2 0 0 0 OA 歌仙家集

出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
vol.1, 1800
著者
猶原 亮介 青矢 睦月
出版者
島根大学
雑誌
島根大学総合理工学部紀要. シリーズA (ISSN:13427113)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.63-73, 1997-03-25
被引用文献数
3

In the Besshi district of the Sambagawa metamophic belt,basic schist layers o㏄ur crossing the middle portions of the Seba valley,there are two texture types of prograde eclogites.One is fomed by contact metamorphism of emplacement of high grade tectonic-block. They occur in the area that is only a few 1O m from the tectonic-block.They are randomly oriented and have coarse-grained omphasite porphyroblastes. The other type has fine-grained omphasites forming schistosity and lineation. Some eclogites retain eclogite facies mineralgg,and they occur in wide area of the Sebadani area. Therefore there is a possibility that the Sambagawa schist in this area were reached to the eclogite facies P-T conditions.

2 0 0 0 故実叢書

著者
今泉定介 編
出版者
吉川弘文館
巻号頁・発行日
vol.大内裏図考証, 1906
著者
柳橋 博之
出版者
法制史学会
雑誌
法制史研究 (ISSN:04412508)
巻号頁・発行日
vol.58, pp.1-46,en3, 2009-03-30 (Released:2014-03-31)

カルダーによれば、九世紀の法学テキストが一般にそうであったように、現在我々が目にするような『アスル』のテキストは、最初に弟子が師の言葉を書き取り、それにたいしてその弟子自身またはそれ以後の編纂者が次々と加筆、修正、並べ替えなどの編集を積み重ねる過程を経て確定され、シャイバーニーの著作とされた。ハッラークも、法源学の著作を資料として用いて、九世紀末までの法学者は、「導出」によって学祖の説から二次的に導き出した説を、学祖の説と識別不能な形でテキスト中に取り込んだとしている。しかし両者とも、用いている資料に由来する制約から、そのような著述の方法がいつどのようにして始まったのかについては述べていない。本稿は、その過程を、カイロ写本、シャイバーニー(八〇五年没)『アスル』「賃約の書」を分析することによって推察する試みである。この写本の一部は、これまでに刊本になっている最終版『アスル』が成立する前の編纂段階を反映している点で、その編纂過程を知る上で有益な情報をもたらしてくれる。その分析の結果、つぎのような結論を得た。1.原『アスル』は、シャイバーニーの口述である。2.そのつぎの段階―編纂の前期―では、原『アスル』を補足・敷衍する形で設例が付け加えられるが、テキストとしては原『アスル』とは切り離された形で作成された3.最終段階―編纂の後期―では、テキストの混交が行われ、シャイバーニー以降に作成されたテキストが原『アスル』に埋め込まれている。このように、『アスル』の前期の編纂段階においては新しいテキストは古いテキストとは別個に作成され、また異なる文体が用いられたが、それ以降の編纂段階においてテキストの統一ないし混交が行われ、校訂本の多くの書に見られるようなテキストが確立したのである。このことは、前期の編纂者が学祖の説とそれ以降の学説を区別しようとしていたのにたいして、後期の編纂者には、学祖の説とそこから「導出」によって導かれる学説を全体として一つの体系―つまりはハナフィー派学説―とみなす傾向が見られると解することができよう。
著者
岡村 秀典
出版者
京都大學人文科學研究所
雑誌
東方學報 (ISSN:03042448)
巻号頁・発行日
vol.84, pp.1-54, 2009-03-30

