著者
鴇田 文三郎 細野 明義 石田 哲夫 高橋 富士雄 大谷 元
出版者
信州大学農学部
雑誌
信州大学農学部紀要 (ISSN:05830621)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.117-127, 1980-12 (Released:2011-03-05)

ネパールは国土は狭いが数多くの部族を擁した国家である。この部族の多彩さは食物と食餌習慣に大きな多様性をもたらし,乳や乳製品の利用と製造法にも際立った特徴が認められ,素朴さの中に豊かな独創性を窺うことが出来る。一般的に言って,ネパールの乳製品は長い歴史を有し,多彩な乳製品は発酵型と非発酵型に大別される。代表的な発酵型乳製品として,それぞれヨーグルト,バター油,チーズの一種であるダヒ(dahi),ギー(ghee),チュルピー(churpi)が挙げられ,また代表的な非発酵型乳製品として乳を濃縮固化したコア(khoa)が挙げられる。本報はネパールにおけるそれら代表的な乳製品の製造法について筆者らがネパールの各地で調査し,得られた知見をもとにまとめたものである。
著者
野崎 優樹
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.179-192, 2012-03-30 (Released:2012-05-22)
参考文献数
25
被引用文献数
4 4

本研究は,レジリエンス及びストレス経験からの成長と情動知能の関連の検証を自己領域と他者領域の区別を軸として行った。大学生245名(男性104名,女性141名)を分析対象とした。対象者は,情動知能,ストレス経験からの成長,レジリエンスの各尺度から構成される質問紙に回答した。情動知能に性差が認められたため,男女別の多母集団の同時分析を行った結果,男性では,最もストレスが大きかった経験に対して他者領域のレジリエンスを活かすことが,他者の受容という成長を通じて,情動知能の他者領域を高める影響を与えることが示された。他方,女性では,自己領域のレジリエンスを活かすことが,自己への信頼という成長を通じて,情動知能の自己領域と他者領域の両方を高める影響を与えることが示された。以上の結果に基づき,性差が生じた背景及び,環境要因と情動知能との関連について議論を行った。
著者
野崎 優樹 子安 増生
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
pp.86.14207, (Released:2015-05-28)
参考文献数
50
被引用文献数
2 8

Emotional competence refers to individual differences in the ability to appropriately identify, understand, express, regulate, and utilize one’s own emotions and those of others. This study developed a Japanese version of a short form of the Profile of Emotional Competence, a measure that allows the comprehensive assessment of intra- and interpersonal emotional competence with shorter items, and investigated its reliability and validity. In Study 1, we selected items for a short version and compared it with the full scale in terms of scores, internal consistency, and validity. In Study 2, we examined the short form’s test-retest reliability. Results supported the original two-factor model and the measure had adequate reliability and validity. We discuss the construct validity and practical applicability of the short form of the Profile of Emotional Competence.
著者
ゴルドン イサベラ
出版者
日本甲殻類学会
雑誌
甲殻類の研究 (ISSN:02873478)
巻号頁・発行日
no.4, pp.133-137, 1971-07

