著者
古賀 英三郎
出版者
一橋大学
雑誌
一橋論叢 (ISSN:00182818)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.261-270, 1954-09-01

論文タイプ||書評
出版者
日経BP社
雑誌
日経ものづくり (ISSN:13492772)
巻号頁・発行日
no.759, pp.44-53, 2017-12

体育の日を含む3連休の中日だった2017年10月8日、神戸製鋼所は都内で緊急会見を開いた。同社グループのアルミ・銅事業部門における品質データの偽装が発覚したためだ。同事業部門が製造したアルミ板や銅管などで、顧客が求める仕様を満たしていないにもかかわらず、満たしているかのように品質データを書き換えていた。実際に偽装に手を下したり、黙認したりしていた従業員は管理職を含めて過去1年間で数十人に上る─。国内外に大きな衝撃が広がった。
著者
平田 清明
出版者
一橋大学
雑誌
一橋論叢 (ISSN:00182818)
巻号頁・発行日
vol.25, no.5, pp.459-468, 1951-05-01

論文タイプ||書評
著者
崔 舜翔 亀井 勉 小林 洋子
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.82-83, 2013

【目的】薬物を一切使わずに、気功入静法、刺絡療法と催眠療法の三者の同時導入により、摂食障害の諸症状の著しい改善が見られた一症例を報告する。【材料と方法】35歳、女性、幼児ごろより周りからのいじめ、未成年時の家出により、14歳から現在まで21年間摂食障害を患う。主な症状として、食事に対する恐怖心と罪悪感、人との外食や出勤時の食事ができず、仕事から帰宅すると暴食し、その自覚もなく、過食と嘔吐を繰り返す。また、20年以上の不眠症、左腹部の鈍痛感、呼吸困難に陥いたりする。鍼灸、整体、マッサージ、催眠療法、瞑想等各種治療法を試みたが、改善は得られなかった。2012年11月から、当院で気功入静法、刺絡療法と催眠療法と3つの組合せ治療を受ける。気功入静法は、徐々に時間を初回の15分から最長150分まで延ばし、呼吸法を行わずに、「人天合一、物我両忘」の虚無境界に入る方法を指導した。気功入静法のみを通じて摂食障害の要因ときっかけを探ることにした。刺絡療法は3回目以降から12正経の井穴に、自宅で週2~3回程度に行うように指導した。催眠療法は、3回目から1回約20分行い、気功入静法を実践するにつれて健康意識が自然に高まるという一般的な暗示を入れた。【結果】治療開始から今までの2ヶ月間計9回の治療(1回治療3時間)を経って、現在嘔吐はまだ多少あるものの、食事量が過食時の三分の一まで減り、上記の諸症状すべてが消え、著しい改善が認められた。【考察及び結論】中医理論では、喜・怒・思・憂・悲・恐・驚などの感情が行き過ぎると、陰陽のバランスの崩れ、気血の運行の乱れと臓腑の機能失調をもたらし、疾病を起こすとされる。本人が5回の指導と治療によって気功入静法をマスターできたために、気功入静による心理的障害の除去と健康増進の効果が現れたと考えられる。また、全身12経絡への刺絡療法によって自律神経と体性神経の異常亢進を抑制でき、そして、催眠療法によって健康意識が高まった。この三つの療法の相乗効果によって行き過ぎた感情が調整されたことが陰陽と気血及び臓腑の機能の改善につながり、結果的に摂食障害の諸症状の顕著な改善につながったと考えられる。
著者
風呂本 惇子
出版者
神戸女学院大学
雑誌
女性学評論 (ISSN:09136630)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.139-155, 2000-03-31

The anglophone Caribbean islands came under the dominance of the American economy and culture after emerging from the political dominance of England. The material cu1ture flowed in through the American television screen and influenced the value system of the people in the Caribbean. Generally speaking,material culture tends to be youth-centered as young people produce the most and consume the most. As a result, old people tend to be marginalized and ignored. Beryl Gilroy(Guyana) in Frangipani House,Paule Marshall(Barbados) in"To Da-duh,In Memorial," and Michelle Cliff (J amaica) in No Telephone to Heaven respectively focus on an old woman as victim who is pushed away by cultural invasion. This figure of a marginalized old woman also represents the marginalized state of the Caribbean itself. However, the noticeable thing is that all three writers restore the elders' positive function in their works. Mama King is sent into an expensive eventide home `Frangipani House' by her daughters living in America,and her senility is thought unavoidable. Yet she does not give in,and finally escapes from the protective controlment of the eventide home. By living in the dangerous but vital world of the poor,she takes back her senses and her autonomy to such a degree that she even declines her granddaughter's offer to live in America with her. Gilroy's personal wishfor the spiritual independence of Caribbean people may be expressed in her depiction of MamaK ing's life. In the case of Marshall and Cliff,it is in their later works that they restore the old women's function,and in a similar way at that. In Praisesong for the Widow by Marshall and Free Enterprise by Cliff,the old women finally decide to hand down their memories of unwritten history to the younger generation. Marshall and Cliff are aware that those memories embedded in the minds of old people might be irrecoverably lost once the tradition of story-telling by old people is gone,and emphasize their function as griot. Here a short mention of the story-telling tradition in the Caribbean may be not so irrelevant. These works remind me of other Caribbean novels in which old women keep the story-telling tradition ; Crick Crack,Monkey by Merle Hodge (Trinidad),Breath, Eyes,Memory by Edwidge Danticat (Haiti) where grandmothers finish or begin their story-telling with the phrase"Crick, Crack." Though Marshall and Cliff have beenliving for a long time in America,they seem to carry that tradition deep within them.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.366, pp.88-91, 2002-05-20

