著者
皆川 諒 高田 哲司
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2017論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.2, 2017-10-16

セキュリティ警告の効果を阻害する原因の1つに馴化がある.この阻害要因を抑制する取り組みが研究されているが,警告への注目を回復させるにとどまり,その後の対応行動までは考慮されていない.そこで本研究では,セキュリティ警告に「かわいさ」に基づく視聴覚効果を付与することで,馴化の抑制と安全行動への誘導を試みた.被験者実験の結果,提案する刺激方法に基づく警告は既存警告と比較して統計的に有意な改善をもたらし,馴化を抑制する効果を発揮しうる可能性が示された.この結果をふまえ,セキュリティ警告における馴化抑制と安全行動への誘導の2点について,今後の展望と残されている課題について議論する.
著者
高橋 康夫 後藤 晋 笠原 久臣 犬飼 雅子 高田 功一 井口 和信 芝野 伸策
出版者
日本林學會
雑誌
日本林學會誌 = Journal of the Japanese Forestry Society (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.6, no.4, 2001
参考文献数
29

東京大学北海道演習林 (富良野市) において, 北海道の渓畔林の主要構成種で雌雄異株性の高木であるヤチダモ (<I>Fraxinus mandshurica</I> var. <I>japonica</I>) の性表現とサイズ構造を調査した。天然林に設定された岩魚沢大型試験地 (18.75ha) に存在する胸高直径5cm以上のヤチダモの場合, 個体数は未開花個体135 (19.6%),雌性個体293 (42.6%), 雄性個体260 (37.8%) であり, 開花個体の性比に1:1からの有意な偏りは認められなかった。未開花個体のサイズは開花個体よりも小さく, 開花個体のサイズ構造に雌雄差は認められなかった。27年生と50年生のヤチダモ人工林では, それぞれ525個体中4個体 (0.8%), 558個体中272個体 (48.7%) が開花していた。50年生人工林における未開花と開花個体あるいは雌雄ごとのサイズ構造は, 天然林と同様の傾向を示した。成長および形質が優れた優良木98個体の性比では, 雄性個体が有意に多いことが明らかとなった。ヤチダモは材質や通直性に優れた有用広葉樹であり,林業において性の取り扱いを検討する必要が示唆された。
著者
高田 亮
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2017
巻号頁・発行日
2017-03-10

カルデラ形成を伴う大規模噴火,またはそれに準ずるVEIで6以上の噴火は,既存のDB(Seibert et al.,2010)によれば,100年に1-2回程度発生している.しかし,平均値とは異なり,インドネシアだけで最近200年間で3回のカルデラ噴火を経験している.本発表では,その中で,比較的最近の情報が多く残るKrakatau1883のカルデラ噴火について,前兆現象を文献(Nishimura, 1980, Yokoyama, 1981, Simkin and Fiske, 1983;Carey et al.,1996; Mandeville et al., 1996)などでレビュウし(Takada, 2010; Takada et al., 2012),また,現地での巡検視察(1996,2006)などをもとに考察する.Krakatau火山は,ジャワ版「列王記」で,西暦416年の噴火記録があるが詳細は定かでない.1596年のスケッチでは,1883年噴火直前の火山島とほぼ同じ形が描かれていた.1680年には爆発的噴火が起こったことが銅版画で残されている,18世紀以後は,1883年の噴火まで噴火記録はなく,樹木に覆われた島は農地や硫黄採掘,温泉などとして利用されていた.クライマックスである1883年8月27日に先立つ3ヶ月半以上前の5月より有感地震が起こった.1883年噴火の前兆現象として,広範囲に噴気孔が広がっていく異常現象がとらえられていた.5月20日には噴煙が約11km上がった.爆発音,振動,少量の降灰が記録されている.5月22日には間歇的な灰噴火が起こり,海面には軽石が浮遊したまた,5月27-28日には,観光ツアーが島を訪れ,北側の噴火口の様子を報告した.その後も,6月に入り役人やオランダの軍人が上陸し観察記録を残している.6月-7月は,2箇所から噴煙が上がっていたが,8月11-12日には,オランダの大尉が上陸すると,約5kmの範囲で3箇所の噴火口と14箇所の噴気孔を確認していた.クライマックスは,8月26日の早朝から始まり,14時に爆裂とともに噴煙中が26km上がったと記録されている.27日には,早朝から4回の噴煙柱が立ち上がり,最高で38kmに達したと言われている.それに伴う津波も発生し,被害を拡大した.火砕流や火砕サージも発生し,対岸の集落を襲った.この噴火で約12km3のマグマが噴出したと報告されている(Carrey et al., 1996).本研究は,原子力規制庁からの受託研究として行われた.
著者
高田 浩祐
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.78, no.3, pp.142-146, 2015 (Released:2016-10-15)

