1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1932年08月12日, 1932-08-12

1 0 0 0 OA 民謡の和泉

著者
峰尾格 著
出版者
西出書店
巻号頁・発行日
1934
著者
村上 多喜雄 松本 淳
出版者
Meteorological Society of Japan
雑誌
気象集誌. 第2輯 (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.72, no.5, pp.719-745, 1994-10-25 (Released:2008-01-31)
参考文献数
38
被引用文献数
151 267

西部北太平洋における夏のモンスーン(WNPM)は、8月中ごろの最盛期には、東南アジアモンスーン(SEAM)と同程度かそれ以上に活発になる。これら2つの夏のモンスーン地域の境界は、OLRが190Wm-2以下になる両モンスーンの上昇域の間にあって、OLRが230Wm-2以上と比較的高く、相対的な好天域である南シナ海にある。主要な下降域は中部北太平洋にあり、そこでは太平洋高気圧の発散域の上層に、熱帯上部対流圏トラフの収束域が位置している。すなわち、29℃を超える世界でもっとも高い海水温域にあるWNPMの中心地域(北緯10-20度、東経130-150度)では、活発な対流活動が生じ、東経110度付近の南シナ海と、西経140度付近の中部北太平洋との間に、顕著な東西循環が起こっている。この東西循環の鉛直構造は、北緯10-20度付近ではバロクリニックで、東経150度以東では下層が偏東風、上層が偏西風となっており、以西ではこの逆となる。WNPMは、北緯10度から20度付近における海水温の東西コントラストと、北緯20-30度付近における、大陸-海洋間の東西の熱的コントラストの複合作用の結果として生じていると考えられる。WNPM域の極側には大きな大陸がないため、南北の熱的コントラストの影響は、二義的なものとなる。一方SEAMは、主に南北の海陸熱的コントラストによって駆動される、南北循環によって生じている。SEAMは10月初め以前に後退するのに対し、WNPMは29℃を超える高海水温が維持されているため、11月初めまで持続する。
著者
無漏田 芳信
出版者
福山大学
雑誌
福山大学工学部紀要 (ISSN:0286858X)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.85-94, 2003-12

The traditional private house is very interesting on grasping how the floor plan changes by the reconstruction, when the regionality on floor plan of the modern housing is known. Then, I examined the floor plan before and after the rebuilding in the equal site, of traditional private house with Nakanoma, Nema and Omote in Iya Region of Tokushima Prefecture, and with Okunoma, Nakanoma or Nando in Jinseki County of Hiroshima Prefecture. As the result, I was able to collect 15 samples in Iya Region and 25 samples in Kibikogen Highlands. In case of Iya Region, (1) In floor plan of rebuilt house, the element of entrance and corridor of the modern housing is gradually applied. (2) Omote has rebuilt arrangement and function almost. However, the case of inheriting the function of Nakanoma is observed only 20%. And, original place of Nema tends to have not been inherited. In short, it could be understood that Nakanema with three layouts changed by the reconstruction for the family life center composition from the reception center. In the order, in case of Kibikogen Highlands. (1) The widening of the depth of the site is carried out, and by widening of the first floor part and installation of the second floor, there is the increase of the floor space of the near double. (2) Okunoma, Nakanoma and Nando have fundamentally been inherited after the reconstruction. However, the layout of the living room has been changed in the southeast edge, and lavatory and bathroom change in order to establish in the back of Nakanoma. And, the tokonoma where the front side was equipped has been changed in the gable side of which the usability is good, because the Nando has been established in the back of Okunoma.

