著者
木村 博志 松岡 博 森 芳弘 近藤 禎樹 榊原 聡
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
生産加工・工作機械部門講演会 : 生産と加工に関する学術講演会
巻号頁・発行日
vol.2004, no.5, pp.77-78, 2004-11-19

We developed a high-speed vision robot system that can be applied to various types of products. The developed system consists of a robot with cameras and lights, and a computer for teaching and image processing. In the system many points on any faces of the product can be inspected without stopping with the help of the developed robot path planning and the synchronous method between robot path and image input. Moreover, we developed standard inspection algorithm and unified environment for robot and vision teaching. Therefore the teaching operation can be done without programming. This system is currently in use in our plants so that it can be helpful in keeping high quality of products.
著者
森部 敦 毛利 公美 森井 昌克
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OIS, オフィスインフォメーションシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.283, pp.11-16, 2005-09-08
被引用文献数
3

電話による音声理解による自動応答システムやパソコンによる文字理解に基づく応答システムがある.他方, 以前から会話を成立させるシステムとして人工無能がある.人工無能は文字通り, 主として会話の内容に関しての目的や意図もなく, 会話としての成立だけを目的としている.本研究では, 人工無能において, より自然に会話を成立させるための手法の開発と, その応用として自動応答システム, 特にマーケティングとしての情報提供および情報収集システムへの可能性について考察する.
著者
森下 宏美
出版者
北海道大学大学院経済学研究科
雑誌
經濟學研究 (ISSN:04516265)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.51-62, 2006-11-29

1834年の新救貧法制定に導いたとされるタウンゼンドやマルサスの思想は,救貧法の「廃止」を唱えるものであったが,古典派経済学の立場もまた事実上の「廃止論」として論ぜられる傾きがある。しかし,1820年代後半には,それまでの「改革論者」対「廃止論者」の論争は,異なったタイプの「改革論者」同士の論争にとって代わられており,古典派経済学の内部にも,「よく管理された救貧制度はどのようなものであるべきか」をめぐる多様な議論が生まれていた。シーニア,マカロク,スクロウプは,それぞれに救貧法の「改革」を論じている。彼らは,旧救貧法の原理に対する理解,貧民の被救済権を承認することの是非,救貧行政における納税者および教区の役割の評価,労働能力者への院外救済が勤勉と慎慮の形成に及ぼす影響等について異なる見解をとりながら,独自の「改革」論を展開している。古典派経済学者を「改革論者」として描くにしても,旧救貧法の諸原理を擁護する立場を農村的パターナリズムの「反改革論者」とみなしてその対極に置くような見方は退けられなければならない。
著者
草部 博輝 中森 眞理雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) (ISSN:18827780)
巻号頁・発行日
vol.48, no.15, pp.34-46, 2007-10-15

資源制約付きプロジェクトスケジューリング問題(Resource Constrained Project Scheduling Problem: RCPSP)は,多くの古典的スケジューリング問題の一般化されたモデルである.本稿は,利用可能な再生型資源量の時刻による変化と,各アクティビティが要求する再生型資源量の時間による変化を取り入れた,RCPSP/t モデルに,タイムラグの概念を追加した拡張モデル,RCPSP/t+ モデルを取り扱う.本稿において,我々はRCPSP/t+ モデルの解法として,タブーサーチアルゴリズムを提案し,ILOG CPLEX から得られた最適解と比較することにより,解の精度を評価する.Resource-constrained project-scheduling problem (RCPSP) is a general model of several classical scheduling models. In this paper, we suggest the scheduling model RCPSP/t+, which is added the time windows to the model of RCPSP/t having the changing of limit of renewable resources in project term and of requirement of renewable resources in each activity's processing time. We present a tabu search algorithm for the RCPSP/t+ and evaluate the solution accuracy comparing the oplitmal solution of ILOG CPLEX.
著者
森 茂子 佐藤 和夫
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.149-150, 1996-03-06

クリーンルーム手法は,高信頼性ソフトウェアの開発が可能な手法として,注目を集め,その適用事例も紹介されている.しかし,本手法はバージョンアップの場合の対処のしかたには明示的にはふれていない.また公表された事例は,バージョンアップ対象となる製品の設計を,クリーンルーム手法の設計で全て書き出す作業を前提とし,その作業に多大な費用と時間を要するものであった.今回,日本の金融機関向ミドルウェアのバージョンアップに際し,クリーンルーム手法を適用するために,現実的な費用と時間で実施可能な設計方法を,新たに提案した.既に存在している,保守資料を有効利用しながら,修正,変更を行う.修正,変更項目ごとに,関係するデータおよびモジュールを洗いだす.それに対してのみ,クリーンルーム手法を適用する.テストは,従来通りの方法で行う.実際に,従来ウォーターフォール型のプロセスで開発されてきた,上記ミドルウェアでこの提案を実施の結果,信頼性については約5.6倍の改善と予測される結果を得,効果を確認した.生産性は約8%向上し,開発期間は従来と同程度であった.これにより,現実的な費用と時間で実施可能で,しかも高信頼性を得られる,バージョンアップのための設計方法であることを確認した.
著者
森田 千晶 増永 良文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.172, pp.145-150, 2005-07-07

