著者
西 奈津子 渡邊 睦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.447, pp.43-48, 2004-11-11
参考文献数
13

会話や細かい文字の判別が困難,また,手指によるキー操作が困難な障害者・高齢者との自由自在なコミュニケーションを支援するために,利用者の顔表情や動作を認識することによる意思伝達システムの研究開発を行っている.本報告では,利用者の前に設置したカメラ画像から4種類の口部形状を認識することにより,階層化された日常会話を順次選択し,相当する会話文を合成音声により出力するシステムのプロトタイプ開発の結果について報告する.利用者による口部パターンの認識は画像の明度分布を相互部分空間法を用いて解析することにより行い,選択結果の確認は口部の開閉動作を明度分布の時間変化として検出することにより行う.20人による口部パターンの認識実験により,この方式の有効性を確認した.
著者
神澤 正則 三澤 厚司 藤原 孝司 沢田 康夫 三枝 秀隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. FTS, フォールトトレラントシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.490, pp.23-28, 1999-12-08
被引用文献数
1

営団日比谷線の信号機器更新にあたり、ATC地上装置に於ける冗長構成として、N送信機あたり2台の予備機を保有する(N+2)方式を開発・実用化した。 従来の、各送信機毎の待機2重系構成と比較して、部品点数を4割削減し、装置稼働率を約6倍に向上したので、ここにその概要を報告する。
著者
小川 智明 工藤 栄亮 須田 博人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.156, pp.37-42, 2000-06-23
参考文献数
9
被引用文献数
9

無線アドホックネットワークのルーティングプロトコルとして, 送信局から受信局まで複数のルートを構築するマルチルート構築法を提案する.本方式では, 複数のルートを構築する際, 制御信号中に他ルートの存在を示すフラグを設定することにより, 互いに相関の少ない複数ルート構築を可能にしている.本方式について計算機シミュレーションによってネットワークのトラヒックを考慮した特性を検討した結果, パケット損失率に優れており, 高信頼な伝送が要求される場合に有効であることを示す.
著者
福元 康仁 早川 正士 Biagi P.
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.389, pp.47-52, 1999-10-25
参考文献数
6

本研究ではVLFより高周波のLF帯のラジオ電波に注目し、1997年3月15日から1998年12月31日までの期間で、イタリアとその隣国で起きた地震とLF帯伝搬異常との関係を調査した。地震の前には電波の日変化パターンにおけるTerminator Time (Morning, Evening)の有意な偏移を確認した。観測している電波は電離層・大地導波管を伝搬する電波が優勢なので、電離層が地震による影響を受け、伝搬異常を引き起こしていると考えることができる。
著者
堀 正義 中野 学 松本 勉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.732, pp.75-80, 2005-03-11

現在, インターネットを構築している重要な技術の一つとしてDNS(Domain Name System)がある.DNSはドメイン名とIPアドレスを対応付けるシステムであり, 多くのユーザに利用されている.しかし, サーバ内のキャッシュを改竄するDNSキャッシュ汚染攻撃や, 名前解決応答パケットの偽造によるDNSスプーフィング攻撃により, ユーザを不正なサーバに誘導して個人情報を盗むといった行為が可能である.本論文ではこの問題に対し, 複数のDNSサーバに名前解決要求を送信し, その応答を確認, 比較することでDNSを安全に利用する方式を提案する.また, 実装を行うことで, 提案方式利用時の名前解決に要する処理時間の増加について評価した.
著者
野田 真 宮森 恒
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.75, pp.13-18, 2012-05-29
参考文献数
8

