1 0 0 0 日本語原学

著者
林甕臣 著
出版者
建設社
巻号頁・発行日
1932
著者
岡田 明彦
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.93, no.6, pp.407-413, 1998-06-15 (Released:2011-09-20)
参考文献数
18
被引用文献数
1

ここ数年, 日本でも小規模醸造所のビール醸造が増加しているが, 醸造技術者を悩ませているものの一つに微生物汚染がある。微生物汚染は品質に直接影響を及ぼすため, 微生物管理の技術は非常に重要である。そこで, 小規模醸造所において役立つ技術を, 微生物管理に詳しい筆者に解説していただいた。現在ビール醸造に携わっている技術者のみならず, これからビール醸造に携わろうとする方々にとっても, 十分参考になると思われる。

1 0 0 0 OA 物産寶庫

著者
田中芳男 編纂
出版者
小森頼信
巻号頁・発行日
vol.卷1-3, 1874

田中芳男(1838-1916)の動植物小論集で、明治3年(1870)に起筆した3冊を同7年に、当時博物局で田中の下にいた小森頼信が写したもの。田中はその後も本書を書き続け、計32冊が東京大学総合図書館に所蔵されているが、その初期の姿を伝える資料。幕末から明治初年の状況や、田中がどのような洋書・漢書を利用したかもわかる。たとえば、冊1の【9】「ムカシヨモギ」(【 】は項目番号)は、この植物が慶応4年(1868)頃から東京で雑草化しはじめ、明治3年には東京の各地に拡がるとの記述、【21】「生物総論」は幕末に開成所が刊行した『中外襍誌』(「襍」は「雑」の異体字で、清国上海発行の雑誌の翻刻)連載の動物学小論の転写で、日本の動物学用語の多くがこの小論に由来することがわかる。冊2は全冊が水草・海藻に充てられ、フラスモやシャジクモの名の由来も記す。冊3には、【44】「知母蘭」:イトランの来歴、【45】「天竺牡丹」:ダリアの来歴、【55】「マルモット考」:通称モルモットを田中が「天竺鼠」と命名した経緯、【66】「サボテン考」:幕末までに渡来したサボテン類の一覧、などがある。(磯野直秀)
著者
里宇 文生 大野 祐介 岩下 航大 梅澤 慎吾 臼井 二美男
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.406-409, 2018-05-18 (Released:2018-06-14)
参考文献数
8

近年,下肢切断者が義足歩行を達成して日常生活へ復帰した後に,パラスポーツに参加する機会が増えている.下肢切断者のパラスポーツへの参加は,身体的効果,精神的効果が報告されており,医学的に有用である.下肢切断者が行うスポーツとしては,ウォーキングや登山,卓球,釣り,ゴルフ,自転車競技などの生活用義足を用いて行うスポーツに加え,専用の競技用義足を用いることで,陸上競技,バドミントン,テニス,スキー,スノーボード,サーフィン,スキューバダイビングなど,多くのパラスポーツを行うことが可能である.パラスポーツへの参加に関しては,費用や参加機会の点で課題が存在するが,医療者からの適切な情報提供が重要である.
著者
山永 成美 江川 裕人 蛭子 洋介 大澤 良介 小野 稔 剣持 敬 十川 博 名取 洋一郎 日比 泰造 矢野 晴美 芳川 豊史 吉川 美喜子 吉田 一成 湯沢 賢治
出版者
一般社団法人 日本移植学会
雑誌
移植 (ISSN:05787947)
巻号頁・発行日
vol.55, no.Supplement, pp.194_1, 2020 (Released:2021-09-18)

2019年末からの中国武漢での報告後、瞬く間に世界中に拡散した新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)は、現在も収束することなく、2020年8月31日時点で全世界で2500万人以上が感染していると報告されている。COVID-19は、移植医療の在り方に大きな影響をもたらし、世界中の多くの移植施設で、生命に関わる臓器の移植を除き、生体移植を中心とした待機可能な移植は一時停止を余儀なくされた。ドナーからの伝播の可能性、院内感染の可能性、移植患者への感染対応など、様々な状況を想定し、院内のコンセンサスを得ることで、現状では多くの施設が移植医療の提供を再開した。しかし、安心安全な移植医療を提供するためには、COVID-19以前とは異なる、新しい移植医療の様式を実践していく必要がある。また、移植患者は免疫抑制剤を服用しており、ウイルス感染症に脆弱である一方、COVID-19は、感染後期での免疫抑制剤使用による重症化抑制も知られている。相反する病態を理解し、免疫抑制剤調整を含めた移植患者の管理を適切に行うことも重要である。これまでに得られたCOVID-19と移植医療に関する文献的報告をレビューし、新しい移植医療の様式について提言したい。

1 0 0 0 OA 浄土宗全書

著者
浄土宗典刊行会 編
出版者
浄土宗典刊行会
巻号頁・発行日
vol.第5巻, 1934
著者
神道文化會 [編]
出版者
神道文化会
巻号頁・発行日
2018

1 0 0 0 柔道

著者
講道館
出版者
講道館
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, 1955-01
出版者
東京創元社
巻号頁・発行日
vol.第3, 1961
著者
櫻井 学 宮脇 卓也 一戸 達也
出版者
朝日大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

鎮静薬,麻酔薬の鎮静・催眠作用はGABA受容体を介したものと考えられているが,鎮静薬,麻酔薬には中枢でのアデノシンを増加させる作用もある.本研究では,アデノシンによる神経伝達物質調整作用の健忘効果に与える影響を評価した.鎮静深度が浅い状態にアデノシンの前駆物質であるアデノシン三リン酸を投与すると鎮静作用とともに健忘効果が増強された.また,深鎮静時にアデノシン受容体の拮抗薬であるアミノフィリンを投与すると,鎮静効果とともに健忘効果も拮抗された.このことから,アデノシン受容体の刺激は鎮静効果の増強とともに健忘効果を増強し,アデノシン受容体の拮抗は鎮静効果と健忘効果を拮抗することが示された.