著者
吉武 大地 佐村 敏治
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J102-D, no.3, pp.239-243, 2019-03-01

教育工学への新しいメディアとしてスマートミラーを用いた教育システムを提案する.我々は,英単語学習システムの四つの特徴を有するスマートミラーの設計・実装を行った.アンケートと単語テストの評価により本システムの有効性を示した.
著者
仲保 徹 山本 澄子
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.24, no.5, pp.697-701, 2009 (Released:2009-11-25)
参考文献数
18
被引用文献数
13 12

〔目的〕脊柱後彎が胸郭運動に与える影響を明らかにするため,前かがみ座位による脊柱後彎位で,3次元動作解析装置を用いて吸気に伴う胸郭の運動を測定した。〔対象〕対象は健常成人14名とした。〔方法〕深呼吸時の胸郭運動を体表に貼付したマーカーの変位量にて測定し,直立座位と前かがみ座位の2姿勢の比較を行った。〔結果〕その結果,腹側の上位胸郭の運動が直立座位に比べ前かがみ座位で有意に少なかった。〔結語〕脊柱後彎位では,上位胸郭の吸気に伴う前上方への運動が制限されることが明らかになり,換気障害の1要因になりえることが示唆された。
著者
K.O.アンダスン
出版者
聖学院大学
雑誌
聖学院大学論叢 (ISSN:09152539)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.1-19, 2009-03-31

詩人デーヴィッド・タッカー(David Tucker)は,ニュージャージー州のピューリッツァー賞を受賞したこともある朝刊紙『スター・レッジャー紙』に勤務する記者でもある。彼が詩人として発表した最初の詩集Late for Work には,「とりとめのない空想」や「夢想」,「無為の楽しみ」を主題とした複数の詩が収録されている。この詩集は,詩人フィリップ・レヴィン(Philip Levine)によって2005年度のキャサリン・ベイクレス・ネイソン詩作賞(the 2005 Katharine Bakeless Nason Prize for Poetry)の受賞作品に選ばれ,同賞はミドルベリー・カレッジ(Middlebury College)およびブレッド・ローフ作家会議(Bread Loaf Writers' Conference)によって授与された。本稿は,同詩集に収められた45編の詩の中から8作品を取り上げ,タッカーの詩における主題としての「静寂」と「静穏への細心の注意」に焦点をあて検討することを目的としている。そのうえで,「愛」,「死」,「家族」,「神」,その他多様な主題を扱うタッカーの詩について,新たな研究と解釈の視点と方法を提示する。
著者
橋羽 裕規男 滝野 勲
出版者
金沢大学
雑誌
金沢大学大学教育開放センター紀要 (ISSN:03897516)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.99-109, 1984-03-31
被引用文献数
1

3年間にわたる小学校児童と中学校生徒の形態・身体機能の発育・発達を縦断的に調査し、次のような結論を得た。1身長や下肢長(腸骨棘高)などの長育の発育は全国と比して差はなく、全国と同様な発育経過を示している。2体重は、全国と同様な発育経過を示しているが、小学生男女と中学生女子で石川県がやや劣っている。3幅周育では、学年別で男女とも全国より劣っている。4身体機能面は、全国より石川県が劣っている項目(肺活量・背筋力・懸垂・垂直跳・50m走)が多く、特に小学生男女に顕著である。5 5分間走において、中学校3年男女が全国・石川県ともに2年次より低下しており、急激なスポーツ活動の中断が体力特にスタミナ(持久的能力)の低下に短期間に影響を及ぼすことを認めた。以上のような結論を得たが、なお、伸長期・充実期とスポーツ活動の関連や、形態指数の推移などの点について詳細に検討を試みて次号に報告する予定である。最後に、調査に際しご協力を賜わりました教育委員会・学校関係各位ならびに児童・生徒諸君に深く感謝いたします。なお、本研究は、国庫補肋による「スポーツ医科学研究」の一部である。

1 0 0 0 OA 享保撰要類集

出版者
巻号頁・発行日
vol.[10] 一ノ中 隠売女之部,
著者
KIM Hyunwook PARK Dong-Uk
出版者
独立行政法人 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所
雑誌
Industrial health (ISSN:00198366)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.75-82, 2006
被引用文献数
4

Micro-scale enterprises (MSEs) with less than 5 employees are subject to be covered by the scheme of the regular workplace environmental inspection and medical health examination from 2002 in Korea. Due to limited resources as well as vast number of enterprises to be covered, there is an urgent need to focus these efforts to only those high-risk MSEs. To identify them, a qualitative risk assessment methodology was developed combining the hazardous nature of chemicals and exposure potentials as modeled by the HSE and the risk categorization technique by the AIHA. Risk Index (RI) was determined by combining characteristics specific to chemicals and scale of use of the chemicals. The method was applied to 514 MSEs that were selected from a random sample of 4000 MSEs. A total of 170 out of 514 MSEs studied were included in the final analysis. Current status and characteristics of MSEs were identified and RI was assigned to chemicals in each industry. Based on the distribution of RIs, the high-risk MSEs were selected. These include: wood and products of wood, chemicals and chemical products, basic metals, other machinery and equipment, motor vehicles, trailer and semi-trailer manufacturing, and furniture manufacturing. Since these MSEs are high-risk ones, more attentions should be focused on them. This method can be applied to other workplaces with no previous history of quantitative workplace inspections.<br>
著者
ジュンユセン パユンサク 瀧川 具弘 小池 正之 長谷川 英夫 バハラヨーディン バンチョー
出版者
農業食料工学会
雑誌
農業機械學會誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.61-69, 2005-03-01
参考文献数
12
被引用文献数
2

