著者
除村 健俊
出版者
一般社団法人 プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会誌 (ISSN:1345031X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.5, pp.36-38, 2003

ThinkPad開発において,さまざまなリスクに対処しながら開発を進めるが,特にスケジュール・リスク管理は主要な管理項目である.本稿では. ThinkPad開発において発生しているスケジュール・リスクを整理し,それぞれの特徴を述べる.また,プロジェクト遂行時のスケジュール・リスク管理の方法としてチェックポイント・スケジューリングと並行開発について述べ,さらに,並行開発ではタスク分解を行なうことにより,スケジュールの遅れを少なくし,リソース,開発費の増加を抑えることができる例を示す.
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.397, pp.17-22, 2017-10

福井県あわら市にある温泉旅館「グランディア芳泉(ほうせん)」の改革ドキュメント。休日を30日増やして、給料はそのまま。残業は週に2時間程度。それでもサービスの質は落とさず、利益率は10%にアップ──。「休めない旅館」はいかにしてそんな離れ業を実現したのか。
著者
中村 久美
出版者
天理大学
雑誌
天理大学学報 (ISSN:03874311)
巻号頁・発行日
vol.66, no.2, pp.113-128, 2015-02

月と鏡はともに他者の像を反映するという相似の機能を担い,心理的にも互いに隣接する観念である。両者は地上の現実世界の反映であると同時に,異次元世界へと人を誘う扉でもあり,我々のなじみ深い世界にぽっかり空いた未知の世界,夢の世界への入り口である。しばしば絵画や文学作品の主題ともなり,重要な場面に欠かせない道具ともなる月と鏡であるが,これらは偶然というより,見かけの相似以上のつながりがあるのではないだろうか。西洋とわが国の文学作品を比較した時,その結びつきはより明らかになるが,東西の違いもまた浮かび上がる。月は西洋では不吉な事件の前兆となることが多く,日本では異界への入り口の象徴になることが多い。また鏡は西洋では現実の真実を現すのに使われ,日本では裏面の真実が語られる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.930, pp.108-112, 1998-03-02

昨年12月9日午前。山一証券の元役員らは、衆院予算委員会の成り行きに気をもんでいた。この日、衆院予算委で行われたのは銀行、証券の大型破綻問題に関する集中質疑。参考人には山一前会長の行平次雄が呼ばれていた。元役員らは、行平が委員から問われるままに「山一破綻の引き金になった損失は大蔵省の指導で簿外処理した」と、"事実"を打ち明けるのを待っていた。
著者
坂田 美和 池添 博彦
出版者
帯広大谷短期大学
雑誌
帯広大谷短期大学紀要 (ISSN:02867354)
巻号頁・発行日
no.49, pp.21-29, 2012-03-31

栄養学は医学、解剖学、生理学および生化学を基礎にした学問である。生体内の物質代謝については、近年の生命科学の発展により日々新たな知見が加えられている。栄養学における借用語の多くは、日本語に訳されることなく、そのままの形で用いられている。用いられる借用語を正確に把握するためには、言語の意味を理解しておく必要があると考え、語源を検索してみた。 英語語彙の多くはラテン語及びギリシャ語が語源であり、古くはサンスクリット語に由来している。今回はラテン語及びギリシャ語まで語源を遡ってみた。 学術用語の中には英語以外の語より借用されたものもあるので、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語の相当語や関連語を挙げている。
著者
木村 幹
出版者
時事通信社
雑誌
e-World Premium
巻号頁・発行日
vol.43, pp.36-39, 2017-08

Janet掲載記事
著者
松田 美香
出版者
別府史談会
雑誌
別府史談
巻号頁・発行日
no.28, pp.70-81, 2015-03
著者
竹原 直道
雑誌
日本醫史學雜誌 (ISSN:05493323)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, 2009-06-20
著者
小泉 義之
出版者
福祉社会学会
雑誌
福祉社会学研究 (ISSN:13493337)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.82-94, 2013

