著者
田中正平 著
出版者
創元社
巻号頁・発行日
1940
著者
吉田 信明 田中 正之 和田 晴太郎
雑誌
情報処理学会論文誌教育とコンピュータ(TCE) (ISSN:21884234)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.36-45, 2017-02-22

動物園の主要な社会的役割に環境教育・命の教育があるが,学校の遠足・校外学習を含め,多くの来園者は動物を単に眺めるにとどまり,十分な観察・学習ができていないと指摘されている.この課題に対し,著者らは,動物の行動やその意味への理解を促す教育プログラムでの利用を想定し,単に動物を「眺める」にとどまらない,より深い動物観察の機会を来園者に提供するための,動物行動観察支援システムを開発した.このシステムでは,プログラムへの参加者は,タブレット端末を用い,観察対象の動物の位置・行動を時系列データとして記録する.このようにして記録された行動データは,システムによりデータベースに集約される.著者らは,本システムの評価実験を行い,被験者の動物への理解が高まったことを検証した.その一方で,本システムを用いた教育プログラムの開発に向けた課題も明らかになった.
著者
今井 武 庄司 明弘 田中 正晴
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1462, pp.11-12, 2015-04-20

本田技研工業におけるテレマティクスサービスの開発リーダーを長く務めてきた今井武氏(Founder)と、レコチョク・ラボ所長を務める庄司明弘氏(Co-Founder Chief Executive Producer)は、マルチメディア放送ビジネスフォーラムにおけるカーナビWGの活動をベースにし…
著者
今治 安弥 上田 正文 和口 美明 田中 正臣 上松 明日香 糟谷 信彦 池田 武文
出版者
日本森林学会
巻号頁・発行日
vol.95, no.3, pp.141-146, 2013 (Released:2014-02-21)

タケが侵入したスギ・ヒノキ人工林の衰退・枯死原因を検討するため,水分生理的な観点から調査した。モウソウチクあるいはマダケと木-竹混交林となったタケ侵入林に生育するスギ・ヒノキのシュートの日中の水ポテンシャル(ψw mid)は,タケ未侵入林に生育するスギ・ヒノキよりも低くなる傾向があった。タケ類のψw midは,スギ・ヒノキよりも著しく低い値を示したが,モウソウチクのシュートの夜明け前の水ポテンシャル(ψw pd)はほぼ0となり,夜間の積極的な水吸収を示唆した。さらに,すべての調査地でタケ類の根密度はスギあるいはヒノキよりも5~14倍程度高かった。タケ侵入林のスギでは,ψw midはシュートの細胞が圧ポテンシャルを失うときの水ポテンシャルと同程度の値を示した。これらの結果は,タケ侵入林に生育するスギ・ヒノキは,地下部の競争によってタケ未侵入林のスギ・ヒノキよりも水不足状態になることがあり,それらの中には,シュートの細胞が圧ポテンシャルを失うほど厳しい水不足状態に陥っている場合があることを示唆した。
著者
辻村 真貴 安部 豊 田中 正 嶋田 純 樋口 覚 上米良 秀行
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会研究発表会要旨集
巻号頁・発行日
vol.18, pp.31-31, 2005

乾燥・半乾燥地域における内陸河川は,流下にともない水面からの蒸発と地下水への涵養により,徐々に流量を減じていくことが一般に言われている.従来こうした河川と地下水の交流関係は,流下に伴う河川流量の変化という見かけの傾向から指摘されることが多く,実証的な検討はなされてこなかった.本研究では,モンゴル東部ヘルレン川の上流部から中流部に至る本流とその流域を対象に,安定同位体トレーサーを用いた水・同位体収支解析に基づき,河川水と地下水との交流関係を検討した.その結果,上流,中流いずれの区間でも河川_-_地下水交流量は正値を示し,河川に対する地下水の流出が生じていることが示唆された.上流区間において1.0 m3/s(1.7 x 10-2 m3/s/km),中流区間において2.6 m3/s(1.1 x 10-2 m3/s/km)の地下水流入量は,水面蒸発量を上回り,また河川流量の10 %から20 %に相当し,無視し得ない量である.
著者
田中 正美 清水 優子
出版者
医学書院
雑誌
Brain and nerve (ISSN:18816096)
巻号頁・発行日
vol.69, no.9, pp.1041-1046, 2017-09
著者
太田 康 仙波 哲雄 伊藤 健 田中 正 福田 正弘
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.86, no.3, pp.355-365, 1993-03-01 (Released:2011-11-04)
参考文献数
20
被引用文献数
1 2