Chinese bronze mirrors are highly appreciated by Chinese and Japanese archaeologists, for they are particularly useful for chronological studies. Aside from the actual design, inscriptions can be found on a great many mirrors of the Han age. The mirror inscriptions have already been transcribed, first by Song dynasty scholars, and then by Qing dynasty epigraphists. In 1920s, Luo Zhen-yu published a fairly extensive collection of mirror inscriptions, and depended implicitly on his deciphering B. Karlgren collected 257 lines in his "Early Chinese Mirror Inscriptions" (BMFEA, No.6, 1934) and made an extremely important interpretation of the meaning. Many of mirror inscriptions are versified, Karlgren as a Western pioneer of Chinese linguistics also indicated the rimes throughout. I organized the Research Project on Chinese Mirror Inscriptions to make a safe interpretation of all the inscriptions known so far, and to investigate the changes of the poetry style during 400 years of Han dynasty. According to my chronology, the Western Han mirrors can be roughly divided into four period. Many of the inscriptions of Period II and III are composed of lines of four-character or three-character, and some of them were imitative of poetic style of Chu Ci (楚辭) and on this ground generated the seven-character verses known as Bai Liang (柏梁) style. The seven-character verses were popular in Period IV, frequently referred to the Confucian scheme conceived the cosmos as the si-shen and presence of Yin Yang Wu Xing and also to the existence of the immortal beings. The latter half of this period was in the time of Wang Mang, he spread propaganda about his political achievements in the mirror inscriptions.
著者
小阪 裕司 齋藤 訓之
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.396, pp.124-126, 2008-04

笑顔には不思議な力があります。チェーンレストランも、笑顔の力を知っているので、ファストフードのマニュアルには「笑顔で接客する」ということが必ず書かれているものです。しかし、この笑顔について定量的な(つまり結果が数字で分かる)調査というのは、実はあまり行われていないようです。
著者
中谷 伸生
出版者
関西大学博物館
雑誌
関西大学博物館紀要 (ISSN:13414895)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.86-91, 2009-03-31

平成二十(二〇〇八)年度 日本及び東洋美術史の調査研究報告〈資料紹介〉
著者
横山 登志子
雑誌
北海道医療大学看護福祉学部紀要
巻号頁・発行日
vol.11, pp.19-25, 2004

本稿の目的は、ソーシャルワーク(以下、SW)におけるナラティヴ・アプローチの貢献と、問題や課題についての議論を整理し、筆者の意見を提示することである。SWにおけるナラティヴ・アプローチの貢献は次の4点である。(1)SWの知識の権威性について「問い」を投げかけた点、(2)クライエントの生きたローカルな知識が注目された点、(3)価値実践としてのSWを考えるきっかけになった点、(4)ソーシャルワーカーは何をどのような立場から援助を行うのかについての自己言及性が求められた点である。問題・課題は次の3点である。(1)理論と介入の一貫的な説明、(2)物語の二分法に関してのリアリティーある説明、(3)SWに関する反省的実践(研究)の必要性である。特に3点目の課題について、SW理論史でソーシャルワーカーがどのように規定されてきたのかに関する批判的検討の必要性と、実践経験においてソーシャルワーカーがどのような自己規定の変容を経験しているのかについて明らかにすることが重要であることを述べた。

2 0 0 0 OA 日本伝説叢書

著者
藤沢衛彦 編
出版者
日本伝説叢書刊行会
巻号頁・発行日
vol.和泉の巻, 1920
著者
高 哲男
出版者
九州大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

