著者
大西 淳
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.379-380, 1992-09-28

要求定義において、日本語によるテキストだけでなく、図を併用することによって効率良く要求を仕様化できる。構造化分析技法のDFDやSADTなど仕様化のための図的表現やその支援ツールは数多く提案され開発されている。特にDFDの処理系は上流CASEツールとして各社から製品が出されている。DFDはデータの流れを名前つきの矢印で、機能を円で、ファイルを直線で、データの源泉と吸収を四角形で表し、記号の種類が少ないので覚えやすい、しかしながら、能大式の業務フロー図のように30以上の多種の記号を使う図に慣れた人にとってはDFDは単純化しすぎて使いにくく、記号の種類が少ないので名前や説明を詳細に文章などで記述しなければならない。また、これらの手法では用いられる図形の形状とその意味があらかじめ定まっており、要求定義者のイメージをそのまま図に表することは出来ない。本稿では、要求に現れる実体を任意の形状のアイコンで表現し、実体間の関連を矢印と動作を表すアイコンによって定め、それらをエディタ上で配置していくことによって、要求定義者のイメージを反映させながら要求を定義する手法を提案する。
著者
堀 美代 村上 和雄 坂本 成子 大西 英理子 大西 淳之 一谷 幸男 山田 一夫
出版者
公益財団法人国際科学振興財団
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

幼若期の社会的隔離によって引き起こされるストレス脆弱性に対する快情動の効果を検証した。仔ラットどうしの遊び(rough and tumble play)をモデルにしたtickling刺激は、50kHz音声の表出と側坐核のドパミン分泌を促し、恐怖条件づけの恐怖反応や自律神経系のストレス応答を軽減させた。これらのことは、幼若期において他個体との相互作用を伴う遊び行動が、快情動形成およびストレス応答性の獲得に影響を及ぼす可能性を示唆する。
著者
笠木 寛治 御前 隆 小西 淳二
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.86, no.7, pp.1126-1130, 1997-07-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
5

甲状腺腫の性状の評価には超音波検査(US)がもっとも広く行われている.結節を高感度に検出し,特に腺腫様甲状腺腫の診断に有用である.甲状腺中毒症の原因検索のため123Iまたは99mTc甲状腺シンチグラフィーが行われる.特にバセドウ病と無痛性甲状腺炎との鑑別に有用である.可逆性甲状腺機能低下症では摂取率高値を示す.分化型甲状腺癌の転移巣の早期発見は131I治療効果を考えた場合重要であり,最近開発された99mTc-MIBIが注目されている.
著者
佃 俊徳 大西 淳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.384, pp.37-42, 2009-01-12
被引用文献数
6

シナリオを用いたソフトウェア開発において,計算機にシナリオを解析するために開発したシナリオ記述言語SCELについて述べる.シナリオの要素であるタイトル,事前,事後条件の格構造を定義し,視点に優先度を明示させることで,イベント文とタイトルや条件を計算機で処理可能とした.これらの解析法と,解析結果を用いることにより,より強化されたシナリオの変換手法とシナリオの統合手法についても併せて紹介する.
著者
柳井 晴夫 亀井 智子 中山 和弘 松谷 美和子 岩本 幹子 佐伯 圭一郎 副島 和彦 中野 正孝 中山 洋子 西田 みゆき 藤本 栄子 安ヶ平 伸枝 井上 智子 麻原 きよみ 井部 俊子 及川 郁子 大久保 暢子 小口 江美子 片岡 弥恵子 萱間 真美 鶴若 麻理 林 直子 廣瀬 清人 森 明子 奥 裕美 外崎 明子 伊藤 圭 荘島 宏二郎 植田 喜久子 太田 喜久子 中村 洋一 菅田 勝也 島津 明人 金城 芳秀 小林 康江 小山 眞理子 鶴田 恵子 佐藤 千史 志自岐 康子 鈴木 美和 高木 廣文 西川 浩昭 西山 悦子 野嶋 佐由美 水野 敏子 山本 武志 大熊 恵子 留目 宏美 石井 秀宗 大久保 智也 加納 尚美 工藤 真由美 佐々木 幾美 本田 彰子 隆 朋也 中村 知靖 吉田 千史 西出 りつ子 宮武 陽子 西崎 祐史 山野 泰彦 牛山 杏子 小泉 麗 大西 淳子 松本 文奈 鶴見 紘子
出版者
聖路加看護大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

近年、看護系大学の急増と医療の高度化に伴い、卒業までに取得すべき看護実践能力の評価の重要性が増加している。その一環として、臨地実習に入る直前の段階までに看護学生が取得すべき知識・能力を正しく評価しておくことは看護実習の適正化のための急務の課題である。このような状況に鑑み、申請者は、2008~2010年に科学研究費補助金を受け、看護系大学の学生が臨地実習以前に必要とされる知識・能力の有無を検証することを目的として、看護学18領域から約1500の多肢選択式形式の設問を作成し、730名の学生に紙筆形式のモニター試験、および、220名の学生に対するコンピュータ試験(CBT:Computer Based Testing)を実施し、その結果を比較し、全国看護系大学共用のコンピュータ試験の有用性を確認した。
著者
大西 淳 満田 辰美
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2002年度秋季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.58, 2002 (Released:2003-01-17)

本報告では、実際の技術ライセンス導入契約の事例をもとに、現実のケースにより適合した知的財産の価値評価手法について考える。同時に、許容されるロイヤリティ・レートの範囲が、価値の評価手法によって変化し得ることを説明する。 まず、(1)基本的なDCF(割引現在価値)法による知的財産の評価を説明する。次に、(2)将来事象の確率過程に関してシナリオ・アナリシスを導入した場合のDCF評価と、(3)モンテカルロ分析によるその精緻化について考察する。最後に、(4)ライセンス契約に追加された諸条件・諸権利に対する価値を評価するリアルオプション価値の分析を試みる。また、ロイヤリティ・レートが(1)から(4)の各段階で算出された価値に対応して変化することを示す。
著者
大西 淳
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.35, pp.65-72, 2002-05-10

1998年10月にソフトウェア工学研究会に要求工学ワーキンググループを立ちあげ,グループの各メンバが共通問題「国際会議のプログラム委員長業務」要求に対する研究を進めた結果をワークショップで議論する形態で活動を行なっている.ウィンターワークショップ・イン・伊豆での参加者の発表と継続して進めている要求の数量化に関する研究内容について紹介する.Requirements Engineering Working Group (RE WG) was established as an internal working group of SIG on software engineering, IPS Japan in Oct. 1998. First we made a common problem ``Jobs of a program chairman of an international conference.'' Each member of the RE WG individually researches RE with this common problem and reports and discusses his/her own research results at the workshops. Research activities of the RE WG at the winter workshop in Izu will be illustrated.