社会(科)学の使命の一つは,システムや構造の分析であろう.システムや構造は,個人の意見や行動の集積以上のものである.そして,システムや構造は,各種の問題を作り出しては,個人の意見や行動を掻き立てるものでもある. しかも,システムや構造は,個人の意見や行動を「民主主義」によって掻き立て「熟議」を通して特定の解決へと縮減させるものでもある.本論考は, このようなシステムや構造に目を向けている三つの文献,すなわち,開沼博『フクシマの正義』,松本三和夫『知の失敗と社会』,宇野重規・田村哲樹・山崎望『デモクラシーの擁護』を検討する.本論考は,それら三つの文献が,再帰的近代化論とリスク社会論のフレームによって規定されることを示す.そして,そこにテクノクラシーとデモクラシーの相補性があることを確認し,それは何らかの閉じた回路をなしていることを示唆する.ただし,本論考はその閉じた回路を十分に記述してはいない.そもそも,十分に記述することで閉じた回路を想像的に再現するべきか,それとも,その回路は実は閉じていないことを別の仕方で示すことに期待するべきか,それがまさに開かれた問いとして残されるからである.
著者
稲田 務 新谷 浩 河合 裕太郎
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, 1955-09

1)オロナイン軟膏を性病予防の目的で船員に使用した.2)使用者に於ては3・1%O淋疾患者を出したが,不使用者からは約4倍の11.8%の淋疾患者を出した.しかし其の使用方法に注意すれば,更に良い成績を収める事が出来ると思う.・、3)非淋菌性尿道炎患者は,使用者では1,6%であつたが不使用者では約2倍の3%であつた.4)硬性下疸及び軟性下疸患者は使用者の中には皆無であつたが,不使用者では2名宛の患者を出した.5)試験管内では淋菌を初めとして他の非淋菌性尿道炎起炎菌に対して,オロナイン軟膏は長時間では勿論短時間内でも充分なる殺菌作用を有する事を知つた.6)オロナイン軟膏は殆んど副作用無しに性病予防の目的を達し得る.1) We used Oronine Ointment on sea-crews for the purpose of preventing venereal diseases, and in nearly all cases we got perfect success without any second reaction. 2) Among those to whom this ointment were applied, 3.1 % of them got gonorrhoea, while 11:8 % of the unapplied got gonorrhoea. 3) 1.6% of the applied got N.G.U., while 3 % of the unapplied got the same disease. 4) In vitro, the Oronine Ointment showed a sufficient sterilizing power upon gonococci and other bacilli in a short time.
著者
中須賀 徳行
出版者
岐阜大学
雑誌
岐阜大学留学生センター紀要
巻号頁・発行日
vol.2002, pp.13-21, 2003-03

日本語教育における連体修飾節の使用,特にそこでの普通形の使用に関する条件を検討するために,幾つかの日本語教科書や文法書を比較・検討した。従来の学説を比較し,日本語文法の教育において連体修飾を適切に位置づけることを提案した。特に,連体修飾節の中では通常普通形が用いられるが,丁寧さを強調する時には節内でも丁寧形の使用が可能であること,また辞書形と呼ばれるものには終止と連体の二つの機能があることを明示的に教育することを強調した。
著者
小原 平太郎 小野寺 準一 阿部 敏
出版者
天然有機化合物討論会実行委員会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.19, pp.380-385, 1975

In the previous papers, we have reported that the conventional structures of carthamin, presented by Kuroda and Seshadri, should be reexamined from the comparison of its properties with those of their synthetic analogs. The IR, UV, PMR, and ^<13>C-NMR spectral data and the chemical evidences suggested that carthamin is humulone-like C-glycosyl compound, having two p-hydroxycinnamoyl groups and one unsaturated methine group. On the bases of these results and the comparison of the spectral data with those of some synthetic analogs, we will propose a new structure (11) for carthamin.
著者
吉野 正敏
出版者
日本生気象学会
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.141-154, 2005-03-01
参考文献数
34