近年, 古い資料や写真のデジタル化などに伴い, モノクロ画像の自動着色技術の研究がすすめられている.そのひとつとして, 色合いの参考となる画像(ソース画像)を用いてその色合いをモノクロ画像に転送することによってカラリゼーションを行う手法が提案されている.この手法はユーザの作業負担を軽減し自動的なカラリゼーションを実現させるが, そのために必要となる"ユーザの主観にあうソース画像"の用意が困難である.そこで本研究では, この手法を前提とし, "ユーザの主観にあうソース画像"を, 画像検索技術を組み合わせることによってウェブ上から取得してくる方法を考案する.また, 本稿ではこのシステムのための予備実験として, ウェブ画像検索の検索キーワードの選択方法に関する考察をおこなう.
著者
有木 由香 森本 淳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.163, pp.37-41, 2006-07-07

近年,モーションキャプチャによって得られた運動データを用いたヒューマノイドロボットの運動生成や,バーチャルキャラクターの動作生成に関する研究が多く行われている.これらの研究は基本となる動作の認識,及び一つの基本動作から他の基本動作に繋げるための遷移動作生成が中心となる.しかしながら,従来研究の多くは関節角データを用いた運動学に基づく動作認識,生成がほとんどであり,生成される動作は物理的な整合性を考慮したものではなかった.本報告では床反力情報とモーションキャプチャデータを共に用いることで動力学的な特徴に基づいた動作生成,認識を検討する.具体的には,歩行,走行という2種類の動作を用いて,新たな動作の生成,及びそれぞれの動作の認識の実験を行った.その結果,床反力情報と関節角に基づく動作生成では関節角のみに基づく場合よりも,物理的に妥当な重心移動を持つ連続動作を生成することが可能となった.認識においてはswitching state-space modelsを用いて行い,歩行及び走行のデータを合成した動作データよりそれぞれの動作の識別を行った
著者
西島 幹博 山口 孝之 森 晃徳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.542, pp.115-120, 2008-03-05
被引用文献数
1

注視点移動の基本的特性に関する従来の心理物理的実験を調べ、現象論的法則群の相違点、実験手法・条件の相違点などを明らかにした。相違点は、実験条件にあるとし、適切と思われる新しい実験条件を設定して心理物理学的現象の確定を試みた。次に、サッカードに関する神経生理学的研究を調べ、サッカード決定の概略的仮説の設定を試みた。最後に、高次過程の例として漢字の崩壊現象と注視点移動の関係に関する仮説設定と漢字の崩壊現象を用いた検証実験を試みた。
著者
李 周浩 森岡 一幸 セメシ ペーター 黄 吉卿 上村 聡志 安藤 慶昭 橋本 秀紀
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2003, 2003

インテリジェントスペースは知能化されたセンサを空間中に分散配置することにより実現される。本発表ではインテリジェントスペースにおけるやさしいインタフェースのシミュレーションによる開発手法を報告する。
著者
森岡 一幸 李 周浩 橋本 秀紀
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.103-111, 2004-01-15
被引用文献数
4 5

In the environment that human and robots coexist, mobile robots have to approach human as much as possible in order to provide human with physical services. For friendly interaction with human, the robots should be able to afford human-affinitive movement. In this paper, human following, as one of human-affinitive movements, of robot is achieved. The human following robot requires several techniques; the recognition of the target human, the recognition of the environment around the robot, and the control strategy for stable human following. In this research, Intelligent Space, where many sensors and intelligent devices are distributed, is used for the recognition of the target human and the environment around the robot. The control law based on the virtual spring model is proposed to mitigate the difference of movement between the human and the mobile robot. The proposed control law is applied to Intelligent Space and its performance is verified by computer simulation and experiment.
著者
森山 工
出版者
日本文化人類学会
雑誌
民族學研究 (ISSN:00215023)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.81-104, 1996-06-30

マダガスカルの文化については,その微視的な内容多様性にもかかわらず,言語や慣習の根本的な同一性を論拠として巨視的な統一性を強調する言説が一般に流布している。フランス植民地行政府は,19世紀に広く島内に覇権を拡大した中央高地のメリナ王朝の他民族支配の事実を踏まえ,メリナと非メリナ系民族との対立を煽る政策を展開したが,これを受けて,マダガスカル人の単一性にかかわる意識は,文化的統一性や島としての国土の単一性にその根拠を求める言説とともに,ナショナリズムの展開の過程で覚醒された。だが,このような言説はそれ自体が一般論として提起されるものにすぎず,一般論の次元を超えて何らかの具体的な文化的シンボルとの結びつきにおいて定式化されることはない。本稿では,1991年にマダガスカル全土で起こった大規模な反政府運動に例をとってこの事態をあとづけるとともに,そこに看取される自意識のあり方について考察を試みる。
著者
草部 博輝 中森 眞理雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告バイオ情報学(BIO) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.128, pp.41-43, 2007-12-20

資源制約付プロジェクトスケジューリング問題(Resource Constrained Project Scheduling Problem : RCPSP)は,job-shop のようなモデルの一般形としてよく知られるモデルである.本稿は,RCPSP の先行制約と資源制約を変化させた RCPSP/τ+ モデルを取り扱い,その下界値の計算法を提案する.評価は比較的小規模のインスタンスを用い,最適解との比較を行うことにより行う.Resource-constrained project-scheduling problem (RCPSP) is a general model of several classical scheduling models like a job-shop. In this paper, we suggest the scheduling model RCPSP/${\tau}+$, which is added the time windows to the model of RCPSP/${\tau}$ having the changing of limit of renewable resources in project term and of requirement of renewable resources in each activity's processing time. We present a lower bounding method for the RCPSP/${\tau}+$ and evaluate the lower bound accuracy comparing the oplitmal solution.