著者
佐藤 健一
出版者
電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.96, no.3, pp.220-232, 2013-03-01
参考文献数
63

インターネットのトラヒック量が増加するとともに,ハイパージャイアントコンテンツホルダの出現により,ネットワークのトラヒックの流れが大きく変わりつつある.一方,半導体の性能の進展速度が低下するとともに,消費電力のボトルネックが顕在化しつつある.将来の大容量トラヒックを扱うためには,スループット当りの消費電力が極めて小さい光ルーチング技術の重要性が増加する.しかしながら光の特性を最大限に生かしたネットワークの実現にはノード技術の革新が必要である.今後の光ネットワーク技術の開発方向を議論する.Relentless Internet traffic increase and the recent advent of hyper giant content holders are changing traditional Internet paradigm. Limitation of silicon-based technologies is becoming more and more tangible, which stems from ever increasing LSI power dissipation. Exploiting optical technologies is the way to resolve the problems, however, their introduction remains limited. The barriers mostly exist in the node technologies. The next steps to proceed in removing them are presented with some state-of-the-art technical development.
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1993
著者
合田 幸広 穐山 浩 大槻 崇 藤井 明美 豊田 正武
出版者
[日本食品衛生学会]
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.56-62, 2001-02-25
参考文献数
6
被引用文献数
1 10

アフラトキシン (AF) 通知分析法においても, 健康危害及び環境汚染防止の目的で, 使用溶媒の見直しが要求されている. 著者らは既に報告した毒性の高い溶媒を用いない多機能カラムにHPLCを組合せたAF分析法の応用範囲を拡大する目的で, 通知で分析が義務付けられたナッツ類及びジャイアントコーンを含め, より多種の試料の添加回収実験を行った. その結果マカデミアナッツ, クルミ, ヘーゼルナッツ, ブラジルナッツ, ジャイアントコーン, コメ, コムギ, ソバでB<sub>1</sub>, B<sub>2</sub>, G<sub>1</sub>, G<sub>2</sub>ともに良好な回収率 (85~106%) を得た. また, 妨害ピークが検出された香辛料6種及び紅茶について, 市販のアフィニティーカラムを組合せた分析法を検討した. その結果, G<sub>2</sub>, B<sub>2</sub>で一部回収率が低いものの, B<sub>1</sub>, G<sub>1</sub>の回収率は良好 (71~112%) でこれらの試料でも分析可能であることが示された.

1 0 0 0 OA 長者機嫌袋

著者
福冨言粹 [著]
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
vol.[1], 1705
著者
布施 綾子 福島 慎太郎
出版者
システム農学会
雑誌
システム農学 (ISSN:09137548)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.41-48, 2014-04-20 (Released:2015-06-04)
参考文献数
13
被引用文献数
1

2002年、神戸市ではイノシシからの危害防止のため、「イノシシ餌付け禁止条例」が制定された。本研究は、神戸市東灘区内におけるイノシシに対する人の行動、人の行動に対するイノシシの反応に関する調査に基づき、河床部と山間部での人の行動差を検証し、人とイノシシとの共生の方策を探ることを目的とした。調査は、2010年11月から2011年3月にかけて行い、天上川中流部にて河床に定着したイノシシと、保久良山付近に生息するイノシシに対する人の行動を観察・比較した。人のイノシシに対する行動を無関心的行動・能動的行動・積極的行動・敵対的行動・逃避的行動にカテゴリー別に分類するとともに、人の行動に対するイノシシの行動を活動的行動・物欲的行動・攻撃的行動に分類した。イノシシが河床に生息している天上川中流部付近はイノシシと人が隔離された状況にあるが、保久良山付近はそのような隔離状況はなく、その物理的な環境の差が人のイノシシに対する行動に差をもたらすかを明らかにするために、両場所における人の行動の差をχ2 検定により検証した。続いて、男女比、年齢層比の影響を統制しても、カテゴリー別の行動に地域差がみられるか否かを検証するために、ロジスティック回帰分析を実施した。その結果、無関心的行動は天上川中流部付近と若年層・中高年層において、能動的行動・積極的行動は保久良山付近と未成年層において多く確認された。また、餌付け行動も未成年層が多くとっていることが確かめられた。更に、イノシシに対する人の能動的行動・積極的行動はイノシシの物欲的行動を誘発する可能性があることが確かめられた。
著者
野上 道男
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.100012, 2015 (Released:2015-04-13)

