著者
日野 勝吾
出版者
尚美学園大学
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.67-85, 2016-09-30

公益通報者や内部告発者の保護のあり方については、労働法学や消費者法学等を交錯領域の研究分野として位置づけられる。とりわけ労働者(公益通報者)の保護の立場から、労働法学の役割は大きく、労働契約論や就業規則論に基づいて、企業秩序の維持、秘密保持義務との関連において公益通報をどのように捉えるべきかについて考察した。また、本稿では公益通報者保護法の論点を中心に具体的検討を進めた。
著者
長田 年弘
出版者
美学会
雑誌
美學 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.13-24, 2000-03-31

Im Fachgebiet der Altegeschichte wurde bis heute heftig diskutiert, wie die Griechen archaischer und klassischer Zeit die Barbaren erkannt und geschatzt haben. Zu dieser Frage scheinen die Analyse der erhaltenen athenischen Vasenmalerei auch einen wichtigen Beitrag leisten zu konnen. Die Skythendarstellungen scheinen uns die Barbaren-Anschauung der zeitgenossischen athenischen Burger wissen zu lassen. In dieser Arbeit wird das Flucht-Motiv der Skythen erwahnt. Die Darstellung der Skythenbogenschutze, der vom Kampf der Hopliten zuruckzieht und die Flucht ergreift, ist bei den zwolf Beispiele zu finden. Ausser diesen Skythendarstellungen wurde das Flucht-Motiv in der athenischen Vasenmalerei nur fur die folgenden funf Themen benutzt : die feigen trojanischen Heroen, wie Paris, die Giganten, die Amazonen, die Agypter und die Neger. Aus diesem Sachverhalt ist klar zu entnehmen, dass die damaligen Athener die Antithese, die tapferen Griechen und die furchtsamen Barbaren, in sich beibehalten haben. Es ergibt sich, dass sich die Verachtung der Barbaren bereits vor dem Perserkrieg bei der athenischen Gesellschaft entwickelt hat.
著者
西岡 祖秀
出版者
JAPANESE ASSOCIATION OF INDIAN AND BUDDHIST STUDIES
雑誌
印度學佛教學研究 (ISSN:00194344)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.474-468,1230, 2006

The Country of Shambhala is an ideal Buddhist kingdom described in the <i>Kalacatantra</i>. The 25<sup>th</sup> generation Raudracakrin king of this country is said to win the final war with Islam, and revive Buddhism. When the <i>Kalacakratantra</i> was introduced to Tibet after the 11th century, it was widely accepted by Tibetan Buddhists. 'Jam-dbyangs-bzhad-pa (1648-1722) and Sumpa-mkhan-po (1704-1788), who were great scholars of the dGe lugs sect in the 18th century, wrote Chronological Tables of Tibetan Buddhism. The enthronement of the king of Shambhala is stated in both chronological tables, and the revival of Buddhism by the Raudracakrin king is predicted. This paper provides a general description of the Country of Shambhala from the <i>Dang po'i rgyas dpal dus kyi 'khor lo'i lo rgyus dang ming gi rnam grangs</i> of Klong-rdol-bla-ma (1719-1805), who was a great scholar of the dGe lugs sect.
著者
阪井 葉子
出版者
大阪音楽大学
雑誌
大阪音楽大学研究紀要 (ISSN:02862670)
巻号頁・発行日
no.51, pp.5-23, 2013-03-01

アメリカ合衆国からフォークリバイバル運動が世界中にひろまった1960年代、ナチス・ドイツによって破壊された東方ユダヤ人集落(シュテートル)に伝わっていたイディッシュ語の歌をレパートリーに、西ドイツで演奏活動をはじめた歌手たちがいた。彼らがイディッシュ・ソングを取りあげた動機は過去の克服とユダヤ文化の破壊に対する贖罪だった。その意図の真摯さ故に、彼らの演奏活動はユダヤ人教区やイスラエルでも認められた。ただし、社会批判的な運動であるはずのフォークリバイバルにも、伝統歌謡のうたいあげる過去の世界へのノスタルジーと結びついた保守的な側面がある。イディッシュ・ソングのうたう「失われたシュテートル」への憧れにふけることで、とりわけ若い世代のドイツ人のあいだで、自国の罪に対する意識が薄れていく危険性がある。
著者
横林 宙世 ウールブライト L.デニス
出版者
西南女学院大学
雑誌
西南女学院大学紀要 (ISSN:13426354)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.107-120, 2006-02-28

オーストラリア、クイーンズランド州、トウーンバ市の私立初等・中等学校四校の日本語学習者のBeliefを調査し、全体の傾向、必修・選択別、学校別、男子校・女子校・共学校という学校の属性別の特徴を検討した。併せて、世界3位の学習者数を持ち、そのほとんどが初等・中等教育課程の学習者であるにも関わらず、知られることの少ない教育の実態も紹介し、それが学習者のBeliefにどのような影響を与えている可能性があるかについても検討した。調査の結果、公立校と比較して自由なカリキュラムを組める私立校では「国際理解・異文化理解、日本との親善・交流を深める」という初等・中等教育の学習目標が達成されていること、しばしば指摘される学習者の動機づけの低さ、不熱心さややる気のなさに関しては、対象学習者は高い動機づけと期待を示した。
著者
柳井 妙子 中山 徹
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.64, 2012

(目的)若者から高齢者までが住みやすいと感じる地域は誰もが願うものである。上手くいく時期があっても時間の経過と共に変化してくることは自然なことである。これは、ボールを投げ上げたときの放物線のごとく必ず上がればピークを境に落ちてくるのと類似している。まちづくりの仕掛けをある間隔ごとに実施し続けることが持続可能な地域づくりには欠かせないものと考える。今回研究対象である岐阜市芥見東地区は高経年化した郊外型団地であり、現在コミュニティバス(コミバス)を本格運行している。3年半前試行運行時に誕生したコミバス運営協議会は自治会連合会の一環の取組でもある。乗車率を高め、継続的にそれを維持する手法をみつけることが、芥見東地区を持続可能なまちにすることの一助と考え、その手法を知見することを目的とする。(方法)コミバスへの取り組みと、そこから派生している自治会連合会の活動が地域住民へ浸透していっていることを、月刊紙の自治会だよりと2012年1月に芥見東自治会連合会会長、副会長の5名への聞き取り調査からみていく。(結果)住民の足であるコミバスを継続運行するための仕掛けづくりは、格安回数券の販売とボランティアであるヘルパー制以外にも日々の住民同士の繋がりから生まれてきている。高齢化が進んでいる芥見東地区では、ほとんどの連合会役員たちは第一線を退いた方たちで構成されている。退職後に地域活動をすることで遣り甲斐を感じ、汗を流して人と人との輪が広がることを日常の楽しみとしている人が増えてきている。また里山づくりや歌声喫茶など活動は広がっている。これは毎月発行している自治会便りを通して連合会活動を住民に情報公開し透明性を図っていることからと考える。
著者
Nishiwaki Hiroshi
出版者
島根大学山陰地域研究総合センター
雑誌
山陰地域研究 (ISSN:0911615X)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.伝統文化1[223]-25[247], 1992-03