著者
中沢 一雄 原口 亮 八尾 武憲 永田 啓 杉本 喜久 芦原 貴司 高田 雅弘 並川 寛和 岡田 靖士 吉本 幸平 古屋 直美 仙田 修司 植松 義之 五十嵐 健夫
出版者
Japan Association for Medical Informatics
雑誌
医療情報学 = Japan journal of medical informatics (ISSN:02898055)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.81-86, 2005-11-10
参考文献数
16
被引用文献数
3

カルテの電子化を目的に,我々は紙カルテの柔軟性を自然な形で実現するペン入力インタフェースを開発した.このペン入力インタフェースには,入力支援だけでなく,入力したデータをレヴューするための効果的機能が備わっている.しかしながら,ペン入力による手書き文字のままでは2次利用が困難という問題がある.この論文においては,手書き文字に対する高度な枠なし認識機能および検索機能を備えることで,ペン入力インタフェースにおける入力データの2次利用の可能性を示す.枠なし手書き文字に対する認識機能によって,入力の都度,必要に応じて手書き文字からテキストデータに容易に変換することができる.さらに,一連の入力の後,2次利用可能なテキストデータに一括変換することも可能である.加えて,手書き文字の検索機能を使えば,特別なデータベース構造を作らなくても,手書き文字全体の中から目当ての文字列を検索することが可能である.
著者
島倉 淳泰 高田 正信
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.102, no.2, pp.335-343, 2013 (Released:2014-02-10)
参考文献数
12
被引用文献数
1

動脈硬化症の診断に用いられる血管機能検査には心臓足首血管指数(CAVI),脈波伝播速度(PWV),足関節上腕血圧比(ABI)がある.CAVIとPWVは血管の硬さを表す指標であるが,PWVは測定時の血圧の影響を受け,CAVIは血圧の影響を殆ど受けない.CAVI,PWVともに高血圧,糖尿病,脂質異常症,メタボリックシンドロームなどの生活習慣病,虚血性心疾患,慢性腎臓病,脳血管障害の患者で上昇している.ABIは末梢動脈疾患の検出に有用であり,また異常例では心血管系リスクが高くなる.

1 0 0 0 OA 租税論

著者
高田早苗 著
出版者
横田書屋
巻号頁・発行日
1888

1 0 0 0 OA 教育論議

著者
高田早苗 著
出版者
進文館
巻号頁・発行日
1919

1 0 0 0 OA 教育時言

著者
高田早苗 著
出版者
広文堂
巻号頁・発行日
1908
著者
宇野 宏司 高田 知紀 辻本 剛三 柿木 哲哉
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B2(海岸工学) (ISSN:18842399)
巻号頁・発行日
vol.72, no.2, pp.I_1609-I_1614, 2016 (Released:2016-11-15)
参考文献数
15
被引用文献数
3

太平洋に直面する徳島・高知沿岸では,繰り返される南海トラフ地震によって,大きな津波被害を受けてきた.同沿岸域では,2011年の東北地方太平洋沖地震で津波被害の大きかった三陸地方沿岸と同じリアス式海岸となっている区間も多く見られる.一方,東日本大震災では多くの神社が津波からの被災を免れたことが知られている.古い歴史を有する神社は地域とともに歩んできた重要な公共空間であり,現在の分布は,過去の大災害等によって淘汰された結果を示しているとも考えられる.こうした社会背景を踏まえ,本研究では徳島・高知沿岸神社の空間分布と南海トラフ地震の津波被災リスクについて検証した.
著者
中村 善行 高田 明子 藏之内 利和 増田 亮一 片山 健二
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.62-69, 2014-02-15 (Released:2014-03-18)
参考文献数
24
被引用文献数
4 6

糊化温度が通常のサツマイモ品種・系統より著しく低いデンプンを含有する品種「クイックスイート」における加熱に伴うマルトース生成の機序を通常のサツマイモ品種「ベニアズマ」と比較検討した.50°Cから100°Cまで10°C毎に変えた温度で加熱した塊根から組織液を採取し,その糖度ならびにマルトースおよびスクロース含量を測定するとともに,同じ塊根から調製した粗酵素液の β-アミラーゼ活性を可溶性デンプンを基質として定量した.また,塊根組織細胞内のデンプン粒の形態を走査型電子顕微鏡で観察し,糊化度を β-アミラーゼ-プルラナーゼ法で調べた.「クイックスイート」では β-アミラーゼが高い活性を示す60°Cから塊根細胞内のデンプンが糊化した.また,デンプンが完全に糊化する80°Cにおいても β-アミラーゼの活性は維持されていた.他方,「ベニアズマ」では加熱温度が80°C以上からデンプン糊化が確認されたが,この温度域では β-アミラーゼ活性は大きく低下していた.両品種の β-アミラーゼに対する温度の直接的影響はほぼ同じであったことから,80°Cで加熱された「クイックスイート」塊根で β-アミラーゼ活性が未加熱塊根なみに維持されたことは当品種のデンプンが温度の低い加熱早期から糊化することと密接に関連すると推察される.すなわち,「クイックスイート」では「ベニアズマ」に比べ,より低い温度約60°Cから80°Cを超える高温に至るまでの広い温度域でマルトース生成が持続するため,「ベニアズマ」より糖度が高くなると考えられた.