紀元前21世紀ころから中国では季節観測,特に季節現象の継続的な観測と記述,その体系化や,農事季節を取り込んだ季節暦が作成された.このことは世界の生気候学史ではもちろん,自然科学史のなかでも注目すべき事柄である.紀元前11世紀には天気現象だけでも約200種に分類して記述していた.古代ギリシャのParapegmata(紀元前5世紀,大理石に書いた天気暦)に比較すると数百年早かった.時間スケールの細かさも中国が進んでいた.中国の季節学(中国語では物候学)は農民の農作業・農業生産に貢献するのが主目的であったから,農耕生活に関係する現象ばかりでなく,動植物季節や人間の疾病現象の季節変化についても把握し記述していた.紀元前11世紀には15日を単位とする二十四節気ができ,紀元前1世紀には5日を単位とする七十二候が完成していた.また,気候把握に重要な正常年と異常年の差に着目して占いの形式ではあるが,役所の専門の部署が季節予報を行った.俚諺の形式で農民の間に季節変化,年によるその異常発生の知識が浸透し,今日でもこれらは役立っている.<br>
著者
齋藤 定藏
出版者
公益社団法人日本船舶海洋工学会
雑誌
造船協會會報 (ISSN:05148499)
巻号頁・発行日
no.47, pp.13-64, 1931-04-30
被引用文献数
2