1 0 0 0 OA 語彙別記

著者
[文部省編輯寮 編]
出版者
文部省
巻号頁・発行日
1871
著者
農林大臣官房統計課 編
出版者
農林大臣官房統計課
巻号頁・発行日
vol.昭和12年版, 1940
著者
栃原 浩
出版者
The Surface Science Society of Japan
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.236-247, 1987-08-01 (Released:2009-11-11)
参考文献数
24
被引用文献数
1 1

Metastable deexcitation spectroscopy (MDS) is one of the most powerful techniques for studying electronic properties of the outermost layers of solid surfaces. Metastable atoms of rare gases impinge on solid surfaces and electrons are emitted as a result of electronic energy transfer. The principles of MDS applied to solid surfaces are described. Two mechanisms of deexcitation of metastable atoms are discussed in the cases of clean alkali and transition metal surfaces. The effects of adsorption of gases such as O and CO are also shown. Several applications of MDS are described for evaluation of new surface materials.
著者
沼岡 努 NUMAOKA Tsutomu
出版者
新潟産業大学経済学部
雑誌
新潟産業大学経済学部紀要 (ISSN:13411551)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.1-18, 2018-02

本稿の考察の対象は、合衆国南部アンティベラム時代の農村社会におけるいわゆる「中間層」にある。その大半をヨーマンリーが占めたことから、考察の中心はヨーマンとなる。アメリカ史における「中間層」およびヨーマンリーの定義、歴史的役割に関してはいまだに議論が多い。そこでこの小論では先ず「中間層」の中で数的優位を占めたヨーマンリーの研究史的回顧を試みた。ヨーマンの定義を耕地面積および奴隷数の観点からおさえた後に、実際のヨーマンの生活実態および彼らの経済活動を考察した。ヨーマンの生活は質素ではあったが困窮をきわめる程ではなく、作物栽培と家畜飼育を基軸とする自給自足的な経済的営みであった。剰余作物が出た際彼らは外界との接触、特にプランターとの取引をおこなった。ヨーマンは作物の生産、収穫物の処理等、様々な点で普段からプランターにある程度依存し、また協力を求めたが、一方のプランターも不足しがちな生活食糧を購入することができ、基本的には相互補完・協力関係を形成した。また、ヨーマンの中にはプランテーション経営の中核的役割を果たす奴隷監督に就く者もいた。この意味で南部ヨーマンのプランテーション社会における存在価値は高かったといえる。だがその反面、「中間層」に属する小売商人、酒場経営者たちの奴隷との非合法的取引はプランターの不安・恐怖の原因となり、地域コミュニティーにかなりの影響を与えた。
著者
常盤 香代子 面田 真也 今井 保 阪上 奈巳 安藤 卓
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.GbPI1482, 2011

