著者
寺下 隆夫 小田 耕平 河野 又四 村尾 沢夫
出版者
公益社団法人日本生物工学会
雑誌
醗酵工学会誌 : hakkokogaku kaishi (ISSN:03856151)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.55-57, 1981-01-25

To confirm the promoting effect on fruit-body formation of basidiomycetes of Streptomyces-pepsin inhibitor (S-PI), a production-scale test was carried out with Pleurotus ostreatus. The best addition-time and concentration of S-PI were at temeprature-shift down and 2.5μg/ml, respectively, which agreed with those obtained in the laboratory. Under these conditions, high quality mushrooms were obtained consistently with 2.6-fold higher yield than in the control (control yield 50.7g/bottle ; yield with 2.5 μm/ml of S-PI, 131g/bottle). Furthermore, this promoting effect of S-PI was constant throughout all seasons.
著者
倉光 晃子 趙 慶恩 園山 繁樹
出版者
障害科学学会
雑誌
障害科学研究 (ISSN:18815812)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.159-171, 2008-03-25
被引用文献数
1

本研究は、無発語の広汎性発達障害児1名に対して、PECS(写真カード交換式コミュニケーションシステム)訓練を行い、機能的なコミュニケーション行動の形成と拡大への効果について検討した。生態学的アセスメントによって、家庭での対象児が要求行動を生起しやすい状況を把握し、訓練場面を設定した。PECS訓練は、対象児の家庭において母親が訓練者となって実施された。訓練手続きについては、写真カードと文シートを用いた要求行動を課題分析して、各段階の行動が着実に形成されるように配慮した。対象児は、比較的短期間でカードを用いて欲しいものを要求する行動を獲得した。また、家庭における非訓練場面においてもPECSを利用した要求行動の般化や、訓練者でない父親に対するPECSを利用した要求行動の生起が確認された。今後の課題として、家庭場面や食事の文脈以外の状況において、PECSを利用した要求行動の般化を検証する必要性が示唆された。
著者
横澤 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.87, no.5, pp.433-439, 2004-05-01
被引用文献数
4

情報技術の進展により,社会の仕組みや経済活動も次第に変曲点を迎えつつあることが明らかになっている.国の政策や企業活動の場では「ユビキタスネットワーク社会」とも呼ばれる,新しい社会パラダイムは,有線系のネットワークインフラよりもむしろ,無線通信技術を中心としたコミュニケーション技術(以下,ユビキタスコミュニケーション技術)により支えられるものである.Always Best Connected (いつでも最良の状態でネットワークに接続されている)を担保するとともに,情報技術が生活のスタイルや,ビジネスのスタイル,そして働き方のスタイルを変化させるためには,無線通信技術の持つ柔軟で身近な部分からのネットワーク化を可能とする性質が,今後も重要な役割を持つことになるだろう.無線通信技術の進展に伴って,近い将来,人々のライフスタイル,ワークスタイル,そして企業のビジネススタイルはことごとくITインフラをベースとするものに変ってゆくと思われる.いつでも,どこでも,だれでも,何でもがつながる環境により,情報のあり方そのものも大きく変りつつある.この過程は,次の三つのステップで進行するだろう.(1)今後数年で,ITを使うことのできる人の数,場面の数の増え方が最大となると考えられる.IT利用に一定の「数」が必要なビジネスモデルが,次々に現実化してくるだろう.(2)RFIDやセンサと,それらを制御するソフトウェアやネットワークの働きにより,ネットワーク仮想空間が現実世界と協働するようになる.(3)人間の知的活動を高め,企業全体の知的活動をサポートする技術が台頭する.今後ユビキタスコミュニケーションの研究開発については,自律性,完全性,社会性を重視した新しい発想に向かうと考えられる.

1 0 0 0 OA 藤村の初恋

著者
藤澤 道郎
出版者
桃山学院大学
雑誌
桃山学院大学人文科学研究 (ISSN:02862700)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.107-123, 1990-01-30
著者
松下 千吉
出版者
聖トマス大学
雑誌
サピエンチア : 英知大学論叢 (ISSN:02862204)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.1-25, 2003-02-28

イギリス19世紀の詩人ジョン・クレアが,幼少時の初恋と失恋,その初恋の楽園であり生活の場であった田園自然の「囲い込み」による喪失,という二重の喪失の苦しみを越えて,その彼岸にある霊的な「原初の愛」の楽園を希求する過程を考察したもの。
著者
佐々木 幸康
出版者
公益社団法人日本航海学会
雑誌
日本航海学会誌 (ISSN:04666607)
巻号頁・発行日
no.23, pp.95-100, 1960-12-25