一般的な 「ミラーレス(ノンレフレックス)カメラ」 の電子ビューファインダーは,ホワイトバランスや露出などの撮影設定が常に反映された映像を見ながら撮影できる,という利点がある.一方で,光学ファインダーに比べ表示タイムラグが大きく,速い動きの被写体のシャッターチャンスを逃すという課題があった.これに対し,「X-T1」 は,新開発の 「リアルタイム・ビューファインダー」 により,光学ファインダーに迫る0.005秒という非常に短い表示タイムラグと,デジタルカメラで世界最大の表示倍率を実現.これまでの電子ビューファインダーでは体験することのできなかった,快適な撮影を可能にした.本記事ではこのファインダーの開発を中心にX-T1に搭載した技術ついて紹介する.
著者
山内 健生 田原 研司 金森 弘樹 川端 寛樹 新井 智 片山 丘 藤田 博己 矢野 泰弘 高田 伸弘 板垣 朝夫
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.297-304, 2009
被引用文献数
18

島根県で唯一の日本紅斑熱汚染地域である弥山山地(島根半島の西端)とその周辺地域において,マダニ相の調査を実施した.旗ずり法では7,497個体が採集され,次の12種に分類された:タカサゴキララマダニ,タイワンカクマダニ,ツノチマダニ,キチマダニ,タカサゴチマダニ,ヤマアラシチマダニ,ヒゲナガチマダニ,フタトゲチマダニ,オオトゲチマダニ,タネガタマダニ,ヤマトマダニ,アカコッコマダニ.弥山山地ではヒゲナガチマダニとフタトゲチマダニがそれぞれ12〜4月と5〜8月に優占し,両種の採集頻度は弥山山地から離れるにつれておおむね低下した.弥山山地は島根県で唯一のニホンジカ生息地であるため,ニホンジカの体からもマダニ類を採集した.その結果,819個体が採集され,次の4種に分類された:フタトゲチマダニ,オオトゲチマダニ,ヤマトマダニ,タヌキマダニ.ニホンジカから4〜6月に採集された全マダニ個体数の87.6%をフタトゲチマダニが占めていたことから,弥山山地のニホンジカはフタトゲチマダニの主要な宿主であると考えられた.
著者
増山 伸夫 高田 勗 一杉 正治 相澤 好治 高橋 英尚 前田 厚志 橋本 起一郎 中村 賢
出版者
北里大学
雑誌
北里医学 (ISSN:03855449)
巻号頁・発行日
vol.13, no.6, pp.406-416, 1983-12-31

交替制勤務の身体影響に関する報告は,現在までに多数なされてきたが,長期にわたって経過を追ったものはほとんどない。そこで,本研究では,長期間の交替制勤務の影響を観察するために,6年間隔で,交替制と常日勤の同一作業者に実施された健康診断の結果を検討した。喫煙率は,6年の経過中,常日勤務作業者群,交替制勤務作業者群の両群とも低下傾向を示したが,初年度,6年目とも,交替制勤務作業者群の喫煙率が高かった。飲酒状況では,両群間に有意の差はなかったが,6年の経過中,両群とも飲酒率の増加傾向を示した。自覚症状に関しては,動悸,息切れなどの循環器症状,食欲不振,嘔気,胸やけ,胃のもたれなどの胃腸症状,頭痛,頭重感,めまい,耳鳴り,視力低下,肩こりなどの神経系症状,倦怠感,易疲労感などの全身症状を訴える者が,初年度は交替制勤務作業者群に多い傾向があったが,6年の経過中に,交替制勤務作業者群に有訴率の低下があり,両群間に明らかな差はなくなった。血圧,尿検査,末梢血液検査,肝機能検査の臨床検査では,両群間に明らかな差はなく,経年変化も明らかではなかった。
著者
石川 隆紀 宮石 智 土井 裕輔 高田 智世 今林 貴代美 稲垣 幸代 吉留 敬 山本 雄二 石津 日出雄
出版者
Okayama Medical Association
雑誌
岡山医学会雑誌 (ISSN:00301558)
巻号頁・発行日
vol.114, no.3, pp.303-308, 2003-01-31 (Released:2009-03-30)
参考文献数
11

