 29 people living in Saihara held in 2009-2010 enabled us to collect information on the traditional Kabuki play. What is clarified in this article is as follows: (1) there were 3 types of play: a traditional Kabuki play performed by Saihara people, plays performed by a professional theatre company, and semi-traditional Shimpa plays; (2) during Meiji and Taisho period, most plays were traditional Kabuki plays performed by Saihara people,performance by theatre companies had become popular later, and the traditional kabuki play by Saihara people became popular again after 1980s; and (3) performance of plays for the shrine festival had become a hard task due to a change of life style in Saihara, which seemed to be the most serious cause for the interruption of this traditional local play.
著者
中田 兼介 森 貴久
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会大会講演要旨集 第52回日本生態学会大会 大阪大会
巻号頁・発行日
pp.590, 2005 (Released:2005-03-17)

円網性クモは網を定期的に張り替えるが、その際にしばしば網の大きさや横糸の間隔を変える事が知られている。この現象はクモが網場所の質に応じて網糸への投資量を調節しているためであると考えられている。この調整が餌収益の上昇に結びつくためには網場所の質を知る必要があるが、クモは過去の採餌経験からこれを推定していると考えられる。この意味で円網は採餌のためのデバイスであると同時に情報獲得のデバイスでもあると言える。一方、円網性クモは、餌捕獲量の減少、網の破壊、成長に伴う最適な造網場所の変化などの理由によってしばしば網場所を移動させる。このとき新しい網場所は過去に利用した事のない場所である事が一般的で、クモは移動直後にはその場所の質を知る事無しに、どのような網を張るかについて意思決定しているだろう。本研究では、このようなクモの網場所移動直後の造網行動がどのようなものになるのかを、「採餌経験からの網場所の質の推定には誤差が伴うが、その誤差は網サイズが大きくなればなるほど小さくなる」という仮定の元で最適網糸投資モデルを作り解析した(この仮定を置いた理由は、網サイズが大きくなる事は、より広い空間をサンプリングする事であり、推定の際のサンプリング量の増加は推定の精度の上昇に繋がると考えられるからである)。その結果、網場所移動率が小さいほど移動直後には最適網糸投資量が大きくなる、という結果が得られた。このような最適モデルからの予測が実際に当てはまるかどうかについて、コガネグモ科の円網性クモ数種を使い、1)野外で人為的に網を壊してやることで網場所移動を引き起こし、新しい場所に造網させた時の最初の網の総糸量、2)連続した二日間同じ場所に造網している頻度、計測し、これらのデータを種間で比較する事で検討した。
著者
鈴木 健太 山本 正伸1 2 Rosenheim Brad 大森 貴之 Polyak Leonid 南 承一
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
日本地球惑星科学連合2018年大会
巻号頁・発行日
2018-03-14

The Arctic Ocean underwent dramatic climate changes in the past. Changes in sea-ice extent and ocean currents in the Arctic Ocean cause changes in surface albedo and deep water formation, which drove global climatic changes. However, Arctic paleoceanographic studies have been limited compared to the other oceans due to chronostratigraphic difficulties. One of the reasons for this is absence of material suitable for 14C dating in the Arctic Ocean sediments deposited since the last glacial maximum. To enable improved age constraints for sediments impoverished in datable material, we apply ramped pyrolysis 14C method (Rosenheim et al., 2008) to sedimentary records from the Chukchi-Alaska margin recovering Holocene to late-glacial deposits. Samples were divided into five fraction products by gradual heating sedimentary organic carbon from ambient room temperature to 900°C. The thermographs show a trimodal pattern of organic matter decomposition over temperature, and we consider that CO2 generated at the lowest temperature range was derived from autochthonous organic carbon contemporaneous with sediment deposition, similar to studies in the Antarctic margin and elsewhere. For verification of results, some of the samples treated for ramped pyrolysis 14C were taken from intervals dated earlier by AMS 14C using bivalve shells. The ages of lowest temperature split showed older ages than the radiocarbon ages derived from bivalve shells indicating that those splits were still mixtures and not pure autochthonous organic matter. The relationship between radiocarbon ages of generated gas and pyrolysis temperature is linear. We used this empirical relationship to determine the optimal temperature yielding pure marine organic carbon and estimated age of horizons by sampling at those temperatures. We compare these ages to mixing model ages decoupling the simpler mixtures represented by our original low-temperature splits, which were consistent with the bivalve ages.
著者
櫻井 弘道 山本 正伸 関 宰 大森 貴之 佐藤 友徳
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
日本地球惑星科学連合2018年大会
巻号頁・発行日
2018-03-14