It has been said that handling techniques of ship facing to the cases chiefly depended upon only manueuver's experiences and immediate intuitions, however, experiences referring to handling characteristics of our own ship would be more available. HAYABUSA MARU was No.5 HUKURYU MARU, which had been engaged in tuna longline fishing before converted to the training boat of the Tokyo University of Fisheries, at that time we had not any details concerning to these problems, so we carried out the experiments in December 1959 off Tokyo for the purpose of ascertaining the particulars. Consequently we got some knowledgements, that are presented below.
著者
川名 禎
出版者
弘前大学
雑誌
弘前大学國史研究 (ISSN:02874318)
巻号頁・発行日
vol.120, pp.60-63, 2006-03
著者
小倉 明夫 東田 満治 山崎 勝 井上 博志
出版者
公益社団法人日本放射線技術学会
雑誌
日本放射線技術學會雜誌 (ISSN:03694305)
巻号頁・発行日
vol.54, no.6, pp.778-783, 1998-06-20
被引用文献数
10

To calculate the contrast-to-noise ratio (CNR) on magnetic resonance images, an equation selected to match each study is commonly used. The CNR values calculated using these equations may have their own characteristics. Therefore, the characteristics of four commonly calculated CNRs were evaluated in comparison with signal detectability. For the calculation of CNR, a phantom with five different solutions of CuSO_4 was imaged using various scan sequences with different TR and NEX. These images, which had different levels of noise and contrast, were measured for averaged signal intensity and standard deviation of noise in the same ROIs (regions of interest). To define signal detectability, Burger's phantom soaked in the CuSO_4 solution was imaged with the same pulse sequences used to evaluate CNR. Burger's phantom images were evaluated by five observers with a 50% confidence level. The characteristics of each CNR valuewere evaluated by correlating them with signal detectability. The results showed that some calculated CNRs indicated the noise element, but contrast element. From the point of view of signal detectability, the equation using the average of local variance and global variance with respect to coarse pixels was superior to others.
著者
ヴィスーティヴィセット ワサカ 門林 雄基 山口 英
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.85, no.8, pp.1215-1226, 2002-08-01
被引用文献数
1

IPマルチキャストは,大人数グループに同一データを効率良く配送するための機構として提案された.しかし,IPマルチキャストはグループの増加に伴いルータ負荷が大きくなるため,少人数グループが多数存在する通信に適していない.本論文では,少人数グループ通信を対象とした新しいマルチキャスト経路制御プロトコルSender Initiated Multicast(SIM)を提案する.SIMでは,受信者アドレスリストをパケットに添付し,ユニキャスト経路情報に基づくパケット転送を行う.また,SIMはルータ上にSIM Forwarding Information Base(FIB)として転送情報を保持するPresetモードを備えているため,全パケットにアドレスリストを添付する必要がない.Presetモードでは,送信者アドレスとグループのマルチキャストアドレスの組を転送情報検索のハッシュキーとして利用することで,効率の良い経路表検索を実現している.また,自動的に分岐点ルータ間を結ぶSIMトンネル機構により,転送情報の保持と全受信者に対する経路表検索を行うルータ数を減らし,パケット転送処理の高速化を図っている.本論文では,これらの機構をもつSIMは少人数グループが多数存在する通信において有効であることを示す.
著者
中村 和雄
出版者
沖縄大学
雑誌
地域研究 (ISSN:18812082)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.3-8, 2005-06-30

毎年、沖縄大学構内のホルトノキに集まって鳴くクマゼミの鳴き声の騒音レベルを知るため、大学構内の3箇所のホルトノキに集まるクマゼミのそれぞれに標識再捕法を適用した。 その結果、Bailey法によって推定された雄個体数は、7月上旬から増加し始めて、中旬にピークに達した後、減少して、8月上旬には終息した。鳴き声のレベルの季節変動は、クマゼミが集まる3箇所のうち2箇所でほぼ雄個体数の変動に近似したが、1箇所では雄がほとんど終息したはずの8月上〜中旬でも相当高いレベルが見られた。この違いは、個体数の推定は12-15時に行ったのに、鳴き声のレベルの測定は7-10時に行ったことに起因すると考えられる。すなわち、クマゼミの雄は朝と昼で集まる場所を変更している可能性が考えられる。 音源から距離を変えてレベルの変化を測定した結果、7m離れると音源の約半分のレベルに減少し、27mでは0になった。 以上のことから、沖縄大学構内に集まるクマゼミの鳴き声は、7月中の午前中は騒音レベルが高いが、20m以遠ではほとんど問題にならないことが予想される。今後、学生や周辺の住民がクマゼミの鳴き声をどの程度、騒音として感じているかを知る必要がある。