We encountered two cases of unnatural death occurring indoors in early spring in Okayama Prefecture. The two cases were both females aged 31yearsold and 88yearsold. Autopsies revealed death from hypothermia as the cause of death. The diagnosis of death from cold was not based solely on the characteristic findings of the dead body. After confirming that there were no other accidents and diseases that may cause death, an overall evaluation should be made considering the conditions surrounding occurrence of death from cold. We describe these procedures using these two autopsy cases of death from hypothermia.
著者
高田 孝好 裏川 公章 内藤 伸三 松永 雄一 河合 澄夫 高瀬 信明 中山 康夫 香川 修司 長畑 洋司 林 民樹 斎藤 洋一
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科医学会雑誌 (ISSN:03869776)
巻号頁・発行日
vol.44, no.10, pp.1162-1169, 1983-10-25 (Released:2009-02-10)
参考文献数
28

著者らはビリルビン2mg/dl以上の閉黄患者255例を対象として消化管出血を合併した27例(11%)についてその臨床病態を分析し,また若干の実験成績とともに閉塞時の消化管出血の成因,治療について検討した.消化管出血27例中24例(89%)はビリルビン10mg/dl以上の高度黄疸症例であった.また原因と思われるstressorを重複算出にて分析すると,手術侵襲や胆管炎,重症肺合併症などの感染症が主たる原因と考えられた.潰瘍発生部位は胃体部から噴門部にかけ小弯側中心に発生し, UL I~UL IIの浅い潰瘍が多発する傾向にあった.閉黄時の急性潰瘍発生機序について総胆管結紮ラットに水浸拘束ストレスを負荷し検討した.結紮2週群ではストレス負荷後に胃壁血流量が無処置群, 1週群に比較して著明に減少し,また潰瘍指数も高値を示した.閉黄時には急性潰瘍発生準備状態にあると考えられ,このため閉黄患者の術後には積極的にcimetidineなどの予防的投与を行ない消化管出血の発生に細心の注意をはらう必要がある.教室では過去3年間に閉黄時の消化管出血7例にcimetidineを投与し5例(71%)の止血を得た.やむを得ず手術を施行する時は,出血巣を含つ広範囲胃切除術にcimetidineの併用が好ましい方法と考える.
著者
高田 宜武
出版者
日本貝類学会
雑誌
Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) (ISSN:13482955)
巻号頁・発行日
vol.76, no.1, pp.53-64, 2018

<p>熱帯および亜熱帯の河口域では複数種のアマオブネガイ類が共存している。同所的に分布する4種のアマオブネガイ類(シマカノコ,ドングリカノコ,ツバサカノコ,イガカノコ)について石垣島のマングローブ域において調査を行い,微細な分布パターンを把握した。調査は2006年の1月と7月の2回行い,28 m<sup>2</sup>の調査地を25 cm毎に碁盤目状に区切り,各々の枠内にいたアマオブネガイ類の個体数を種ごとに計数した。Moranの<i>I</i>指数より,両月とも4種の分布は正の空間的自己相関を示すことがわかった。次に,空間的なランダム効果と固定効果として枠ごとの潮位高を考慮にいれた条件付き自己回帰モデルを4種の微細分布に適合させた。その結果,種間および調査時期で微細分布に違いがあることがわかり,潮位高は4種の分布に有意に影響するが,1月のシマカノコと7月のツバサカノコの場合以外では空間的自己相関の効果が卓越することがわかった。マングローブ域のアマオブネガイ類の個体数を推定する際には,空間的自己相関の影響を考慮しないと誤差が大きくなると考えられた。</p>
著者
木原 健二 河崎 洋子 今西 宏之 宇宿 智裕 西村 美緒 水戸 敬 高田 哲
出版者
The Japanese Society of Child Neurology
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.349-353, 2013-09-01

【目的】重症心身障害児 (者) (重症児) の身長測定における信頼性検討を目的とした. 【方法】重症児73名の中から層化抽出した12名を対象に脛骨長測定法ならびに分割法による身長測定を実施した. 3名の検者が同一の対象者について両測定法を行い, 測定結果について級内相関係数を用いて検者内信頼性・検者間信頼性を検討した. さらに両測定法間の相関を求めた. 【結果】脛骨長測定法・分割法ともに良好な検者内信頼性・検者間信頼性を示した (ICC>0.90). 両測定法による測定値は強い相関を示した. 【結論】脛骨長測定法・分割法ともに良好な信頼性を示した. 臨床場面ではより簡便な脛骨長測定法が有用と考えた.
著者
田中 尚道 越智 直正 島田 淳志 高田 孝充
出版者
近畿大学資源再生研究所
雑誌
近畿大学資源再生研究所報告 = Annual report of the institute of resource recycling of Kinki University
巻号頁・発行日
no.10, pp.29-32, 2012-03-01