Twenty-one patients with paranasal sinus disease were studied with magnetic resonance imaging (MRI) and CT: two with acute in Hammatory sinus disease, seven with chronic inflammatory sinus disease, four with squamous cell carcinomas, two with papillomas, one with malignant lymphoma, and five with mucoceles. In a few cases, no characteristic MRI abnormalities were detected. The distinction between paranasal tumor and in Hammatory mucosa was almost seen in MRI through clearness of periphery, homogeneity of structure, signal intensity, and enhancement by Gd-DTPA. However, there were some exceptions.CT was useful mainly for bone details, and MRI for soft tissue, so CT and MRI provide different information. The use of both CT and MRI is recommended for the correct diagnosis of paranasal sinus disease. CT should be used initially and MRI should be a secondary examination.
著者
田中 正之 伊藤 二三夫 佐々木 智子 長尾 充徳
出版者
日本霊長類学会
雑誌
霊長類研究 Supplement
巻号頁・発行日
vol.30, pp.73-73, 2014

現在,日本国内で飼育されているゴリラの人口は,わずか25人である。過去50年以上にわたる飼育の歴史の中で,日本では死産を含めてもわずか14人しか子どもが生まれていないことからも明らかなように,繁殖の失敗が主な原因である。しかし,最近5年間で見ると,5人の赤ん坊が生まれており,改善傾向にある。京都市動物園ではこれまでに,独自に物理的および社会的面からゴリラの飼育環境の改善に取り組んできた。屋外運動場ではゴリラが食べても遊んでも,つぶしてもよいような条件下で多種・多数の植物を植え,生育させてきた。2008年に京都大学との間で野生動物保全に関する連携協定を結んでからは,ゴリラの健康管理の取り組みとして,心音を記録・分析するなどしてきた。<br>ニシゴリラについてより深く理解するために,2010年には京都大学の山極寿一教授の協力を得て,飼育担当者がガボン共和国の国立公園を訪ね,野生ニシローランドゴリラの生態とその生息地の植生を観察する機会を得た。そこで見た野生のゴリラは,日中の多くの時間を樹上で過ごしており,これまでの動物園におけるゴリラ展示方法との違いを痛感した。京都市動物園では新しいゴリラの飼育施設「ゴリラのおうち~樹林のすみか~」を造るにあたり,屋外・屋内に樹上空間を模した複雑な3次元構築物を設けた。来園者は,野生のゴリラのように頭上の空間を移動するゴリラを見ることができる。さらに,屋内には比較認知科学研究のためのタッチモニターを設置した勉強部屋も用意された。来園者はチンパンジー同様にゴリラの知性の展示を見ることもできる。新しい施設は本年4月27日にオープンする。発表では,新施設におけるゴリラの環境利用状況も報告する。
著者
田中 正暁 佐郷 ひろみ 岩本 幸治 江原 真司 小野 綾子 村上 貴裕 早川 教
出版者
The Japan Society of Mechanical Engineers
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.78, no.792, pp.1392-1396, 2012

A study on flow induced vibration in the primary cooling system of Japan Sodium cooled Fast Reactor (JSFR) consisting of large diameter pipe and pipe elbow with short curvature radius ("short-elbow") has been conducted. Flow-induced vibration in the short-elbow is an important issue in design study of JSFR, because it may affect to structural integrity of the pipe. In this paper, unsteady flow characteristics in the JSFR short-elbow pipe related to the large-scale eddy motion were estimated based on knowledge from existing studies for curved pipes and scaled water experiments and numerical simulations for the JSFR hot-leg piping.
著者
田中 正人 玉井 良則
出版者
福井大学
雑誌
福井大学大学院工学研究科研究報告 (ISSN:04298373)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.1-9, 2009-03-31

