著者
亀倉 隆太 坪田 大 新谷 朋子 今井 良吉 関 伸彦 上村 正見 浜本 誠 氷見 徹夫
出版者
耳鼻咽喉科臨床学会
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.99, no.11, pp.919-927, 2006-11-01 (Released:2011-10-07)
参考文献数
44
被引用文献数
1 4

Small cell carcinoma is relatively common in the lung, but very rare in the head and neck region. We describe our experience with two extremely rare cases of small cell carcinoma arising in the nasal cavity and paranasal sinus.(Case 1) The patient was a 54-year-old man who had complained of left eyelid swelling and diplopia. He had a mass in the left maxillary sinus. He was treated with irradiation and chemotherapy. However, during the treatment, distant metastasis appeared in the skin and he died 4 months after the initial treatment.(Case 2) The patient was a 47-year-old woman who had complained of left nasal obstruction. She had a mass in the left nasal cavity. Surgical resection and postoperative radiotherapy were performed. However, after the initial treatment, a metastatic swelling of the left cervical lymph node appeared. Left neck dissection was performed, and she underwent two courses of adjuvant chemotherapy. Following the initial treatment, no evidence of recurrence has been observed for 29 months.
著者
宮崎 繁樹
出版者
明治大学法律研究所
雑誌
法律論叢 (ISSN:03895947)
巻号頁・発行日
vol.64, no.3, pp.p61-86, 1992-01
著者
Wisnu Ananta Kusuma Takashi Ishida Yutaka Akiyama
出版者
Information Processing Society of Japan
雑誌
IPSJ Transactions on Bioinformatics (ISSN:18826679)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.21-33, 2011 (Released:2011-11-04)
参考文献数
27
被引用文献数
2 2

De novo DNA sequence assembly is very important in genome sequence analysis. In this paper, we investigated two of the major approaches for de novo DNA sequence assembly of very short reads: overlap-layout-consensus (OLC) and Eulerian path. From that investigation, we developed a new assembly technique by combining the OLC and the Eulerian path methods in a hierarchical process. The contigs yielded by these two approaches were treated as reads and were assembled again to yield longer contigs. We tested our approach using three real very-short-read datasets generated by an Illumina Genome Analyzer and four simulated very-short-read datasets that contained sequencing errors. The sequencing errors were modeled based on Illumina's sequencing technology. As a result, our combined approach yielded longer contigs than those of Edena (OLC) and Velvet (Eulerian path) in various coverage depths and was comparable to SOAPdenovo, in terms of N50 size and maximum contig lengths. The assembly results were also validated by comparing contigs that were produced by assemblers with their reference sequence from an NCBI database. The results show that our approach produces more accurate results than Velvet, Edena, and SOAPdenovo alone. This comparison indicates that our approach is a viable way to assemble very short reads from next generation sequencers.
著者
山下 俊一 FOFANOVA O ASTAKHOVA LN DIMETCHIK EP 柴田 義貞 星 正治 難波 裕幸 伊東 正博 KOTOVA AL ASHATAKNOVA エルエヌ DEMETCHIK EP ASHTAKNOVA L DEMETCHIK E.
出版者
長崎大学
雑誌
国際学術研究
巻号頁・発行日
1994

旧ソ連邦の崩壊後、1994年から3年間ベラル-シを中心に学術共同研究「小児甲状腺がん特別調査」を行ってきた。すでに関係機関や保健省、ミンスク医科大学、ゴメリ医科大学、ゴメリ診断センターとは良好な協力関係を構築し、放射能高汚染地区の小児検診活動が軌道に乗っている。昨年出版したNagasaki Symposium; Radiation and Human Health(Elsevier,1996)ではベラル-シ以外ウクライナ、ロシア、カザフ等の旧ソ連邦の放射線被曝者の実態を明らかにしてきた。1994年〜1995年の一期目はベラル-シ、ゴメリ州を中心に小児甲状腺検診プログラムの疫学調査の基盤整備を行い、共通の診断基準、統一されたプロトコールを作成し甲状腺疾患の確定診断を行った。特にエコー下吸引針生検(FNAB)を現地に導入し、細胞診を確立することで最終診断の上手術の適応を判定可能となった。更にゴメリ州で発見された小児甲状腺がん患者がミンスク甲状腺がんセンターで手術されることから、連携をとり、組織診断の確認や患者の追跡調査を行った(Thyroid 5; 153-154,1995,Thyroid 5; 365-368,1995,Int.J.Cancer 65; 29-33,1996)。チェルノブイリ周辺では慢性ヨード不足のため地方性甲状腺腫の診断の為、尿中ヨードの測定装置を開発し、現地での測定に役立て一定の成果を得た。すなわちヨード不足と甲状腺腫大の関係を明らかにした(Clin Chem 414; 581-585,1995)。一方、ヒト甲状腺発癌の分子機構や病態生理の解明のためには種々の基礎実験を行い、甲状腺癌組織におけるPTHrPの異常発現と悪性憎悪の関連性を明らかにした(J Pathol 175; 227-236,1995)。特に放射線誘発甲状腺癌の研究では細胞内情報伝達系の特徴から、細胞周期停止とアポトーシスの解離現象を解析した(Cancer Res 55; 2075-2080,1995)。その他TSH受容体の遺伝子異常(J Endocrinol Invest 18; 283-296,1995)、RET遺伝子異常(Endocrine J 42; 245-250,1995)などについても解析を行った。1995年〜1996年の二期目はベラル-シの小児甲状腺癌の激増がチェルノブイリの原発事故によるとする各国際機関発表を基本に被曝線量の再評価を試みた。しかし、ベラル-シの多くのデータは当時のソ連邦特にモスクワ放射線生物研究所を中心に測定、管理されており、窓口交渉やデータの共有化等で未解決の問題を残している。更にチェルノブイリ原発事故の対応はセミパラチンスクにおける467回の核実験の対策マニュアルに基づいて行われたことが明らかとなり、カザフを訪問し健康被害の実態調査(1958-1990年)について検討を加えた。一方、甲状腺癌の基礎研究においてはいくつかの新知見が得られている。1996年-1997年の三年目は、チェルノブイリ原発事故後激増する小児甲状腺がんの細胞診活動を継続し、30,000人の小児検診のうち60名近いがんを発見した。同時にほかの甲状腺疾患の診断が可能であった(Acta Cytol in press 1997)。チェルノブイリ以外に旧ソ連邦では467回の核実験を行ったセミパラチンスクが注目されるが、更に全土で100回以上の平和利用目的の原爆資料が判明した。甲状腺癌細胞を用いた基礎実験ではp53遺伝子の機能解析を温度感受性変異p53ベクター導入株を用いて行った。その結果、放射線照射における細胞周期停止とアポトーシスの解離現象にp53以外の因子が関与することが判明した。更にDNA二重鎖切断の再修復にp53が重要な役割を担っていることが明らかにされret再配列との関連性等が示唆された(Oncogene in press 1997)。TSH受容体遺伝子や脱感作の研究も進展している。しかしながら、放射線誘発甲状腺含発症の分子機構は未だ十分解明されておらず更なる研究が必要である。貴重なチェルノブイリ原発事故周辺の小児甲状腺がん組織の散逸やデータの損失を未然に防ぐためにも国際協調の下、Chernobyl Thyroid Tissue BankやPatient Network Systemなどの体制づくりも必要である。

