著者
清水 一治
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.480-483, 1993-06-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
10
被引用文献数
2

民間航空機一次構造材への適用を目標としてPAN系炭素繊維の高強度・高弾性率化への研究が,欠陥減少の追及や結晶サイズの微細化の観点から最近大いに進展した.また従来の糸とは形状の異なるコイル状炭素繊維が新しく登場し機能的な用途が期待されている.

1 0 0 0 OA 大阪商工名録

出版者
大阪商工会議所
巻号頁・発行日
vol.昭和22年版, 1947

1 0 0 0 OA 享保撰要類集

出版者
巻号頁・発行日
vol.[19] 六ノ下 蔵地商床道鋪下水之部并高積之事,
著者
吉田 英生
出版者
社団法人 日本伝熱学会
雑誌
伝熱 (ISSN:13448692)
巻号頁・発行日
vol.43, no.183, pp.39-41, 2004 (Released:2010-12-16)
参考文献数
5
著者
南 舞 星野 亜由美 飯田 文子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.30, 2018

【目的】牛肉は産地、飼料等の違いで肉質や食味特性が異なる。中でも黒毛和種は他品種に比べ良い風味を持ち、それらが食味評価に強く寄与していることが明らかとなっている。しかし、官能評価の香りと香気成分との関連性をみることは困難であるため、本研究では的確で詳細に香り特性を捉えるパネリスト育成方法確立を目的とした。<br><br>【方法】1種の香気成分を用いた牛肉の香り識別訓練と、2種の似た香りとされる香気成分を用いた応用識別訓練を行った。各試料には、黒毛和種の香気成分として同定されている中から代表として、γ-Nonalactone, γ-Dodecanolactone, 2,5-Dimethylpyrazine, 2-ethyl-3,5-Dimethylpyrazine等計10種を用いた。2:5点試験法を行い、2回正解したものを合格とした。併せて、香りの言葉出しも行った。また、訓練前と、訓練後に行った官能評価における用語数を比較し、訓練効果を検証した。<br><br>【結果】牛肉の香り識別訓練では、パネリスト間の合格への過程が異なり、既知の閾値とは関係なく、パネリスト間での差が示唆された。また、訓練の言葉出しでは、γ-Nonalactoneはココナッツ様・桃様・杏仁様の香り、γ-Dodecanolactoneは桃様・パイナップル様・バター様の香り等10種類の香気成分のそれぞれに特有な用語が挙げられた。また、応用識別訓練では表現用語の統一性がより顕著になった。実際の黒毛和種官能評価の香りの言葉出しでは、抽象的であった用語が減り、より具体的な用語が増えた。以上、これら訓練方法は、香りを適格に評価できるパネリスト育成に有効であることが示された。
著者
林 和彦
出版者
公益社団法人 日本金属学会
雑誌
日本金属学会誌 (ISSN:00214876)
巻号頁・発行日
vol.74, no.7, pp.394-403, 2010 (Released:2010-07-01)
参考文献数
20
被引用文献数
1 2

Bismuth based high temperature superconductor has discovered by Dr. Maeda at NIMS (National Institute for Materials Science). Just after the discovery of this material, Sumitomo Electric has carried out the R&D on long length and high performance wire, and many application prototypes for more than 20 years. As a wire manufacturing technology, CT-OP (controlled over pressure sintering) process is very effective to make high performance wire. Power cable and ship propulsion motor applications using bismuth based superconducting wire are highly expected.
著者
小林 慎一 中島 隆芳 山崎 浩平 佐藤 謙一
出版者
公益社団法人 低温工学・超電導学会 (旧 社団法人 低温工学協会)
雑誌
低温工学 (ISSN:03892441)
巻号頁・発行日
vol.47, no.7, pp.422-429, 2012-07-25 (Released:2012-09-12)
参考文献数
27
被引用文献数
2 2

Since the discovery of bismuth-based high-temperature superconductors in 1988 in Japan, much work has been done to develop superconducting wires and their applications. Applications include cables, motors, transformers and fault current limiters used at 77.3 K, high field magnets and motors used at 20 K and super-high field magnets and current leads used at 4.2 K. Some applications are already commercial products. This paper introduces the wire fabrication methods, wire characteristics and application apparatus.
著者
一瀬 孝
出版者
金沢大学理学部
雑誌
平成15(2003)年度科学研究費補助金 基盤研究(B) 研究成果報告書
巻号頁・発行日
vol.2001-2003, pp.16p., 2004-03-01 (Released:2017-10-05)

