著者
沼田 潤
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Social science review (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.107, pp.55-74, 2014-01

論文(Article)本研究は,どのような視点取得課題が外国人への共感を高めるのかを明らかにすることを目的としている。日系ブラジル人の解雇問題を取り上げ,その問題に関する二種類の文章と視点取得課題の有無によって,実験参加者(466名)は,4群に分けられた。本研究の結果から,外国人である日系ブラジル人の視点から書かれた文章を読み,日系ブラジル人の視点を取得する課題に取り組んだ群が,最も高い日系ブラジル人に対する平均共感得点を示した。また,少数派に無関心な者や保守的な考えをあまり有していない者も日系ブラジル人の視点を取得させる課題によって,外国人である日系ブラジル人に対する共感が高まった。
著者
長島 善次 内山 正昭 西岡 茂美
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
日本農芸化学会誌 (ISSN:00021407)
巻号頁・発行日
vol.33, no.8, pp.723-727, 1959 (Released:2008-11-21)
参考文献数
10
被引用文献数
1

(1)粉わさびの貯蔵温度,水分含量,貯蔵期間と変質との相互の関係について検討した. (2)貯蔵中の変質の原因に二つ考えられる.一つは辛味の母体である辛子油配糖体の減少であり,一つは之に作用する酵素ミロシナーゼの不活性化である.変質は主として後者によることを明かにした. (3)一旦変質して,加水しても辛味を生じなくなった粉わさびでも,之をアスコルビン酸稀水溶液でといてやると著しく辛味を生ずることを見出した. (4)ミロシナーゼはPCMBの如き-SH基阻害剤で阻害され,この阻害はシステイン等で回復する事などを見出し,ミロシナーゼが一種のSH酵素であることを知った. (5)以上(3), (4)の結果より,変質の主原因であるミロシナーゼ不活性化の機構について考察した. (6)粉わさび貯蔵中の変質防止にアスコルビン酸,或いは之とクエン酸の併用等が著しい効果のあることを認めた. (7)粉わさびと黒からし粉との安定性を比べた.
著者
学習百科事典編集部 編
出版者
学習研究社
巻号頁・発行日
vol.20, 1962

数と計算・量と測定・図形,デザイン・絵と版画・色彩・美術の歴史,音楽のやくそく・和声・音楽の歴史,等を解説。 (日本図書館協会)
著者
近藤 重雄
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.379-380, 1995-10-15 (Released:2017-06-30)
著者
大原 一枝 千葉 圭子 牧野 カズエ
出版者
関西医大誌
雑誌
関西医科大学雑誌 (ISSN:00228400)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.419-421, 1960

Radermin (Barium sulphate hydrosol paste 760.0g, glycerin 200.0g, sulfathiazole 20.0g, Vit. A (6000i. u. ) and D2 (600 i. u. ) complex 2.5g, Vit. B2 5g, Vit. B6 5g, paraoxybenzoic acid methyl 2.5g, C. M. C.5.0g) was used topicaly in 25 cases of tinea pedis, corporis et faciei, contact dermatitis, solar dermatitis, atopic dermatitis, eczema and ecthyma vulgare with favorable effects. Barium sulphate hydrosol is usable as a base of paste as well as zinc oxyde. It is suggested that “radermin” might be used as a base of sun-screen.