船底塗料研究の第一歩として、本邦各軍港要港湾内に棲息し船底に附着する生物の種類、分布竝に彼等の習性を調査する目的を以て、昭和2年8月より昭和4年8月に至る満2箇年間各工廠, 工作部の援助を得て實験調査せるに、次の結果を得たり。一、各港を通じ附着せる生物は主として動物にして、其の種類は富士壺(さらさ富士壺、しろすぢ富士壺、あか富士壺)、「セルプラ」(「セルプラ」、「スピロルビス」)、蠣(かき、「オストレア、プリカツラ」)、海鞘(白海鞘、柄海鞘)、苔鮮蟲(總苔蟲、長鬚苔蟲、血苔蟲、「メンブラニポラ、リニアタ」)。植物は僅かに緑藻類(あをのり、あをさ)あるのみ。二、各港別に附着生物を示せば(附着量の大なるものより)、横須賀 富士壺、「セルプラ」、總苔蟲、あをさ、あをのり、海鞘、長鬚苔蟲。附着物主體富士壺及「セルプラ」。呉 富士壺、長鬚苔蟲、「セルプラ」、蠣、海鞘、「メンブラニポラ」、あをのり。附着物主體富士壺。佐世保 「セルプラ」、富士壺、海鞘、總苔蟲。附着物主體「セルプラ」。舞鶴 富士壺、「セルプラ」、長鬚苔蟲、總苔蟲、海鞘、「メンブラニポラ」、血苔蟲、あをのり、あをさ、「スピロルビス」。附着物主體富士壺。鎭海 富士壺、海鞘、「セルプラ」、總苔蟲、あをさ、長鬚苔蟲、「メンブラニポラ」、血苔蟲。附着物主體富士壺及海鞘。大湊 富士壺、海鞘、「セルプラ」、總苔蟲、血苔蟲、長鬚苔蟲、「メンブラニポラ」、あをさ。附着物主體富士壺及海鞘。馬公 蠣(「オストレア、プリカツラ」)、血苔蟲、「セルプラ」、富士壺。附着物主體蠣。三、船底汚損上より見て最も恐るべき生物は富士壺、「セルプラ」の2種なりとす。蓋し是等は一旦塗面に附着生育するや假令蟲體死滅するとも遺骸たる外殻は剥離落去する事なく、且つ是等外殼を存するを以て他の生物の附着足場を形成するものなればなり。海鞘の如きは最初より平滑堅牢なる塗面には附着する事なく、上記富士壺、「セルプラ」を足場として着生するを以て、富士壺、「セルプラ」の防止により本蟲をも防止し得るものなり。蠣の内普通蠣は船底に附着する事殆ど稀にして、唯馬公にのみ棲息する特種蠣は同港碇泊の艦船々底汚損の主體をなすものなり。苔鮮蟲類、緑藻類は附着するも、艦船の航走により或は季節により自然に衰滅落去するを以て大害を與ふる程のものにあらず。四、生物の繁殖時季は生物各個により多少差異あるも、一般に馬公を除きては4月の候附着し始め、5月中旬より緩慢ながら繁殖發育を續け6月中旬乃至7月上旬に於て稍や盛となり、7月中旬より9月中旬に至る約2箇月間は生物の最も旺盛なる繁殖時季たり。斯くして10月に入り漸く衰へ始め、11月中旬に至りて繁殖遅鈍上なり遂に12月に入り殆ど休眠状態となる。但し佐世保に於ける「セルプラ」は11月に入るも尚相當の繁殖力を有す。然るに海鞘及び緑藻は10月の候に附着し始め、海鞘は12月乃至1月、緑藻は5月乃至6月の候に於て繁殖の盛なるを見る。五、各港に於ける各月附着生物重量増加の割合は、鎭海、大湊、馬公の3港を除きては12月乃至4月の所謂嚴寒期に於ては生物重量殆ど増加なく、4月乃至8月の初春より眞夏に亘り比較的重量増加する港は呉、佐世保、舞鶴、鎭海、馬公にして、8月乃至12月の眞夏より晩秋にかけ比較的重量の増加する港は横須賀、大湊、鎭海なり。而して1箇年を通じ附着量の最大なるは鎭海にして最少なるは佐世保なりとす。(第八表参照)六、深度による生物の分布は海面下10米以内に在りては生物の種類竝に繁殖状況に何等差異なきも、10米を降下すると共に漸次生物の種類を滅じ同時に附着量をも減少す。七、生物の繁殖時季と平行して各港に於ける海水温度を調査せるに、20℃以上に在りては各生物(海鞘及び緑藻を除く)の繁殖力旺盛にして、特に23℃以上に在りては其の極度に達するものなり。而して18℃以下に降ると共に次第に衰へ始め、13℃以下に在りては特に繁殖力遅鈍となり遂に10℃以下に於ては殆ど繁殖生育を休止するに至る。此の關係は上記各温度に於ける海中の富士壺幼虫を採集し顯微鏡下に於て實験せる結果と全く合致せるものなり。而して各港(馬公を除く)を通じ10℃以下の海水温度は12月下旬乃至3月下旬の3箇月にして、此の所謂嚴寒期に於ては事實生物の附着するもの殆どなく何れも休眠状態に存するものなり。八、上記嚴寒期に於ける生物の附着殆無なることは艦船入渠時期の選定に大なる關係あるものにして、船底塗料のみの見地より論ずれば生物の將に附着生育せんとする時期に於て新鮮にして有効なる塗面を必要とする爲め、5月の候を以て最も適當なる入渠期と信ずるものなり。九、生物の内動物は何れも白色塗面に附着すること尠く(特に富士壺に於て著し)、次で黄、緑、青の順序に附着量を増加し、遂に黒、褐、赤の塗面に於て最も多量に附着するものなり。之に反し植物たる緑藻類は黒に最も少く白に比較的多量に繁
著者
小川 佳純 井藤 寛志 北神 慎司
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, 2017

Guénguen (2014) は身体魅力の中でも特にハイヒールに着目して研究を行っており,女性がハイヒールを履くことが男性の援助行動に影響を及ぼすことを報告した最初の論文である。今回は日本においてGuéguen (2014)の実験3を追試し実際にフィールド実験を行うことで,この結果が通文化的な結果であるのかということを検討することを目的とした。場所は日本の愛知県豊橋市で行い,協力者の女性は0㎝5㎝9.5㎝の3種類の靴を履き,実験参加者の前で気づかないふりをしてわざとパスケースを落とし,拾ってもらう回数と援助までの時間がヒールの高さによって違いが生じるのかということを検証した。結果は援助率と援助までの時間においてヒールの高さで違いは見られなかった。このことから考えられることとして文化差の他に実験の状況の統制の要因が挙げられる。傍観者効果の影響や,実験参加者の年齢まで視野に入れる必要があった。