著者
TANAKA Yoshio タナカ ヨシオ 田中 祥雄 田中 祥雄(東京学芸大学数学分野)
出版者
東京学芸大学学術情報委員会
雑誌
東京学芸大学紀要. 自然科学系 (ISSN:18804330)
巻号頁・発行日
vol.61, pp.1-9, 2009-09-30

We recall that an ordered field is a field which has a linear order and the order topology (by this order). Order fields have played important roles in the theory of the real number field R in terms of Archimedes axiom or the axiom of continuity. Ordered fields give algebraic and topological principles in Analysis, Algebra, etc. with respect to the structure of the field R. In this paper, we give metrization theorems on ordered fields, and examples on non-Archimedean ordered fields, etc. Also, as materials around ordered fields, we consider metrizability of ordered (additive) groups, and definitions of real number fields.
著者
荻生 俊昭 セケルバイエフ アレキサンドル 青木 芳朗 小林 定喜 久住 静代 稲葉 次郎 ベレジーナ マリーナ ケンジーナ グルマーラ ルカシェンコ セルゲィ ベレジン セルゲィ ジョタバエフ ジェニス
出版者
Journal of Radiation Research 編集委員会
雑誌
日本放射線影響学会大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.266, 2008

セミパラチンスク旧核実験場では、1949年~1989年に約450回の核実験が行われ、周辺住民は1962年までの約120回の大気圏内核実験により複数回の低線量放射線の外部と内部からの複合被ばくをした。協会では2001年以来、カザフスタンの放射線影響調査防護センター、国立原子力センター等の協力を得てこれらの住民の疫学調査を行ってきた。調査では放射能雲の通過した地域の住民(被ばく調査集団)と対照地域の住民(対照調査集団)について、公文書保管所や住民登録所等での書類調査、住民の聴取り調査等でデータを収集している。2008年7月末時点での調査対象者は約117,300人で、被ばく調査集団46,400人が含まれる。この集団で居住歴判明により線量計算が可能な者は約18,200人、うち生死判明者は約14,800人(生存者:7,000人、死亡者:7,800人)であった。対照調査集団は設定後の日が浅いので今回の解析には用いなかった。死因としては循環器系疾患が全死因の42%で、虚血性心疾患、脳血管疾患が多かった。新生物は全死因の21%で、食道、胃の悪性新生物が多かった。ロシア連邦保健省の計算式により被ばく線量を計算し、被ばく線量と死因(ICD-10分類)に基づいて被ばく集団の内部比較でリスク比を計算した。男性では新生物も循環器系疾患も線量に応じた有意な増加はなかった。女性では高線量群で新生物による死亡リスクは有意に増加した。性別、年齢、被ばく線量、民族に関するロジスティック解析では、循環器系疾患のリスクはいずれでも有意の差が見られたが、新生物では性別、年齢、民族でのみ差が見られた。本調査はまだ調査開始後の期間が短いことから、今後、対象者を増やすとともに、各種指標の信頼性・妥当性、交絡因子やバイアスの検証が必要である。(この調査は平成19年度エネルギー対策特別会計委託事業「原子力発電施設等放射線業務従事者等に係る疫学的調査」の一部である)。
著者
舒 大剛 ジョ タイゴウ
出版者
大阪大学中国学会
雑誌
中国研究集刊 (ISSN:09162232)
巻号頁・発行日
vol.63, pp.2-16, 2017-06

訳/白井順特集「儒学─蜀学と文献学」
著者
加藤 清雄 遠藤 広行 国則 文子 峯尾 仁 牛島 純一
出版者
公益社団法人 日本畜産学会
雑誌
日本畜産学会報 (ISSN:1346907X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.11, pp.978-984, 1987

めん羊の膵外分泌に及ぼす静脈内ペンタガストリン投与の影響を, CCK-8に対する反応と比較しながら検索した. 無麻酔めん羊において, CCK-8は膵液流量, 蛋白質濃度およびアミラーゼ活性何れも増加させたが, ペンタガストリンは膵液流量を増加させずに蛋白質濃度およびアミラーゼ活性を有意に増加させた. ペンタガストリンは, 麻酔下で幽門部を結紮されためん羊においても膵外分泌増加効果を示した. ペンタガストリンによる蛋白質とアミラーゼの最大放出量は, 無麻酔下においても麻酔下においてもCCK-8の場合より少なかった. これらの結果は, ペンタガストリンは腸相を介することなく膵腺房細胞刺激効果を有するが, この効果はCCK-8よりも小さいことを示している.
出版者
大分県海洋水産研究センター
雑誌
大分県海洋水産研究センター調査研究報告 = Bulletin of Oita Institute of Marine and Fisheries Science (ISSN:13430602)
巻号頁・発行日
no.4, pp.51-55, 2003-06