『国富論』第1・2編を「経済発展の理論」として統一的かつ内在的に再構成するという当初の目的は、第2編第2章の長大な信用制度論の実証的・理論再検討に十分手が届かなかった点で、完全には遂行できなっかた。経済発展の理論における「貨幣」の位置や意義の解明については、今後の課題として残ったという事である。しかし、そのほかの目標はほぼ満足しうるほどに達成したと言ってよく、予期していなかった新事実の発見も含めてその要点を箇条書きすれば、以下のとおりである。(1)『法学講義A』でもすでに、『国富論』と同様に、市場社会には必ず「自然的均衡」があるという考え方はあったが、「価格」はまだ財の数量と単純に反比例すると捉えられており、労働価値説は未確立であった。(2)スミス労働価値説は、その基礎にある価値尺度論が「時と所」の異同の組み合わせにおうじてことなる4つの理論次元をもつものとして構想されていた。すなわち「安楽と自由の犠牲」である「労働」は「時と所」を問わずつねに「等しい価値」をもつが、貨幣が正確な価値尺度でありうるのは「時と所」が同じ場合だけであり、異なるときには「穀物」が「近似的な」それであるから、経済成長の理論的解明は労働と穀物を基準に組み立てらるべきであると。(3)スミスは経済成長の推進力を分業の発展にみたが、発展のためのファンドの大きさは「維持しうる労働量」と「維持しえた労働量」との差にあるから、したがって労働の投入産出のエネルギー転換効率がもっとも高い穀物生産の効率性が、経済発展=分業の進展の程度を究極的に規定していると説くことになった。換言すれば、「維持しうる労働量」を実物的に表す「総需要」は、市場での交換・取引をつうじて「維持しえた労働量」内部の社会的配分替え(=分業構造の変化)を引き起こすが、この配分替えの基準が、いわゆる生産3要素の自然率つまり「自然的均衡」に他ならないという主張である。
著者
古西 勇
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.E4P2267-E4P2267, 2010

【目的】正座は,靴を脱いで家に上がる文化や畳に代表される日本独自の住環境を背景に,食事や来客の対応,仏事などに際して誰にでも要求され,人生の長い期間にわたって繰り返される習慣である.正座にはかしこまった気持ちを表現するという儀礼的な意味合いが強いため,特に高齢女性では,膝痛があってもその習慣を続ける場合が多いと考えられ,女性の方が男性よりも変形性膝関節症の有症率が高いこととも関連している可能性が考えられる.地域での保健活動における理学療法士などリハビリテーション専門職の果たすべき役割の重要性は今後も増していくと考えられるが,膝痛のある中高年者,特に膝痛のある中高年女性を対象とした,正座など日本独自の習慣や文化を考慮した疫学的研究は少ない.本研究では,膝痛のある中高年者において正座の習慣の有無や,正座の習慣がない場合の理由に性別による違いがあるかどうかを明らかにすることを目的とした.<BR><BR>【方法】新潟県北部内陸にあるA市在住の40歳以上80歳未満の市民から居住地区・年齢階層・性別で抽出率が等しくなるように無作為に抽出した3600人を対象とし,平成20年度後半に郵送法による「ひざの痛みに関するアンケート調査」を実施した.回収した1866人分の回答(回収率51.8%)から,重度の障害があると回答した人を除き,性別・年齢・居住地区・身長・体重や正座に関する質問項目への回答の記入漏れがなく,回答から膝痛のあることが確認された493人(女性296人,男性197人)を分析対象とした.属性は,身長158.7±9.0cm(女性153.6±6.0cm,男性166.3±7.3cm),体重58.7±10.3kg(女性53.9±7.8kg,男性66.0±9.2kg),BMI23.3±3.3kg/m<SUP>2</SUP>(女性22.9±3.2kg/m<SUP>2</SUP>,男性23.9±3.3kg/m<SUP>2</SUP>)[平均値±標準偏差]であった.正座に関する質問は,普段正座をする習慣があるかないか,それがないとしたら理由は正座が困難なためか必要ないためかという2項目とした.正座の習慣の有無と性別との関連と,正座の習慣がない場合の理由と性別との関連を明らかにするため,χ<SUP>2</SUP>独立性の検定を行った.有意水準は5%とした.<BR><BR>【説明と同意】アンケートの調査票の1枚目の扉に,回答が匿名化情報として処理されることを明記し,回答をもって「みなし同意」とした.<BR><BR>【結果】正座の習慣の有無と性別との関連において,女性では習慣ありが215人(72.6%),なしが81人(27.4%),男性では習慣ありが111人(56.3%),なしが86人(43.7%)と女性が男性に比べて習慣ありの割合が有意に大きく(p<0.001),オッズ比は2.06であった.正座の習慣がない場合の理由と性別との関連において,女性では困難のためが61人(75.3%),必要ないためが20人(24.7%),男性では困難のためが50人(58.1%),必要ないためが36人(41.9%)と女性が男性に比べて困難のためという理由の割合が有意に大きく(p=0.019),オッズ比は2.20であった.<BR><BR>【考察】本研究の結果から,膝痛のある中高年者の中で,女性は男性に対して正座の習慣のある人の割合が大きく,その習慣がない人の中でも正座が困難なために普段の正座を控えている人の割合が大きいことが示唆された.既に膝痛のある人にとって,正座の習慣を続けることは膝痛の改善を妨げ,変形性膝関節症の発症や症状の進行のリスク要因となる可能性が考えられ,習慣や住環境など国際生活機能分類(ICF)でいうところの背景因子への働きかけを含めた地域での保健活動が必要と考えられる.今回の結果で,正座の習慣がない人の中で,その理由が正座をする必要がないためと回答した人が,自宅でどのような座位をとっているのかまでは明らかにできなかった.今回の結果は,農村部で一般的な畳や襖,縁側などのある開放的な家屋の多い地域を対象とした調査に基づくことから,より都市型の住環境の多い地域など,異なる地域へも調査範囲を拡大することも今回の結果を一般化するために必要と考える.<BR><BR>【理学療法学研究としての意義】地域で在宅の膝痛のある高齢者や中高年者を対象とした理学療法介入の研究は行われているが、正座のような習慣や住環境へのアプローチを含めた研究は少ない.本研究は,理学療法士の職域を地域へと拡大していくための有用な情報を提供した.
著者
本間 幸子 伊藤 昭治 古藤 高良 池上 晴夫
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.1, pp.98-107, 1992-02-01 (Released:2010-09-30)
参考文献数
23
被引用文献数
2 6

