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出版者
潮書房光人社
巻号頁・発行日
vol.9(11), no.104, 1956-11
著者
山添 大丈 内海 章 米澤 朋子 安部 伸治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.94, no.6, pp.998-1006, 2011-06-01
被引用文献数
5

従来の視線推定手法のもつ制約を緩和した単眼カメラによる視線推定手法を提案する.これまでに多くの視線推定手法が提案されているが,キャリブレーションが必要,計測範囲が狭いなどの問題があり,その応用範囲はHCIにおける視線計測や視線を用いたインタフェースなどに限られてきた.提案手法では,虹彩と白目のアピアランスをもった三次元眼球モデルを用い,バンドル調整法のように複数フレームにおける観測画像とモデル投影画像の間の投影誤差が最小とすることにより,眼球モデルパラメータを推定する.従来の視線推定手法とは異なり,ユーザが決まった参照点を注視するといった特殊なキャリブレーション動作が必要ない.そのためユーザに視線推定を意識させることなく,自動的にキャリブレーション処理が完了できる.視線推定においても同様に,投影誤差を最小化することにより,視線方向を推定する.実験により,解像度QVGA(320×240)の画像で,約6度の推定精度が得られることを確認した.
著者
加藤 剛
出版者
京都大学東南アジア研究センター
雑誌
東南アジア研究 (ISSN:05638682)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.77-135, 1997-06

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
山家 秀信
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.75, no.4, pp.648-651, 2009 (Released:2009-10-09)
参考文献数
36
被引用文献数
1
著者
鈴木英四郎 (華僊人) 編
出版者
精華堂
巻号頁・発行日
1908
著者
杉山 暢彦 澤本 潤 杉野 栄二 瀬川 典久
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.11, pp.1-6, 2014-07-28

論文サーベイは研究活動において、動向調査や新規性の確認をするための非常に重要な過程の一つである。近年では、Google Scholar や Cinii などといった論文検索サービスによって簡単に論文を探して取得できるようになった。しかし、論文検索は目的に沿った論文を探すために、より深くページを辿り、多くのキーワードを使う必要がある。そのため論文検索は、少数の優良なページを探したら活動を終了できる通常の検索活動とは大きく異なる特徴を持つ。そこで、本研究では他者の検索結果を利用する事で論文検索活動を容易にするシステムを提案・実装した。本システムは論文検索機能に加えて、キーワードに関する論文グループを提示し、グループ内で利用されるキーワードを提示する機能を持つ。これにより、論文検索における手間の軽減を狙う。In research activities, paper survey is one of the process very important for checking the novelty trends and research. In recent years, it has become possible to find and fetch the paper simply by article search services such as Cinii and Google Scholar. However, in order to find the paper in line with the objective, it is necessary to follow a deeper page, use many keywords paper search. Search paper is characterized by very different from the normal course of search that can terminate the activity if you looking for a good few pages for that. Therefore, we propose and implement a system that facilitates the search paper activities by making use of the results of others in this study. In addition to the article search function, the system has the ability to present a paper on the keyword group presents a keyword that is used within the group. As a result, I aim to reduce the time and effort in the paper search.
著者
[黄堅 編]
出版者
明治書院
巻号頁・発行日
1931
著者
中村 緋紗子 青木 武信
出版者
文教大学
雑誌
文教大学国際学部紀要 (ISSN:09173072)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.83-92, 2009-01

地球環境の劣化阻止と改善の努力の中で、近年、広汎な市民参加を目指して、人々の間に根付いている伝統的な宗教的・倫理的価値を再解釈してアピールし、人々の態度の変化を導く方法の有用性が認識され始めている。このレポートでは、世界最大のムスリム(イスラーム教徒)人口を擁するインドネシアで、イスラームと環境問題がどう結びつけられ、ムスリム活動家が環境改善にどのように取り組んでいるか、現地調査に基づいた観察事例を報告する。中村はインドネシア最大のムスリム組織であるナフダトゥール・ウラマー(NU)とムハマディヤーの婦人部が、ともに、環境問題に真剣に取り組んでいる実態を報告する。とくに、注目される点は、両者ともに、社会教育や学校教育を通して、イスラームの世界観や価値観から見た環境問題へ取り組みを女性や児童に浸透させようとしている事実である。イスラームでは、人間は神の地上における「代理人」(カリファー)とされ、神の被造物である自然の保全に責任を持つとされる。NU女性組織のムスリマートは家庭の主婦用のガイドブックを作成し、全国で3万カ所以上の祈祷グループに配布している。そこでは、イスラームの教義から具体的な家庭ゴミの処理方法までが平易に説明されている。ムハマディヤーの婦人組織アイシヤーは1万カ所以上の教育施設─幼稚園から大学まで─で使われる環境教育の教科書を準備中である。幼稚園用の教科書では、童謡やお遊戯を通して、児童に環境保護と改善の動気付けが試みられている。数十万人におよぶムスリマートやアイシヤーの活動家が全国の草の根レベルで活動しているので、その影響は極めて大きい。青木は中部ジャワの農村と都市における環境改善の試みについて報告している。活火山ムラピ山麓のサワガン村では、婦人たちのグループが「アリサン」という伝統的な頼母子講とコーラン学習の活動を核にして、さらに環境の改善にも取り組んでおり、具体的には家庭ゴミの分別とリサイクルを実践している。さらに、近隣のプサントレン(イスラーム宗教塾)では,キャイ(塾長)の指導の元に、サントリ(塾生)たちがコーランやイスラーム学の学習に加えて、牛糞によるバイオガスの発生(塾生のための料理用に使われる)や有機肥料による農業に従事している。古都ジョクジャカルタ郊外の新開地ウンブルハルジョ地区の近隣組織における事例では、多様な宗教的文化的背景をもった住民の中で、ムスリム活動家たちが率先して、「緑の村」運動を積極的に進めている。具体的には、植樹、下水処理施設の建設、河川の浄化、家庭ゴミの分別処理、コンポストの利用、買い物カゴの利用(プラスチックのショッピングは使わない)などの活動である。この近隣組織の代表は2007年末、バリ島で行なわれたCOP13の国際会議に参加した。
著者
魏 小比
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2005-02-02