「3Gの世界展開を推進する上で,出資のタイミングは間違っていなかった」——。NTTドコモの立川社長は4月上旬,緊急会見の場で,2001年度末決算で海外出資先の株価下落に伴う5500億円の特別損失を計上すると述べた。同社は,中間期決算でも同様の理由で2627億円の減損処理をしている。合わせて8100億円以上を,わずか1年で失ったことになる。
著者
荒牧 英治 増川 佐知子 森田 瑞樹
出版者
一般社団法人 言語処理学会
雑誌
自然言語処理 = Journal of natural language processing (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.19, no.5, pp.419-435, 2012-12-14
参考文献数
23
被引用文献数
1

近年,ウェブの情報を用いて,感染症などの疾病状態を監視するシステムに注目が集まっている.本研究では,ソーシャルメディアを用いたインフルエンザ・サーベイランスに注目する. これまでの多くのシステムは,単純な単語の頻度情報をもとに患者の状態を調査するというものであった.しかし,この方法では,実際に疾患にかかっていない場合の発言を収集してしまう恐れがある.また,そもそも,医療者でない個人の自発的な発言の集計が,必ずしもインフルエンザの流行と一致するとは限らない.本研究では,前者の問題に対応するため, 発言者が実際にインフルエンザにかかっているもののみを抽出し集計を行う.後者の問題に対して,発言と流行の時間的なずれを吸収するための感染症モデルを提案する.実験においては,Twitter の発言を材料にしたインフルエンザ流行の推定値は,感染症情報センターの患者数と相関係数 0.910 という高い相関を示し,その有効性を示した.本研究により,ソーシャルメディア上の情報をそのまま用いるのではなく,文章分類や疾患モデルと組み合わせて用いることで,さらに精度を向上できることが示された.

1 0 0 0 OA 宗門正灯録

著者
東陽, 英朝
出版者
巻号頁・発行日
vol.[10], 1630
著者
牧 亮太 海田 梨香子 湯澤 正通
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
雑誌
広島大学心理学研究 (ISSN:13471619)
巻号頁・発行日
no.10, pp.71-80, 2010

本研究では, 内閣府(2010)のひきこもり実態調査で用いられた質問項目を使用し, 一般大学生を, ひきこもりに対して肯定的態度を示す者(ひきこもり親和性高群)とそうでない者(ひきこもり親和性低群)に分け, ひきこもり親和性高群における心理的特徴(友人関係, 不快情動回避傾向, 早期完了特徴)について検討した。その結果, ひきこもり親和性高群には, 友人関係における自己閉鎖的な傾向が見られること, 男性に限っては友人に対して積極的な関与を回避する傾向にあることが示された。また, 不快情動の回避傾向, および早期完了特徴にはひきこもり親和性の高低による違いは見られなかった。これらの結果より, ひきこもり親和性の高い大学生が, 必ずしもひきこもりに陥りやすいというわけではなく, むしろ友人関係に困難を抱えながらも, 不快な情動と向き合いつつ, 社会に適応している可能性が示された。深刻なひきこもり状態を回避iする要因を探るうえで, ひきこもりに肯定的な態度を示す人たちに注目することの重要性が示唆された。
著者
大島 和臣 出口 利定 今泉 敏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.695, pp.31-36, 2005-02-24
参考文献数
5
被引用文献数
3

高機能の自閉症スペクトラム障害児20名と健常児28名を対象に、音声から話者の意図を理解する能力を検討した。音韻情報(辞書的意味)が肯定的な短文と否定的な短文を、肯定的・否定的どちらかの感情を持って成人女性が話した音声を、皮肉や冗談を表す音声として用いた。韻律課題では話者の感情を、表情-韻律課題では話者の感情と話者の表情を判断した。その結果、両課題において自閉症スペクトラム障害児は課題の正答数が健常児よりも有意に少なかった。また、課題に文脈情報を加えても同じ傾向を示した。この結果は、音韻情報と韻律情報を分離する能力と、韻律情報と表情を適正に統合し話者の発話意図を理解する能力が加齢に応じ発達するものの、健常児よりも低いことが示された。
著者
パテル オズマン・ヴァリ 平子 誠 高橋 透 佐々木 伸雄 百目鬼 郁男
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.659-663, 1995-08-15
被引用文献数
6

2胚移植によって受胎した正常双胎妊娠牛(N牛), フリーマーチン妊娠牛(F牛)および反転性裂体妊娠牛(S牛)の妊娠全期間にわたる末梢血中プロジェステロン(P_4), エストロン(E_1)およびエストラジオール(E_2)の消長を調べた. 血中P4濃度は, F牛が妊娠254日に双子を死産した際に急減した他は, 三者の間には相違がみられなかった. 血中E1濃度は, N牛においては好期の経過に伴い上昇し, 分娩日に最高値を示した後に急減し, F牛においてはN牛よりも低い値で推移し, 妊娠254日に突然上昇した後に急減した. また, S牛においてもN牛より低く, 変動を伴って推移した. 血中E_2濃度は, 三者ともにE_1より低く, かつE_1濃度に平行して推移した. 血中E_1, E_2濃度は, 分娩後1日にN牛では両者とも20pg/ml以下の値に低下したが, F牛とS牛はE_1が150kg/ml以上, E_2が20pg/ml以上の値を示した. この成績は, 妊娠中の胎子数の判定同様子宮内の胞子の予後の判定においても, P_4よりE_1やE_2の方が優れた指標となることを示唆している.