2 0 0 0 OA 絵入浄瑠璃史

著者
水谷弓彦 著
出版者
水谷文庫
巻号頁・発行日
vol.中, 1916
著者
加藤 明
出版者
日本信頼性学会
雑誌
日本信頼性学会誌 : 信頼性 (ISSN:09192697)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.172-177, 2012-03-01

宇宙活動において,「宇宙のごみ」(以下「デブリ」)の発生を防止する取り組みは,国連や国際標準化機構が推奨するガイドラインや規格類,並びに宇宙先進国政府あるいは公的機関が発行する標準書等にて進められており,各国の関係者それぞれが可及的速やかに実行に移す必要がある.しかし,単なるデブリ発生防止策を続けてもここ数年間の増加傾向が今後も継続すれば,宇宙活動を持続することはいずれはかなり困難となるほどである.このような悪化した軌道環境では,デブリ発生防止の取り組みだけでは不足であり,デブリの被害に対して積極的に信頼性と安全性を確保する必要がある.衛星・ロケットの品質を運用終了まで維持する信頼性,運用終了時点での廃棄処置を行うことの信頼性は,デブリ衝突による故障発生確率を含めて保証されるべきである.本稿では更に処分した衛星・ロケットが地上に落下する際の対人安全性にも言及する.なお,本稿は筆者の調査の結果得られた個人的見解を示すものであり,組織としての見解を示すものではない.
出版者
講談社
巻号頁・発行日
vol.10(7), no.495, 1972-02
著者
金城 一雄
出版者
沖縄大学
雑誌
沖縄大学紀要 (ISSN:03884198)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.131-149, 1996-03-01
著者
三浦 英俊
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
日本オペレーションズ・リサーチ学会和文論文誌 (ISSN:04534514)
巻号頁・発行日
vol.49, pp.89-105, 2006-12
被引用文献数
1

本研究は,都市間の最短旅行時間に基づく利用者予測人数を指標として,我が国の主要4島(北海道,本州,四国,九州)内の移動に対して新しい空港の立地の効果を予測する.はじめに沖縄を除く46都道府県の県庁所在地最寄駅を都道府県の代表点として,全ての代表地点間の待ち時間を含む最短旅行時間データをソフトウェア「駅すぱあと」を用いて計測する.次に,島嶼地域を除く全国市+東京都特別区代表点を出発・到着ノードとする交通ネットワークモデルを作成する.モデルはノードとして空港,新幹線駅を加えて,リンクは航空路,新幹線,在来線によって構成される.交通ネットワークモデル作成の目的は対象地域の待ち時間を含む最短旅行時間をシミュレートすることにある.このモデルに"もらいうけ"システムと名付けた航空便設定方法を用いて新空港および航空便を追加し,利用者数を見積もる.既存空港間の航空便利用者数をもとに,300kmを超える地域間旅行者数が人口の積におおよそ比例することを利用して新空港の利用者数の推定を行う.さらに1便あたりの平均乗客数から立地候補点の評価を試みる.
著者
武田 悠暉 山本 修平 西出 亮 高田 秀志
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.249-250, 2016-03-10

近年,携帯端末の普及によりゼミや会議など1つの場所に集まって多くの端末間でコンテンツを共有するような場面が増加している.このような場面において,ファイルサーバやクラウドストレージを用いる共有方法ではアクセスポイントにアクセスが集中して通信速度が低下する可能性がある.また,USBメモリや1対1の端末間共有を用いる方法では,共有のための操作を複数回行う必要がある.そこで,本研究では多くの端末間でコンテンツの共有を可能にするようなネットワークを,iOS端末を対象に,Multipeer Connectivityフレームワークの持つ様々な制約を考慮した上で実現する.
著者
長張 愉美 高橋 秀理 小林 峰子 小林 雅人 正田 聡 豊田 利男 白石 史典 平塚 卓 平塚 秀雄
出版者
JAPAN SOCIETY OF NINGEN DOCK
雑誌
健康医学 : 日本人間ドック学会誌 (ISSN:09140328)
巻号頁・発行日
vol.13, no.3, pp.294-297, 1998-11-30
参考文献数
2

ドックに大腸検診を導入するに当たり,最も障害になるのは,その前処置となるポリエチレングリコール:ニフレック(以下PEG)の内服である。PEGの負担を減らす方法は,(1) 男性に対しては,抹茶味PEGを主軸に当日大量嵐内服(2) 女性に対しては,年齢,嗜好に合わせて,抹茶味PEGを主軸に複数のフレーバーを使用し,前日の食事制限などを含あ,こまやかな配慮が望まれる。
著者
菅野 薫 伊東 明俊
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp."3A1-X01(1)"-"3A1-X01(4)", 2014-05-24

We have been developing motor-tendon-joint series connection type biomimetic soft actuators to make robots act jumping, running and dancing like animals. We developed an artificial silicone rubber tendon structure for the robot to mimic animal's muscular-skeletal structure. In the previous paper, we added an auxiliary motor to the one-axis jumping actuator to suppress the vibration at a fixed angle control. The vibration can be reduced by nipping between the main motor and the auxiliary motor. The experimental results of this actuator, however, showed that this structure had structural defects that the nipping force was restricted by the torque of the smaller motor at a fixed angle control stage, and the jumping force was also restricted by the movement of the slower motor. As a result, the jumping height of this actuator was decreased. In this paper, we newly developed an actuator mounted with the same twin motor to solve this problem. We used twin 200W DC coreless motors for the new actuator. The experimental results showed that we have succeeded in improving the simple jumping height up to 260 mm. It was, however, not possible to show the effectiveness of the tendon structure by bending and stretching jumping experiment. We are now creating a simulator of this actuator to investigate how to effectively utilize the tendon structure.
著者
Kelly James P. 小林 収
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1047, pp.66-69, 2000-06-26