1)飽和露出処理で保存した場合の、ノリ貝殻糸状体の使用可能日数を調べるため、殻胞子放出実験と放出された殻胞子を室内培養し、生長を観察した。2)殻胞子放出実験は、1997年10月1日から糸状体を0、3、7、13、26、47、110日間保存したのち、ビーカーに垂下して海水に戻し、落下した胞子数を計数し、その放出までに要する日数や連続放出期間、最大放出日などを観察した。3)幼芽の生長は、放出された殻胞子をフラスコ内で採苗し、室内で10日間培養しながら観察を行った。4)殻胞子放出実験では、採苗に十分な胞子数を得るまでに、13日保存までは2-4日の短期間で済んだ。しかし、26日保存以降は6-9日を要し、しかも最大放出日も遅くなる傾向にあった。5)室内培養による生長は、13日までの保存では生長に大差は見られなかったが、それ以降の保存では細胞の分裂が遅く、葉体の生長は劣った。6)以上から、飽和露出処理保存した場合の貝殻糸状体の使用可能日数は13日間、ほぼ2週間までと考えられた。
著者
桐山 信一 Nobukazu KIRIYAMA
出版者
創価大学教育学部・教職大学院
雑誌
教育学論集 (ISSN:03855031)
巻号頁・発行日
no.65, pp.73-82, 2014-02

北半球では放射性核種の降下量は太平洋側では春に増大するが,放射性セシウム137の場合,現在は福島では1~2月に極大となり,7~10月にかけて極小になっている。1980年3月からのデータでは,東京と福島の間には同位相傾向(両地域とも放射性核種の降下量が春に高い)が見られた。2011年3月以降になると,このような同位相傾向が見えにくくなることがわかった。福島で生じた1~2月の極大は原発事故以前にはみられなかったものであり,原発事故による2011年3月中旬から放射能の大放出後気象的な自然現象のピーク(極大や極小の月)が変化したと考えられる。降下物中の放射性物質の経時変化の分析は,空間線量率の継続的測定などと組み合わせれば,原子力と人間の関わりの考察にもつながり,科目「理科課題研究」における自然環境の調査として十分な教材になると思われる。In the Northern Hemisphere, the quantity of descent of the radionuclide increases on the Pacific side in spring. In Fukushima, the quantity of descent of ^<137>Cs becomes maximum from January to February and becomes minimum from July to October. By the data after March, 1980, same phase tendency was seen between Tokyo and Fukushima (Quantity of descent of the radionuclide is both high in spring). After March, 2011, it became hard to show this same phase tendency. Maximum from January to February in Fukushima was not seen before the nuclear plant accident. It is thought that the peak of the weather-like natural phenomenon (maximum and minimum moon) changed after great release of the radioactivity from the middle of March by the nuclear plant accident. The analysis of descent of the radionuclide can investigate the natural environments in the high school subject "science study". It leads to consideration of relation between human and atomic energy if combined with the continuous measurement of the space dose rate. And it becomes enough teaching materials.

1 0 0 0 OA 享保撰要類集

出版者
巻号頁・発行日
vol.[85] 二十七ノ中 両溜之部 附穢多弾左衛門事,
著者
青木 広臣 鈴木 俊一 川上 博人
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.500, 2007

放射性廃棄物処分施設の安全性能評価において,地下水移行シナリオ,隆起・浸食シナリオ等の被ばく線量に支配的な影響を及ぼすパラメータである廃棄体の溶出率と,処分施設の核種閉じ込め性能を示す指標である人工バリア部の移行率の関係について整理し,最大放出率に及ぼすそれらパラメータの相対的な位置づけを理論式に基づき分析した.
著者
町田 勝彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.935, pp.169-172, 2006-09-25

——2006年8月に,世界最大となる第8世代(2160mm×2460mm)のガラス基板を使う亀山・第2工場が立ち上がりました。当初の予定より2カ月前倒しで稼働したことになりますが,立ち上げは順調だったのでしょうか。 うまく進みましたよ。想定していた以上に順調でした。私の表情を見てもらえば,順調だったことが分かるでしょう。
著者
原 如宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン = Nikkei personal computing (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.782, pp.38-45, 2017-11-27

メーカー各社から、パソコンの2017年秋冬モデルが発表された。処理性能が向上した第8世代のCore iシリーズが登場し、売れ筋のスタンダードノートにフルモデルチェンジが目立つ。本特集では、秋冬モデルの注目機をメーカー別に紹介する。
著者
前田 芳實 MINVIELLE Francis 岡本 新 橋口 勉
出版者
日本家禽学会
雑誌
日本家禽学会誌 (ISSN:00290254)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.83-95, 1999
被引用文献数
5

