著者
井上哲次郎 著
出版者
金港堂書籍
巻号頁・発行日
vol.巻5, 1917
著者
白井 康之 横山 彰一
出版者
公益社団法人 低温工学・超電導学会 (旧 社団法人 低温工学協会)
雑誌
低温工学 (ISSN:03892441)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.210-217, 2018-07-20 (Released:2018-08-03)
参考文献数
34

We have been developing a conduction cooled HTS-MRI that is driven by a power supply in order to solve the long-lasting attenuation of the screening current induced on superconducting tapes at the time of initial excitation and the difficulty with REBCO tape superconducting junctions, as well as a superconducting switch for persistent current operation. A power supply system consisting of two exciters, one for charging and discharging and the other for holding the magnet current, is proposed and developed. The supply system is equipped with a control block to compensate the magnetic field deviation caused by the screening current. We carried out a magnetic field stability experiment using a 32-H HTS-MRI magnet excited by the power supply system proposed which was equipped with specially designed micro-current control.
著者
平岡 諦
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.99, no.3, pp.596-599, 2010-03-10
参考文献数
7
著者
三浦 奈都子
出版者
岩手県立大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2004

静脈注射を行っていく上で少なからず経験するであろう点滴漏れに対するケアは冷罨法や温罨法と様々であり,統一性がないのが現状である.本研究では,点滴漏れ時のケアを確立することを目的に,実験動物(ラット)を用いて抗生物質製剤を中心とする基礎的研究を実施した.静脈注射を行っていく上で少なからず経験するであろう点滴漏れに対するケアは冷罨法や温罨法と様々であり,統一性がないのが現状である.本研究では,点滴漏れ時のケアを確立することを目的に,実験動物(ラット)を用いて抗生物質製剤を中心とする基礎的研究を実施した.その結果,パンスポリン^<【○!R】>(セフェム系抗生物質製剤,pH5.7〜7.2,浸透圧比1)が漏れた直後に冷罨法(16〜20℃)を30分間施行すると,皮下組織への炎症性細胞の浸潤が抑制され,温罨法(40〜43℃)を30分間施行すると,炎症性細胞の組織浸潤,筋壊死が促進されることを明らかにした.また,パンスポリン^<【○!R】>が漏出した際の組織傷害の種類は,表皮の壊死を伴わない真皮層の炎症(以後,起炎症とする)であることが明らかとなった.次に,pHの違いによる組織傷害の程度と種類,罨法の効果を明らかにするために,異なる薬剤を用いた実験を行った.その結果,セフェム系抗生物質製剤であるファーストシン(8)(pH7.5〜9.0,浸透圧比1)とグリコペプチド系抗生物質製剤である塩酸バンコマイシン^<【○!R】>(pH2.5〜4.5,浸透圧比1)による組織傷害の程度に違いは認められなかったが,パンスポリン^<【○!R】>と同様,起炎症性の薬剤であることが明らかとなった.これらの薬剤が血管外に漏出した場合,温罨法を実施することにより,皮下組織の炎症性細胞の浸潤が促進されることを明らかにした.全ての実験において罨法を実施するために用いた素材は,吸水ポリマーを使用した凍結タイプの保冷剤であり,皮膚へ密着しにくい特徴があったため,現在不凍タイプの素材にて同様の実験を行い検討中である.また,薬剤漏出直後に実施する罨法の適切な継続時間を10分から60分の間で検討中である.
著者
安井 万奈 森田 直樹 今関 沙和 伊野 航 吉村 風 萩谷 宏
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2020
巻号頁・発行日
2020-03-13

NPO法人Science and Artは、設立から4年が経過した今、法人の活動として毎週12クラス、幼稚園児・小学生を対象とした自然科学教室を運営している。これらの活動を通じて、地球惑星科学を小さい子どもたちに教えることは生物・化学・物理といった他の教科に比べ非常に難しいと実感している。カリキュラムのうち地球惑星科学に関するテーマは全体の1/4を占めており、教室としては安定した人気を保っている。教室に通う子ども達の中には3~4年と通う子どもも出てきており、子どもへの長期にわたる教育効果も徐々に明らかとなってきた。当初の教室の目標として「自然科学入門のために子どもに興味を持たせること」に重点を置いてきていたが、楽しく自然科学に親しむプログラムを提供する事によってこの目標は達成でき、理想通りの充実した教室運営ができていると自負している。しかし子ども達が年齢を重ねるほどに彼らを楽しませるだけの教室を超えて、今度は考えさせる教育を提供する必要に迫られていると感じている。地球惑星科学のテーマで幼児や小学校低学年生にどこまで疑問・質問・解決・工夫を考えさせることができるか、その試行錯誤とともに、これまでの教育効果、見えてきた課題を報告する。
著者
青柳 宏紀
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.37, no.8, pp.679-686, 1994

日刊編集センターが開発&middot;運用している「ラジオ&middot;テレビ番組情報編集配信システム」の概要&middot;特徴&middot;運用について述べる。本システムは, 放送局から発表になる資料からラジオ&middot;テレビ番組表と同解説記事を効率的に制作配信する事を目的にしたシステムである。このシステムで制作した情報は, 主に新聞や雑誌のラジオ&middot;テレビ欄に利用されている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1990, pp.46-49, 2019-05-13