JPドメインのWEBサイトにも中国語ドキュメントが多く存在するが、あまり有効利用されていないのが現実である。中国語ページを抽出できれば、中国語を扱う人々に便利さをもたらすと共に、統計・語学・検索エンジンのデータベースなど様々な応用研究もできる。文字コードの多様化につれ、ファイルから言語を判別するのは、もはや文章の意味解析を切口にしなければならなくなった。この研究では、形態素解析ツール茶筌を使用し、早稲田大学(88,634 pages)と北京大学(25,421 pages)のWEBページを全面的に分析し、単語の品詞種類と一文字で区切られる形態素の割合から中国語文章の特徴を突き止め、JPドメインにある多国語の混在しているHTMLファイルから中国語で書かれたページを抽出する手法を考案し、実行する事に成功した。また、その延長である様々な応用の可能性についても述べている。
著者
海野 大
巻号頁・発行日
2012

筑波大学博士 (経営学) 学位論文・平成24年3月23日授与 (甲第5992号)
著者
三浦 哲司
雑誌
人間文化研究 (ISSN:13480308)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-18, 2014-07-31

わが国の大都市では現在、小学校区や中学校区において、地縁団体関係者とともに市民活動団体関係者が参加する地域住民協議会の設立が進んでいる。大阪市でも2012年度から、本格的に市内全域で大阪市版の地域住民協議会である「地域活動協議会」の設立を進めてきた。しかし、性急な協議会設立のうごきに対して地域の側の理解が深まっておらず、大半の協議会が試行錯誤している状況にある。そのようななかで、鶴見区の緑地域活動協議会は自主財源を確保しながら多面的な活動を実践している。そこで、この協議会について検証したところ、1)協議会設立以前からの地域活動の蓄積が協議会活動のあり方を左右する、2)活動の持続性向上には自主財源の確保が求められる、3)必要に応じた外部主体との連携が地域住民協議会にとって有効となる場合もある、という示唆を抽出することができた。今後の研究では、他事例との一致比較や差異比較を視野に入れながら、引き続き協議会活動の活性化要因の解明を進めていきたい。
著者
山中 芳和
出版者
岡山大学大学院教育学研究科
雑誌
研究集録 (ISSN:18832423)
巻号頁・発行日
no.157, pp.1-7, 2014

本研究は,西田幾多郎門下の哲学者で近代の可能性を追求した文明批評家といわれる土田杏村(1891 ~ 1934)の教育観と教育の目的に関する議論を考察し,それとの関連において,晩年の著作である『道徳改造論』を対象として,昭和初期の修身教科書批判の内実とその特質を明らかにする事を課題としている。 本稿はその第一報として,杏村の自由大学運動との関わりを考察する事を通して,彼の教育に関する議論が「人格の自律」に焦点化されており,この考えが道徳論の基底になっていることを明らかにした。続く第二報では『道徳改造論』を主たる資料として,杏村の修身教科書批判を考察する予定である。
著者
山中 芳和
出版者
岡山大学大学院教育学研究科
雑誌
研究集録 (ISSN:18832423)
巻号頁・発行日
no.158, pp.11-22, 2015

本研究は,西田幾多郎門下の哲学者で近代の可能性を追求した文明批評家,土田杏村の教育観と教育目的論を考察し,それとの関連において主著の一つである『道徳改造論』を対象に,昭和初期の修身教科書批判の内実とその特質を明らかにする事を課題とする。 第一報では,「人格の自律」に焦点化された杏村の教育に関する議論が,道徳論の基底にあることを明らかにした。第二報の本稿では,『道徳改造論』を主な資料として,明治以来の教育を国家の絶対的権力による強制的教育であると理解していた杏村が,昭和初期の小学修身書をどのように批判し,いかなる改造の道筋を提示したのかを考察した。