著者
柿中 晋治 梅野 健
出版者
Physical Society of Japan
雑誌
Journal of the Physical Society of Japan (ISSN:00319015)
巻号頁・発行日
vol.89, no.2, 2020-02-15

暗号通貨のビッグデータが持つ普遍的な統計則を発見 --「安定分布」と「キュービック則」による統一的な特徴付けに成功--. 京都大学プレスリリース. 2020-01-24.
著者
Trenton S. Ewing Charli Dong
出版者
日本獣医皮膚科学会
雑誌
獣医臨床皮膚科 (ISSN:13476416)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.157-161, 2021 (Released:2021-09-23)
参考文献数
12

獣医療において慢性難治性創傷はよく遭遇する問題で,ユニークな治療戦略が発案されている。人医療及び獣医療でも,難治性の創傷が高気圧酸素療法(HBOT)で加療されている。この治療法では,患者を1気圧以上の気圧下で100%の酸素に暴露し,高濃度酸素化組織にする。これにより,種々の機序で治癒が促進される。本報告では,薬剤の血管外漏出から二次的に生じ,1ヶ月以上治癒しなかった創傷が,高気圧酸素療法に反応した臨床例を解説する。
著者
舌津 智之 Zettu Tomoyuki
出版者
名古屋大学英文学会
雑誌
IVY (ISSN:09142266)
巻号頁・発行日
no.45, pp.55-73, 2012-11-30

本稿は,2011年度名古屋大学英文学会クリスマス・セミナー(2011年12月9日)の講演に基づき,加筆修正を施したものである。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1908年11月10日, 1908-11-10

1 0 0 0 OA 仙台郷土資料

出版者
無一文館
巻号頁・発行日
vol.第1, 1931

1 0 0 0 東藩史稿

著者
作並清亮 編纂
出版者
宝文堂出版販売
巻号頁・発行日
vol.第1巻, 1976
著者
西川 公一郎
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.332-337, 2003

K2Kグループは2001年7月までのデータを解析した.長基線実験が可能であることを示すとともに,世界初の加速器実験により,ニュートリノ振動の存在を99%以上の確率で検証した.またデータはニュートリノ振動に固有なニュートリノエネルギースペクトルの歪みを示唆している.加速器実験によるニュートリノ振動実験の現在と将来について述べる.
著者
Nicola Martinez Beth McDonald
出版者
日本獣医皮膚科学会
雑誌
獣医臨床皮膚科 (ISSN:13476416)
巻号頁・発行日
vol.27, no.3, pp.151-156, 2021 (Released:2021-09-23)
参考文献数
7
被引用文献数
1

本症例報告では,3 頭の犬における肉球の角化腫(たこ)による疼痛緩和を目的としたシンプルな外科治療について解説する。肉球の角化腫とは,肉球の角質層の局所的な過角化によって形成される腫瘤であるが,疼痛により跛行を呈することもある。患指の浅指屈筋(うち1 例では深指屈筋も)の腱切除を外科的に実施すると,患肢端の負重バランスが変化し,疼痛のある肉球にかかる負重が減少する。本報告の全ての犬において,速やかな跛行の改善が見られ,術後の回復も早かった。これまでのところ,この3 例の跛行は再発していない。
著者
Genta ITO Yuko GOTO Yudai KURODA Park EUNSIL Ken REDA Takehisa SOMA Yasuyuki MOMOI
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
pp.21-0338, (Released:2021-09-24)
被引用文献数
8

We investigated the seroprevalence of severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 (SARS-CoV-2) among dogs in the Tokyo area via enzyme-linked immunosorbent assay (ELISA) using the spike protein as the target antigen. Plasma samples from 494 household dogs and blood-donor dogs were tested from July 2020 to January 2021. Of these samples, three showed optical densities that were higher than the mean plus two standard deviations of the mean of the negative-control ODs. Of these three samples, only the sample with the highest optical density by ELISA was confirmed positive by virus neutralization testing. The positive dog presented no SARS-CoV-2-related symptoms. The positivity rate of SARS-CoV-2 infections among dogs in the Tokyo area was approximately 0.2%.
著者
Md. Mahbubur RAHMAN Sei-Jin LEE Gi-Beum KIM Dong Kwon YANG Md. Rafiqul ALAM Shang-Jin KIM
出版者
JAPANESE SOCIETY OF VETERINARY SCIENCE
雑誌
Journal of Veterinary Medical Science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.77, no.11, pp.1489-1493, 2015 (Released:2015-12-01)
参考文献数
21
被引用文献数
4 5

Fatalities among avian species due to multiple bee stings are rare. Sixteen pigeons on a farm in Bangladesh each suffered multiple bee stings. Ten of the pigeons died before treatment, 5 (4–11 stings) died within 12 hr after treatment, and 1 pigeon (only 3 stings) survived. Body temperature, heart rate, respiratory rate, hematocrit, hemoglobin, erythrocytes, thrombocytes, MCV, MCH and MCHC decreased significantly after the incident, but leucocytes, heterophils, basophils, eosinophils, monocytes, ALT, AST, LDH, CK, creatinine, BUN and UA increased markedly. Overall, the hematological and biochemical changes in the bee-stung pigeons were similar to those of mammals; however, avian species may be more sensitive to bee stings than mammals.
出版者
酣燈社
巻号頁・発行日
1951
著者
岸本歩 宮地修平 西村真美 中村友美
出版者
医薬ジャーナル社
巻号頁・発行日
pp.857-861, 2019-03-01

吃逆(しゃっくり)は横隔膜の不随意のけいれん性収縮によって生じ,吸気が閉鎖している声門を急激に通過するために特有の音が発生する。通常反復して発生するが,一過性のことが多い。しかし長時間持続し,食物摂取困難,不眠,精神的疲労をきたすこともあるため,その治療法を十分に知っておく必要があると言われている。薬物治療においては,クロルプロマジンを除き適応外使用であるため,エビデンスに乏しい。独立行政法人国立病院機構姫路医療センターでは,吃逆の治療薬として院内製剤の柿蔕(シテイ)の煎じ薬が使用されている。我々は薬剤師として,とりわけがん化学療法中の患者に使われる事例を多く経験したので,それらの事例解析をとおして,柿蔕の位置づけを考察した。
著者
園山 繁樹
出版者
障害科学学会
雑誌
障害科学研究 (ISSN:18815812)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.195-208, 2017

<p>選択性緘黙を示した小学校1 年生男児について、担任教師、特別支援教育コーディネーターおよび母親に対して大学教育相談室においてコンサルテーションを実施し、 1 年9 か月後に選択性緘黙の症状が顕著に改善した経過を報告した。原則として月に 1 回、教育相談室で合同コンサルテーションを実施した。緘黙症状を改善するために刺激フェイディング法やエクスポージャー法を基盤にしたスモールステップを作成した。各スモールステップで、担任教師とコーディネーターは教室で実施可能な方法を検討・実施し、母親はそれらについて対象児の考えを確認したり、一部を家庭で練習した。その結果、3 年生の6 月には授業で通常の形での発表や、休憩時間での他児との会話も問題がないレベルとなり、終結した。5 年2 か月後のフォローアップにおいても、発話や学校生活について特別な問題は生じていなかったことが確認された。</p>