1 0 0 0 OA 小学作文全書

著者
文学社 編
出版者
文学社
巻号頁・発行日
vol.11上, 1883
出版者
講談社
雑誌
週刊現代
巻号頁・発行日
vol.47, no.18, pp.40-43, 2005-05-07
著者
清水 由文
出版者
桃山学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1998

アイルランドにおける家族研究は1930年代に西部アイルランドであるクレア州でアレンスパークと,キンポールによりはじめて調査されたのであり、彼らは機能主義からアイルランドの直系家族の存在を明,かにした。その後、ギボンとカーティンにより1970年代に1911年センサス原簿を利用した直系家族研究が本格的に開始された。そして現在ではアイルランド家族研究には19世紀中期以降2O世紀初頭にかけて直系家族が成立し、1950年以降の商品化の浸透とともに直系家族の解体と核家族への変動という理論的枠組から理解するパラダイムが現在定着している。本研究の研究課題はそのような研究史を踏まえたうえで、19O1年と1911年のセンサス原簿を史料として2O世紀初頭においてアイルランドにおける直系家族の存在の確認をすることである。直系家族の研究枠組みとして家族規範要因と家族状況要因から明かにした。そのような枠組みに基づいて、調査地として北西アイルランドにあるドニゴール州ラージイモアと南部アイルランドにあるテッペラリー州クロヒーンを選定し、家族分析を行った。とくに本研究は1901年と1911年センサス原簿を連結させて分析したことに特徴がある。ラージイモアは貧困地域、クロヒーンは比較的恵まれている地域というよう経済的にコントラストのある両地区で家族分析をおこなった。その結果、両地域ともに単純家族世帯が支配的形態であるものの、直系家族を含む拡大家族が存在し、それが家族規範として構造化されているものと判断された。しかもラージイモアでは本来の直系家族と水平的拡大家族の2つのタイプが顕在化しているが、クロヒーンで水平的拡大よりも垂直内拡大である直系家族タイプが優位であるという違いが明確に認められたのである。
著者
Nelson Steven G.
出版者
法政大学国文学会
雑誌
日本文学誌要 (ISSN:02877872)
巻号頁・発行日
no.71, pp.72-74, 2005-03
著者
野村 俊之 岩垂 正宏 田中 直也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.98, no.424, pp.19-26, 1998-11-20
参考文献数
17
被引用文献数
8

本稿では、1999年2月に規格化予定のMPEG-4/CELPに関して、その概略と特徴、符号化アルゴリズムについて解説する。MPEG-4/CELPはMPEG-4オーディオ規格を構成する符号化方式の一部であり、音声信号向けの汎用符号化方式として採用されている。MPEG-4/CELPは、他の規格に比べ、ビットレート制御機能と階層符号化機能を有することを最大の特徴とする。ビットレート制御機能によりMPEG-4/CELPは、4〜24kbit/sのビットレートで高品質な符号化品質を達成する。階層符号化機能は、多地点テレビ会議、無線通信、インターネット通信・放送などにおいて高品質な通話を可能とする。
著者
石井 克幸
出版者
国立感染症研究所
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

ヒトパピローマウイルス(HPV)はエンヴェロープの無い小型DNAウイルスである。キャプシドはL1とL2から構成される。本研究ではHPV感染の初期過程に重要な役割を果たすL2と特異的に相互作用する宿主蛋白質を同定し、この相互作用に依存したHPV感染の分子機構の解明を試みた。L2に特異的に相互作用する細胞内蛋白質Transport protein particle complex subunit 8 (TRAPPC8)を同定した。このTRAPPC8はHPVの細胞内侵入に必須な蛋白質であることが分かった。ただし、この侵入機構にL2-TRAPPC8相互作用は無関係であった。一方、L2はゴルジ体を特異的に分散することが明らかとなり、この分散はTRAPPC8ノックダウン細胞のそれと酷似していた。HPVはL1キャプシドを介したTRAPPC8に依存したエンドサイトーシス機構を利用して細胞内に侵入した後、L2がTRAPPC8の機能を阻害し、感染を成功させると推察された。このL2によるTRAPPC8の機能阻害はウイルスゲノムがトランスゴルジネットワーク(TGN)から脱出する機構に重要な役割を果たすと考えられた。
著者
小野木 芳伸
出版者
日本哲学会
雑誌
哲学 (ISSN:03873358)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.46, pp.11-20,1, 1995

My claim here is that, as to the two characters of Erôs "intermediate" and "procreation", the former expresses its character of desire distinguished from its object-thing and that the latter is the purpose (not the object-thing) of this desire. And the crucial points in this formula are: 1) it is not "right opinion" but "philosopher" that exemplifies the "intermediate" between ignorance and wisdom which expresses the desire proper to Erôs; 2) the "procreation" which is the final purpose of Erôs is not a succession of things of the same kind but the action of procreation itself (i.e. the true virtue).
著者
久保田 義弘
出版者
札幌学院大学総合研究所 = Research Institute of Sapporo Gakuin University
雑誌
札幌学院大学経済論集 = Sapporo Gakuin University Review of Economics (ISSN:18848974)
巻号頁・発行日
no.15, pp.73-103, 2019-11-30

