著者
劉 暢 赤崎 弘平
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:1348284X)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.133, 2005

本研究は北京緑化隔離帯の計画及びその実現可能性に着目した。具体的には、計画策定の流れ、計画内容及び緑化隔離帯として指定された地域の実態を把握した。そして形状、計画内容、実現手法についてロンドン、東京のグリーンベルトとの比較により、北京緑化隔離帯の問題点及びその実現に向けて、ロンドンと東京の事例から参考すべき点を探り出す。本研究から得られた結論は以下の通りである。1、ロンドングリーンベルトと北京第二緑化隔離帯は「都市構造」のひとつであることに対して、ロンドンのグリーン・ガードル、東京の環状緑地、北京の第一緑化隔離帯は形状、位置から見れば「都市基盤施設」として位置づけることができ、道路、公園などと同じレベルの都市施設であり、レクリエーション機能が重要でる2、北京では、「第一緑化隔離帯」は都市構造としてのグリーンベルトと認識されたため、レクリエーション機能が重視されず、林地の建設と農地・農村の保全が行われた。3、しかし実際に建設された林地は景観・レクリエーション機能が果たせずに孤立し、農地・農村の保全は後追い的な関連法は効果がなく、市街地化及びスラム化が進行した。
著者
吉本 道雅
出版者
京都大學大學院文學研究科・文學部
雑誌
京都大學文學部研究紀要 = Memoirs of the Faculty of Letters, Kyoto University (ISSN:04529774)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.33-83, 2006-03-31

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
著者
魚里 明子 伊木 智子 古川 秀敏
出版者
関西看護医療大学
雑誌
関西看護医療大学紀要 (ISSN:18835686)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.51-61, 2016-03

【目的】糖尿病罹患という長く苦しい状況の中で,糖尿病の病状が悪化する人としない人がいるのはなぜかということに着目し,健康生成論を理論背景として,2 型糖尿病患者の「健康に生き抜く力」を構成する要素は何かを明らかにする。【対象】病院・診療所で治療中の2 型糖尿病患者8 名を対象に,半構成的面接をおこなった。それぞれのインタビューの逐語録をデータとして,質的分析をおこなった。倫理的配慮として,研究協力者に,本研究の趣旨,研究協力拒否の権利,研究拒否をしても不利益を受けないこと,匿名性の確保,データの厳重管理について口頭と文書で説明し,文書によって同意を得た。また,研究者が所属する大学の研究倫理委員会の承認を得た。【結果】2 型糖尿病患者の「健康に生き抜く力」の構成要素として,「客観的に判断する力」「自己決定できる力」「調整できる力」「状況を判断する力」「ポジティブに捉える力」「支援を得る力」が抽出された。【考察】2 型糖尿病患者の「健康に生き抜く力」は,自覚症状で判断できない疾患の特徴から,自覚症状には頼らず,データから疾患の悪化を推測し,生活をコントロールしているという「客観的に判断する力」が糖尿病の悪化を防いでいることが認められた。仕事や職場環境に影響されなくなった定年退職後は,「自己決定できる力」と,食事や薬の調整を自分が考え,実行したいようにコントロールできる「調整できる力」により,病状が悪化しなくなっていた。また,合併症を起こしたことにより,今までの自分の行動を反省すると共に,自分の将来を見通し,今後のことを考え無茶はしないという「状況を判断する力」,合併症を起こした状況を悲観することなく,なんとかしようと前向きに考えるという「ポジティブに捉える力」を持っていた。また,食事療法に協力してくれる家族や糖尿病のことに関しては信頼できる専門家の支援を得られるという「支援を得る力」を持っていることも認められた。
著者
吉村 治正
出版者
奈良大学
雑誌
奈良大学紀要 (ISSN:03892204)
巻号頁・発行日
no.44, pp.143-154, 2016-03

調査対象者の選択的意思による協力拒否は社会調査にとってきわめて深刻な問題であるにも関わらず、本邦の社会学者の間では未だこれを規範的に評価することが横行している。本稿では、非回答の発生とそれが及ぼす調査結果への影響について、旧来的な理解(抵抗の連続尺度モデル)と、社会科学に立脚し非回答を調査対象者の合理的思考の結果とみなす諸理論(機会費用理論・社会的交換理論・社会的孤立理論・パーソナリティ理論・天秤理論)とを対比させ、その特徴を概略的に論じた。

1 0 0 0 OA 仮字類纂

著者
関根為宝 (江山) 編
出版者
英文蔵
巻号頁・発行日
1884
著者
岸 利治 前川 宏一
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集 = Proceedings of JSCE (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.526, pp.97-109, 1995-11-20
被引用文献数
19 28

コンクリート構造の耐久性照査において, 使用材料の特性値を一般化した形式で与えることは, 効率的な材料設計に不可欠である. 特に温度応力解析では, 任意の条件に対応可能なセメントの発熱モデルを与えることが求められる. 本研究は, セメント水和反応を構成鉱物ごとに記述し, ポルトランドセメントの種類による差を, 鉱物組成の違いとして表現した水和発熱モデルを提案するものである. 各鉱物反応の発熱速度は, 温度一定条件下の基準発熱速度と温度活性の2つの材料関数により表現され, 鉱物反応ごとに異なる温度依存性を反映して, 任意の温度履歴に対応したセメント総体としての発熱過程が定量化された. 構築した水和発熱モデルは, 断熱温度上昇値及び擬似断熱試験K体の温度計測結果によって検証した.
著者
為永春水 作
巻号頁・発行日
vol.巻之十, 1824

1 0 0 0 OA 000.5: War Crimes

巻号頁・発行日
1945

1 0 0 0 OA 000.3: Religion

巻号頁・発行日
1948

1 0 0 0 OA 玉塵抄

出版者
巻号頁・発行日
vol.[30], 1597
巻号頁・発行日
1951

1 0 0 0 OA 毎日記

出版者
巻号頁・発行日
vol.[353],

1 0 0 0 OA 晩年

著者
太宰治 著
出版者
砂子屋書房
巻号頁・発行日
1936