著者
冨田 秀実
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.204, pp.58-60, 2016-06

目次を見ると、シンプルな構成だ。「ユニ・チャームの持続可能な成長ストーリー」「財務・非財務ハイライト」「世界の変化とユニ・チャーム」などの統合報告らしい内容が並んでいる。最も統合報告書らしいのは、「世界の変化とユニ・チャーム」だろう(1)…
著者
宮坂 賢一
出版者
日経BP
雑誌
日経トップリーダー = Nikkei top leader (ISSN:24354198)
巻号頁・発行日
no.425, pp.54-57, 2020-02

海外製印刷機などを相次ぎ導入し、設備投資で勝ち抜いてきた印刷会社。しかし、印刷需要縮小で、成長戦略が破綻して赤字受注に追い込まれた。本社を売却しても債務超過からは抜け出せず、民事再生を申し立てた。
著者
由井 義通 フンク カロリン 川田 力
出版者
日本都市地理学会
雑誌
都市地理学 (ISSN:18809499)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.46-56, 2007-03-15 (Released:2020-03-11)
参考文献数
12

Im Rahmen der Diskussion um eine bürgernahe Stadtentwicklung wird im Japanischen häufig das Wort machizukuri verwendet. Wörtlich bedeutet es, eine Stadt/ eine Stadtteil/ eine Nachbarschaft zu kreieren, herzustellen. Es umfasst sowohl städtebauliche Maßnahmen für eine hohe Wohnqualität und ein attraktives Stadtbild als auch soziale Bereiche wie Kommunikation und Kooperation innerhalb der Nachbarschaft sowie zwischen Bürgern und Verwaltung. In diesem Beitrag werden Beispiele aus den deutschen Städten Freiburg, Heidelberg und Berlin vorgestellt, wo Bürger bereits im Planungsstadium an Stadtentwicklungsprojekten beteiligt werden oder sich in Form eines Quartiersmanagements in der Verbesserung des Wohnumfeldes engagieren. An hand dieser Beispiele werden Probleme und Möglichkeiten aktiven Bürgerengagements in der Stadtentwicklung analysiert, um daraus Hinweise für die zukünftige Gestaltung der Stadtentwicklung in Japan zu gewinnen.
著者
杉浦 芳夫
出版者
日本都市地理学会
雑誌
都市地理学 (ISSN:18809499)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.1, 2013 (Released:2020-09-09)
参考文献数
107

本稿では,黎明期の中心地研究の様相を,ドイツ都市地理学の形態論から機能論への転回の潮流の中で考察した.1)当時の都市地理学論争,2)『南ドイツの中心地』の書評,3)Bobek による中心地理論批判,4) 1938 年のアムステルダム地理学国際会議におけるChristaller の発表をめぐっての激論,5)1930 年代の非常に少数の中心地研究と『南ドイツの中心地』を引用する都市誌,に焦点を当てて考察を行なった結果,第二次世界大戦前から戦中にかけてのドイツ地理学界において都市の研究に関わる研究者が,中心地概念に対して一定の関心を示していたことがわかった.
著者
田澤 和子 白川 真一 長尾 智晴
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報 : 日本知能情報ファジィ学会誌 : journal of Japan Society for Fuzzy Theory and Intelligent Informatics (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.20, no.5, pp.800-809, 2008-10-15
参考文献数
24

従来の神経回路網では,与えられた問題に応じて階層型や相互結合型などの基本構造を選択し,対応する学習方法を用いて結合荷重やしきい値を調整するのが一般的である.しかし,あらかじめ選択した構造で,与えられた問題を必ず解けるとは限らない.そこで,遺伝的アルゴリズム(GA)を用いて,任意性が高く未知の問題に柔軟に対応できる神経回路網の獲得を可能とするFlexibly Connected Neural Network(FCN)が提案されている.FCNはエイリアス問題を含むエージェントの行動制御などで有効性を示している.しかし,従来のFCNでは中間ユニットの個数は経験的に決定していた.あらかじめ与えた中間ユニットの個数が適切な場合は問題を解くことができるが,中間ユニット数が足りなければ問題の解は得られず,多過ぎると冗長な部分が増え最適化が困難になるという問題点があった.本論文では,FCNに進化過程で中間ユニット数を増減させる拡張を導入する.本手法は,中間ユニット数を進化によって自動的に決定するため,中間ユニットの個数に対する試行錯誤を必要としない.このユニット数自動決定型FCNを,静的環境での未学習マップにおけるエージェントの行動制御を扱うタルタロス問題に適用し,有効性を示すとともに,獲得した構造による行動規則の解析結果について述べる.