本論文では, 農用車両にけん引されるトレーラの地点への誘導のために利用できる軌跡制御器の開発を報告する。この制御器は, 軌跡を直交座標での多項式で表現するフィードフォワード制御を行うご制御の目的は, トレーラを与えられた地点まで軌跡に追従走行して到達することである。トラクタ・トレーラの運動モデルを用いてエラーが存在しない条件で行ったシミュレーションでは, このフィードフォワード制御は目的地点への走行可能であることを確認できた。しかし, 誤差がある場合, 後退時には目的地点での位置誤差が無視できない程大きくなった。そこで, 軌跡周りに線形化したシステム方程式を用いて設計したフィードバック制御を, 後退時の走行安定化と目的地点での誤差縮小のために導入した。フィードバック系の設計には極配置法と最適制御とを用い, 両者を比較した。シミュレーションでは両フィードバックともシステムを安定化できたが, 最適制御理論により設計した制御器が極配置法に比べ優れていた。
著者
ジュンユセン パユンサク 瀧川 具弘 小池 正之 長谷川 英夫 バハラヨーディン バンチョー
出版者
農業食料工学会
雑誌
農業機械學會誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, pp.70-76, 2005-03-01
参考文献数
10
被引用文献数
3

第1報で提案した軌跡制御を, 実規模のトラクタとトレーラを用いて試験した。トラクタ・トレーラの位置はデッド・レコニング法で計算し, 試験はコンクリート路面上で行った。試験の結果, 後退時にはフィードフォワード制御のみではトレーラを目的地点に誘導できないが, フィードバック制御の導入により誘導が可能となることを確認した。フィードバック制御では, 極配置法と最適制御との比較も行った。目的地点での位置誤差については両者に大きな差はみられなかった。しかし, (8m, 3m) 地点への誘導中にみられた軌跡からの位置誤差は, 極配置法で14cm, 最適制御で9cmであった。これらデータより, 軌跡追従性では最適制御が優れることを示していた。
著者
河野 祥平
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1912, pp.58-65, 2017-10-16

知名度の高いリクナビをはじめ、リクルートの国内の人材募集事業は売上高が2666億円(17年3月期)と決して小さくない。そんなリクナビも、インディードの存在感が増せば、利用者を囲い込み続けられるとは限らない。さらに、求人・採用にあたってインディード…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1431, pp.72-76, 2008-03-03

リクルートが運営する就職情報サイト「リクナビ」は、もはや就職活動に臨む学生の必須ツール。上智大学に通う来春卒の女子学生、佐藤さん(仮称)は今年2月、リクナビにログインして驚いた。 読売新聞から届いたメールを開きクリックすると動画が再生される。「佐藤さん、こんにちは。(中略)そろそろテストも終わり、就職活動が本格化してくる頃ではないでしょうか…」。

1 0 0 0 OA 古義抄翼 7巻

著者
伊藤善韶 著
巻号頁・発行日
vol.[5], 1000
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.656, 2017-01-23

関連キーワード鉄道・運輸機構整備新幹線小浜・京都ルート 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が建設中の整備新幹線の区間で特に延長が長い北海道新幹線の北側、新函館北斗─札幌間(延長211km)は今年、着工区間が大幅に延びる。2016年12月時点…
著者
九州大学大学院統合新領域学府ユーザー感性学専攻修士課程大学院演習・平成26年度開講感性コミュニケーションPTL Ⅲ チーム
出版者
九州大学総合研究博物館
雑誌
九州大学総合研究博物館研究報告 (ISSN:13483080)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.51-64, 2015-03

平成26年度の九州大学大学院統合新領域学府ユーザー感性学専攻感性コミュニケーションコース修士課程における大学院演習科目「プロジェクト・チーム・ラーニング(PTL)」において、九州大学総合研究博物館を活用した教育普及プログラムを開発し、実施した。このワークショップには、参加者の主体的な学びを促すために、「鑑賞」「創作」「表現」の3つの活動ステージを組み込んだ。「鑑賞」では、博物館の研究者の解説を伴うバックヤードツアーによる標本資料を閲覧し、「創作」では、鑑賞に基づくものがたり制作、「表現」では、創作物の発表と共有を行った。本報では、本ワークショップの概要とワークショップの効果などについて報告する。An educational program utilizing the Kyushu University Museum was developed and practiced by students of Kansei Communication PTLIII, a practice of Department of Kansei Science at Graduate School of Integrated Frontier Sciences. Three stages of activities, i.e., "appreciation", "creation" and "expression", were put in the group-work-program to progress participants' autonomous learning. At the first "appreciation" stage, participants observed the specimens at museum-backyard. The museum's researchers explained the specimens and answered questions from participants. Second, "creation" stage, participants share their own finds and impressions of observed specimens and made a story based on their observation. In the final "expression" stage, each group presented and performed their own story. We report the process of the program development, the outline of the workshop and several notes from the observation of participants.