Trotter-Kato積公式,または,Lie-Trotter-Kato積公式は,ふつうHilbert/Banach空間の強位相で収束するものであった.非自明なときに作用素ノルムでも成り立つ場合があることを知ったことが,本研究の動機であった. 1.一瀬は,田村英男との共著論文,及び田村英男,田村博志,海外研究協力者V.A.Zagrebnovとの2編の共著論文(Commun.Math.Phys.2001)において,2つの非負自己共役作用素の和が自己共役ならば作用素ノルム自己共役Trotter--Kato層公式が最良の誤差評価O(1/n)で成立することを確立した.この結果は,考えている状況で最良の最終的結果である.実際,以前に,一方では,Kacの転送作用素とSchroedinger半群の差のノルム評価を経たB.Helffer(1994-95)の最初の結果を拡張する一瀬・高信(Commun.Math.Phys.1997,Nagoya Math.J.1998,Electronic J.Prob.2000))によるFeynman-Kac-Ito公式を用いた確率解析的研究,百目鬼・一瀬・田村英男(J.Math.Soc.Japan 1998)及び一瀬・田村英男(symptotic Analysis 1998)による作用素論的研究の結果を,他方では,Rogava(1993)に始まる抽象的に作用素ノルム自己共役トロッター・加藤積公式を証明するそれまでの,山瀬・田村英男(Integral Equations Operator Theory 1997,Osaka J.Math.1998),Neidhardt-Zagrebnov(Integral Equations Operator Theory, Lett.Math.Phys.1998)等の研究結果をすべて陽に含み真に拡張するものである. 2.更に,一瀬は,H.Neidhardt及びV.A.Zagrebnovとの最近の共著論文(J.Functional Analysis 2004)において,1で確立した作用素ノルム自己共役トロッター・加藤積公式を作用素和の場合から2次形式和の場合へ,一方の自己共役作用素が他方の自己共役作用素によって2次形式の意味でドミネイトされるとき,これらの作用素の定義域に関するある付帯条件の下に拡張し,最良の誤差評価と共に証明した.このドミネイションを仮定しないで証明できるかどうかは今後の問題であろう. 研究課題/領域番号:13440044, 研究期間(年度):2001–2003
出版者
日本新聞情報社
巻号頁・発行日
vol.昭和11年版, 1936
著者
岡本 華枝 木村 隆彦
出版者
ヒューマンケア研究学会
雑誌
ヒューマンケア研究学会学術集会 プログラム/抄録集 (ISSN:2187283X)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.22, 2015-10

超高齢社会の到来や疾病構造の変化に伴い、看護に求められるニーズは高度化・多様化している。救急医療での看護師は、常に予測性、準備性、即応性を持った対応が求められる。そこで、患者の生活の場に出動し、生活様式を確認したうえで、傷病の経過や病歴、さらに今後の希望等を短時間に聞き取り、医療機関への受入交渉を経て搬送する消防救急隊に着目した。本学の看護学生のインターンシップとして消防署で、救急医療の現状について触れ、臨床的な視点での学習効果の向上を図ることで、患者の側に立った高度な看護スキルの確立を目指すものである。さらに、地域の安全・安心の要として、市民の命と直接向き合う業務を学ぶことは、看護職者としての資質向上にも寄与すると期待した。その結果、学生が救急ばかりではなく消防業務の全てに渡り、多くの学びを得たので報告する。
著者
北原 曜
出版者
一般社団法人日本森林学会
雑誌
日本林學會誌 (ISSN:0021485X)
巻号頁・発行日
vol.71, no.8, pp.317-322, 1989-08-01
被引用文献数
9

植物根系によって発生したと推定されるパイプの水理特性を, 透水試験などによって明らかにした。試験方法は以下のとおりである。1)山腹斜面土層中より, パイプを含めた断面9.5×9.5cm, 長さ30cmの土壌サンプルを採取する, 2)サンプルに種々の水頭差をかけて透水試験を行う, 3)パイプ内の土を耳かき状のさじで採取し分析する, 4)サンプルのパイプ部分に石膏を流し込み固める, 5)もう一度, 透水試験を行い非パイプ部分の透水係数を求め, 2)との差からパイプフローの流量を算出する, 6)サンプルを分解し, 石膏で固められたパイプ部分を取り出す, 7)このパイプ部分の体積, 直径など形状を測定する。以上の試験を10サンプルについて行った結果, パイプの形状は断面が離心率0.39〜0.84の楕円形であること, パイプ内の団粒化した土の占める体積は10%以下であること, パイプ内の水の動きにはDARCY-WEISBACHの式が適用でき, MANNINGの粗度係数は0.036〜1.364という大きな値を示すことなどが判明した。
著者
甲田 宗嗣 新小田 幸一
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.125-131, 2008 (Released:2008-04-05)
参考文献数
31
被引用文献数
2 4

椅子座位から立ち上がり,歩行に至る一連の動作(起立-歩行動作)について,三次元動作解析装置および床反力計を用いてバイオメカニクス特性を分析し,膝筋力,バランス指標および転倒経験の有無との関連について検討した。対象は健常高齢男性18名(平均年齢73.9±5.3歳)であり,対象にはできるだけ速く起立し,3 m歩行するよう教示した。バランス指標はTUGテスト,Functional Reachテスト,左右最大一歩幅とした。結果として,起立-歩行動作のバイオメカニクス特性と膝筋力およびバランス指標との間に幾つかの相関が認められた。また,転倒群ではTUGテストの所要時間が長く,起立-歩行動作において直立位近くまで立ち上がってから歩き始めるという特徴を示した。