米司法省は2018年4月、パナソニックに約2億8060万ドル(約310億円)の罰金を科すと発表した。米子会社が中国の政府関係者に賄賂を渡していたとされたためだ。仮に買収した会社がこのような不正行為に手を染めていれば、火の粉が自分たちに降りかかる。
著者
藤縄 武士 伊藤 暢人
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.385, pp.48-50, 2016-10

贈答品など向けに国内で圧倒的な知名度を誇る洋菓子「ヨックモック」。2015年11月、23年ぶりに創業家出身者がトップに就いた。ロングセラー商品を生み出すことができる秘訣を新社長に聞いた。
著者
村上 陽一郎
出版者
国際基督教大学キリスト教と文化研究所
雑誌
人文科学研究 (キリスト教と文化) = Humanities: Christianity and Culture (ISSN:00733938)
巻号頁・発行日
no.40, pp.31-40, 2009-03-31

The most remarkable difference of a human being from other animalsor particularly mammals is the deficiency of natural repressor of desire orlust. Consequently it needs to accept nomos of its community as therepressor. The transference of nomos from community to its members ismainly realized through language both explicitly and implicitly. Anindividual of homo sapiens can only be a human being by sharing nomos ofits community. It, at the same time, is inherently invested chaos which is a blind energyto develop it to all the possible directions. In other words, nomos introducedin an indivisual plays the role of molding its chaos. It is the strugglesbetween nomos and chaos within an individual that produce a genuinehuman being.
著者
林 秀弥
出版者
総務省情報通信政策研究所
雑誌
情報通信政策研究 (ISSN:24336254)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.9-34, 2017

<p>近年、諸外国の移動通信事業を中心に、「ゼロレーティング」(zero-rating)と呼ばれる手法によるサービスが提供されている。わが国においても一部の格安スマホ事業者(MVNO)により、当該サービスの提供が開始されている。「ゼロレーティング」とは、「特定のコンテンツあるいはアプリケーションの利用に対して、使用データ通信量をカウントしない、したがって、その使用量によって生じる料金を発生させず、あるいはデータキャップがある場合にはデータキャップのための使用量計算から除外するサービス」のことであり、データ料金の一部をエンドユーザーに課金しないビジネスモデルのことである。これは、一種の顧客獲得のためのサービス提供であり、個々の企業の事業戦略に応じて様々な形態をもって行われる。「対象となる音楽・動画ストリーミング・サービスを利用する際、パケット量を月間のデータ通信量にカウントしない」というのがその典型である。本稿は、ゼロレーティングが今後本格化した場合、公正競争と利用者利便を確保する上で、競争政策上、留意すべき点は何かついて、欧米の議論の紹介を通して検討を行うものである。</p>
著者
君塚 仁彦
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.140, pp.185-200, 2008-03-31

日本国内で「異文化」とされる存在。そこには,在日外国人の歴史,そして生活・文化がある。その多くは,日本の近代化への歴史的過程における海外移民や植民地政策の延長線上にあるが,在日外国人のなかで,在日中国人である華僑とともに最も古い歴史を持つのが在日朝鮮人である。本稿では,在日朝鮮人の労働そして生活の記憶をとどめようとする,設立母体の異なる二つの博物館,丹波マンガン記念館(京都市)と在日韓人歴史資料館(東京都)の二館を取り上げ,在日朝鮮人の記憶をどのように記録し,いかに展示表象しているのか,その内容と意義を,在日朝鮮人による博物館運動に焦点をあてながら明らかにした。この2つの博物館展示が物語っているのは,日本人・日本社会にとって在日朝鮮人,あるいは在日朝鮮人社会が「隠された存在」であり続けているということである。日本社会で多文化共生を実質化していくためには,本稿で取り上げたような博物館は必要不可欠である。在日朝鮮人の記憶の継承と課題は,日本における固有の歴史的課題であり,今後は,行政立の施設もこれを分担すべきであろう。地域史概念の中に,より積極的に在日朝鮮人の生活史,彼ら,彼女らが果たしてきた歴史的かつ社会的役割について組み入れる必要があり,史実の掘り起こしや継承という点も含めて,公立博物館の展示にも反映させなければならない。博物館の歴史展示が,彼ら,彼女らを一方的に「異文化」として位置づけ,囲い込むのではなく,差別・抑圧の歴史を認識し,それを乗り越えていくためにも,産業・文化などで果たしてきた役割をより積極的に明らかにし,関連資料の収集・保存・公開を図っていくことが重要である。在日朝鮮人は文化的側面だけで記憶され,表象されることも多いが,差別や抑圧,人権問題を踏まえた展示や継続する植民地主義的な状況を伝えていくことも大切である。二つの博物館の展示表象は,そのことの大切さを端的に物語っている。
著者
田原 英一 後藤 雄輔 吉永 亮 井上 博喜 矢野 博美
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.71, no.2, pp.94-101, 2020

<p>四物湯を含む処方が奏功した6例を経験した。症例1は13歳男性で起床困難であったが,集中力低下を目標に治療したところ,通学も可能になった。症例2は18歳女性で,起床困難だったが,同じく通学が可能になった。症例3は10歳女性で,治療により部分的に通学可能となった。症例4は42歳男性で,社交不安に対して四物湯を追加したところ改善した。症例5は多愁訴であったが,四物湯を含む処方で症状が軽減した。症例6は56歳女性で同じく多愁訴であったが,四物湯を含む処方で症状が軽減した。いずれの症例もうつ,不安が明らかであり,4例でコルチゾールの低下を認め治療により回復した。四物湯は血虚を治療することで集中力,判断力を回復し精神症状を改善すると考えられる。</p>