著者
井田 誠一[作詞]
出版者
ビクター
巻号頁・発行日
1957-09
著者
高山 祐紀 巳波 弘佳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.464, pp.323-328, 2013-02-28

2011年に起こった東日本大震災により,人々の防災意識が高まってきている.また,災害発生時に迅速に避難所へ避難することは災害による犠牲者を減らすうえで非常に重要である.地方公共団体などでは住民に避難所の位置や津波や地震などの災害でどのような被害が想定されるかを提示しているに過ぎず,災害発生時,様々な場所にいる人々が各々どのような経路で避難したらよいかがわからない.したがって,交通網の状況と避難所の位置,被災者数に応じて迅速に避難経路を決定しナビゲーションするシステムが必要である.災害時以外にも花火大会やコンサートなど群衆が狭い領域に密集している状態は危険であり適切な誘導が必要である.本稿ではこの適切な避難経路へ誘導する問題を最速避難問題として定式化し,NP完全性を証明した.さらに距離だけでなく,混雑を考慮に入れたうえで避難経路を決定するアルゴリズムを提案した.
著者
小海 宏之 加藤 佑佳 成本 迅 松岡 照之 谷口 将吾 小川 真由 三村 將 仲秋 秀太郎 江口 洋子 飯干 紀代子 園田 薫 岸川 雄介 杉野 正一
出版者
花園大学
雑誌
花園大学社会福祉学部研究紀要 (ISSN:09192042)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.29-37, 2014-03

本研究は、各神経心理検査の一つの下位検査から言語性記憶指数(VMQ)を推定するための基礎資料を得ることを目的とする。対象は軽度認知障害者およびアルツハイマー病者の計71 名である。方法は対象者にMMSE、ADAS、WMS-R を個別実施し、VMQ との相関分析を行った。また、VMQ と各神経心理検査の下位検査との間で最も高い相関係数値となった下位検査についてVMQ との単回帰式を求めた。その結果、推定VMQ=50.203+6.661×(時間的見当識素点)、推定VMQ=39.469+6.762×(平均単語再生数)、推定VMQ=68.921+1.439×(論理的記憶II(遅延)素点)の単回帰式が得られた。さらに、これらの単回帰式から得られた各下位検査と推定VMQ に関する判定基準を導き出した。医療同意能力を予測する因子の一つとして記憶の機能は重要であると考えられるため、本研究結果の指標は有用になるであろうとも考えられる。
著者
丹治 光浩 松本 真理子
出版者
花園大学
雑誌
花園大学社会福祉学部研究紀要 (ISSN:09192042)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.1-8, 2014-03

本研究の目的は、わが国の臨床場面において使用されているロールシャッハ技法の実態とそれに対する臨床家の意識について調査し、ロールシャッハ・テスト教育の今後の方向性を探ることである。ロールシャッハ・テスト関連の2 つの学会名簿から無作為抽出した588 名を対象にアンケート調査を実施した結果、最初は片口法で学んだ者が最も多いものの(60%)、現在は包括システムで実施している者が最も多かった(59%)。また、使用技法を変更した者が51%にみられ、そのほとんどが片口法から包括システムへの変更であった。その理由としては、エビデンスの存在、分析・解釈の容易さなどが挙げられた。一方、解釈には形式分析のみでなく、内容分析や継列分析を盛り込むとした回答が多く、わが国の臨床家が統合的な解釈を実践していることが示唆された。ロールシャッハ・テストに対する課題としては、「スコアリングの難しさ」「研修の機会」「職場の理解」「技法の違いをめぐる対立」「大学院教育の充実」などが挙げられ、今後のロールシャッハ・テスト教育のあり方を検討する必要性が考えられる。
著者
田原 昭彦
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.33-43, 2000-03-01

血液透析は腎不全患者に多大な恩恵をもたらしているが, 一方では副作用が問題となっている.眼科領域では透析中に眼圧が上昇する症例があることが知られており, 血液透析が眼圧に及ぼす影響が論議されている.慢性腎不全で血液透析を受けている患者の透析中の眼圧, 血漿浸透圧, 血漿二酸化炭素分圧の変化を経時的に調べると, 血漿浸透圧は透析開始後徐々に低下する.眼圧は, 房水流出障害がない眼と房水流出障害がある眼とでは異なった変動を示す.房水流出障害がない眼では透析開始後眼圧に顕著な変化はないが, 房水流出障害がある眼では眼圧は徐々に上昇する.この時, 血漿浸透圧の変化率と眼圧の変化率との間には負の相関関係がある.房水流出障害があって血液透析中に眼圧が上昇する例に, 高浸透圧薬の点滴あるいは高ナトリウム透析を行って透析中の血漿浸透圧の低下を抑制すると眼圧は上昇しない.したがって, 血液透析中に眼圧は次のような機序で変動すると考えられる.通常の血液透析では血漿浸透圧は低下する.この時, 眼組織の浸透圧は, 血液眼関門が存在するため血漿浸透圧に遅れて低下する.その結果, 血液中から水分が眼内に流入するが, 房水流出障害がなければ房水が代償性に前房隅角から流出して眼圧は上昇しない.しかし, 房水流出障害が存在すれば, 房水流出による眼圧の調節ができず眼圧は上昇する.

