著者
宮沢 浩一
出版者
慶應義塾大学
巻号頁・発行日
1966

博士論文
著者
大沢 秀介
出版者
慶應義塾大学
巻号頁・発行日
1988

博士論文
著者
内海 朋子
出版者
慶應義塾大学
巻号頁・発行日
2013

博士論文
著者
蓑島 伸生 清水 厚志 佐々木 貴史
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

ヒトゲノムには低頻度反復配列(Low Copy Repeat;LCR)と呼ばれる塩基配列が存在する。LCRは通常の反復配列ではなく、遺伝子や偽遺伝子等の様々なユニットからなっており、進化の過程でそれらのユニットが周囲の非LCR領域も巻き込みながら、重複や逆位、欠失等の大規模変化を繰り返して形成されてきたと考えられる。LCRは、遺伝子数やDNA断片コピー数の多型(CNV;Copy Number Variation)の生成原因の一つである。CNVのうち、規模の大きなものは、DiGeorge症候群、Smith-Magenis症候群のような欠失・重複による疾患の原因ともなる。それらの疾患の原因領域にはLCRが存在している。CNVは他の遺伝性疾患や、ある種の精神疾患にも深い関連があると考えられ、昨今俄に研究が進展している。 LCRは、その複雑さ、長さのためにゲノム塩基配列のギャップの原因ともなっている。このようにCNVとそれを生じさせているLCRの研究は今後のゲノム研究の中で重要な位置を占める。本研究では、7q11.23Williams症候群領域(WBSCR)と8p23.1duplication症候群領域のLCRの構造解析を行った。これらの領域のNCBI build36のデータを用いて、詳細なコンティグマップを作成し直し、 LCRユニットの位置、長さを確定し、さらにそれぞれのLCRに含まれる遺伝子、偽遺伝子の詳細な解析を行った。ヒトと類人猿ゲノムの詳細な解析により、上記どちらの疾患ゲノム領域でもコアとなるユニットが最初に存在し、進化に伴って転移を繰り返す際に転移先周辺の配列を巻き込みLCR化させる現象が明瞭になった。また、build36でWBSCR内にあるとされたギャップは見かけ上のもので、実際にはCNV多型を持つ二つのアリルの混在によるミスアセンブルであり、同ギャップは存在しないことも強く示した。なお、本研究の成果について、研究期間終了後以下の発表を行った。[論文]Nature431:931,2004; BMC Genomics5:92,2004; Nature439:331,2006,[学会発表]国内5件
著者
星野 竜也
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

我々はHeat Shock Protein (HSP)の誘導剤であるgeranylgeraynlacetone (GGA)を変異型APP過剰発現マウスに長期投与し, アルツハイマー病様症状の進行に対する効果を検討した. その結果, GGAを長期投与したマウスでは認知機能の改善が観察された. また、GGAを長期投与したマウスの脳ではアミロイドβ量, oligomer量, 及びアミロイド斑が減少していることを見いだした。さらに変異型APP過剰発現による神経変性が抑制されていることが観察された.これらの結果はGGAがHSP誘導を介してアルツハイマー病の症状を抑制することを示唆している.
著者
宮田 重雄
出版者
慶應義塾大学
巻号頁・発行日
1934

博士論文
著者
吉田 光輝
出版者
慶應義塾大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2019-04-25

光や温度など周囲環境に遍在するエネルギーを利用し,駆動環境の空間的限定が少ない状態で推進力を得るシステムを提案する.さらに直線的な推進に加え,光の強度の強い方向に向かう走行性など微生物に見られる機能を自律型ソフトマイクロボットで再構成することにより,自律型ロボットの制御に関する実験的なモデルの構築を目指す.
著者
宮崎 薫
出版者
慶應義塾大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

ラットiPS細胞を購入し,レンチウィルスベクターにてGFP遺伝子およびluciferase遺伝子を導入した.FACSにてGFP陽性細胞を分取し,GFP陽性ラットiPS細胞のクローニングに成功した.GFP陽性ラットiPS細胞を免疫不全マウスに皮下移植し,in vivo imaging systemを用いた細胞発光の追跡が可能であることを確認した.さらに,6週間後の奇形腫形成を確認した.ラットiPS細胞を,各分化段階に応じて培養液中の各種増殖因子の組成を変えながら培養した.リアルタイムPCRにて,ラットiPS細胞が中胚葉を経てミュラー管系統に分化していることが示唆された.
著者
木須 伊織
出版者
慶應義塾大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2017-04-01