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1934年11月24日, 1934-11-24
著者
塚田 稔 相原 威 水野 真
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会秋季大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1994, pp.449-450, 1994-09-26

事柄は脳の概念として高次中枢(連合野)に、結合の強さによって似ている情報は互いに結び付けられて、広い範囲に分散して長期記憶として蓄えられていることが判ってきた。一方この記憶の構造は、永久に変わらないものでしょうか。ところが、この構造は人間の意志や動機によって色々と組み変えることができる。ヨーロッパのマイセン焼に「美女と野獣」という題の美しい焼きものがある。なぜ美女と野獣が結び付くのだろう。この背後に動機付けられる人間の感情や意識の世界があり、そこには人間本来的な生命活動を維持する欲望や情念、それをコントロールする理性や宗教的世界、価値判断をする意志決定機構が存在するからだ。この判断に基づいて長期記憶の世界はいかようにも変形できる。この動機付けに基づいて一時的に事柄を記憶し、関連付けたり、分離したりする場所、これが短期記憶と呼ばれている所であり、皮質下部に存在し、その形が竜の落とし子に似ていることから海馬と呼ばれている。この部分が損傷を受けると、昔のことは覚えているが、最近の出来事が忘れて思い出すことができなくなる。一般に、海馬は長期記憶になる際の学習時において、重要な働きをする短期記憶として動作する。ここでは学習によって皮質の別々の事象や刺激の特徴などを連合したり分散する。学習後はそれを長期記憶として連合野に保存し、海馬システムは連合野と独立に動作する。
著者
古川 亮子
出版者
日本母性衛生学会
雑誌
母性衛生 (ISSN:03881512)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.290-298, 2006-07
参考文献数
8
被引用文献数
1

本研究は,両親学級の実態調査を通して,今日の妊婦教育の現状・課題を検討することを目的とする。対象は,新潟県内の医療機関49施設と行政機関115施設のうち,倫理的配慮のもとに研究協力を得られた86施設であった(回答率52.4%)。1)行政機関による両親学級の実施率は,医療機関による両親学級の実施率に比べ有意に高かった(p<0.05)。2)両親学級の実施率は,土・日・祝日(p<0.01)または午前中と夕方(17時以降)(p<0.05)において,母親学級に比較し有意に高かった。3)両親学級の妊婦以外の参加者,特に夫・パートナーの参加は,母親学級に比べて有意に高かった(p<0.05)。4)新生児に関する演習の実施は,両親学級が母親学級に比較して有意に高かった(p<0.01)。5)評価の実施は,両親学級(48.0%)が母親学級(26.7%)に比べ有意に高かった(p<0.05)。両親学級と母親学級の実施状況には,上記の5項目以外には大きな差はみられなかった。今後は,「両親学級」の普及に及んだ社会背景やその特徴を考慮しつつ,家庭にも男女共同参画を盛り込んだ妊婦教育の提供を考慮する必要がある。
著者
藤倉 孝夫
出版者
文永堂出版
雑誌
獣医畜産新報 (ISSN:04470192)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.104-111, 2001-02
被引用文献数
1
著者
安福美弥 著
出版者
竹鳴会
巻号頁・発行日
vol.夕顔, 1915
著者
小室 孝 石井 抱 石川 正俊 吉田 淳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.1, pp.75-82, 2001-01-01
被引用文献数
39

本論文では, 高速ビジョンの特性を生かしたアルゴリズムを専用ハードウェア化することで画素数や速度の向上を図った新しいビジョンチップのアーキテクスチャを示す.また, 同アーキテクスチャに基づき, 0.6μmCMOSプロセスを使用し, 64×64画素を集積したチップを試作した.その動作報告を行う.