対馬海峡の流速は0.5m/sec程度であり(九州大応用力学研WEB公開データ)、速さがその4倍以下の人力船は大きく流される.海図も羅針盤もなく航路距離は測定不可能な値である.そこで倭人伝に記述されている里数は測量による直線距離であると判断される.つまり天文測量である1寸千里法(周髀算経)で得られた短里による数値である. 帯方郡(沙里院)から狗邪韓国(巨済島)まで七千余里、女王国(邪馬台国)まで万二千余里、倭地(狗邪韓国と邪馬台国の間)は(周旋)五千里と記述されている.これらの3点はほぼN143E線上にある.この方位線は子午線と、辺長比3:4:5のピタゴラス三角形を作る(周髀算経と九章算術で頻繁に使われている) .帯方郡での内角は36.78度であり(N143.22E)、東南(N135E)あるいは夏至の日出方向を東とする方位系での南(N150E)の近似である可能性が高い. 1.2万里は斜め距離であり、南北成分距離は、1.2万里x4/5=9600里である.1寸千里によると日影長の差は9.6寸となる.帯方郡は中国の行政内であるので、日影長による定位が行われていたはずである.現在の知識では郡(沙里院)の緯度は38.5Nであり、日影長は21.53寸と計算できる.それより9.6寸短い11.93寸という値が得られる緯度は31.92Nである.方位N143E線と合わせると郡から1.2万里の点は宮崎平野南部となる. 測定誤差に配慮すれば、倭人伝では邪馬台国は九州南部にあったと認識されていたといえる.それより詳しい比定は考古学の問題である.漢文法に時制はなく、「邪馬台国女王之所都」は文意を補って、邪馬台国はかって(倭)女王(卑弥呼)が都して(治めて)いたところである、と読むべきであろう.邪馬台国が倭国の首都であるとするのは明らかに誤読である.

1 0 0 0 OA 就眠前

著者
小山内薫 著
出版者
平和出版社
巻号頁・発行日
1917
著者
松村 正三
出版者
科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター
雑誌
科学技術動向 (ISSN:13493663)
巻号頁・発行日
no.091, pp.25-39, 2008-10-01 (Released:2013-06-12)

1 0 0 0 OA 歴代名医図

著者
木下, 順庵
出版者
木下貞幹写
巻号頁・発行日
1694
著者
小川 仁 舟山 裕士 福島 浩平 柴田 近 高橋 賢一 長尾 宗紀 羽根田 祥 渡辺 和宏 工藤 克昌 佐々木 巌
出版者
日本大腸肛門病学会
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.57, no.8, pp.455-459, 2004-08-01
参考文献数
9
被引用文献数
1 1

症例は23歳女性.5年前にスプレー缶の蓋を膣内に留置してしまったが医療機関を受診せず放置し,次第に月経周期に類似した下血と腰痛が出現したため近医を受診した.大腸内視鏡検査で膣内異物と直腸膣瘻を指摘され経肛門的に異物除去術が施行されたが,2カ月後も瘻孔が閉鎖しないため当科を紹介された.初診時2横指大の直腸膣瘻と膣狭窄を認めた.回腸にループ式人工肛門が増設されたが6カ月後も瘻孔は閉鎖せず,根治目的に手術が施行された.瘻孔周辺の直腸と膣は高度の線維化により強固に癒着しており直腸・膣の修復は不可能であったため,再手術により子宮摘出・直腸切除,結腸肛門吻合術が施行された.3年2カ月の間にこれらの手術を含む計6回の手術が行われ直腸膣瘻は根治した.膣内異物による直腸膣瘻はまれな病態であるが,治療に難渋した自験例を若干の文献的考察を加え報告する.
著者
山口 一男
出版者
数理社会学会
雑誌
理論と方法 (ISSN:09131442)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.137-153, 1999