MHC(主要組織適合遺伝子複合体)統御カニクイザルを用いて子宮同種移植モデルを作製し、血液型一致のMHCミスマッチ間および半ハプロ一致間における移植子宮の生着を比較した。カニクイザルにおける子宮においては拒絶反応をきたしやすく、抗原性が高いことが示された。また、半ハプロ一致間におけるカニクイザルペア間における子宮移植後に妊娠出産に世界で初めて成功した。日本産科婦人科学会、日本移植学会に子宮移植に関する見解を求める要望書を提出し、日本医学会で子宮移植に関する検討委員会が設立され、国内での臨床応用の可能性について議論が行われている。
著者
サベジ パトリック 味見 純 藤井 進也 徳井 直生
出版者
慶應義塾大学
雑誌
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
巻号頁・発行日
2019-10-07

Music is a human universal, but there remains little data on cross-cultural musical variation. We will perform a series of experiments investigating global diversity in perception and production of musical 1) rhythm, 2) melody, 3) harmony, 4) language, 5) creativity, and 6) cooperation. In total we will conduct experiments with thousands of musicians and non-musicians from over a dozen countries around the world. Our findings will have implications for understanding the evolution of music and its place in society, including for composers, instrument manufacturers, copyright legislators, etc.
著者
川村 晃生
出版者
慶應義塾大学
巻号頁・発行日
1991

博士論文
著者
齋藤 義正 大江 知之
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2020-04-01

我々は、これまでに難治性がんの代表である胆道・膵臓がん患者由来のがん細胞を対外で培養・維持することに成功し、さらに薬剤スクリーニングにより水虫の治療薬である抗真菌薬が胆道・膵臓がん細胞の増殖を抑制することを明らかにした。本研究では、抗真菌薬を基盤とした胆道・膵臓がんに対する革新的な新規治療薬を創出するため、増殖抑制効果の分子機序の解明、抗真菌薬の合成展開、動物実験での効果の検証などを行う。
著者
岡田 匡史 Okada Masashi
出版者
慶應義塾大学
巻号頁・発行日
2010-09

学位授与大学: 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 2010年度 博士(システムエンジニアリング学) 甲第3377号 学位授与年月日: 2010年9月21日
著者
中妻 照雄
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究では、金融市場における資産価格形成の解明を目的とし、指値注文(売買価格を指定する注文)の発生メカニズムを説明するための新しいモデルを提案するとともに、提案モデルを推定するための新しいアルゴリズムの開発を行う。本研究で提案する新モデルの大きな特徴としては、注文発生間隔のモデルに1日の取引時間中の周期的変動パターン(日中季節性)、市場に出されている指値注文の状況(板情報)、さらには買い注文と売り注文の相互作用を反映させている点があげられる。
著者
土屋 雅春
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田評論 (ISSN:1343618X)
巻号頁・発行日
vol.988, 1997-02-01
著者
赤林 英夫 敷島 千鶴 島田 夏美 竹ノ下 弘久 加藤 承彦 井深 陽子 稲葉 昭英 野崎 華世 川本 哲也 中村 亮介 直井 道生 佐野 晋平 田村 輝之 栗野 盛光
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2021-07-05

新型コロナパンデミックは、子供の教育格差研究に対し、取り組むべき課題と研究手法との双方に、変革の必要性を迫っている。社会のオンライン化に伴い、家庭環境が子供に与える影響が強まることが懸念されている。また、教育格差拡大を防ぐために、世界各国で、新たな政策的対応の必要性が議論されている。そこで、本研究では、全国の子供を対象とし、オンラインにより、ポストコロナの新たな課題に対応した調査や実験による研究手法を考案する。それらを通じ、コロナ禍が子供の学力や日常生活に及ぼした影響を厳密に分析し、国際比較も行うことで、コロナ後の研究と政策のあり方を提示する。