A molecular dynamics simulation was carried out in order to investigate a peculiar permanent densification phenomenon for SiO_2・K_2O・CaO・SrO glasses of an invert composition, i.e., the fraction of SiO_2 lower than 50 mol%. The phenomenon was previously observed by an experiment by high pressure treatment: the densities of permanently densified glasses exhibit a maximun value at 3 GPa (Kawamoto et al., J. Non-Cryst. Solids, 284, 128(2001)). In our simulation, the density profile was qualitatively reproduced: the density after decompression exhibits a maximum at treatment pressure 12 GPa. After decompression, the five-and six-coordinated Si species, which promote a network at high pressure, remain mostly at treatment pressure of 12 GPa, where the density exhibits a maximum.
著者
名井 康人 大鶴 祥介 宮本 照雄 米田 俊之 大重 豊実 西野 功 鈴木 文雄 田中 正明 友田 利正 奥田 滝夫 小泉 寿男
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.18, no.80, pp.79-84, 1994-12-16

人間の視覚特性に適合した新方式の液晶プロジェクタを開発した。これは、テレビ映像信号の輝度、色信号を処理して輝度画像、色画像を別個の液晶パネルで再生した後、光学的に重畳させることによりカラー映像を得るものである。人の目は輝度画像の解像能力に比較して、色画像に対する解像能力が低いため、色画像用として解像度の低い液晶パネルが使用でき、実用的なプロジェクタが低価格で実現できる。プロジェクタ光学系として偏光ビームスプリッタによる光源光の分離、合成を行う方式を採用し、対角1.3インチの小さなパネルを用いて、中心照度600ルクス(40インチ換算)の高い値が得られた。
著者
増沢 武弘 光田 準 田中 正人 名取 俊樹 渡邊 定元
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.85-89, 2005-04-25
被引用文献数
3

Mt. Apoi (810 m above sea level, N 42°07', E 143°02') is located in the southern part of the Hidaka mountain range. Many alpine plants are distributed along the ridge, despite its relatively low altitude. From a botanical viewpoint, this mountain has a number of special and interesting features due to the abundance of endemic plants. The following factors may contribute to the growth of alpine, endemic and relic plants at low altitude : (1) Reduction of solar radiation as well as air temperature by fog in the summer. (2) The bedrock of Mt. Apoi is ultrabasic rock (olivine). The physical and chemical characteristics of this soil and rock environment are unfavorable for plant growth, and are the cause of the abundance of endemic plants on Mt. Apoi (Watanabe 1970, 1971). The alpine meadow plant community of this area has been altering as a result of invasion of woody plants over the last 40-50 years (Watanabe 2001). In the present study, we investigated the process of invasion of Pinus pumila and Pinus parviflora var. pentaphylla (a pioneer woody plant) in this alpine meadow by measurement of tree age. The special soil environment (ultrabasic rock) in the investigated area has helped to maintain the special alpine meadow on Mt. Apoi. The delicate relationship between the soil environment and alpine plant growth will be affected by global warming and/or acid rain, resulting in a rapid decline in the distribution area of the alpine meadow.
著者
田中 正敏 徳留 省悟 大中 忠勝 藤井 幸雄
出版者
Japanese Society of Biometeorology
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.119-127, 1988

東京都監察医務院の記録による1978年より1982年までの5年間の凍死症例は83件であり, 検案数に対する割合は平均0.29%である.40, 50歳代の男子が多く, 浮浪者なども含め無職ないし職業不詳の場合が男子全体の80%以上を示している.<BR>発生は1, 2, 12月の3か月で全体の80%近くを占めている.ほとんどの症例は気温11℃以下において発生し, 屋外では気温0~5℃での発生が多い.酩酊状態の場合には, 屋外で気温15~19℃といった場合にも発生がみられる.症例の75%は屋外における発生であり, わけても酩酊し路上での発生が多い.<BR>剖検時の血中アルコール濃度は1.5~2.4mg/m<I>l</I>の中等度酩酊が多いが, 40, 50歳代では2.5mg/m<I>l</I>以上の強度酩酊の場合が多い.剖検時の臓器所見としてアルコールによるとみられる肝障害も多くみられた.ローレル指数も一般に小さく, 栄養状態の劣っている者が多く, 都市型低体温症の場合には低栄養とむすびつきやすい.