問 UPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)は米国における物流のトップ企業で、宅配便の「本家」です。ただ、3兆円近い売上高にもかかわらず、株式は非公開でしたね。 答 当社は創業から1999年10月まで92年もの間、非公開企業でした。何年も公開すべきかどうか検討は重ねてきましたが、その必要がなかったのです。
著者
足立 和隆 大槻 文夫 服部 昌男
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.97, no.3, pp.393-405, 1989
被引用文献数
1 2

著者らは,頭蓋の投影輪郭をフーリエ解析することによって,日本人頭蓋形態の時代差を検討してきた。頭蓋の対象となる投影輪郭は,正面観(<i>Norma frontalis</i>),後面観(<i>Norma occipitalis</i>),側面観(<i>Norma lateralis</i>),上面観(<i>Norms verticalis</i>),底面観(<i>Norma basilaris</i>)の5通りである。これらの輪郭を得るためには,古典的な方法として Dioptro-graph を利用することが考えられるが,この方法は手間と時間が非常にかかる。一方,高山は,35mm カメラで焦点距離800mm以上の超望遠レンズを用いれば,写真計測によっても高い精度で頭骨の輪郭が得られることを示した (高山,1980)。著者らも基本的にはこの方法にしたがって頭骨の撮影を行なったが,当初,頭骨を上記の5通りの位置に正確に固定するためにかなりの労力と時間を要した。そこで,本報告に紹介するような,回転式頭骨固定台(Rota-craniophor I)を製作し,利用したところ,ひとつの頭骨において上記5通りの撮影を行なうのに要する時間をかなり短縮することがでぎた。この固定台は回転可能な円盤の上に左右の耳孔を支えるための支柱[aural supPorting unit]が各1本,そして頭骨が水平の場合に眼窩下縁を支えるための支柱[<i>Orbitale</i> pointing unit (1)]が1本,さらに頭骨が垂直の場合に眼窩下縁を支える部品[<i>Orbitale</i> pointing unit (II)]が立った構造をしている。これらの支柱はレールの上を垂直な状態でスライドさせ,任意の位置で固定できるようになっている。耳孔にさしこむ支持棒(aural supPorting rod)および眼窩指示棒(<i>Orbitale</i> pointer)の高さも任意にかえられるが,一般的な頭骨を固定する場合,耳眼水平面が円盤の上,約17cmの位置にくるようにこられを固定するとよい。写真撮影にあたっては,頭骨固定台の円盤の回転軸と左右の耳孔にさしこむ支持棒(aural supporting rod)の中心軸との交点を撮影レンズの光軸が通るように両機材を設置する。頭骨の固定の際にはまず頭骨をカメラのほうに向け,耳孔を支える支柱を左右にスライドさせてナジオンが両画面中央にくるようにする。ここでは,正中矢状面をナジオンを通り,左右の耳孔にさしこむ支持棒の中心軸に垂直な平面と定義する。<i>Orbitale</i> pointing unit (I)で頭骨を水平に固定したら,円盤を回転させることによって,正面観,側面観,後面観の撮影を行な5。円盤は久リックによって90°。ごとに正確に固定される。次に <i>Orbitale</i> pointing unit (1)をはずし,頭骨を前に回転させて眼窩下縁を <i>Orbitale</i> pointing unit (II)で支える。この状態で上面観,そして円盤を180°回転させて底面観の撮影を行なう。撮影された頭骨は,ポリエチレンコートされた寸法精度の高い印面紙に正確に原寸大に焼き付けられ,これらの画像中から頭蓋の輪郭の座標を,ディジタイザーを利用してオソライソでパーソナルコソピュータに入力した。
著者
Ali Ferdowsi
出版者
日本貿易振興機構アジア経済研究所
雑誌
中東レビュー (ISSN:21884595)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.33-48, 2016-03

2014年6月のイスラーム国(以下ISIS)のメディアへの華々しい登場以降、米国政治を規定する主要な要因の1つとして「恐怖心」がかつてない程の重要性を帯びてきている。本稿では政治心理学的な分析手法を援用しつつ、ISISが何よりも「テロ攻撃集団」としていかに「恐怖心」を醸成するための洗練された戦略を実践しているか、またそれが統計的には圧倒的に中東現地のムスリム一般住民を標的にしており、本来的にS.ハンティントン的な「西欧文明に敵対するイスラーム」という問題を内包していないにもかかわらず、米国エスタブリッシュメントによる他者への「恐怖心」によって如何に本質が曲解されて「ムスリム排斥」のような情緒的な政治主張に向かわせているかの契機を分析する。筆者は論稿中でマキャベリから以降最近に至るまでの政治学関係の議論を渉猟しつつ、「恐怖心」をめぐる問題が「テロル」との関係においていかに扱われてきたかを再検討し、西欧のメディアにおける「テロ集団」としてのISISの登場が政治学的な観点から提起している問題の新しさと古さを跡付けようとする。同時に現在の米国社会を覆っているイスラモフォビアの情緒的反応についてもその淵源が古くかつ政治的に根深い問題から発していることを指摘している。本論稿の分析は直接的にはISISによって政治的な雰囲気が大きく変容するなかで大統領選挙の年を迎えている米国の国内政治を扱うものであるが、ここでの議論は「アラブの春」以降のシリア危機に発する難民問題に直面している欧州(EU)や、2015年11月のパリのテロ多発事件以降緊迫した雰囲気に覆われているフランスの政治状況にも通底しており、その意味では偶々2014年にISIS によって惹起されたとはいえそれ自体が自律的な展開の契機を内包する現代社会の政治的な抑圧的システムのグローバルな拡大と拡散に警鐘を鳴らそうとするものである。