北海道は、東アジアモンスーン影響下の北端に位置しており、夏季モンスーンが強く吹くと、北海道に太平洋からの湿った空気が運ばれる。本研究では、別寒辺牛高層湿原から採取した 約 4mの泥炭コアに含まれるミズゴケなどの植物のセルロースの酸素同位体比を分析し、夏季東アジアモンスーンの古気候復元を試みた。ミズゴケの酸素同位体比は、ツルコケモモやチシマノガリヤスといった高等植物の酸素同位体比よりも、常に低かった。ミズゴケの酸素同位体比は降水の酸素同位体比を直接的に反映しているが、高等植物の酸素同位体比は蒸散によって高くなっているのである。よって、このミズゴケと高等植物の酸素同位体比の差は、相対湿度のプロキシとなる可能性がある。ミズゴケの酸素同位体比の変動は、約1500年前に低下し、約1100年前に上昇しており、これは暗黒寒冷期と中世温暖期に該当すると考えられる。これは、夏季モンスーンによる降水量が約1500年前に少なく、約1100年前に多いということを示唆する。また、高等植物とミズゴケの酸素同位体比の差は、ミズゴケの酸素同位体比と負の相関を持つ。これは、夏の降水量が多いときに相対湿度が高くなっていたことを示唆しており、梅雨前線の活動によって夏の北海道に長雨が降る「蝦夷梅雨」という現象に似ている。蝦夷梅雨は、夏季東アジアモンスーンが強い時に起きる典型的な現象である。したがって、約1100年前の暖かく湿った気候は、夏季東アジアモンスーンの活動が強くなったことによって、夏に頻繁に蝦夷梅雨が起きていたことを反映していると考えられる。
著者
森 貴治 山村 剛士
出版者
日本コンピュータ化学会
雑誌
Journal of Computer Chemistry, Japan (ISSN:13471767)
巻号頁・発行日
vol.4, no.3, pp.107-118, 2005 (Released:2005-12-28)
参考文献数
54
被引用文献数
1

ポルフィリン集積系の実測吸収(UV-vis.)スペクトルと円二色性(CD)スペクトルから励起子理論に基づいてポルフィリン同士の相互配置を求めるプログラムを開発した。これは、1)与えられたポルフィリンの配置から、各ポルフィリンの遷移ダイポールベクトルを求め、2)遷移ダイポールの相互作用による励起状態のエネルギー分裂と波動関数を励起子理論によって計算し、3)これらの結果を用いて計算スペクトル(UV-vis. スペクトルとCDスペクトル)を求め、ついで4)計算スペクトルと実測スペクトルの差の二乗和Sを最小化するようにポルフィリン相互の配置を最適化していくものである。最適化の手法として、ポルフィリンの相対配置をランダムに発生させ、スペクトルの差の二乗和Sを準ニュートン法を用いて最小化する最も単純な方法を選んだ。プログラムの妥当性を検証するため、Crossleyらにより合成されたTröger's base型ポルフィリンダイマーと大須賀らにより合成されたメソ-メソ結合ポルフィリンダイマーについて計算を行った。これらの化合物は2個のポルフィリン同士がキラルな配置を保って結合しており、配向が堅固でUV-vis. スペクトルと共にCDスペクトルとX線結晶構造解析の結果が報告されている。計算の結果、Crossleyらのダイマーの推定構造(ポルフィリンには平面構造を仮定)はX線結晶構造解析によるものとほぼ一致した(ポルフィリンの中心金属・窒素原子のRMSD = 0.21 Å)。また、大須賀らのダイマーでは、推定構造はポルフィリンのvan der Waals雲同士が大きく衝突していたものの、X線結晶構造と似ていた(RMSD = 0.95 Å)。ポルフィリン同士が直接結合し、電荷移動を起こすような系には本プログラムは向かないが、非共有的に結合した系には適用できることが示唆された。
著者
岡田 一馬 中田 衛樹 山崎 裕司 山下 望 青木 早紀 山崎 倫 大森 貴允 冨岡 真光
雑誌
高知リハビリテーション学院紀要 = Journal of Kochi Rehabilitation Institute (ISSN:13455648)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.17-22, 2017-03-31