今度出版されたこのすばらしい本は,シーボルトの古典「Fauna Japonica」5巻のいずれかを利用する機会のあるすべての動物学者にとって,興味深いものである。シーボルトに関する既にあった情報に加えて,著者達は,ヨーロッパと日本の様々な教育の古い記録の未発表の資料に接する機会を持ったのである。歴史的,伝記的事実の他に,「Fauna Japonica」各巻の色々な分冊の出版の日付に関する有用なデータをすべて含んでいる。甲殻類学者には,この本は,デ・ハーンによる原典(1833〜1850)と共に,甲殻類の原典の姉妹編又は補遺として,特に観迎されるであろう。甲殻類分類学の二人の権威によって,デ・ハーンの多くの新属,新種のそれを含んで,すべての学名が改訂され,今日まで提出されてきた。さらに,約140年後,日本の有名な画家川原慶賀によって,シーボルトとビユルゲルの為に準備され,もともと「Fauna Japonica」のためのさし絵として描かれた甲殻類と剣尾類の得も言われぬほどの精巧な絵を再生することも今では可能になった。初めて,ヨーロッパ人が日本の海岸に着いてから約一世紀後,日本は諸外国との接触を一切断つことを決めた。ただし,厳しい監視の下で,オランダだけはその小さな貿易地を残すことを許された。平戸に1609年に設立されたこの商館は,1641年長崎港の人工島出島に移された。遠い江戸(今の東京)幕府への定期訪問の間だけ,商館のオランダ人は国内を見ることができた。しかし,この時代でさえ,日本の医者は西欧医学を学ぶことに熱心で,諸科学,特に植物学に興味を持つものが多かった。このようにして,出島の医者は日本人と何らかの職業上の接触を持つことができ,時々,植物を集めることも許された。オランダの権威は,従って彼等の奉仕に対し,自然科学に幅広い興味をもつ医者を可能な限り,ひきつけようと努めた。1820年はライデン自然科学博物館が設立された年であったが,これに先立って,こういった医者二人が,二人のヨーロッパ人,即ち,1690年から1692年まで日本に居たE.Kaempferと1775年から1776年まで勤務していたC.P.Thunbergの日本の動物相の知識にかなりの貢献をしたのである。ケンペルとツンベリーに関する生物学上の情報と,彼等の各々の貢献の評価は第一章に書かれている。しかし,最も著しい貢献は,最初の訪日が6年間に及んだ(1823〜1829)Ph.F.Von Sieboldと彼の助手であり後継者であるH.Burgerによって行なわれた。ビュルゲルは医者ではなかったが科学の養成を受けており,優れた収集家になった人である。シーボルトとビュルゲルに関する生物学上の記事は,シーボルトと親交のあった日本の生物学老たちに関する記事とともに,第2章に記載されている。そして,日本の動物学史への彼等の貢献の評価は,第3章に書かれている。次の2章の内容は,「Fauna Japonica」に捧げられたものであるが,この評論の第一パラグラフにすでに述べた。第5章(シーボルトの「Fauna Japonica」における甲殻類の学名の改訂)では,第1部(pp.80〜98)と第2部(pp.271〜298)の間に,いくつかの食い違いがある。例えば,p.57 Ocypoda(Helice) tridens, De Haan-p.280のHelice tridens tridens De Haanがp.85では省かれている。p.83亜属Othonia, Bell-P.284のPitho Bellがp.88では省略されている。p.31亜属Philyta-p.275のPhilyra Leachは"Philyra"と読めるがp.81から省略されている。ついでに言うと,第2部には第1部以上に脚註がある。(つまり,p.273〜274には属,Galene, Curtonotus, Dotoの脚註があるが,p.81にはない。)最後の章は,画家川原慶賀と海の生物,主に魚類や甲殻類の原画の歴史を扱っているが,これらの絵はビュルゲルによって1831年ライデンに送られた。甲殻類と剣尾類の絵はカラーで上手に再現されており,それらが代表している種の説明はp.106〜132とp.304〜323(日本語)に記されている。ビュルゲルは,この絵のうち25に説明をつけ,日本語の俗名の音声的転写が後に続く暫定的な属名をつねにつけた。川原慶賀は二種類の文字の組み合わせ,つまり,仮名と漢字で日本語名をつけ加えた。原画にいくつかの面白い註が,日本のカニの分野での第一人者,酒井博士によって加えられた。そして,図版26に描かれたカニの細部がSesarma(Sesarme) intermedia(De Haan)に一致するのに彩色がSesarma(Holometopus) dehaani H. Milne Edwardeのものである(p.129)ということを酒井博士が見つけている。学名のいくつかの誤字や印刷者のまちがいが沢山あるが,これらは,甲殻類学者には明らかに分るであろう。読者は英文体のちがいを区別できるであろうが,種々の分野の原著者の指示が,内容の委員会で与えられればよかったのではないだろうか。原典に列挙された日本の著者による著書が挿入されてないが,(つまり,p.47のK.Ito, T.Ito, p.99のイワサキヨシカズ,p.101のアレクサンダー・シーボルト)参照リストは,日本の動物学史に興味をもつ者にとって有益であるにちがいない。とびら絵として入れてある口絵(一枚はカラー)の頁は,この書の芸術的歴史的興味を非常に強めている。川原慶賀とジョセフ・シメラーによるシーボルトの青年時代の肖像画を長崎のナルタキ校と病院の敷地に彼を記念して建てられた銅像の写真と比較するとおもしろい。又,慶賀による出島の絵や,種々のオランダの使いが通った長崎から江戸への道順の地図なども含まれている。序文は,ライデン大学分類動物学の名誉教授H.ボシュマ博士,日本生物地理学会長の岡田弥一郎博士から寄せられたものである。本書は日本とオランダの長い交流にふさわしい記念であり,両著者は,非常に魅惑的な問題への学問的貢献に関し,祝されるべきである。
著者
丸山 和昭 MARUYAMA Kazuaki
出版者
名古屋大学高等研究教育センター
雑誌
名古屋高等教育研究 (ISSN:13482459)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.133-154, 2016-03 (Released:2016-04-01)

