著者
竹田 晃子 TAKEDA Kōko
出版者
岩手大学人文社会科学部
雑誌
Artes Liberales = アルテスリベラレス (ISSN:03854183)
巻号頁・発行日
vol.98, pp.129-145, 2016-06-30

要旨:本稿は,新村出による「東西語法境界線概略」と別図,大槻文彦による新資料の,あわせて三枚の地図を対照することで,成立を明らかにし,方言研究史における位置づけを行うものである。
著者
西本 一志 魏 建寧
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.1207-1216, 2016-04-15

近年,日本や中国において,漢字を読むことはできるが書くことができないという,いわゆる漢字健忘 (Character Amnesia) が問題となっている.その原因として,漢字の読みを入力して漢字に変換する漢字入力方式が広く使われるようになったことが一般に指摘されている.その他の漢字入力方式として,特に中国において,部首やストロークなどの漢字を構成する形状的要素の組み合わせを入力する方式が多数研究開発されている.しかしながらこのような方式は,漢字形状を熟知しているユーザにしか使用できないため,すでに漢字健忘に陥っているユーザには使用できず,また漢字健忘の問題をこの入力方式を使用することによって解決することもできない.本論文では,最も普及している漢字の読みを入力する方式を基盤として,漢字健忘の問題を解決する機能を有する新規な漢字入力方式 G-IM を提案する.G-IMは,従来の漢字入力方式とは異なり,ときどき漢字の形状に誤りがある漢字を出力する.これにより,ユーザは常に漢字形状に注意を払うことを強いられるため,漢字形状記憶が強化されることが期待される.ユーザスタディを実施した結果,G-IMは,従来の読みに基づく漢字入力方式や手書きよりも,有意に漢字形状記憶を強化することが確認された.
著者
尹 盛熙 Sunghee Youn
雑誌
国際学研究 (ISSN:21868360)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.87-92, 2017-03-30
著者
萩原 克幸 HAGIWARA Katsuyuki
出版者
三重大学教育学部
雑誌
三重大学教育学部研究紀要. 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学・教育実践 = BULLETIN OF THE FACULTY OF EDUCATION MIE UNIVERSITY. Natural Science,Humanities,Social Science,Education,Educational Practice (ISSN:18802419)
巻号頁・発行日
vol.68, pp.307-315, 2017-03-31

近年、小学校におけるプログラミング教育が注目されており、今後、授業への導入が検討される段階にある。本稿では、その参考となる実践例として、著者が小学校で実施してきたロボットプログラミングの授業を紹介した。また、そこで蓄積されたアンケート結果の分析より、プログラミング教育の教材としてロボットプログラミングが非常に優れていることを示すとともに、小学校における授業の定着化に向けた今後の課題について考察した。
著者
柳澤 慧 高橋 陸 中村 文彦 住谷 陽輔 飯田 良 新田 明央 倉 千晴 戸口 侑 小島 遼人 藤吉 隆雄
出版者
北海道大学高等教育推進機構 高等教育研究部 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
雑誌
科学技術コミュニケーション (ISSN:18818390)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.145-154, 2015-12

記者発表による市民への情報伝達過程では,情報はおおむね研究者,広報担当者,ジャーナリスト,市民の順で伝わる.そこで,記者発表に関与する専門職と考えられる研究者,広報担当者,ジャーナリストの役割を考え,情報伝達過程における課題と解決策を博士後期課程1 年次の大学院生の視点から考察した.市民に研究成果を届ける記者発表をする理由は二つある.税金を原資として運営する研究の市民に対する説明と,「トランス−専門知」が関わる領域での社会の意思決定のための情 報提供である.ここで記者発表をめぐる課題は六つ挙げられるだろう.研究成果の間違った理解と伝搬,研究成果の強調,社会からの関心の研究成果以外への集中,研究者個人と組織の立場の相反,研究不正や倫理的問題の発覚,そして,市民・ジャーナリスト・科学者の態度の違いである.これらの課題の解決策はおおむね,それぞれの専門職としての役割の認識と倫理教育,情報のフィードバック回路の形成に大別できる.ここから,記者発表に関わる三者の役割の違いを認識したうえで, 規範と現実の食い違いは生じるとの前提でシステムの設計をするのが重要である.そして,その設計において大事なことは認識のずれを許容し吸収する仕組みの準備である.そのためには,バッファーとしての役割を担う中間的専門家が活動できる基盤が必要である.
出版者
奈良教育大学自然教育演習室
雑誌
奈良自然情報
巻号頁・発行日
vol.12, 1991-06-24