高次脳機能障害を合併した高齢の重症片麻痺患者のベッドへの移乗動作練習に応用行動分析学的技法を取り入れた. ベースライン期(第93病日から106病日)には,総課題提示法による移乗動作練習を実施した.移乗動作手順の忘れや立ち上がり,ベッドへのピボッドターンに介助を要し,移乗動作能力得点は停滞していた.介入では,車椅子のブレーキ操作,フットレスト操作についてベットサイドに文字教示を行った.立ち上がり,ピボットターンの練習では,段階的な難易度設定を実施した.介入開始後,動作能力得点は上昇しはじめ, 16セッション目で満点の45点に到達した.発症から3か月以上を経過した本症例がわずか16日間の介入によって監視下の移乗動作が自立したことから,今回の介入は移乗動作能力を向上させるうえで有効に機能したものと考えられた.
著者
濱尾 章二 宮下 友美 萩原 信介 森 貴久
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.139-147, 2010-10-20 (Released:2010-11-08)
参考文献数
28
被引用文献数
1 7

東京都心の隔離された緑地である国立科学博物館附属自然教育園において,冬季に捕獲した鳥の糞に含まれる種子を分析した.また,種子を排泄した鳥種の口角幅と採食されていた果実の直径を計測し,比較した.8種の鳥の糞から9種の植物種子が見出された.特に,ヒヨドリHypsipetes amaurotis,ツグミTurdus naumanni,メジロZosterops japonicusが93%の種子を排泄していた.これら3種は生息個体数も多かったことから,重要な種子散布者になっていると考えられた.種子は1種を除き,調査地内に見られる植物のものであったことから,調査地内外での種子の移動は少ないものと考えられた.鳥は口角幅より小さな果実を採食している場合もあれば,大きな果実を採食している場合もあった.ルリビタキ Tarsiger cyanurus,メジロ,アオジEmberiza spodocephalaでは,口角幅の最大値よりも果実直径の最小値の方が大きなイイギリIdesia polycarpaを採食していた.口角幅を超える大きさの果実を採食していたのは,結実期を過ぎていたことや都市緑地であることから,果実の選択が制約を受けていたためである可能性がある.
著者
森 貴彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.432, pp.1-6, 2012-02-02

医療・福祉分野において,労働従事者,介護者および要介護者の負担軽減など動作支援を目的にパワーアシストシステムに関する研究が多く行われている.特に,上肢切断者のパワーアシストによる日常生活動作支援を行う際には,筋電位センサと力センサを併用した上肢動作の人間-筋電義手の協調制御に関する研究が活発化している.しかし,現状では環境や条件に応じて臨機応変に動作支援を行うことが難しいと考えられる.本研究では,上肢動作支援を対象に,手先トルクを入力するだけで人間の未来の手先トルクと未来の軌道をリアルタイムに予測し,さらに,安定で高いパワーアシスト率の実現が可能なモデル予測制御を用いた新たなパワーアシストシステムを提案する.
著者
中田 衛樹 岡田 一馬 山崎 裕司 山崎 生希 山崎 倫 大森 貴允 冨岡 真光
出版者
高知リハビリテーション学院
雑誌
高知リハビリテーション学院紀要 (ISSN:13455648)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.13-16, 2015-03-31

認知症を合併した重症片麻痺患者に対し,逆方向連鎖化の技法を用いた寝返り・起き上がり動作練習を実施した.寝返り動作は介入セッション,起き上がり動作は8セッション目に動作が自立した.介入中,身体機能および認知機能の改善は認められなかった.介入後,速やかに起居動作が自立したことから,認知症を合併した重症片麻痺患者に対する今回の動作練習は,有効に機能したものと考えられた
著者
森 貴史
出版者
関西大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

イギリス海軍ジェームズ・クックの第2次世界航海に同行したゲオルク・フォルスターは、その知見を『世界周航記』(1778-80)として出版した。この航海記は、現代の視点で通常の航海記文学として読めば、クックの航海を年代記的に記しているにもかかわらず、非常に難解なカオス的な構造をもった航海記であるとの仮説に立脚し、この著作を「文学テクスト」および「自然科学と文化史のデータベース」としての両面から分析した論考を、ドイツで上梓した。
著者
大村 幸弘 松村 公仁 大村 正子 山下 守 吉田 大輔 中井 泉 赤沼 英男 増淵 麻里耶 大森 貴之 熊谷 和博
出版者
公益財団法人 中近東文化センター
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2010-04-01

当該研究の主目的「文化編年の構築」は、IV~VIII区で中間期のIVa層、前期青銅器時代のIVb層を中心に行なった。特にIVa層は、出土した炭化物の分析から2135calBC-1958calBC、2063calBC-1948calBCということが判明した。2014年はIVa層直下の火災を受けた建築遺構の発掘を行なったが、出土する土器には轆轤製がほとんど認められず手捏ねの粗製土器が中心であることなど、それまでの製作技法とは大きな差異が認められた。また建築遺構の形態も脆弱であった。先史時代の土器の形式編年等は未解明部分が多く、層序を中心とした研究によって先史時代の編年に大きく貢献できたと考える。