2015年9月、公認心理師法が成立した。国家資格化は心理職にとって長年の課題であったが、医療団体や、臨床心理士の養成大学院等、関係者の利害が複雑に錯綜する難題でもあった。臨床心理士の事例は、先行する高等教育研究でも、新興専門職による大学院教育拡大の試みとして注目されてきた。特に日本の専門職養成を取り巻く政治構造に着目した研究では、他職種との比較の下、臨床心理士資格を巡る利害対立と権力構造の特徴が考察されてきた。しかし、公認心理師法の成立に至る過去10 年間の利害調整の過程と、権力構造の変化については、手つかずの分析課題として残されている。本研究では、このような公認心理師法の形成・決定過程について、最大の当事者団体であった日本臨床心理士会の資料を中心に、政策過程論の枠組みから考察を行った。その結果、公認心理師法の成立を左右した権力構造の特徴として、 1)専門職内・専門職間における合意形成の重要性、 2)拒否権プレイヤーとしての先行専門職の影響力、3)民間資格の効果と限界、の三点が明らかになった。以上の知見は、将来的な資格・養成制度の構築を目指す他の新興専門職に対しても、示唆に富むものであると考える。This article describes the policy making process of the Certified Public Psychologists Act (CPPA) in Japan. CPPA passed national diet in September 2015. Studies of higher education have since seen an increase in demand for graduation programs in clinical psychology. Some studies have analyzed the political process and regime over certification for clinical psychologists. However, it remains on the research agenda to analyze the policy making process of CPPA and the changes to the regime over certified clinical psychologists in the past decade. In this research, I examined the policy making process of CPPA with resources published by the Japanese Society of Certified Clinical Psychologists. Consequently, this article explained characteristics of the CPPA regime in terms of three points of view. The first is the importance of the consensus-building efforts among professional groups. The second is the influence of an established profession as a vote player. The third is the efficacy and limitation of the previous certification by professional associations themselves. These findings are highly suggestive of other new occupations that seek future designs in terms of their educational curriculum and certification system.
著者
日比野 雄志
出版者
JAPAN TECHNICAL ASSOCIATION OF THE PULP AND PAPER INDUSTRY
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.12, pp.1375-1378, 2012-12-01

王子グループでは,1997年1月に環境憲章を制定し環境経営に取組んできた。<BR>今回は,特に地域住民との情報交流や社会貢献活動といった環境コミュニケーションに積極的に取り組んでいる都市型工場である,王子製紙春日井工場の取組み事例を紹介する。<BR>王子製紙春日井工場は,主力のコート紙をはじめ上質紙,中質紙,クラフト紙,ティッシュ,紙おむつ等を生産する総合紙パルプ工場である。名古屋市の北東部に位置する人口31万人の春日井市の中心に位置し,社宅地区を含めた敷地面積は約84万m<SUP>2</SUP>と,春日井市の全面積の約1%弱を占める。名古屋市近郊の発展とともに急速に都市化が進み,工場を取り巻く環境が大きく変わってきた。<BR>環境コミュニケーション活動は下記がある。<BR>1)地域住民との情報交流として,<BR>(1)製紙工場周辺地域連絡会(環境情報の説明)<BR>(2)庄内川中流部整備問題研究会(庄内川水系の改修計画や環境保全計画等の情報交換)<BR>(3)環境モニター会(地域住民の方へ依頼している環境モニターとの情報交換)<BR>(4)かすがい環境まちづくりパートナーシップ会議(市民,春日井市,企業が共同して環境の改善を図る組織)がある。<BR>2)地域社会活動として,<BR>(1)工場見学(周辺地区の学校,自治体等による工場見学)<BR>(2)王子バラ園(工場社宅地区のバラ園を開園し地区住民の方々のふれあいの場を提供)<BR>(3)少年野球大会開催(工場敷地内の野球場の提供,野球教室)<BR>(4)社宅地区における桜祭り,納涼祭り<BR>(5)庄内川・地蔵川清掃<BR>(6)使用済み割り箸のリサイクル活動<BR>(7)その他行政主催のイベントへの参加がある。<BR>王子グループではさらなる環境改善を目的に,2015年に向けた環境への取組み目標として新たに「環境行動目標2015」を掲げた。
著者
濱中 康治 志村 圭太 梅村 悟 永井 洋 伊藤 博子 中島 啓介 長崎 稔 木村 鷹介 中村 拓成 田中 尚喜 柏口 新二 岡田 知佐子 紙谷 武 石崎 一穂 片野 裕司
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.48101523-48101523, 2013

