著者
阿部 賢太郎
出版者
一般社団法人 日本接着学会
雑誌
日本接着学会誌 (ISSN:09164812)
巻号頁・発行日
vol.55, no.8, pp.296-300, 2019-08-01 (Released:2019-08-22)
参考文献数
31
被引用文献数
1

It is well-known that nanofibers are produced in nature, for example, collagen fibrils in tendons andligaments and silk fibroin. Among the variety of natural nanofibers, cellulose microfibrils, which are the majorconstituent of plant cell walls, are the most abundant natural nanofiber on earth. The cellulose microfibrilshave great potential for use as reinforcement in nanocomposites and have attracted a great deal of interestrecently. Many researchers are now tackling the isolation of cellulose nanofibers from plant sources along withtheir efforts to utilize the nano elements. This report reviews the preparation of cellulose nanofibers fromvarious plant sources.Key words : Cellulose
著者
阿部 雅樹 渡辺 大地
出版者
芸術科学会
雑誌
芸術科学会論文誌 (ISSN:13472267)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.93-101, 2010 (Released:2010-10-01)
参考文献数
18
被引用文献数
2

近年、アクションや格闘を主題としたアニメーションやビデオゲーム等の創作コンテンツ上では、エネルギーの塊が強く発光、形状変形を伴いながら特定の目標地点へ移動するといった現象を攻撃方法の1つや特殊効果として用いる事が多い。本研究は、3次元のビデオゲーム等のインタラクティブな創作コンテンツ内における新たなエネルギー波表現方法を提案する。本手法はボリュームレンダリング手法の1つであるレイキャスティング法と基本的な概念は同様である。線積分式となる関数を用いてエネルギー波の3次元分布状況を規定することで、ボリュームデータ生成処理を省くことを可能とした。更に積分計算にGPGPUを使用することで、描画処理速度の向上を図った。このことにより、エネルギー波の光の強さを正確に表現しつつ、エネルギー波の形状変形をリアルタイムで実現した。
著者
阿部 照哉
出版者
関西法政治学研究会
雑誌
憲法論叢 (ISSN:24330795)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.119-133, 2014-03-28 (Released:2018-01-10)

In drafting of the Japanese Constitution GHQ intended to: Establish a constitutional monarchy with sovereignty reposing in the people by modifying the Emperor system and making the Emperor the ceremonial head of the state. The Emperor has lost all formal and informal political powers. He refrains from giving any political comments. However, the Emperor is not only a mere symbol of the state, but also an active symbol which does function as integrate center by the medium of "acts in matters of state" and another "public acts". The Emperor enjoys a sound social legitimacy since 1945. What is source of this legitimacy?
著者
阿部 孝太郎
出版者
経済社会学会
雑誌
経済社会学会年報 (ISSN:09183116)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.166-175, 2018 (Released:2021-04-01)

Franz (2005) pointed out that many average Americans modified the car as grass root inventor during 1915-1939. Kline and Pinch (1996) illustrated that American rural farmers modified model T as agricultural machine. After World War 2, so called “Tuner” modified the car and they won the champion in the races. The tuned cars had often beaten other cars including the car that original makers modified. And then, some companies began to collaborate with tuners. They could survive in the automobile industry, although almost other companies could not. As some researchers like von Hippel (1988, 2005) point out, these user innovations are critical in the industry. Many researchers and critics insist that in the near future average consumer can design and make the product with new technologies as well as professional companies do. But the history of car modifications demonstrates that average consumer lost the power of modification except simple custom like wheel exchange.
著者
張 耀丹 阿部 康久
出版者
日本都市地理学会
雑誌
都市地理学 (ISSN:18809499)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.152-162, 2020-03-15 (Released:2021-08-15)
参考文献数
24

日本国外に居住する中国人の個人投資家を対象としたインタビュー調査に基づいて,住宅購入の動機や購入する住宅の形態・購入地域について検討した.研究手法として日本で住宅を購入した中国人海外不動産投資家 21 人にインタビュー調査を実施した.調査対象者が日本の住宅を購入した動機や背景として,①他の国・地域と比較検討した上で日本での住宅購入を選択した「投資効率重視型」と,②最初から何らかの理由で日本に対して関心があり,日本の住宅に絞って購入を検討した「日本指向型」の2 つのパターンがみられる.また,調査対象者が購入した住宅の選定基準としては,賃貸収入の利回りや将来的な安定性といった資産価値を重視しながら住宅を選定した人が多いといえる.購入した住宅の類型として,資産価値が下がりにくいと考えられている中古マンションを選択した人が多く,賃貸収入を得て運用することを前提として住宅を購入した人が多いといえる.購入した地区の地理的な特徴として,中心市街地や商業施設への利便性が高い地域が好まれ,特に住宅の資産価値が高く,将来的にも資産価値を維持しやすいとみられる大阪市と東京都を中心に住宅を購入した調査対象者が多い.とりわけ,大都市の中でも,大阪市の住宅への投資が人気化している可能性がある.その理由として,「大阪市の知名度の高さ」と「将来の発展性への期待感」に加えて,「東京に比べると住宅価格が低い点」を評価して購入した点が指摘できる.
著者
中蔵 伊知郎 木原 理絵 阿部 正樹 河合 実 関本 裕美 廣畑 和弘 山内 一恭 小森 勝也
出版者
一般社団法人 日本腎臓病薬物療法学会
雑誌
日本腎臓病薬物療法学会誌 (ISSN:21870411)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.11-16, 2013 (Released:2018-04-02)
参考文献数
8

liposomal amphotericin Bは、低カリウム血症の発生が問題となる。L-AMB投与による低カリウム血症の発現頻度が腎機能の程度によって異なるか否かを明らかにすることを目的とし、我々は、L-AMBによる低カリウム血症の発現頻度を腎機能別で確認したので報告する。国立病院機構大阪医療センターにおいて、L-AMBを3日以上投与された成人の入院患者46名を対象とした。今回の検討では、腎機能の程度によらず、低カリウム血症の発現が認められた。また、腎代替療法を施行されている患者においても低カリウム血症が認められた。しかし、腎機能別での発症頻度に差はなかった。このため、L-AMBを使用する際には、腎機能の程度に関係なく、早期から血清カリウム値のモニタリングをすることが望ましい。
著者
阿部昭編
出版者
吉川弘文館
巻号頁・発行日
2002