近年では日々の食事においてレシピを考える際,Web上のレシピ検索サイトが広く用いられている.それらのサイトにおける検索では,指定した料理名やキーワード,調理時間,カロリーなどの条件から,レシピを大量に取得することができるが,各レシピは,ユーザの調理熟練度や利用可能な調理環境とは関連付けられておらず,これら技能や環境を考慮したレシピを,効率よく取得することは困難である.そこで本稿では,熟練度や環境を考慮したレシピ検索を行なう為に,料理レシピにおける調理動作の難易度を道具別に付与する方法について検討する.具体的には,各調理動作について共起する道具を抽出し,その種類や傾向を観察することで,道具による調理動作の難易度のあり方について分析する.得られた結果をもとに,難易度を自動付与するアルゴリズムについても検討する.このような難易度は,簡単に調理可能な料理レシピを検索する際の一要素として役立つことが期待される.
著者
田中 耕平 堂薗 浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.328, pp.83-88, 2007-11-11
参考文献数
4
被引用文献数
1

音楽情報の自動分類システムの1つとして,MIDIによって作られた楽曲を,自己組織化マップを用いて分類する実験を行った.MIDIは楽曲の譜面情報を電子化したもので,楽曲を再生するためのすべての情報を表現することができる.本研究においては,MIDIのデータから1小節ごとあるいは曲全体を入力ベクトルに変換し,自己組織化マップに学習させることで,ロック,ジャズ,ブルース,カントリー,ラテンのようなジャンルごと,または曲ごとに分類され学習することが可能であるか実験を行った.
著者
山崎 政彦 荒木 友太 有田 公輔 宮崎 康行 松原 一雄 中村 義隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SAT, 衛星通信 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.497, pp.23-28, 2008-02-21
参考文献数
3

日本大学では,2001年より超小型人工衛星開発に着手し,2004年10cm立方,1kgのSEEDSを完成させた.SEEDSは2006年7月に打ち上げられたが,ロケットのエンジントラブルによって打ち上げは失敗に終わった.2007年6月,再び打ち上げを目指し,開発を完了したSEEDSは,今年度中のインドでの打ち上げを目指している.2005年11月,日本大学2機目となる超小型人工衛星SPROUTの開発をスタートさせた.SPROUTは2009年度の打ち上げを目指し現在開発中である.本報告では,SEEDSの概要と現在の状況および,SPROUTの概要,開発状況と今後の計画を報告する.
著者
北澤 宏泰 金田 北洋 岩村 惠市 越前 功
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMM, マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.138, pp.205-212, 2013-07-11

紙メディアは電子化が進んだ現在においても重要なメディアであることは間違いない.しかし,紙を用いた印刷物に対する保護技術の研究は少ない.その保護技術の1つとして,金田らによって提案された単一ドット方式がある.単一ドット方式は,印刷物に小さな点を打ち込むことで情報を埋め込み,印刷物に違和感なく情報を埋込むことができるが,今までの研究ではその抽出精度が低く,100%の情報抽出は困難であった.そこで,本論文では単一ドット方式の抽出法を改善することで,元となる誤り率を低減し,かつ,誤り訂正符号を適用することで,低い冗長度でほぼ100%正確な情報抽出を実現した.
著者
サンソン ホラシオ ネイラ アルバロ ロヨラ ルイス ソウサ クリスティアン 松本 充司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.102, pp.55-60, 2009-06-18

In this paper, we evaluate via real experiments the performance of the Stream Control Transmission Protocol (SCTP) in conjunction with its Partial Reliability extension (PR-SCTP) for streaming real-time H.264 video over an Free Space Optics link. We show that careful tuning of PR-SCTP partial reliability capabilities in terms of either number of retransmissions or retransmission time outs allow us to stream real-time H.264/AVC video with reliability comparable to that of TCP and with similar or lower delay characteristics.
著者
柳井 健太郎 安井 徹 岸本 典也 伊藤 貞則
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.295, pp.1-4, 2008-11-07
参考文献数
2

RoHS指令により、六価クロム化成皮膜の代替品として、三価クロム系化成皮膜が広く使われるようになっている。しかし三価クロム系化成皮膜から六価クロムが検出され、その値は一定期間増加する。そこで三価クロム系化成皮膜処理を施したねじに対し、高温試験、高温高湿試験を行い、加速因子と加速試験法の適応性を検討した。その結果80℃95%RHの試験を行えば、六価クロムの経時変化は加速され、早期に六価クロム評価ができることがわかった。
著者
齋藤 雄輔 藤原 賢二 井垣 宏 吉田 則裕 飯田 元
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.416, pp.103-108, 2015-01-19