本稿では,プラトン(Πλάτων, Plátōn)(前427 年-前347 年)の『饗宴』を通して,個別のものの観察から始め,ことの本質(ものの本性)を見極める認識論について考察する。すなわち,彼は,個別・具体的な美しいものから美そのもの(すなわち,美の本性,あるいは美の本質)を認識する手順について考察している。この手順は,プラトンの『饗宴』において示された,愛することから認識することに到る手順として与えられる。本稿では,個別・具体的な美しい肉体から美そのものの認識に到るための手順が考察される。それは,個別・具体的な肉体的美しさを求める者(愛する者)は,(1)はじめに,この世(地上)の個々の美しいものに心を引かれる(愛する),つまり ある人の顔や手とかその他肉体(身体)に属するものの美しさにひかれ,(2)次に,最高美を目指し,梯子の階段を昇るように,絶えず高く昇っていく,すなわ ち, 一つ一つの美しい肉体的な美しさから二つへ,二つからあらゆる美しき肉体(身 体)へと進み,そして,あらゆる肉体(身体)の美が同一不二であると看取し,一人 に対する熱烈な情熱が取るに足らぬものと見て,その熱を冷まし,その愛をあらゆる 肉体(身体)に及ぼし,(3)そして,美しき肉体(身体)から美しき心霊に進み,肉体的美しさより心霊上の美 しさに高い価値を置き,(4)その上で,美しき職業活動へと進み,たとえば,最高で最美な国家と家の統制に関 することへと進み,(5)美しさ(エロス)を語るには,美しさの真実を究める必要があるので,美しき職業 活動から美しき学問に進み,その学問から美そのものの学問に到達し,(6)最終的には,美のそのもの(美の本質)を認識する。 ここに到って美そのものを觀得する(認識する)ことになる。プラトンは,肉体的な愛欲者から愛智者に到って,ものの本性・本質を見極めることができると言う。また,そこにおいて人生は生き甲斐があると言う。プラトンの『饗宴』において,肉体的な愛欲者が,愛智者となり,美そのものを(ものの本性)認識することに到ることを,本稿では考察する。論文
著者
廣田 栄子
出版者
一般社団法人 日本聴覚医学会
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.199-211, 2013-06-30 (Released:2013-12-05)
参考文献数
77
被引用文献数
2

要旨: 本研究では日本における自治体等ベースの新生児聴覚スクリーニング検査後の早期診断と早期療育の効果に関する最近の研究レビューを米国等の結果と比較し, わが国における療育研究の経緯を検討することを目的とした。医学中央雑誌とCiNiiの和文データベースにより, (小児難聴OR難聴OR聴覚障害OR耳鼻咽喉科) AND療育の検索式を用いて, 聴覚障害児の療育に関する研究を検索した。期間は1900年 ~ 2013年の原著・総説とし, 243件検出した。その間の主な研究テーマは, 順に小児難聴診断, 重複障害児療育, 人工内耳と新生児聴覚スクリーニング検査 (NHS) と変化し, 言語リハビリテーションに拡大した。 わが国では2006年に約60%の産科参院施設で新生児にNHSが実施され, 早期診断が進められており, 早期診断により早期療育が開始されていたことは明らかであった。しかし, NHSの受検が非受検児と比べて, 言語発達に良い影響を及ぼすかについて明らかなエビデンスは乏しいといえる。既にわが国では母子保健法による乳幼児期の健診システムが実施されているので, NHS後の追跡率は米国と比べて高く, 今後, 全幼児を対象とした聴覚ヘルスケアシステムの地域事業と, NHS後の経過観察プログラムを同時的に実施することの重要性が示唆された。

1 0 0 0 哈汉辞典

著者
努尓別克主编
出版者
新華書店 (発売)
巻号頁・発行日
1989
著者
根本 泰行
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, 2020

故・江本勝博士は、1999年に水の氷結結晶写真集『水からの伝言』を出版した。『水からの伝言』の真意は、水の結晶写真を通じて、一般の人々に「水は情報を記憶する」ということ、さらには「意識によって人は物質世界に影響を与えることができる」ということを伝えることにあった。従来科学の枠組みにおいては、「水の情報記憶」について、なかなか認められなかったために、「『水からの伝言』は非科学的である」との批判を受けてきたものの、『水からの伝言』は様々な言語に翻訳されて世界各国に伝わっていき、多くの一般の人々が結晶写真について知ることとなった。しかしながら、『水からの伝言』が世界中に広まっていったことに呼応するように、過去10年ほどの間に、世界のトップレベルの科学者たちから、「水は情報を記憶する」ということを示唆する―もしくは完全に証明する―証拠が提示されてきている。ルパート・シェルドレイク博士の「形態場」仮説によれば、「多くの人々が何らかの事柄について学習すると、その効果は、形態共鳴を通して、それらの人々と直接的な接触のない人々に対しても、広がっていく」と考えられる。『水からの伝言』を知ることによって多くの人々が水の結晶写真を認知したことにより、「水は情報を記憶する」という可能性が人類の「形態場」にアップロードされ、さらには「形態共鳴」を通じて、人類全体の意識に広まった。最新の水の科学の世界において、「水は情報を記憶する」ということが実験的に示唆もしくは証明されるまでに至った理由として、そのような作用が働いたのではないか。その可能性について、議論する。