加速度脈波と血圧の関係および加速度脈波の各波の生理的な意義を明らかにすることを目的として, 男子学生5名を対象に, 上腕圧迫によって末稍血流が変化する際の指尖容積脈波, その二次微分波および指動脈圧波をbeat-by-beatに測定した.得られた結果は以下の通りであった.1.収縮期血圧の上昇によって加速度脈波のa波は上昇し, bおよびe波は下降するのに対して, 拡張期血圧の増大によってa波は下降し, bおよびe波は上昇する傾向にあった.また加速度脈波は細動脈弾性率によっても大きな影響を受け, 弾性率がノ1丶さいほどa波は上昇し, bおよびe波は下降する傾向にあった.2.加速度脈波のcおよびd波は収縮期血圧の上昇によって下降し, 拡張期血圧および細動脈弾性率の増大によって上昇する傾向があるが, それらの3要因では十分に説明できず, ほかに影響をおよぼす要因の存在が示唆された.3.収縮期血圧が上昇する場合でも, それが血流量の増加に起因する場合には加速度脈波の波形パターンはG→Aに変化するのに対し, それが末梢抵抗の増加に起因する場合にはA→Gに変化するものと考えられた.これらの結果から加速度脈波と血圧の関係は単純でなく, 血圧構成因子である血流量や末梢抵抗によって大きく影響される.したがって加速度脈波と血圧を併せて測定することが末稍循環状態をより正しく評価する上で有効であると考えられる.
出版者
日経BP社
雑誌
日経システム構築 (ISSN:13483196)
巻号頁・発行日
no.135, pp.182-184, 2004-07

帝京大学医学部附属市原病院は,携帯情報端末(PDA)から無線でアクセス可能な電子カルテ・システムを構築した。電子カルテ自体は,一部の先進的な病院で導入され始めているが,無線LANと組み合わせるケースは珍しい。PDAを携帯した医師や看護師は,病棟で患者と接しながら,PDA画面上でカルテを記入したり,閲覧したりできる(図1)。
著者
小田桐 奈美
巻号頁・発行日
2012

筑波大学博士 (言語学) 学位論文・平成25年3月25日授与 (甲第6367号)