本研究では,INRA(フランス国立農業研究所)で実施された日本ウズラの産卵能力に対する選抜実験(個体選抜法と相反反復選抜法)において,第8世代と第13世代での遺伝子構成と遺伝変異の変化について検討を行った。遺伝的変異性はJouy系統とTours系統に属する6lines(line 1, 2, 3, 4, CおよびD)に対して10蛋白質座位により分析された。変異の量(P<sub>poly</sub>)は世代と共に減少し,第1世代,第8世代および第13世代のP<sub>poly</sub>はJouy系統でそれぞれ0.5-0.6, 0.4-0.5および0.3-0.4,また,Tours系統で0.7, 0.6-0.7および0.5-0.7であった。6系統間のG<sub>ST</sub>は第1,第8および第13世代で0.019,0.076および0.156と計算された。G<sub>ST</sub>の世代に伴う増加はline間の系統分化が進んでいることを示唆している。G<sub>ST</sub>の種々の比較から,遺伝的分化が徐々に進行し,この系統分化の一部には選抜システムの違いが関与していることが示唆された。主成分分析の結果,第8世代では,個体選抜群のline 1とline 2, Jouy系統のline 3とlineC,およびTours系統のline 4とline Dの3群に分けられ,また,第13世代では,対照群(line Cとline D),個体選抜群(line 1とline 2)および相反反復選抜群(line3とline 4)に分けられた。遺伝的距離の結果から,本研究での13世代にわたる選抜はINRAの系統間の遺伝的分散を大きくし,それには選抜様式の効果と遺伝的浮動が関与していることが示唆された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1520, pp.104-107, 2009-12-14

今年10月、シャープは堺市にある堺工場で作った液晶パネルを搭載したテレビを初出荷した。 液晶パネルの工場は、製造が可能なガラス基板の大きさによって「第6世代」とか「第8世代」などと呼ばれる。堺工場は2.88m×3.13mと世界最大のガラス基板を作れる第10世代工場。現在、主流の40型であれば1枚から取れるパネルの数は18枚だ。
著者
石原 俊時
出版者
東京大学経済学会
雑誌
経済学論集 (ISSN:00229768)
巻号頁・発行日
vol.78, no.1, pp.63-82, 2012-04

特集 : フィランスロピーの国際比較 : 公と私の間でSpecial Issue : An International Comparison Study on Philanthropy : Between Public and Private Spheres
著者
三宅 敢 淺木 大明 清水 雅宏 松本 一人 西原 雄祐 橋本 義人 松下 友久 島田 伸二 伊藤 康尚
出版者
一般社団法人 日本液晶学会
雑誌
日本液晶学会討論会講演予稿集 (ISSN:18803490)
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

<p>We achieved a super low power consuming LCD panel with an n-FFS mode driven by IGZO-TFTs at low frequency. In this paper, we report the development of a new photo-alignment process for n-FFS, which prevents light-leakage and mura caused by conventional rubbing processes. In addition, we also developed high reliable liquid crystal and photo-alignment materials, which reduce flicker in low refresh rate driving. These technologies have already been applied to the Generation Eight factory, and are being adopted to small/middle sized LCDs for smartphones, tablet PCs, notebook PCs and so on.</p>
著者
倉永 善太郎
出版者
THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.6, pp.176-183, 1975

九州地方のマツカレハ個体数変動について,金峰山と大浦の2試験地で, 1956年より8世代にわたる調査結果に基づぎ,その要因の解析をおこなった。1)金峰山では1957年と1963年,大浦では1958年と1963年に突発的に大発生が起こり,いずれも1世代で終息して,大発生の前に漸進的な密度の高まりはなかった。2)全期間を通じて生命表を作り,VARLEYとGRADWELLのグラフ法により個体数変動要因の解析をおこなった。金峰山では全ステージについて調査がでぎた1957年から1962年まで6世代のうち,はじめの4世代までは卵期から越冬前幼虫期の死亡が,また,あとの2世代では雌成虫の中で繁殖雌数が占める割合が総死亡の変動主要因となった。大浦では世代ごとに異なった要因で変動がおこり,変動主要因は明らかでなかった。3)金峰山のデータから,回帰法によって越冬前幼虫密度から次世代の卵粒数を推定する式を導き出した。この式からの推定値ば,第3世代から第5世代までの適合はきわめてよかったが,第8世代(大発生)の予測はできなかった。このモデルを大浦にあてはめると適合はきわめて悪く,両試験地間では個体数変動要因にかなりの違いがあると推定された。4)この調査は8世代の長期におよび,その期間の初期と終期では林相や林内生物相などの環境変化も大きく,このような林分での少数要因による個体数変動の説明はむずかしいと思われる。