【目的】<BR> 臨床実習は体力的・心理的負担の多い環境であり、それが体調管理に影響する学生は少なくない。今回、体調不良をきっかけに欠席が続いたが、実習を再開し最後まで継続できた学生を経験した。数日間の欠席により自分自身をみつめる経験ができ、実習を通じ能動的な学習行動が変化としてみられた。本学生の臨床実習教育において、体調不良や欠席の要因を分析し、実習指導内容と学生の変化について考察する。<BR>【方法】<BR> 実習終了後に学生、臨床実習指導者(以下、指導者)、教員各々に対し、本実習を通じての学生の変化についてインタビューを行った。また、養成校の用いる実習評価表や学内成績について過去の実習と比較した。<BR> 対象学生と実習経緯:平成22年度の臨床実習8週間の学生で最終実習であった。実習前の教員からの情報提供(内容:意欲はあるが指導者との関わりが不十分で積極性がなく、追求心が少なく、知識や技術も不十分である)を元に、指導者と充分な意思疎通がとれるように配慮した。また、紙面上の指導ではなく臨床場面での経験を重視した教育方針で実習を開始した。学生は開始早々に症例を担当し、その数日後に体調不良で欠席となり欠席は4日間続いた。教員からの情報で、学生が一時は実習を終了すると訴え混乱しており、親と相談し実習を継続する意思がみられたものの、施設に再度出向くことに対する強い不安があることを確認した。その為、施設まで指導者と同伴し再開した。<BR>【説明と同意】<BR> 学生と養成校に研究の目的を説明し、実習やインタビューの内容、成績の開示について同意を得た。<BR>【結果】<BR> インタビューにより、学生からは「対象者に責任を感じるようになった」「コミュニケーションの本来の意義が理解でき自然にとれるようになった」「評価や治療、検証作業を自分で考えて進めることができた」「レポート課題などストレスに弱い自分がわかった」等の内容、指導者からは「臨機応変に動けるようになった」「自分で考えて行動するようになった」という内容、教員からは表情や対応が明るくなった等と様々な内容が聴取できた。実習評価表は、リスク管理や能動的学習姿勢、理学療法士像の形成について向上していた。しかし、技術の振りかえりや自己主張に関しては成績が低いままであった。学内での症例報告等の成績はやや低下していたが、臨床実習成績は合格レベルであった。<BR>【考察】<BR> 課題の多い学生という情報の元、実習が始まり、実習早々に欠席が続いたが最後まで継続でき、学生は責任感や有能感を得て行動に成長がみられた。体調不良の要因は、症例レポートが無意識下でストレスになり、それが関係していると考えた。しかし、実習での欠席が初経験であり、先がみえない不安と今までが皆勤であるという自分の支えのようなものを失い、適切な判断力が欠け混乱を引き起こし、欠席が続いたと推察した。これは本学生のこれまでの人間関係の構築において、本来の意義を理解しないまま関係性を築いてきたことが学生の価値観の形成に影響し、あいまいな判断基準で行動してきたことが関係していると考え、それは学生の本質的な課題であると捉えた。そして過去の実習でも、懇切丁寧な誘導型の指導により、学生の人間形成に必要な価値観や判断力を養う場面が少なかったと考えられる。欠席が続いた後、教員や親に現状を受容され励まされたことで、本来の自分を冷静に振り返ることができ、実習を再開する気持ちになったと考える。欠席への反省と指導者や対象者への迷惑、2度とできない失敗等を考えると再開する不安が強い中、再開できたことは学生にとって自己決定の中での挑戦であったと考える。これらをふまえ、再開後の実習では対象者と関わる機会を大いに取り入れ、治療の一部を任せる環境や過度な助言は与えず、学生が自ら考え主体的に動かなければ解決に向かわないような環境を調整した結果、対象者への責任感が芽生え能動的な学習が習慣化され、理学療法過程の考察に論理的要素が増え、対象者の変化や問題解決に応じる行動になった。実習終了後の学内成績は低下しており、誘導型の指導による症例の理解と自ら考察した症例の理解の格差が生じたことに指導内容の課題を感じる。しかし、欠席が続くという実習では負と捉えがちになる経験や失敗・行き詰まるという経験を共に乗り越え、学生の本質的な課題において成長が認められたことは学生の将来につながる教育に携わることができたと考える。<BR>【理学療法学研究としての意義】<BR> 臨床実習は対象者を通じ理学療法が学べ、理学療法士像が形成される貴重な教育現場である。学生の質の多様化がみられる中、実習で問題になる学生において要因を分析し、適切な教育内容で支援できるよう、臨床実習のケースを考察した。
著者
小津和 俊洋 鈴木 淳
出版者
福岡教育大学
雑誌
福岡教育大学紀要. 第5分冊, 芸術・保健体育・家政科編 = Bulletin of Fukuoka University of Education. 福岡教育大学 編 (ISSN:02863243)
巻号頁・発行日
no.64, pp.123-127, 2015

本研究では,九州大学バスケットボール連盟に加盟している大学の指導者で,全日本学生バスケットボール選手権に5年連続で出場しており,成年国体のコーチや学生選抜でもコーチを努めた経験がある指導者A 氏に対して,オンボールスクリーンに関する指導法をSACT という質的研究を用いて分析し,オンボールスクリーン成功の考え,オンボールスクリーンに関する指導方法,オンボールスクリーンの指導をどのように選手に伝えているかを調査することを目的とした。 その結果オンボールスクリーンの成功は,ズレを作り数的有利を作りだすことが,指導者A 氏が考えている成功だった。オンボールスクリーンの指導方法は,細かいファンダメンタルを行なうと選手の個性が制限されてしまうため,選手のもっている技術や考えを活かして,チームで決めたオフェンスのパターン練習を多くすることにより成功体験を体感してよいイメージでオフェンスが出来るように,練習の工夫をして行なっていた。 指導者から選手への伝え方としては,動きをはっきりすることを選手に伝え,チームが描いている動きを表現出来ない場合は,指導者が具体的に動きの内容を伝えて選手を納得させた上でプレイを行なわせるという指導方法をとっていた。