[Synopsis] It is due to inquire by being. Although it became clear by this trial for cultivation of cotton to be possible also in the Tohoku district, problems, such as a point which is not paid in cultivation of cotton, also have many the profitability and farm subsidies as agriculture, and it is required to build the mechanism in which cultivation farmhouses can live. Moreover, the necessity of examining the growing method with establishment of the efficient growing method, i.e., the increase in a yield, and the effective salt removal effect was accepted. Furthermore, since the weed control in a cultivation period, the damage of the night thief insect, etc. were seen, it was suggested that the measure against a noxious insect must also be taken.
著者
小森 浩二 塙 由美子 山本 淑子 古前 竜平 山崎 裕己 中野 祥子 三田村 しのぶ 宮﨑 珠美 菊田 真穂 高田 雅弘 首藤 誠
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
藥學雜誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.133, no.8, pp.905-911, 2013
被引用文献数
2

&nbsp;&nbsp;Loxoprofen (Loxonin<sup>&reg;</sup>), an antipyretic painkiller, was approved as an over-the-counter (OTC) drug (Loxonin<sup>&reg;</sup>-S) in January 2011. With regard to self-medication using OTC drugs, the information that pharmacists provide to consumers is very important. Although loxoprofen is a very versatile drug and can be used during breastfeeding, information regarding its mammary gland transfer is inadequate. In this study, we established a simple method to evaluate mammary transfer of drugs, and compared loxoprofen's mammary gland transfer with that of aspirin. Loxoprofen 12 mg/kg and aspirin 132 mg/kg was orally administered to mother mice (ddY), and blood and milk samples were collected. Twenty microliters of ethanol was added to the blood and milk samples (10 &mu;L), and the mixture was centrifuged for 15 min (12000 <i>g</i>); the supernatant was analyzed by high-performance liquid chromatography. Since aspirin was immediately metabolized, we analyzed salicylic acid concentrations. Maximum concentration of loxoprofen was observed at around 15 min after its oral administration, with the concentrations in the blood and milk being 2.9 and 0.5 &mu;g/mL, respectively. The drug was metabolized promptly thereafter. In contrast, maximum concentration of salicylic acid was observed at 30 min after aspirin administration, with the concentrations in the blood and milk being 187.2 and 64.4 &mu;g/mL, respectively. These concentrations remained constant from 60 to 120 min. Salicylic acid could be detected 240 min after aspirin administration. Thus, mammary gland transfer of loxoprofen is lower than that of aspirin, suggesting that loxoprofen does not accumulate in milk.<br>
著者
小川 真彩高 本田 晋也 高田 広章
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.58, no.2, pp.507-520, 2017-02-15

車載制御システムのソフトウェアにおいて,エンジン等のパワートレインを制御するパワトレアプリは高機能化が著しく,マルチコアの導入が必要とされている.すでにパワトレアプリ用に複数のマルチコアのマイコンが存在するが,それぞれコア数やメモリ構成が異なり,車種ごとに適したマイコンを使用する.一方,パワトレアプリは開発コストが高いため,単一のソフトウェアをベースに少ない変更でこれらのマイコンをサポートしたいという要望がある.そこで本研究では,パワトレアプリをモデル化し,そのモデルからランタイムを自動生成することにより,コア数や処理の配置の変更を可能とするフレームワークを開発した.実際のパワトレアプリの一部に本フレームワークを適用し,同一のソフトウェアモデルから,マッピング記述やハードウェアモデルの変更のみでコア数や処理の配置の変更が実現できることを確認した.Engineers have considered that it is necessary to use multi-core applications to apply high functionality in powertrains which control the likes of engines. However, as differing car models have different hardware architectures, it is expected to be difficult to apply this to all car models. In this study, we have developed a framework that enables changes in architectures by modeling powertrain applications and then automatically making runtimes from these models. We have confirmed that it is possible to create runtimes for the 2 processor architecture and 4 processor architecture by applying this framework to the same model that was made from a part of the actual powertrain application.
著者
斉藤 知弘 高田 政幸 黒田 徹
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会年次大会講演予稿集 (ISSN:09191879)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.225-226, 1992

A compatibility test of FM multiplex broadcasting has been done. After the end of daily FM programs, the test signals multiplexed by L-MSK method have been broadcasted from NHK FM Tokyo (82.5MHz) station. The audio impairment by L-MSK signals has been servayed by polling listeners. The compatibility of L-MSK FM multiplex signal has been confirmed through more tahn 2,000 responses.