【はじめに、目的】成長期における野球肘においては、発育途上にある骨端骨軟骨の障害が多いことに特徴がある。なかでも離断性骨軟骨炎とも呼ばれる、上腕骨小頭骨軟骨障害(以下OCD)は進行すると治療に難渋するため早期発見が望まれる。OCDの早期発見を目的として、1981年から徳島県で実施されている野球肘検診をはじめ、全国各地で野球肘検診活動の取り組みが行われ、その活動は広まり始めている。その多くは、各地の野球教室や野球大会と合同で開催され、野球教室や大会の現場での検診が実施されているが、大規模な検診になると、より多くの機材やマンパワーが必要となるため、都市部での野球肘検診の実施には高いハードルがある。当院では、都市部における野球肘検診活動として、2010年より医療機関内における野球肘検診を実施している。OCD発症予防のための啓発活動と野球肘検診活動の更なる拡大を目的として、その取り組みの紹介とこれまでの検診結果を報告する。【検診方法】当院では1ヵ月に1度、平日の午後6時から、スポーツ健康医学実践センター内で野球肘検診を実施している。野球肘検診については、その目的と機能から保険外診療とし、1件の受診料は2500円に設定している。対象はOCDの好発年齢・保存的加療の適応年齢を考慮し、原則として10~12歳の小学生としている。理学療法士(以下PT)による理学所見評価、臨床検査技師による超音波画像検査(以下エコー検査)、医師による総合評価を実施する。 理学所見評価については、肘関節屈曲・伸展の他動運動時の疼痛と可動域制限の有無、内側上顆・腕橈関節・肘頭の圧痛、外反ストレステストでの疼痛、手関節屈筋群(上腕骨内側上顆に起始するもの)の筋委縮、橈骨頭の肥大、尺骨神経溝部での尺骨神経亜脱臼の有無を評価し、その他、肘関節以外にも利用者が疼痛を訴えた箇所に必要な所見を評価している。エコー検査では前方・後方から上腕骨小頭の不整像の有無とその程度を評価し、それらの結果から、医師による総合評価で二次検診の必要性を判断し、二次検診の必要ありと判断された利用者には、医師が紹介状を作成し、医療機関での精査を勧めている。【倫理的配慮、説明と同意】今回の報告におけるすべての調査は電子カルテを用いて後方視的に行っており、対象者に有害事象は生じなかった。また匿名性の保持と個人情報流出には十分留意した。【検診結果】2010年6月から2012年11月までに、延べ119名の利用があった。年齢は10.5±1.1才だった。理学所見評価での異常所見は肘関節の他動運動時痛3名(2.3%)、可動域制限39名(32.8%)、内側上顆の圧痛10名(8.4%)、肘頭の圧痛1名(0.8%)、腕橈関節部の圧痛0名(0%)、外反ストレステストでの内側部痛20名(16.8%)、手関節屈筋群の筋委縮2名(1.7%)、橈骨頭の肥大4名(3.4%)、尺骨神経溝部での尺骨神経亜脱臼3名(2.5%)に認められた。エコー検査での異常所見を認めたものが6名(5.0%)であった。医師の総合評価によって二次検診の必要ありと判断されたのは27名(22.7%)で、肘内側部障害の疑い18名、OCD疑い6名、上腕骨近位骨端線障害1名、体幹・下肢の骨軟骨障害疑い4名だった。二次検診の必要ありと判断された利用者27名のうち、当院でのフォローアップを実施したものは18名(66.7%)であった。【考察】OCD疑いと判断された6名のうち、3名が肘内側部に圧痛・外反ストレス痛を認めた。1名は肘関節の伸展制限のみを認めたが、2名についてはエコー所見以外、全ての所見で異常は認められなかった。一般的にOCDは投球時の肘外反ストレスによる肘外側部への圧迫・剪断力によって生じ、外側部に疼痛が出現するとされているが、当院の野球肘検診でOCDが発見された6名はいずれも肘外側部の理学所見は認めなかった。このことは早期のOCDは理学所見に乏しく、OCDの早期発見にはエコー検査が有用であることを示すものである。また、当院でフォローアップを実施したOCD疑い5名の中で、定期的な野球肘検診の必要性を示唆する1例を紹介する。初回の検診時(10歳10ヶ月時)にはエコー検査を含めた全ての所見で異常を認めなかったが、その7ヶ月後(11歳5ヶ月時)の検診で外反ストレステストでの内側部痛があり、エコー検査で初期のOCDが発見された。その後、投球動作を禁止することで約7ヶ月後に良好な骨化が確認され、競技復帰が可能となった。この経験から、当院では10歳前後のOCD好発年代には定期的な検診の必要性を啓発し、6ヶ月に1度の検診を勧めている。【理学療法学研究としての意義】医療機関における野球肘検診を紹介することで、野球肘検診を実施できていない地域にも野球肘検診を広め、PTがその活動に参加することにより、より多くの野球プレーヤーを障害から守ることが可能になる。