ホタル/カブトエビ、ホウネンエビ、カイエビ/6月11日/春日山~若草山/ホトトギス/ビロウドハマキ/カノコガとコシアキトンボ/チョウ/プールの水生昆虫/オオムラサキ発見!
著者
富山大学附属図書館
出版者
富山大学附属図書館
巻号頁・発行日
pp.1-59, 2017-05-19

2017年5月19日(金)に開催した「文献(資料)の探し方」の資料。 レポート・卒論を書く際に必要となる資料(文献・統計情報・新聞など)を探す時に使用するツールの紹介。及び外部から資料を取り寄せる方法を説明している。
著者
田中 萬年
出版者
燈台舎
巻号頁・発行日
2011-06-23 (Released:2015-03-19)
著者
石井 良和 石井 奈智子 林 千栄子 Ishii Yoshikazu Ishii Nachiko Hayashi Chieko
出版者
秋田大学医学部保健学科
雑誌
秋田大学医学部保健学科紀要 (ISSN:13478664)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.26-33, 2007-10-01

本研究では, 目的的課題がフロー経験に与える影響とLocus of Control や興味といった個人的要因の関連性を検討した. 59名の対象者を交互に実施した順に目的群と無目的群に分け, 目的群には被験者が選択したパーラービーズ作品を完成させるという課題を行わせ, 無目的群にはパーラービーズを盤の上に置く課題を行わせた. その結果, 目的群においてより高いフローが経験され, 各々の課題遂行後の両群にはフローと興味間に有意な相関を示し, 無目的群の中の多くの被験者がそのグループの平均よりも能力水準を高く, また挑戦水準を低く認識する「不安」という感情カテゴリーに属することが示された. 実際に課題を完遂させるという経験は興味とフロー経験との関係を明確にさせる可能性を示唆し, 無目的課題は否定的感情をもたらす可能性を示唆した.
著者
宮城 信
巻号頁・発行日
pp.1-32, 2017-05

2017年5月17日:富山大学中央図書館,2017年5月24日:富山大学高岡キャンパス講堂でそれぞれ開催された「2017レポートの書き方講習会」の配布資料。 【この講習会の内容】 ・身に付けて欲しいこと・・・レポートを書くために、持つべき心構えや、守ってほしいルール、真似しておけば大丈夫なパターン。・何をしないか・・・論文の細かい書き方、独創的なアイデアの出し方などには、いっさい触れない。文学的なレトリックなどについても、一切扱わない。
著者
Okamoto Takeshi
出版者
Cultural Resource Management Laboratory, Graduate School of International Media, Communication, and Tourism Studies, Hokkaido University
雑誌
北海道大学文化資源マネジメント論集
巻号頁・発行日
vol.13, pp.1-9, 2009-05-29

Recently, in Japan, some of anime fans make "Anime Pilgrimage" which is a kind of tourist behavior. People making an "Anime Pilgrimage" are called "Anime Pilgrims". Some cases of "Anime Pilgrimage" evolve into movement of regional development. In these cases "Anime Pilgrims" collaborate with local residents spontaneously, hold an event and make souvenir or goods. The objective of this paper is to clarify characteristics of "Anime Pilgrim" using questionnaire survey and face-to-face interviews.
著者
村田 匡輝
巻号頁・発行日
2013-03-25 (Released:2013-05-10)

名古屋大学博士学位論文 学位の種類 : 博士(情報科学)(課程) 学位授与年月日:平成25年3月25日