2 0 0 0 教育音楽

著者
日本教育音楽協会 編
出版者
音楽之友社
巻号頁・発行日
vol.2, no.11, 1958-11
著者
木原 資裕 櫛木 雄介
出版者
鳴門教育大学
雑誌
鳴門教育大学研究紀要 (ISSN:18807194)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.370-382, 2012

The word "Koshien" has come to mean the sacred ground which not only signifies a mere ballpark, but also the highest place where high school baseball players gather to play the game. It is said that newspapers, or what is called "the best−selling everyday media," had given a great impact to form the Koshien event till the1960s when TV sets started to spread over Japan as another influential media. It is a well−known fact that high school baseball at the Koshien has been taken up on a large scale by newspapers and TV programs since then. This study aims to clarify how differently high school baseball at Koshien is treated from other sports based on the empirical data such as the newspaper coverage areas, TV broadcasting times, and so on. The areas of sports coverage in Asahi Shimbun, the Tokushima newspaper, and Yomiuri Shimbun were measured focusing on the month of August when the High School Baseball Championship was held at Koshien, and compared to other sports events. The result shows a peculiar tendency in the difference of the treatment between All−Japan High School Baseball Championship games and the inter−high school championship games of other sports which are similar national sports events for high school students. In TV broadcasts, high school baseball at the Koshien has received exceptional treatment as well as in newspapers. These media treatments have been influencing the ardent high school baseball fans till now, and at the same time, the amount of the newspaper and TV coverage has continually increased.
著者
小島 悦子 季羽 倭文子 菊地 美香 菅原 邦子
出版者
天使大学
雑誌
天使大学紀要 (ISSN:13464388)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.1-12, 2008

日本は、高齢化率の上昇に伴い、がん罹患数および死亡数ともに増加し続けている。がんによる死亡数は年間32万人を超えたが、緩和ケア病棟は全国に3,399病床(2007年)のため、がん患者の約85%は一般病院で最期を迎えることになる。日本ではリビングウィルや事前指示書などを作成する習慣が一般的ではないため、予後が限られた中でも家族が求めれば濃厚な医療が継続されることが多い。そのため医療費の中で終末期医療費が占める比率が高いが、国民皆保険制度に守られている日本人にとって医療費の負担が大きい問題とはなっていない。しかし、今後30年間は高齢化率が上昇し続けるため、終末期医療費の増加は避けられない状況にある。そのため国は在宅ホスピスケアを推進したいと考えているが、地方自治体の協力体制が不十分であることや、訪問看護システムが十分発達していないことから、在宅ホスピスケア研修が推進されない状況にある。また、一般の人々も家族への負担や急変時の対応などを懸念し、自宅で最期を迎えることに強い不安を抱いている。今後、高齢者世帯の増加とともに、一層不安は強くなると考えられる。自然なプロセスを辿って死を迎えることを尊重するために、がんと診断されてから死に至るまでその人の療養生活の質が一貫して保たれるような医療システムの構築と教育体制の強化、そして一般市民の終末期医療に関する認識が高まるような取り組みが必要である。
出版者
東京書院
巻号頁・発行日
vol.第3輯下巻, 1912
著者
黒河 卓弘 吉松 和久 山内 将行 田中 衞
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.122, pp.71-76, 2010-07-05

本研究では,ボルトなどの緩みを検出し,緩んだ角度を計測できる,スパイラルインダクタを用いた安価なシステムの構築を提案する。スパイラルインダクタは,2枚重ねれば,その間に相互インダクタンスが生じる。よって,一方のスパイラルインダクタが回転すれば,スパイラルインダクタ間の相互インダクタンスが変化すると考えられる。そこで,スパイラルインダクタを用いたフィルタを構成し,相互インダクタンスの変化を利用すれば,回転角度が検出できると考えられる。