1 0 0 0 OA 貨幣新論

著者
高田早苗 著
出版者
東洋館
巻号頁・発行日
1884

1 0 0 0 OA 英国行政法

著者
高田早苗 著
出版者
高田早苗
巻号頁・発行日
1884
著者
高田 洋子
出版者
敬愛大学・千葉敬愛短期大学
雑誌
環境情報研究 (ISSN:0919729X)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.57-72, 2003-04

The purpose of this paper, (the second part of an aricle first published in 2000), is to make clear the social characteristics of the area in and around Narita and Sakura (Shimousa), comparing "the opening process" with that of the Mekong delta. The writer discusses how the epoch-making development of the Shimousa plateau during the Meiji period came about due to its natural environment despite difficulties with land use and government settlement policies. The writer focuses principally on Tomisato, an area southeast of Inba lake near Narita and Sakura. In contrast with the Mekong delta, a large amount of archaeological and historical evidences tracing the process of deforestation has been discovered in this low land and plateau region. Based on historical documentation, the social structure of medieval (12th century) Tomisato is examined including that of Shimousakoku Intousyo Goujison Kyoumyo. The writer notes that Kenchi was undertaken in this area at the end of the 16th century and contrasts the Kenchi-cho with Dia ba of the 19th century Vietnam. The writer further evaluates the advanced policies of the Japanese authorities in their more direct control of land and people. In 1722 Edo Bakuhu advanced the so-called Kyoho-Kaikaku project to clear land and increase taxation. The writer notes that once local residents had finished completely opening low lands to rice cultivation in their village, they found that they could not clear the adjoining diluvial plateau due to serious troubles with its soil. This was despite the fact that the Edo government allowed cultivation of its public land, Makiba. At the beginning of Meiji period, the villages of Nanae and Tokura were established on the Tomisato plateau. This was part of a relocation project by the new government to help reduce social tentions in Tokyo where unemployment was becoming a problem. The writer details methods used to recruit laborers for the project, listing demographic information sucn as age, former occupation and influence on the area's development. (continued)
著者
重見 早南 石川 千里 高田 雅美 城和貴
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告バイオ情報学(BIO) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.126, pp.1-4, 2008-12-10

本稿では,Flash を用いた Web アルバムの提案と設計について述べる.アルバムの自動生成の作成を行うシステムで使用する,関連画像と関連文書の提示を行うツールの開発を行う.関連画像は,写真の代わりとなる画像を取得するために用いる.しかし,ただ画像を提示するだけでは,ユーザのオリジナルアルバムとは言えない.そこで画像に付随して生年月日などからその当時の流行や音楽等の関連文書を提示することで,オリジナルアルバムを作成することができる.In this paper, we report the design of a Web album using Flash. For the automatic generation of the Web album, tools are developed showing related images and documents. The related images are used instead of photograph. A web album for a person should not be generated just from his/her related images. Therefore, by having related documents such as the fashion or the music of the days of birth, we can make the web album.
著者
永田正樹 磯部千裕 安原裕子 古畑智博 高田重利 松村宣顕 山崎國弘 長谷川孝博 井上春樹
出版者
国立大学法人 情報系センター協議会
雑誌
学術情報処理研究 (ISSN:13432915)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.12-22, 2018-09-19 (Released:2018-09-10)
参考文献数
17

静岡大学は,2018年3月にトラフィック分散型eduroam無線LAN基盤「静大IoTE」を構築した.静岡大学では,アクティブラーニング,反転授業,大学動画配信Webサイトなど,多様な教育ICTサービスを提供しており,年々利用者が増加している.これらサービス利用の環境として,これまでも学内無線LANを整備していたが,サービス多様化にともない利用者の増加およびトラフィック量が増加した.そこで,学内のインターネット通信を分散して,複数回線にバイパスするデータオフロードの仕組みをeduroam基盤にて構築した.これまで,学内ネットワークの最終出口はSINETを介していたが,これに複数の商用回線を追加することでトラフィック負荷を軽減した.また,eduroam基盤には普及品の機器やオープンソースソフトウェアを用いることで,構築費用を軽減できた.
著者
高田 一 佐藤 康頼 松浦 慶総
出版者
公益社団法人 日本地震工学会
雑誌
日本地震工学会論文集 (ISSN:18846246)
巻号頁・発行日
vol.13, no.5, pp.5_33-5_43, 2013 (Released:2013-11-22)
参考文献数
10

本研究では、車両の1/10模型の停止時あるいは走行時に正弦波加振し、脱線させ、脱線挙動、およびそのメカニズムについて解析を行った。さらに地震波形の振動特徴が違うことを考慮し、十勝沖地震、新潟県中越地震、能登半島地震、新潟県中越沖地震、岩手・宮城内陸地震の地震波形を用いて、各地震波形の周波数特性の解析、および脱線挙動、脱線限界について検討した。その結果、走行中の方が停止中に比べて脱線確率が高く、また地震波加振の方が正弦波加振より脱線限界値が低いことが分かった。さらに地震波の周波数特性により、共振状態に近いと脱線限界値が走行中の方がばらつき、遠いと停止中の方がばらつくことが分かった。