分散型版管理システムとそのホスティングサービスを用いたソフトウェア開発手法として,プルリクエストを基点とした制御を行う開発プロセス(Pull Request駆動型の開発)が提案されている. Pull Request駆動型の開発では,開発タスクごとに版管理システム上でブランチを作成し,実装を開始する際に対応するブランチの統合をプロジェクト管理者へ要求する.機能の実装に際して開発者は,各状況下において適切に版管理システムを操作する必要がある.しかし,これらの作業は煩雑であり,さらに版管理システムに対する深い知識を要求する.そこで本研究では, Pull Request駆動型の開発に適した開発者支援ツールを提案する.
著者
西 翔平 池永 雄貴 松川 真美 ラグレー ピエール-イヴ
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.167, pp.41-45, 2013-07-29

脈波は血管内を伝搬する圧力波が皮膚表面上に変位となって観測されるものである.圧力波は血管内を伝搬するため,血管硬さの影響を受ける.そこで我々は脈波の波形変化を利用して,血管の弾性率推定を提案してきた.その中で圧力波や脈波の数値解析手法として1次元理論モデルを用いた.しかしこのモデルでは圧力波が伝搬した血管系全体の平均的な弾性しか算出できない.そこで本研究では,局所的な血管弾性と平均弾性の比較検討を試みた.自作の粘弾性チューブを用いて,その平均的な弾性と局所的な弾性を推定した.また,引張試験より得られたチューブ材料の弾性率とも比較し検討したので報告する.
著者
伊藤 洋 高瀬 覚 串山 夏樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.93, pp.1-7, 1999-05-27
参考文献数
2

非独立16バンク構成、ダイレクトラムバスインターフェースを用いたバンド幅1.6GByte/sの72Mb DRAMを開発した。スペアエレメントとヒューズセットの対応を全く独立にするマルチバンク構成のDRAMに適したフレキシブルマッピングリダンダンシ技術を採用することによって、従来のリダンダンシ方式を用いるの比べ、13%のチップ面積の削減が実現できた。また、リフレッシュ周期を長くし、データ保持能力の弱いセルだけを付加的にリフレッシュするアディショナルリフレッシュ方式を用いることによって、0.6%のチップ面積増でリフレッシュ電流を約1/4まで低減できた。
著者
貝瀬 徹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. R, 信頼性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.304, pp.7-11, 2011-11-11

計数データは,時間に依存した故障個数の履歴データなどを意味する.例えば,設備プラントやソフトウェアでは修理やデバグを繰返しており,これらでは計数データに基づいた解析が求められる.特に,信頼度成長の推測を目的とすることもあり,ソフトウェアのデバグ過程の予測などが一例である.故障時間のみを用いた信新性解析ではワイブル分布を用いることが多いが,故障数と故障までの時間を同時に扱い,かつ信頼度成長を推測する場合には確率過程モデルを用いることが基本となる.本報告では,非定常ポアソン過程モデルに着目する.特に,強度モデルにワイブル分布を想定することで時間依存の信頼度成長を想定し,さらに加速モデルを導入した階層ベイズによる複雑な故障モデルの構成を試みる.また,推定法として周辺尤度に基づいた経験ベイズ法を用い,さらに過去の経験に基づく事前分布の設定に基づいたベイズ推論も同時に構成する.ここでは,階層ベイズを構成しない非定常ポアソン過程の加速モデルも構成し,推定には最尤法およびマルコフ・チェイン・モンテカルロを用いたベイズ法の適用も扱う.さらに,これらのモデルおよび推定手法に関する選択をEICに基づいて行うことを提案する.
著者
蓮実 梢 石田 貴士 秋山 泰
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IBISML, 情報論的学習理論と機械学習 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.105, pp.185-191, 2014-06-18