本稿は合理的選択の論理と行為の数理モデルを用い混合交換ネットワークにおける勢力分布の主な決定原理を明らかにする。混合交換ネットワークとは代替的な関係と補完的関係を共に持つ行為者の存在する交換ネットワークである。またそれらの原理を論理的に明らかにする具体的例示として少年2人少女2人よりなる15の異なるデイトネットワークを分析する。
著者
内藤, 若狭
出版者
巻号頁・発行日
vol.[474],

1 0 0 0 強迫性障害

著者
小平 雅基
出版者
医学書院
雑誌
精神医学 (ISSN:04881281)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.453-459, 2010-05-15

はじめに 強迫性障害(obsessive-compulsive disorder;OCD)は,強迫観念と(もしくは)強迫行為によって規定されており,それらによって正常思考や日常生活動作が脅かされることをもって,強迫性障害とされる。ただし注意する点としては,子どもにおいては,発達過程にみられる正常の範疇に属する強迫から強迫性障害とされる強迫までスペクトラムとして理解することが可能であり,児童期にみられる正常レベルの強迫は子どもが発達するために経過しなければならない課題ともいえる側面を持っている点である。すなわち障害とはいえない強迫症状があり得るということになるので,「それが悩ましく,長時間続き,社会活動を害していること」をもって障害と特定されている。本稿においては児童期発症OCDと成人期発症OCDとの比較を含め,子どものOCDについて述べていきたいと考える。
著者
山田 哲雄 倉沢 新一 笠原 久弥 林 淳三
出版者
日本食生活学会
雑誌
日本食生活学会誌 (ISSN:13469770)
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.23-33, 1996-03-31 (Released:2011-01-31)
参考文献数
62

本研究は, エネルギー1, 000kca1当たりの栄養素摂取量を維持する食事条件下での5日間の運動 (1時間または2時間/日) 時におけるナトリウム (Na), カリウム (K), カルシウム (Ca), マグネシウム (Mg) およびリン (P) 出納の変動を検討するために行われた.健康な男性5名が被験者となった. 実験は6日間の安静期に続くおのおの5日間の第1運動期および第2運動期から構成された.運動期には, 60%V02maxを目標強度とした自転車エルゴメーターによる60分間 (第1運動期) または120分間 (第2運動期) の運動が負荷された.付加エネルギー摂取量は, 付加運動によるエネルギー消費量に応じて計算された.安静期のレベルを上回るNa, K, CaおよびMgの汗中排泄量の増加分は, これらの摂取量の増加分を下回った. 尿中排泄量の減少によるNaとPの体内保留が観察されたが, K, CaおよびMgの出納は変化しなかった. 尿中アルドステロン排泄量と血清副甲状腺ホルモン (PTH44-68) は, わずかに増大した. 以上のことから, 運動時におけるエネルギー1, 000kca1当たりの栄養素摂取量を維持する食事方法がこれらの無機質については理にかなっていることが示唆された.
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.300, pp.62-65, 2001-05

自宅の一部で、インドカレーと、パスタやアンティパストなどのイタリア料理を出す店を始めて4年になります。私が調理を担当し、フロアにはアルバイトの女性を一人配置しています。 月商は少しずつ上向いていますが、それでも坪月商10万円がやっとです。ランチは近隣の会社員の方で1回転しますが、ディナーが弱くて、1組や2組という日も珍しくありません。

1 0 0 0 電気通信

著者
電気通信協会
出版者
電気通信協会
巻号頁・発行日
1938
著者
京都府 編
出版者
京都府
巻号頁・発行日
vol.第7冊, 1926