標的となるタンパク質を定めて行う薬剤開発において,薬剤標的タンパク質の選定はとても重要となる.この標的タンパク質探索には,既に病原体のゲノム情報等を利用して探索を行うための統合的なデータベースシステムが提案されてきたが,その生化学経路情報については統合の対象とされていなかった.しかし,この情報を用いることであるタンパク質が病原体の生命維持に対して致命的であるかという議論が可能となるため,生化学経路情報の統合は標的タンパク質の探索のために有用であると考えられる.そこで本研究では,顧みられない熱帯病の新薬の標的タンパク質を探索するための統合データベースシステムiNTRODBに,トリパノソーマ科寄生原虫に関する生化学経路情報を追加し,またそこにゲノム等に関連する情報を表示するインタフェースを開発することで,標的タンパク質の探索の更なる効率化を目指した.
著者
小林 聖 風間 宏志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SST, スペクトル拡散 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.98, no.112, pp.19-24, 1998-06-18

本論文はランダムアクセス衛星通信用スペクトル拡散復調回路を提案している.提案する構成は, ディジタルマッチトフィルタ出力の包絡線検出前および後に巡回積分器を設け, これらに適切な時定数を配分することにより周波数誤差による劣化を抑え低い拡散符号誤検出率を達成する.シミュレーションおよび実験により提案方式を評価した結果、Eb/No=-1dBにおける拡散符号誤検出率は10^<-10>以下であることを示した(検出区間50シンボル).さらにランダムアクセス信号の周波数誤差を抑えるため, サプライリンク信号を端末および中央地球局で周波数基準に用いる新たな周波数同期方式を提案している.提案方式は周波数誤差を大きく低減することを理論的に示した.
著者
橋詰 保 堀 祐臣 赤澤 正道
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.154, pp.17-20, 2012-07-19

AlInN/GaN界面のバンドオフセットと、界面スペーサ層が電子密度分布に与える影響について評価した。角度分解XPS評価により、価電子帯のオフセットが約0.2eV、伝導帯オフセットが0.9eV程度であることが明らかになった。これらの値は、両性欠陥モデルに基づくフェルミ準位安定化エネルギーの計算から求めた値とよく一致した。表面モフォロジーの改善に効果のあるAl_<0.38>Ga_<0.62>Nスペーサ層は、Al_<0.82>In_<0.18>N/Al_<0.38>Ga_<0.62>N界面のポテンシャル井戸と分極による界面電荷により電子蓄積が生じることを明らかにした。これを抑制するためAl_<0.45>Ga_<0.55>Nスペーサ層を提案し、MOS構造のC-V評価により、AlInN/Al_<0.45>Ga_<0.55>N界面に電子蓄積が生じにくいことを示した。
著者
金岡 晃 大東 俊博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICSS, 情報通信システムセキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.71, pp.33-38, 2014-05-29

感染したコンピュータ内のデータを使用不能にし復旧するために金銭を要求するマルウェアであるランサムウェアは、使用不能と復旧に暗号技術を利用することで高い脅威となっている。2013年に登場したCryptoLockerは、金銭支払いや復号のための鍵取得に高い匿名性を持たせたランサムウェアであり、暗号化にあたり公開鍵暗号を利用した鍵交換を行うなど高い技術を持っている。本稿では、CryptoLockerを起点に改めて暗号を利用するランサムウェアの脅威について、感染から暗号化、復号に至るまでのフローを整理し、検知あるいは対策が可能となるポイントを挙げる。そして現状のCryptoLockerがそのフローの中でどの検知・対策ポイントを回避しているかを示し、今後現れ得るランサムウェアの方向性の予測とそれに対する対策を考察する。
著者
佐藤 瞭平 中野 秀洋 宮内 新
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.414, pp.7-12, 2015-01-26

本稿では,無線センサネットワークにおける効率的なフラッディング手法について考える.我々が過去に提案しているカオスニューラルネットワークを用いた手法を基として,個々の無線センサノードのバッテリー残量を考慮した手法の改良を行う.数値実験を行い,提案手法の有効性を確認する.